銀河はヤマト型4番艦?

皆様今晩は!
今回は考察でなく、私がふと思いついた「こういう設定もありじゃないか?」というものをまとめた内容です。
考えるうえで公式設定を前提にしていますが、結論自体は完全に私の勝手な妄想にすぎません。
一種のネタ記事ですのでよろしくお願い致します。

2202に登場した波動実験艦「銀河」はヤマト型3番艦であるとされています。
この設定が公開されて以降、「何故3番艦は「シナノ」ではないのか?」という声をしばしば聞きます。
かく言う私も3番艦が「シナノ」出なかったことを残念に思った一人であり、何とか3番艦として「シナノ」が存在した可能性はないかと考えていましたが、最近ふと、3番艦である「銀河」は実は「4番艦」であり、とある理由から繰り上がったという可能性は十分にあると気がつきました。
そのヒントとなったのがアンドロメダ級姉妹艦の建造順序です。

アンドロメダ級姉妹艦の建造順位

波動砲艦隊構想初期においてアンドロメダ級はネームシップである1番艦である「アンドロメダ」を含め5隻建造されています。
通常、大型艦は2隻で1戦隊を編成する為、偶数で建造されることが多いのですが、アンドロメダ級においては恐らく1番艦のアンドロメダは試作型(故に他の同型艦よりも性能がよく、地球艦隊総旗艦に選ばれたものと思われます)であり、2番艦の「アルデバラン」以降が正式採用型だったのではないかと思われます。
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さて、このアンドロメダ級の姉妹艦は偶数番が「戦艦タイプ」、奇数番が「空母タイプ」と交互に建造されています。
これは「波動砲艦隊構想」における艦隊編成は「戦艦タイプ」と「空母タイプ」で1戦隊を組むという構想があった為ではないかと考えられますが、ここでキーとなるのは「波動砲艦隊構想」において、アンドロメダ級の建造と同時に、ヤマトの戦列復帰も決定していた点です。

ヤマトの戦列復帰の裏事情

劇中で描かれた描写から判断するに、アンドロメダの建造とヤマトの改修工事はほぼ同時に行われています。
普通に考えた場合、より強力なアンドロメダ級の量産、そしてその簡易版というべきドレットノート級の量産に目途が立っている以上、わざわざヤマトを改修し、戦列復帰させる意味はあまりありません。
もし戦列復帰がアンドロメダ級の就役よりも早いのであるならば、「アンドロメダ級就役までのつなぎ」と考える事ができますが、作中でヤマトの改修が終わったのはアンドロメダ級5隻の就役以降であり、この時点でヤマトの戦列復帰はほとんど意味がありません。
では何故、ヤマトの改修が行われたのか?
思うに、「波動砲艦隊構想」初期段階においては、「ヤマト型の量産」と「新型戦艦(=アンドロメダ級)の量産」で意見が分かれていたのではないでしょうか?
実際、「新型戦艦」の開発・建造が必ずうまくいくという保障は何処にもありません。
むしろアンドロメダ級は新技術を大量に導入していることにより建造の遅延などのアクシデントは十分に考えられますし、場合によっては「完成させてみたらとんでもない失敗艦だった」という事もあり得ます。
平時であるならばそのようなリスクも許容されますが、急いで戦力を立て直さなければならない時に、開発の失敗による遅延は致命傷です。
そのようなリスクを避けるために、ガミラス戦争で十分な戦果を挙げたヤマトの戦列復帰、及びその同型艦の建造が計画され、それを推進する声が出てきてもそこまでおかしなことではありません。
そして、新型艦開発計画の対抗馬としてヤマト型量産計画が出てきた以上、その内容は以下のようなのちのアンドロメダの姉妹と似た「戦艦タイプ」と「空母タイプ」の混合であったものと思われます。
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この場合、「戦艦タイプ」の「ムサシ」と「銀河」はそれぞれ2番艦と4番艦として建造、さらに「空母タイプ」として3番艦の「シナノ」と5番艦が建造されるという流れになります。
実際、小林副監督が非公式でデザインした「シナノ」は「空母タイプ」として描かれていますので、この法則に当てはめても矛盾はありません。

なぜ、銀河がヤマト型「3番艦」なのか?

