地球空母に関する一考察

皆様こんにちは。
今回は以前から考えていた「地球空母」について検証してみたいと思います。

なぜ、地球軍の空母は航空戦艦タイプなのか?

地球軍の空母については「2202」のアンドロメダ級戦艦をベースとする正規空母「アポロノーム]タイプと、「2205」のD級戦艦をベースとする軽空母「ヒュウガ」タイプの2タイプが登場します。
20211202_img001.jpgこの2タイプの空母に共通するのは、いずれも戦艦をベースとする重武装の「航空戦艦」であり、ガミラスの「ガイペロン級」のような純粋な空母タイプは採用していません。
これは考えてみれば非常に不思議です。

空母と戦艦のどちらの能力を持つ「航空戦艦」は一見すれば非常に魅力的に思えますが、実は「戦艦能力」は純粋な戦艦に劣りますし、「空母能力」も純粋な空母と比べたらどうしても劣る非常に中途半端な艦です。
そもそも敵艦隊砲撃戦を主任務とする「戦艦」と、敵に接触せず後方で航空基地として運用される「空母」は相反する存在であり、両者を組み合わせること自体が矛盾と言えます。
モデルとなった旧日本海軍の「伊勢型航空戦艦」も、ミッドウェー海戦での空母大量喪失に対する早期の穴埋めと、工期の短縮から完全な空母への改装を諦めた苦肉の策であり、結果として、戦艦としても空母としても使い勝手が悪い艦になってしまったというのが歴史的評価です。
20211202_img002.jpg2199世界においてもこの評価は変わらないようで、登場した航空戦艦はいずれもマイナス面を備えています。
例えば、「アポロノーム」タイプの正規空母は艦橋部に大型格納庫を併設させることで、航空機の大量運用を実現させている反面、格納庫への被弾時には艦橋が吹き飛び、一気に指揮機能を喪失するダメコンに不安の残る艦となっています。
また、「ヒュウガ」タイプは全長が、現在アメリカ海軍が運用している原子空母「ミニッツ」級とほぼ変わらないサイズであるにもかかわらず艦載機数は「ミニッツ級」の半数程度で軽空母に分類される事になってしまい、その巨体に反して空母機能が低い艦となっています。

それでも、「ヒュウガ」タイプはガトランティス戦役後に地球防衛軍で採用された「多機能複合型標準戦艦構想」に基づく、「1隻で様々な任務をこなせるコンセプトで建造された空母」という事で航空戦艦タイプが採用されたと解釈できます。
しかし大量の波動砲艦を護衛艦としてつける事ができた2202時点においては、空母を航空戦艦タイプにしなければならない合理的な理由はありません。
むしろ最低限の武装を施した正規空母を就役させたほうが、コスパが良く、短期間で戦力を揃える意味でも有利です。
何故このような利点を捨ててまで地球艦隊は航空戦艦タイプに拘ったのか?
その理由は「ガミラス戦争」にあるのではないかと思われます。

内惑星戦争~ガミラス戦争初期の地球艦隊

これはあくまで勝手な予想ですが、「内惑星戦争」~「ガミラス戦争初期」にかけて国連宇宙軍が保有していた空母は「ガイペロン級」のような正規空母タイプが主流だったのではないかと思われます。
これは「内惑星戦争」~「ガミラス戦争初期」にかけての国連宇宙軍は現在の国連と同様、アメリカ(+ロシア、中国?)が主力であり、その編成も正規空母を主力とする「空母打撃群」に近い艦隊だったのではないかと考えられるからです。

おそらくこの時点での地球艦隊の戦術は
1:先遣艦隊による索敵
2:敵艦隊発見次第、最後尾に配置した空母打撃群の艦載機で攻撃
3:空襲で傷ついた敵艦隊を戦艦を中心とした打撃艦隊で止めを刺す

・・・といった3段構えだったのではないかと思われます。

「内惑星戦」において火星軍の戦闘艦は国連地球軍より性能的に勝っていたと言われていますが、それでも地球艦隊が勝利できたのは、地球艦隊が火星艦隊に数で勝っていたことに加え、「航空戦力」という点では地球が火星を圧倒していたからではないでしょうか。
実際、航空支援のない砲撃艦隊が空母艦載機の猛攻を受けた場合どうなるかは、太平洋戦争での英「東洋艦隊」や、日本の戦艦大和が如実に物語っています。
火星艦隊は速度や砲撃力では地球艦隊に勝っていたのかもしれませんが、機動艦隊の猛攻の前に敗北したと思われます。

