皆様今晩は!
昨日、博多の映画館に「ヤマトという時代」のチラシを捜しに行ったところ、宣伝で貼られているポスターを発見!
こういうものを見るとテンションが上がります!
公開初日は平日のため無理ですが、翌日の16日土曜日には絶対に見に行きたいですね!
そのころにはコロナ渦が収まっていると良いのですが‥‥
さて今回は「ヤマトという時代」の特報でちらりと表示された謎の宇宙戦艦についてもう少し考察してみたいと思います。
本PVやスリープケースのイラストで特報で謎とされていた艦の正体はほぼほぼ判明しましたが、この艦の正体については現在も判明していません。
以前アップした「2202総集編PV感想②:未確認艦の存在」の記事の中では「火星軍の軍艦であると判断できます。」と書きましたが、最近はむしろ、火星で発掘された古代アケ―リアスの戦艦ではないかと考えています。
何故このように考えたかというと、火星が地球に対して独立戦争を起こした「内惑星戦争」がその理由です。
この内惑星戦争は2164年に「第一次内惑星戦争」が勃発し、2183年に「第二次内惑星戦争終結」となっています。
第一次内惑星戦争と第二次内惑星戦争の間にどれくらいの休戦期間がどあったかは分かりませんが、約20年近く地球と火星は交戦状態にあったことが分かります。
しかしよくよく考えると、入植開始が始まって僅か50年程度の火星に地球と長期にわたって戦う国力や軍事力が用意できたでしょうか?
しかも地球に対してマスドライバーによる長距離砲撃を行っていたことを考えると、火星軍は一時期地球軍を圧倒し、月面を占拠、そこから長距離砲撃を行っていた可能性が高いです。
何故、火星軍は本来数に勝るはずの地球軍をここまで圧倒できたのか。
その理由がこの謎の戦艦の発見なのではないと思われます。
いち早く超テクノロジーを手に入れた火星軍
2202のノベライズ版で銀河系の各所に古代アケ―リアス文明の遺跡が発見されていることが語られていますが、銀河系全体にその勢力を伸ばしていた古代アケ―リアス人達が太陽系に訪れていてもそこまでおかしな話ではありません。
そして、その古代アケ―リアス文明の痕跡として発見されたのがこの宇宙戦艦の残骸であり、それを火星政府が極秘裏に調査・研究を進めることで当時の火星軍は地球が有する以上のテクノロジーを所有する事ができたのではないでしょうか。
もっとも、発見されるまでの長い年月の中でほとんどのテクノロジーは失われていた、あるいは、当時のレベルでは解明できなかったこともあって、この時火星が手にいてれたテクノロジーは地球よりも数世代先レベル程度のものだったと思います。
しかしそれでも当時の地球軍よりも高性能な艦隊を有することに成功した火星軍は、その力を頼りにして地球に対して独立戦争を挑んだものと思われます。
ド級戦艦vs前ド級戦艦?
