第4章本PVの見所その②前編

先週金曜日に公開された第4章本PV、本日ピックアップしたいのはこのシーンです。

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タラン将軍登場!
多くのファンから「タランが足らん」といわれ続けてきたせいかどうかは分かりませんが、デスラー総統の副官の代名詞とも言えるタラン将軍がついに参戦です(何気に、デスラー総統を除けばガミラスサイドで初の2199出演キャラです)。

個人的には、「さらば」の初期案(七色で戦死していたことを製作サイドが忘れていた結果、初期案ではゲール将軍が副官になっていた)に従ってゲール将軍が副官キャラに抜擢されるのではないかと思いましたが、ここは変化球ではなく直球でしたね。

さて、ここで気になるのは次の2点です
①タラン将軍は本当にデスラー総統の副官になるのか?
②ヴェルテ・タランはどうなったのか?

まず①について、タラン将軍がデスラー総統の副官になるというのは規定路線であるかのように語られていますが、しかし、2202が2199の続編であることを考えると実はこの副官就任には大きな壁があります。
そもそも、2199ではタラン将軍は穏健派であるディッツ提督派閥の重鎮であり、2199第25話の冒頭でもディッツ提督の帰還に対して自ら迎えに出るほどです。
2202時点において、ガミラス本星がどのような状況になっているのか詳しく語られているシーンはありませんが、恐らく2199の時点で暗示されているユリーシャを権威とし実務をヒスとディッツが担う政治体制が続いていると考えても良いと思います。
このような状況下においてはタラン将軍がことさら本国と袂を分かち、デスラー総統の下にはせ参じる理由はどこにもありません。
ましてや、2199の第23話においてデスラー総統はタラン将軍をはじめとする軍・政府の幹部たちを全員切り捨て、本国こと皆殺しにしようとしています。
この点においても、タラン将軍にはデスラー総統に対して恨みこそあっても忠誠を誓わなければならない理由はどこにもありません。

以上のことを考えるとタラン将軍がデスラー総統の副官に就任する展開は中々難しいと思われます。
では、副官就任の可能性はゼロなのかというと、実はタラン将軍の兄であるヴェルテ・タラン軍需相の行方次第で、意外な突破口が残されていたのです。

・・・続く。