3199最新情報分析②デザリアムと超古代文明

皆様、今晩は!!
昨日、最新作「ヤマトよ永遠に REVEL3199」の最新情報が一挙に公開されてからヤマト界隈は一気に活性化しました。
これまでも「ラジオスイート宇宙戦艦ヤマトⅢ」や「未来への航路」の製作情報、「アストロキングス」とのコラボなど、ヤマトの話題が全く無かったわけではありませんが、やはり公式情報に勝る燃料はありませんね♪
残念なががら、今回公開された情報を見たところ3月のイベントで公開された時点から製作はあまり進んでいないようですが、今後も定期的に新情報を出していってもらいたいものです。

さて今回は、昨日公開された3199のストーリーボードの中で、ちょっと気になった下記のカットについて取り上げてて、考察してみたいと思います。

私がこのカットで気になったのは、「司令星ゴルバ・サトゥ」という名前です。
この「サトゥ」という言葉は実はマレーシア語で「1」を意味する言葉です。
旗艦に該当するゴルバに「1」のナンバーを与えること自体はそこまでおかしくはありませんが、気になるのは何故、知名度の低いマレーシア語が使われているのか?
そこに何か秘密があるのではないかと思い、ちょっと調べてみたところ、面白い事実が判明しました。

マレー半島にあった超古代文明レムリア

実はマレー半島周辺には「レムリア」と呼ばれる超古代文明が存在したという伝説があります。
まあ、はっきり言えば歴史的にも資料的にも何ら根拠がない、オカルト好きの間で囁かれている「与太話」に過ぎないのですが、この伝説によれば「レムリア」は、マレー半島からインド洋をまたぐように存在した幻の大陸の名前であり、その大陸では紀元前450万年から12000年前までという地球に人が生活できるような状態ではなかった頃にレムリア人と呼ばれる人類が存在し、超文明を築き上げていたと言われています。

面白いのがこのレムリア人の特徴です。
諸説はありますが彼らの特徴として以下のものが挙げられています。

①テレパシーや超能力を使う
②精神性が高く、次元をこえて移動ができた
③女神の神殿に仕える聖なる女神官が権力者
④高度な科学技術力を持ち、戦争や紛争など争いごとのない愛と平和の文明であった

これらの特徴を見ると、ヤマトⅢに登場する「シャルバート」に非常に共通するものがあります。
これは果たして偶然でしょうか?
個人的には福井さんはこの「レムリア伝説」を知っており、3199にその設定を取り入れたのではないかと考えています
つまり、リメイクヤマト世界ではこの「レムリア」が実在したという設定であり、彼らの子孫がデザリアムやシャルバート(仮)として描かれるのではないでしょうか?
このように考えるとデザリアムの数字にマレー語が使われていることにも納得です。

なお、このレムリア文明は、当初、争いがまったくない平和主義を実現していましたが、のちに彼らは知性と自由を獲得したことにより悪に転落して衰退をたどり、最終的には火山の爆発により大陸ごと海に沈んで滅んだと言われています。
海に沈んだ大陸というと、「ムー」や「アトランティス」が有名ですが、「レムリア伝説」によれば、これらの逸話は「レムリア」の滅亡がもとになってできた伝説であると言われており(実際、レムリアの方がムーやアトランテイスよりも古い時代の物語です)、この点でも非常に興味深いですね

リメイク世界における「レムリア」

仮にリメイクヤマトに「レムリア」の伝説が取り入れられているとするならば、果たしてどのような設定になるのでしょうか?
ここからは完全に私の妄想となりますが、彼らはイスカンダル同様、古代アケ―リアス文明が作り出した最初期の文明という設定なのではないかと考えます。
彼らは地球において伝説通り「聖なる女性神官」(=ヤマトⅢにおけるマザー・シャルバート)を中心とする平和な超文明を築き上げたものの、やがて彼らは「愛」を失い、欲望を優先する存在となり、最終的には「滅びの方舟」によって痕跡ごと消されてしまったのではないか。(その後、現在の地球人が誕生した)
しかし彼らの一部は、次元を超えて逃げることで難を逃れ、長い年月をかけて勢力を回復させ、母なる地球への帰還を夢見てきた。
その存在が「デザリアム」の正体なのではないでしょうか?