このように考えると、ガミラス戦争でも国連宇宙軍が先手に拘ったのにも納得です。
先遣艦隊の報告により、冥王星周辺に展開している謎の艦隊に空母らしきものがない砲撃戦主体の艦隊であると確認しており、「内惑星戦争」と同じ戦術で勝てると踏んだのではないでしょうか?
そのため後方の空母機動艦隊に攻撃命令が下され、同時に航空隊が到着するまで敵を引き付ける意味で先遣艦隊に攻撃を命じたのではないかと思われます(先遣艦隊を指揮していた沖田が即時に解任されたのも、既に後方の機動艦隊から航空隊が発艦しており、もはや後戻りできない状況であったという事情があったのかもしれません)
ただ、この時地球軍にとって完全に計算違いだったのは、この時、接触した謎の艦隊‐ガミラス艦隊‐がワープできた点ではないかと思われます。

初戦で失われた機動艦隊

おそらく、この遭遇戦において国連宇宙軍は決して未知の艦隊を軽視していたわけではなく、最低限の備えを残した総力で挑んだと思われます。
ここでおかしいのはこの遭遇戦で地球艦隊が出した損害が8割に達しているという点です。
これは普通に考えてあり得ない損害です。
なぜなら常識的に考えてこれほどの損害が出るより前に、戦況不利を悟った司令部から撤退命令が下りるからです。
そのため、前衛艦隊やそのすぐ後ろにいた打撃艦隊は壊滅するかもしれませんが、最後尾の機動艦隊やその周辺の艦隊は撤退に成功する可能性が高く、8割の損害を出すとは思えません。
逆に言えば、この遭遇戦で地球艦隊は撤退したくても撤退できない状況、つまりガミラス艦隊に包囲されてしまい、何とか包囲から脱出できた2割を残して完全に殲滅されてしまったのではないかと思われます。

これはあくまで私の勝手な妄想ですが、地球艦隊に攻撃の意思が見えた段階で、ガミラス艦隊はその一部が地球艦隊の後方にゲシュタムジャンプし、最後尾に配置されていた機動艦隊に襲い掛かったのではないでしょうか。
予想外の後方からの攻撃に加え、そこに配置されていたのは戦闘力・防御力が劣る空母主体の艦隊であったことから、虎の子の機動艦隊は短時間で全滅。
この戦いで地球艦隊が保有していた空母と優秀なパイロットは軒並み失われ、その後の地球軍の航空支援は火星基地や月面基地などの基地航空隊に頼るほかなくなり、その行動は大いに制約されてしまったのでしょう。

そしてこの時の機動艦隊全滅のトラウマから、「ガミラス戦争」後の空母の建造にあたっては、空母としての能力を落としてでも重防御・重火力であることが求められ、結果として「航空戦艦」タイプの空母の建造に繋がったのではないでしょうか。

以上が私の考える地球軍が空母として航空戦艦タイプを採用している理由です。
史実における航空戦艦の登場が「ミッドウェー海戦」の大敗によるショックによる以上、地球軍にも航空戦艦の採用にあたっては似たようなショックがあったと考えます。
またガミラスのせいで地球艦隊に「航空戦艦」の採用の機運が高まり、その機運によって誕生したヤマトが、それまで評価が低かった「ゲルバデス級戦闘空母」の再評価をガミラスに持たらし、「デウスーラ三世」の建造に繋がった・・と考えると非常に面白いですね。

