2205版ヤマトの2つの謎

皆様今晩は！
これまでのヤマトロス期間がまるで嘘かのように、6月に入ってから怒涛の新情報ラッシュ。
嬉しい半面、正直、検証や執筆が間に合わないという事態に（苦笑）
とはいえ、今回の6分冒頭で新情報公開も一段落でしょうから、今のうちに溜まりに溜まった宿題を消化してゆきたいと思います。

閑話休題

今回は2205版ヤマトについて以前から気になっていた疑問について取り上げてみたいと思います。
これまで公開されたPVや冒頭6分を検証していくと、2205版宇宙戦艦ヤマトについて、以下の2つ疑問が生じました。

①2205版ヤマトに安定翼はあるのか？
②コスモハウンドを搭載する理由は何か？

今回は、この謎について検証してみたいと思います。
なお、今回の検証の中に一部に2205冒頭のネタバレが含まれておりますので、ネタバレが嫌な方は回避をお願い致します。

2205版ヤマトに安定翼はあるのかないのか？

この疑問については、以前アップした「2205のヤマトは安定翼なし？」という記事の中で、「2205ヤマトには安定翼がない」という結論を書きましたが、公開された2205PVでは、安定翼が展開しているシーンが描かれていました。

最初、このカットを見た時は2202のシーンの使い回しではないかと思っていたのですが、改めて見てみると、このカットは完全な新規カットであり、2205本編内のものであることは間違いないと思われます。
となると、2205ヤマトには安定翼があるという結論になるのですが、一方で、「愛の宣伝会議第3回」で公開された2205版ヤマトの設定画を見る限り、どう見ても安定翼に該当するパーツが確認できません。
果たしてこの整合性はどのようにして解消されているのでしょうか？

コスモハウンドを搭載する必要性

そしてもう一つの疑問が、コスモハウンドをヤマトに搭載する理由が謎であることです。
2205ヤマトでは側面格納庫が大幅に拡張されており、この理由がコスモハウンドを収容するためであることはほぼ間違いないと思います。

私は当初、2205ではヤマト(というより地球艦隊)もガミラスの移住先に探査に協力する流れであり、そのため、ヤマトににコスモハウンドを搭載することになると思っておりました。
しかし公開された冒頭6分において、既に移住先であるガルマン星がデスラー総統の手で確保されており、移住先の探査はもはや必要ありません。
2205でのコスモハウンドが「ヤマトⅢ」のような惑星探査艇として設定されているならば、この時点でコスモハウンドを搭載する理由は既に失われています。
勿論、デスラー総統がガルマン星を確保したことを地球が知らず、探査に協力するつもりで積み込んでいた・・・というケースも現実的にはあり得ますが、ストーリー的にはまずそのような設定が採用されるはずがなく、ちゃんとした目的に基づいて搭載されることになると思われます。
ではその目的とは一体何なのでしょうか？

2205版ヤマトの登場は後編から？

あくまで想像ですが、2205・前編に登場するヤマトは2202で登場したヤマトと同じタイプであり（故に安定翼も存在する）、まだコスモハウンドも搭載されてはいないのではないでしょうか。
しかし、ゴルバをはじめとする暗黒星団との戦いにより傷ついたことで、前編EDあたりで大幅な改造工事が行われ、安定翼が存在しない2205版ヤマトにヤマトに生まれ変わり、さらに前編でのイベントに絡んだ必要性からコスモハウンドが搭載されるのではないではないでしょうか。
考えてみれば、前編に登場するデウスーラ3世やゴルバ、プレアデスなどの新メカはすでにPVなどでお披露目されているにもかかわらず、コスモハウンドのみはいまだにその姿を確認することが出来ません。
また2205版ヤマトも主役メカであるにもかかわらず現在発表されているキット化のラインナップから外されています。
この理由がコスモハウンドも2205版ヤマトも本格的に活躍するのは後編であり、前編ではほぼ出番がないからと考えれば納得です。

ヤマトが惑星探査能力を必要とする理由とは？

では、ヤマトが惑星探査能力を必要とする前編のイベントとは一体何でしょうか？
これについては情報が全くないため、完全な想像になってしまうのですが、考えられる理由として以下のものが考えられます

①銀河の彼方に飛んで行ってしまったイスカンダルの探索
②暗黒星団の母星の捜索
③暗黒星団の秘密を暴くためのアケ―リアス文明の調査

先ず①についてはオリジナル版の展開通り、暗黒星団帝国との戦いの余波でイスカンダルが移動惑星になってしまい、2205ではそのまま行方不明となってしまうので、ヤマトがその救助のため後編で探査航海に出るという展開です。
オリジナル版の「新たなる旅立ち」ではスターシャの自爆によって失われてしまうイスカンダルですが、PS2版の暗黒星団3部作では移動惑星として存続し、サーシャがイスカンダルの新女王として即位するという展開となっています。
このPS2のネタを拾うならば①の理由もあり得るのではないかと思われます。

次に②と③はどちらも暗黒星団帝国絡みですが、その本拠地を探すのか、それとも、前編で得た情報から暗黒星団帝国の正体が古代アケ―リアス絡みであることを知り、その正体を調べる為、銀河系各地に散らばる古代アケ―リアス文明の調査を行うという点で違いがあります。

惑星探査という目的を考えるならば③が一番可能性が高そうではありますが、果たして後編のみで描き切れるのかが疑問です。
ただ前編は「新たある旅立ち」ベース、後編は「ヤマトⅢ」ベース、そしてもう一作「2205完結編」として「永遠に」ベースの作品が予定されているならば、後編は惑星探査編という展開も十分あり得るのではないかと考えています。
この点については完全に情報不足ですので、ストーリーに関する新情報が出てきた際に改めて検証してみたいと思います。