イギリス海軍が開発した戦艦に「ドレットノート」というものがありますが、この艦は既存の戦艦を遥かに超越した性能を有しており、当時存在していた全ての戦艦を無価値にするほど各国の海軍に衝撃を与えました(このドレットノートにちなんだ「ド級」という言葉が現在も残されていることからその影響力の大きさは分かると思います)
この内惑星戦争は、例えるならば、ド級戦艦を揃えた火星軍が、数は多くとも前ド級戦艦しか所有していなかった地球軍との戦いだったのではないでしょうか。
当時の地球の最新鋭戦艦である「コンゴウ型」ですら性能が劣っており、当初は火星軍の有利で戦争は推移したと思われます。
しかしここで火星にとって誤算だったのは、1対1の戦いでは負ける要素はないものの、1対複数ならば地球艦隊も十分に戦えたという事、地球が早期に降伏しなかった事、そして地球サイドには沖田十三をはじめとする優秀な人材が揃っていた事だったのではないでしょうか。
国力が劣る火星は早期に地球を降伏させることを試みたものの、結局それは成功せず、自慢の艦隊も数に勝る地球艦隊の巧みな作戦で各個撃破されていき、戦局は膠着。
さらに地球軍は撃破した火星軍の艦から技術を吸収し、技術的なアドバンテージも失った火星は結局、地球に敗北したものと思われます。
マーズノイド強制移住の理由
火星に勝利した地球は、火星に住んでいたマーズノイドを地球に強制移住させる強硬政策を行っています。
これはこれまでマーズノイドが二度と反乱を起こさないようにするためであると考えられていましたが、よくよく考えるならばこの政策はあまりに乱暴すぎます。
反乱防止ならば、
①行政官を派遣し、マーズノイドによる自治を認めない
②相応の戦力を火星に駐屯させる
③親地球派のマーズノイドを育成する
といった方法で十分です。
むしろ地球に強制移住させるのは地球に対する反発を増やすだけであり、政策的にはデメリットの方が多いです。
それでもなお、全マーズノイドを強制移住させたのは、地球サイドが火星に未知の古代文明の名残がある事を知り、火星全体を軍関係者と研究者以外は入れない立ち入り禁止エリアに指定したからではないでしょうか。
火星にはまだ発見されていないだけで同種の名残が残されている可能性を考慮すると、火星全体を立ち入り禁止にするのは妥当な判断です。
そして事が事だけに、この古代文明については政府と軍部の上層部しか知らない最高機密情報となり、マーズノイドの強制移住は単なる反乱防止として発表されたのではないかと思われます。
波動エンジンを1年で開発できた理由
その後、火星軍から押収した資料と共にこの発掘戦艦は地球サイドみより極秘裏に調査・研究が続いていたと思われます。
そしてそのことはユリ―シャの来訪と波動エンジンの開発に大きく寄与したのではないでしょうか。
まず、この発掘戦艦の技術とユリ―シャがもたらした波動エンジンの技術が、同じ古代アケ―リアス文明の流れを汲み技術あったことから、これまでの調査研究のデータ大いに役に立ち、本来地球にとっては全く未知の技術だったはずの波動エンジンをたった1年で実用化する事が可能だったのではないでしょうか。
またユリ―シャが火星に訪れた際、地球人から信用させるために、この発掘戦艦の調査研究に協力しており、その実績があった事から地球は彼女の言葉を信用することにしたものと思われます。
実際、2199第2話で真田さんが「彼女の言葉に嘘はなかった」と言っていましたが、それはこの時の調査・研究において一切の嘘が無かったという事かもしれませんね。
ここで書いたことはあくまで勝手な妄想にすぎませんが、このように考えると非常に納得できる点が多いのも事実。
果たして真相は何処にあるのか、気になりますね。
コメント
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確かに地球上では発見されていなかった恒星間文明の痕跡が火星で発見された以上、他にもあるのでは?と考えるのは極普通のことなんですよねぇ、戦争の原因にもなった以上すべての住人を強制移住させて封鎖するのは充分あり得ます、これは繋がったのでは。
「2199」第一話で火星アルカディアポートやその周りの街が破壊されていたのはずうっとガミラス軍が手を下したのだと思っていましたが、もしかすると破壊したのが内惑星戦争時の地球側で、戦争終結後も再建せずにそのままだった可能性も有るかもしれませんね、住人がいない以上直す意味はないので。
やはり脚本に皆川先生が参加されているのは、この映画にとっては非常に幸運な事になりそうですね、「2205」にも参加されて欲しいです。
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面白い説ですね!
ですが古代アケーリアス文明のものだとすると艦のシルエットが今まで登場したアケーリアス文明とイスカンダルの艦と大分違う気がします。この艦は曲線と直線が混在してそうな形状でハッチ等の接合部がありそうなのに対し、シェヘラザードや亜空間ゲート、方舟2隻はメカっぽい接合部等が少なく、全体が曲線で構成されてると感じます。
作業中のものから得られる情報には限界がありますし、この艦がどちらかの文明の旧式艦である可能性も十分ありますが、艦首形状や曲線と直線が混在してそうな形状、艦に垂直に存在する接合部は地球のそれに近いと思います。
駄文失礼しました。
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オールドタイマー様、コメントをありがとうございます!