では何故、真の3番艦として空母型の「シナノ」が存在するにも関わらず、「銀河」が「ヤマト型3番艦」とされているのか?
この理由としては「ヤマト型3番艦」という言い方にポイントがあるのではないかと考えられます。
この「ヤマト型」は「ヤマト型宇宙戦艦」という意味であり、3番艦の「シナノ」が「宇宙空母」として建造された以上、「ヤマト型宇宙戦艦」としてはカウントされず、本来4番艦であった「銀河」が「ヤマト型3番艦」に繰り上がったのではないでしょうか。
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実際、第二次世界大戦時に戦艦大和の3番艦として起工された「信濃」ですが、最終的に「空母」として完成した結果、図鑑などに紹介される際は、「大和型戦艦」3番艦ではなく、「信濃型空母」として記載されます。
これと同様に、ヤマト型の量産計画においては建造中の4隻は姉妹艦でありながら「ヤマト型宇宙戦艦」と「シナノ型宇宙空母」とに明確に区別されていたのではないでしょうか。
これならば「シナノ」が真の三番艦でありながら、「銀河」が「ヤマト型三番艦」と呼ばれるのにも説明がつきます。

ヤマト型姉妹艦の運命

さて、このようにして建造されていたヤマト型の姉妹艦たちですが、恐らく「アンドロメダ」の開発に成功したことにより、重要度が下がり、その建造計画は大幅に見直されることになったものと思われます。
これもあくまで想像ですが

1番艦ヤマト:改修工事後戦列復帰
2番艦ムサシ:完成
3番艦シナノ:完成(?)
4番艦銀河:工事途中で波動コア研究施設に転用、その後、波動実験艦「銀河」として完成
5番艦:建造中止、完成部分は「銀河」のパーツとして転用

というように、完成が近かったヤマトからムサシはそのまま工事を継続、4番艦の銀河と空母タイプの5番艦は建造中止になり、別の用途にそれぞれ使用されたものと思われます。
「シナノ」は微妙ですが、「ムサシ」のパートナーとして建造されていた事を考えると、就役している可能性は高いと思われます。
2202の本編には登場せずとも、もしかしたらどこかの戦線で空母機動艦隊旗艦として活躍していたのかもしれませんね。

以上、あくまで勝手な妄想ですが、このように考えるとさらに2次創作の幅が広がりますね(笑)

コメント

  1. オールドタイマー より:

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     もしかしたら史実の信濃が戦艦から空母に変更されたのとは逆に、途中から空母から戦艦に作り替えられたのかも知れませんね。
     空母タイプとして計画されていたものの、アンドロメダ級の完成をもって建艦を一時中断。その後ガトランティス軍の規格外の規模に驚愕した首脳部がG計画を立案、4番艦として真田さんが設計していた「銀河」のデータを利用して建艦を中断されていた「信濃」を利用し「銀河」へ。そしてG計画の中核艦にという流れだったのかも、だからあのタイミングで時間断層内で急いで建造されていたのかも知れませんね。

     さて、上手く書き込めるかな?認証で変なことをしてしまった所為か上手く行かないのでちょっと困った居るのですよ、上手く行ったら「2199の銀河情勢」の分を投稿します。

  2. 山城2199 より:

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    オールドタイマー様、コメントをありがとうございます!

    ヤマト型については姉妹艦の存在が語られているだけで、設定はそこまで明らかになっていないので後付けでいろいろできる余地がありそうですよね。
    もしかしたらヤマトの影武者である「ヤタガラス」(by旭日の艦隊)とか存在しているかもしれません(笑)

    「2199の銀河情勢」はとても楽しみにしております。
    今後ともよろしくお願いいたします。