つまり

古代アケ―リアス文明によりイスカンダルと同時期に地球に誕生した超文明が、マザー・シャルバートを頂点とする「レムリア」
その平和的な思想と超文明が伝説として天の川銀河に伝わった結果、誕生したのが「シャルバート教」
そしてこのレムリア人達が変節した存在が「デザリアム」

という関係なのではないかと考えられます。

ちなみに、マレー語で「Desa」は「村」、「Riam」は「カオスゲート」を意味しています。
直訳すれば「カオスゲート村」になりますが、彼らが門を使って次元を渡り歩いている集団であるとするならば、次元を渡り歩く門が置かれた本拠地を自分たちの呼称にしてもそこまでおかしな話ではありません。

また、3199に登場するアルフォンは「愛を知りたい」と願っているそうなのですが、それは「愛」を尊びながらも完全に失ってしまったレムリア人の子孫として、「愛」を取り戻したいという願望が心の奥底にあるからではないかと考えるとしっくりきます。
このように考えると、「3199」は「レムリア」伝説が大きく関わってくるのは非常に自然であるように私は思えます。

3199は完結編のリメイク?

私がまた、このように考える理由の根拠としては、次回作「3199」は「完結編」のリメイクも兼ねているのではないかとも考えているからです。

実際、

・古代と雪の結婚が大きなテーマになる
・雪が白い艦内服を着ている
・旧シリーズの暗黒星団帝国とディンギルは設定が似ているので統合させやすい

ということから、3199に完結編の要素が大きく入ってくる可能性は十分にあると思います。
そしてもしデザリアムが完結編のディンギルの要素も混ぜられているとするならば、

①正体は古代地球人
②伝承が大きく関わってくる
(完結編で関わってきたのはシュメール文明でしたが)

という要素のリメイクとして、「レムリア」伝説が使われる可能性は十分にあるのではないでしょうか?

皆様はどのように思われますか?
今回に関しては是非皆様と大いに議論したいと思っていますので、ご意見を聞かせていただければと思っています。

コメント

  1. しょう より:

    2202で出てきたガトランティスの親文明であるゼムリアとの関係はどうお考えですか?単純に「レムリア」と名前が似てるんで気になったんですが。

    • yamasiro2202 より:

      しょう様、コメントをありがとうございます。
      仮にレムリア説が正しいとするならばゼムリアとも関係があると面白いですね。
      もし関係があるとするならば、本拠地である地球から四散した際、一部の人々は別の次元に逃げたのに対し、別のグループはアンドロメダ銀河に逃げてゼムリアを作り上げたのかもしれませんね。
      考えてみれば、コンピューターに人格を移植するなど機械化を推進するデザリアムとは似た要素もありますし。

  2. 伊吹: BFY より:

    本考察をじっくりと読ませていただいたのですが、思わず膝を打ちました。僕もオカルト好きなので「レムリア」のことは前から知ってはいたのですが、まさかそれをヤマトに持ち込むという発想には至りませんでした。
    確かに「レムリア」はシャルバートとよく似ていますし、シャルバート星が「地球に酷似した環境を持っている」のを『地球=シャルバート星』にしてしまうアイデアは素晴らしいと思いました。

    地球上で栄えていた頃の勢力名が「シャルバート」であり、別次元などに逃れ、生き残る為に身体を機械化するなどの抜本的な変革を実行したことに伴って「デザリアム」に改名したという点も大いに納得できました。これならシャルバートとデザリアムの関係を違和感なく説明できます。

    もしかすれば、シャルバート(デザリアム)は別次元ではなく、西暦2339年のパラレルワールドへ逃れた可能性もありますね。ゴルバ内にあったアンドロメダ級はそのパラレルワールドで地球連邦と交戦した際に捕獲した物なのかもしれません。