マーズノイドの強制移住はせっかく開発した火星の放棄に等しい政策ですから、それをする以上やはりそれなりの理由があるはず。
となると、やはり火星そのものにどうしても隠さなければならない理由があるとしか考えられないんですよね。
もしかしたらユリ―シャとのファーストコンタクトが火星であったのも、火星に眠る古代アケ―リアスの遺跡が理由かもしれませんね。
>もしかすると破壊したのが内惑星戦争時の地球側で、戦争終結後も再建せずにそのままだった可能性も有るかもしれませんね、住人がいない以上直す意味はないので。
個人的には両方だと思います。
確かに大半は内惑星戦争で破壊されたものが放棄されたままであったと思いますが、内惑星戦争後、地球軍の火星基地などが作られ(あるいは旧火星軍の基地を接収・修理した)、ガミラス戦争後は主力艦隊が駐留する前線基地となっていたと思います。
それらは火星沖で破壊されてしまったとは思いますが。
>やはり脚本に皆川先生が参加されているのは、この映画にとっては非常に幸運な事になりそうですね、「2205」にも参加されて欲しいです。
同感です!
小説版はアニメ版の説明不足の部分を補完、あるいは改変しており、すごく面白くなっているのですよね。
その皆川先生が今回の総集編で2202の世界を再構成したことは、非常に大きいと思います。
本当に2205にも参加していただきたいですね!
あと小説の続きをはよ!(笑)
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確かに古代アケーリアス文明の遺産の可能性もありますね……。
ですが、自分はこの謎の軍艦は山城2199さんが先日投稿された「旧式軍艦登場確定!」にて考察されていた旧式の巡洋艦に見えます。この2隻の画像を並べて見てみたところ、艦首部分や艦橋が酷似しているように見えました。
ですが、仮に旧式の巡洋艦だとしてもこの謎シーンは何を意味するんでしょうね………。
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コメントをありがとうございます!
ご指摘の点はごもっともですね。
あるいは古代アケ―リアス人が作ったものではなく、アケ―リアス文明のテクノロジーを手に入れた他の文明、例えば旧作で登場した古代地球人といえるディンギルのような存在が2202世界では火星におり、彼らが作り出したものかもしれませんね。
なにんせよ、答えが表示されるまであれこれ想像するのも楽しみの一つだと思っています。
これからもあれこそ好き勝手妄想して行きますので、今後とも感想やツッコミを頂ければ幸いです!
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岐阜のヤマトオタク様、コメントをありがとうございます!
>旧式の巡洋艦に見えます。この2隻の画像を並べて見てみたところ、艦首部分や艦橋が酷似しているように見えました。
ご指摘の通り両者は非常に酷似しているのは事実です。
もし旧式巡洋艦とすれば、このワンカットは特に深い意味がなく、単なる内惑星戦争における沈没船を描いた程度の意味しかないかもしれません。
一方で、この艦が「旧式巡洋艦ではないか?」というのは、特に根拠のない私の勝手な推測によるものなので、もしかしたらあのパッケージに描かれた艦は古代アケ―リアス艦(仮称)という可能性もあります。
まあ、描かれているのは基本的に地球の艦だけなので、その可能性は非常に低い気もしますが・・・(苦笑)
なんにせよこのカットは現時点で一番気になっているシーンですね。
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第二次内惑星戦争後は無人となり、その後のガミラスの攻撃によって廃墟と化している。とありますね。
それとあのラフ画戦艦は地球の戦艦だと思います。または、火星軍。パッケージの戦艦に似てます。改修前のこんごう型又はムラサメ型ではと思います。
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コメントをありがとうございます!
>第二次内惑星戦争後は無人となり、その後のガミラスの攻撃によって廃墟と化している。
何もなければガミラスもわざわざ攻撃するとは思えないので、やはり軍事施設は再建されていた可能性が高いですね。
まあ、この点については「ヤマトという時代」の火星沖海戦あたりで描写されるかもしれません。
謎の軍艦の正体はこれ以上考えても答えが出ないと思いますので、更なる情報公開で正体が判明するか、あるいは劇場で判明するのを大人しく待ちたいと思います。
・・・多分、旧式艦という線が正しそうですが・・・(汗)