コメント

  1. TORA より:

    SECRET: 0
    PASS: b5b3517228c0045c39f3fe606d20e5bd
    こんにちは
    内惑星戦争時から宇宙航空戦力があったかはファルコン以前の機体が出てきていないので実際は判りませんが、あったものとして考えてみます。
    当時の地球艦艇はキリシマが200mクラスなので空母があったとしても大きなものでは無いと思われます。そのため搭載機数も多くないと想定できます。また、ヤマト以前の地球艦艇は重力制御ができていないため全通式甲板は使用できません。そのため発艦に関して安全、確実、速やかな離艦のため射出方式が採られたと想像します。
    この流れを汲んだことと、ヤマトのイスカンダル航海の実績(大きな航空戦力は不要)から射出システムと省空間での運用によるコンパクトな空母能力としており、以後、ガミラスの様に大型の空母専用艦の構想があったとしても波動砲艦隊論からそれは採用されなかったのではとの予想です。2205以降は波動砲艦隊論も薄れていき、ヒュウガを入口として空母についても進化していく過程ではないかと考えます。
    なお、2191以降のガミラス戦で空母があったとしても、山城様のご指摘の様に優れたゲシュタム機関をもつガミラス艦に(ワープでなくても)後方から攻撃されることもあったと思います。
    ※アンドロメダ型空母のナンセンスさ(元副監督のあのデザインの理由)には閉口しており、そこについては理由付けも難しいですね。

  2. kazu より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    波動砲や主砲のような中長距離の強力な打撃力を有している中では、艦載機の出番は極めて戦術的運用に限られると思います。
    波動エンジンを保有していない時代の地球軍は戦闘艦主体の構成。ましてや2202のゆうなぎやアンドロメダZZZ、2205のヤマトなどは、航空機も凌駕しそうなほどの機動性を持っています。そのため正規空母のようなタイプは必要性に疑問が湧きます。また、そんなに多くのパイロットの養成も間に合わない。
    しかしながら、ガミラスは正規空母を代々改良して保有し続けています。マゼラン銀河周辺の環境がそうさせたと考えるほかありません。
    現代のリアルの武器でも巡航ミサイルや超音速ミサイルなど、人間が関わらないものが多くあります。宇宙空間でも正面から殴り合う戦闘なら、ビームやミサイル主体の方が効果的であり、結果的に戦闘空母がチョイスされたのではないかと思います。

  3. kazu より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    今日は真珠湾攻撃80年ですか。日本にとってやらざるを得ない作戦だったのでしょうが、米国相手に、太平洋戦争の勝敗の大勢には影響なかったと。その中でもやはり暗号は解読済みで反撃も短時間で体制を整えるなどやはり差が大きかった。
    空母艦隊でも潰せれば、ミッドウェイ海戦など少しは戦況も変わったんでしょうが。戦艦を温存、しかも遠距離から砲撃できるのがあったにも拘らず。引き金を引かない選択は本当になかったのですかね。
    ところで、2205ですが、ガミラスの被害とイスカンダルの窮地を助けには分かるんですが、地球としては、当然戦争に巻き込まれる予想は十分でしたので、どういう立ち位置で対応するのが良いか、国家としての議論がやはり足らない、まして、デザリアムの考え方も分からないまま、仲裁でもなく武力攻撃に。デザリアムに対して対話による説得を試みるでもなく戦線布告をするでもなく、後ろから不意打ちしたようなもの。2202での古代の後悔、引き金を引かないとの意思が、何処かに置き忘れられてきたような。原作とは決定的に違って2202に盛り込まれたこの部分からの繋がりを描いて欲しかったとは感じています。

  4. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    TORA様、コメントをありがとうございます。
    また返信が送れてしまい大変失礼いたしました
    >ヤマト以前の地球艦艇は重力制御ができていないため全通式甲板は使用できません。
    そう言えばそうでした(汗)
    確かに重力制御はヤマト以降の技術でしたね。
    すっかり忘れていました。
    この辺は再考の余地がありそうですね(苦笑)
    ちなみに空母がコンゴウ級以上の巨艦であること自体は別におかしくないと思います。
    現代艦艇も戦闘艦は比較的に小型でまとめられるのに対し、空母は普通に300メート級の巨艦となっていますので、コンゴウ型を上限に考える必要なないと思われます。
    アンドロメダ級空母は・・・・個人的に嫌いではないのですが、2205以降に再登場させてほしいかと言われると首をかしげますね
    個人的にあの艦は、現実でもよくある迷走した珍兵器扱いとしたいところですね(苦笑)