    また、メタな話になってしまいますが、3199は「永遠に」と「Ⅲ」を合体させた作品になるらしいのですが、そうなるとデザリアムだけでなく、ボラー連邦にも焦点を当てなければならないのに、さらにシャルバートまで登場させたら、また2202の二の舞(尺不足による内容の詰め込み)になってしまうのでは……と少し不安なところもあるので、「地球=シャルバート=デザリアム」になれば、そうなることもなく、話が上手くまとまるだろうとも思っています。

    あと、2205全記録集での福井さんの記述を見るに、3199の次はリメイク版完結編が来るようです。となれば、ディンギルがメインの敵として登場するでしょうが、「リメイク版完結編ではアケーリアスの真の目的が明かされる」という点を考慮すると、リメイク版ディンギルは『アケーリアスと何らかの関係がある存在(アケーリアスを猟奇的に崇拝する勢力など)』として登場を果たすことになると予想しています。ですが、そうなると原作版ディンギルの設定が宙ぶらりんになってしまうので、福井さんはこれをデザリアムの設定に組み込むことで消化しようとしているのではないか……と考えました。
    なので、山城さんの「デザリアムが完結編のディンギルの要素も混ぜられている」という予想は、僕も的中していると思います。

    追記:僕も「デザリアム(Dezarium)」がどのような意味なのかをGoogle翻訳で色々調べてみたのですが、どうやらラテン語で『絶望』を意味する単語でもあるようです。なんだか意味深ですね…。

    長文失礼しましたm(_ _)m

    • yamasiro2202 より:

      伊吹様、コメントをありがとうございます。
      また返信が遅くなってしまい、大変失礼いたしました。
      ふと思いついたネタだったのですが、びっくりするくらい一本の線につながってしまい、書いた本人が驚いております(苦笑)
      本当に「レムリア」のネタが拾われるかはわかりませんが、ディンギルの旧地球人設定は絶対に何らかの形で使われる気がします。
      そのあたりは福井さんのアイディアに期待したいですね。
      あと「デザリアム(Dezarium)」はラテン語で「絶望」ですか。
      案外これがは正解かもしれませんね!

  3. 伊吹〈BFY〉 より:

    これまで様々な可能性を踏まえてデザリアムの正体を考察してきましたが、最近になってようやく自分なりの説が固まってきました。その根拠は2205全記録集にあるこの記述です。

    「現実の刻苦を引き移したかのような状況下で、人であることをやめてしまった異星人との対立を通し、2202が描いた人間論のさらに先を目指す。」

    デザリアムは『人であることをやめてしまった異星人』。これを元に考えると、『2202第26話で「時間断層の存続」が選択される→時間断層AIが発達を続け、もはや“未来予知”と言っても過言ではない程の性能を有する→“もう滅びる恐怖を経験したくない地球人”は時間断層AIたちを信仰し始める→地球人はAIの言うこと全て(サイボーグ化・ガミラスやイスカンダルへの侵攻)に忠実に従う→地球人は自我を失い、AIの傀儡となる』というのがデザリアム成立の経緯なのかもしれません。

    ここにシャルバートが関わってくるのかまではまだ考えていませんが…(^^;

    • yamasiro2202 より:

      伊吹様、コメントをありがとうございます!
      2205全記録集を読む限りデザリアムの正体は間違いなく地球がらみだとは思うのですが、地球人そのものなのか、それとも地球が作り出したAIが進化した姿なのか、どちらの可能性もありそうでいま一つ決め手に欠けているんですよね(苦笑)。ただ、2205で「時間断層を捨てたのは正しかったのか?」が正面から描かれ、捨てたことによるデメリットが強調されていたので、ストーリー的には「捨てたという選択は正しかった」という結論に達するためにも、何らかのデメリットが3199で判明するのではないかなと思っています。