  5. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    kazu様、コメントをありがとうございます!
    また返信が送れてしまい大変失礼いたしました。
    恐らく星間戦争における空母の役割は
    ①索敵
    ②制空権の確保(艦隊の防空)
    ③敵基地への空襲
    あたりが重要な任務になっているのではないかと考えています。
    七色星団戦や2205冒頭のボラー戦を見てもわかる通り、状況によっては空襲でも戦闘艦に痛撃を与えることが可能ですので決して航空戦力は優先度は低いものの、決して軽視はできる存在ではないと思われます。

  6. 山城2199 より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    kazu様、コメントをありがとうございます
    また返信が送れてしまい大変失礼いたしました。
    当時日本海軍を指揮していた山本五十六大将は戦艦を戦力外とみなしていたらしいですが、個人的にはこれが非常にもったいないと思っています。
    空母を主戦力とするのは良いですが、せっかく戦艦という武器があるのですから有効に使う手をもって積極的に艦挙げても良かったのではないか。
    少なくとも「比叡」と「霧島」を立て続けに失った「ソロモン海戦」において、当初は「大和」を投入させるという案があったらしいので、実際に投入していたらまた結果は異なったのではないかと思ってしまいます。
    2205に関する地球サイドの状況分分析に関しては改めて記事にしたいと考えております。
    ただ正直、デザリアムに関してはガミラスをいきなり吹き飛ばしたという暴挙と、更には目の前でガミラス人たちが虐殺されている以上、即座の武力攻撃に踏み切ざるを得なかったという事ではないでしょうか。

  7. ABARTH より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    アンドロメダ空母のデザインはナンセンスであるが、演出次第ではと期待したのですが、あてが外れました。しかもガミラスにライセンス供与とは更にナンセンス度をアップさせたに過ぎない。あのバーガーがはいはいと二つ返事で艦長引き受けたとは思わない。ダロルド級ならば納得したと思います。台詞に「何でこんな地球のクソみたいな艦の艦長やらなきゃいかんのかね。まあ、古代への貸しを返すためなら仕方ないか。」くらい言ってほしかったなぁ。とにかく元副監督のバンダイへの介入がもたらした弊害です。岸山さんも実は余り歓迎してなかったのに、プラモ化に当たってこのデザインなら本体を新規にしなくとも別パーツにすれば良いからこれで2隻確実に売れるとでも言いくるめたんでしょう。コスモタイガーⅠのデザインも酷いもの。更にはⅡにまで機首曲げさせて改悪させてるからまあ上げれば切りがない。USSエンタープライズを逆向きにしたような発想は、デザインはアリだとしても戦略的にはやはり不採用でしょうね。後方への武装が皆無ですからね。まさか、全ハッチから機動甲冑で迎撃できるなんてダイダロス的発想のパクリは無いでしょうね。にしても、やはり、メカの登場やプラモ化に待ったをかけた罪は大きいと思う。アスカは思ったより売れてない。ヒュウガの発売発表されてないし心配です。

  8. 山城2199 より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ABARTH様コメントをありがとうございます
    2202でもバーガーはアンドロメダ空母の特性をあまり活かしていませんでしたし、実際かなり相性の悪い艦だったのではないかと思っています。
    「強力な艦と聞いていたが使い勝手が悪いな」と内心思っていたのかも・・・(笑)
    小林副監督の功罪については今回はノーコメントという事で
    それにしてもアスカ売れていないんですか・・・
    アマゾンでは売れ筋に入っているなどかなり売れている気配があったので少し意外です
    ヒュウガは本当に出て欲しいですね

  9. maruha より:

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    PASS: 12f24b7815c31e29a789439536c55a72
     旧日本海軍については、開戦時に飛龍クラスの空母がさらにプラス10隻あったら戦況が違っていた、という考察を拝見したことがあります。空母の発祥から現在までの、空母だけを考証した書籍があって、機能性・発展性などいまだ未完の艦船らしく、私にとっては興味深いカテゴリーの軍艦です。                                                             2205公開前後から、リメイクしたヤマトシリーズの考察等を探したくて、此処にたどり着きました。                                                                                旧作世代なのですが、良くも悪くも新しもの好きで、艦船のデザインがあんまり旧作踏襲だと私は物足りなく感じてしまい、何か現代的な・発展的な要素が欲しいと思っています。
    艦が空を飛ぶ・宇宙を行くというのが当時すごいなあという憧れを持ちましたがある程度の年齢になり、軍事考証や現在まで登場したアニメやゲームでの宇宙ものを観たりしてくると、いろいろな雑感を感じやすいのだとも思います。                                                                                                                                                               私はアンドロメダ空母型デザイン歓迎派なのですが(こちらのwebではかなり不評ですが「最後の一人になっても、私は絶望しない」)、私はアンドロメダ・ドレッドノート含め、2202での地球連邦軍の戦いに関する描き方が悪かったと思います。                                              旧作ではヤマト率いる航空戦力によってガトランティス主力艦隊を壊滅させた活躍があったので、2202では、せっかくの物量を生かしきれなかった感じでした。 何より、星間戦争となった時の空母の役割とは、機能性・有用性とは、というのをヤマト制作側でしっかり練られていなかったりとか…?(このツケ、高くつくかもしれん)                                          艦載機射出式のアンタレス等がその時点の地球側の一つの回答である一方で、アスカやヒュウガといった艦艇が出てきたり、2199以降の地球側は空母が欲しいが、何が最適か試行錯誤中だ、というスタンスならば受け入れられるのでしょうか。                                                                                          アスカ・ヒュウガはファンサービスという解釈もできます。                                                            
    アスカの売り上げ悪いのですか?模型店には結構並んで徐々に在庫がなくなっている感じがありましたが。                                                
    アンタレス級も売れない、アスカもパッとしないとなると、どんなデザインの空母が受けるのでしょうか。                                        
    アンドロメダ級DXを購入したのですが、今バルグレイを作っており、その次にアンタレス作ろうと思います。                                        
    今年のバンダイ発売予定商品にヒュウガの四文字が無いのは心配です。                                                               ストーリーは飛びますが何よりも「アリゾナ級」は今後の作品でも商品でも出してほしいです。

  10. 山城2199 より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    maruha様、コメントをありがとうございます。
    よく大和型戦艦の生産を取り止めて空母や航空機の量産を行えば良かったという話を聞きますが、正直、完全な後知恵であると思っています。そもそも日本軍は根本的な戦略がおかしかったと思いますので(個人的には従来の日本に向かってくるアメリカ艦隊を迎撃する作戦に防御主体を変えるべきではなかったと思っています)、空母が多少増えたところで結果はあまり変わらなかったのではないかと思います。
    また個人的に、連合艦隊の完全な失敗はミッドウェーではなくソロモンを巡る戦いだと思っています。
    そこで陸海軍共にあまりに多くの兵力を失ってしまったので、あの戦いをせずミッドウェーの敗北の回復に集中していたらまた違った戦局になったのではないかと思います。

    ちなみに私もアンドロメダ空母自体は嫌いではありません。むしろ好きです。
    ただ純粋に兵器として考えた場合、多くの欠陥を持つ失敗兵器であろうと考えているだけです。
    恐らく地球艦隊も再建途上で指向錯誤なのだと思います。
    その為、空母の運用についてもはっきりとした方針ができておらず、瞑想の結果が様々なタイプの空母が産まれる理由となっているのではないでしょうか。

    ちなみにアスカはそこそこ売れているようです。
    再販も何度かかかっていますので少なくとも不人気という訳ではなさそうです。
    最近私はあまりプラモを作ってはいないのですが、そろそろ何か作りたいですね。

    アリゾナ級は確かに見たいです。
    これは次回作に期待するものの1つですね。

    この「ヤマトの日々」は管理人である私が好き勝手に書いているいい加減な記事ばかりですが、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。

  11. 航宙特務隊 より:

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     こんにちは。初めまして。航宙特務隊です。いつも楽しく記事を読ませていただいておりますが、コメントをするのは初めてです。
     今回の記事も興味深く、なるほどと思いましたが、ふと思ったのです。「わざわざ空母という艦種を宇宙で作る必要があるのだろうか」と。
     なぜなら、ヤマトは艦載機搭載機能を持っておりそれは戦艦型アンドロメダやドレットノート級にも引き継がれています。ここであえて空母能力に特化した船を作る必要はないのではないかと考えます(少なくとも艦隊再建時ということです)。
     アンドロメダ(空母型)やヒュウガはそういった理由で、艦載機格納機能を強化した「戦艦」ではないかと考えます。そうとらえると、アンドロメダ(空母型)などが「航空戦艦」になったのだと考えますがいかがでしょうか。