沖田艦長は復活できるか?

皆様こんばんは!
先週開催されたイベントで「宇宙戦艦ヤマト2205」は「単発ではないが短期決戦になる」との情報が発表されました。
この「短期決戦」の意味について少し考えてみましたが、やはり今回の2205はTVアニメとしては予定されておらず、オリジナルシリーズの「新たなる旅立ち」(79年製作)「ヤマトよ永遠に」(80年製作)の「暗黒星団篇」2部作と、同じ2205年を時代設定としている「完結篇」(83年製作)をひとまとめにした劇場版3部作としてリメイクする予定ではないかと予想します。
実際、「永遠に」と「完結篇」は敵が「地球の占領」を目的としているため、シナリオ的には統合することはそれほど難しくないと思われます。
この統合したシナリオについては別の機会に改めて言及したいと考えていますが、今回は「完結篇」をリメイクするうえで一番の問題点(?)である「沖田艦長の復活」の可能性について検証してみたいと思います。

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沖田艦長の復活はあるか?

結論から言えば「完結篇」をリメイクするならば、あの作品で一番の見せ場である沖田艦長の復活は大前提であると考えます。
むしろ問題はどの様にその復活を描くかです。
アニメ本編ではこの復活を佐渡先生の「誤診」ということでさらりと流してしまいましたが、流石にこの設定はあんまりと思ったのか、「アニメージュ文庫」版、「集英社文庫」版、「ソノラマ文庫」版と3種類ある「完結篇」のノベライズでは、独自の設定を採用したり「誤診」に補足説明を加えることによって沖田艦長の復活をフォローしています

「アニメージュ文庫」版(岬兄悟著)
心臓は止まったが脳は生きていたので、そのまま地球の危機に備えて冷凍保存。
地球水没の危機を直前にして、指揮をとらせるために蘇生処置が施されて復活
人工臓器やクローン臓器を使用したツギハギの肉体となっているため、短期間の余命しか有していないという設定付き
ちなみにこの沖田艦長の冷凍保存は地球防衛軍の極秘プロジェクトであったため、佐渡先生は知らなかった。

「集英社文庫」版(若桜木虔著)
艦長室で沖田艦長の死を確認した佐渡先生だが、万が一を考えて冷凍保存処置を施し、地球に帰還後、医療団に引き渡した。
佐渡先生はその時点では沖田艦長は死亡したと考えていたが、病院で精密検査を行ったところ僅かな脳波が確認されたので、藤堂長官の命令で開発中だった極秘治療法が施され息を吹き返した。
しかし万全の体調には戻らなかったので、その事実は伏せられ、田舎で療養生活を送っていた

「ソノラマ文庫」版(著者不明)
脳死には至っていなかったことが判明したので地球に帰還後、特別医療団が編成され極秘に手術が行われた。
それにより息を吹き返した沖田艦長は人知れず療養生活を送っていた。
佐渡先生がその事実を知ったのも本編開始の一月前という設定

なんとか以前の作品と矛盾が出ないようにしている著者の苦労がしのばれますね(苦笑)
しかし2199では沖田艦長の魂がコスモリバースシステムの核として取り込まれたという設定であるため、実は仮死状態であったという流れは2205で採用することは不可能だと思われます。
では、沖田艦長はどの様にして復活するのか。
あくまで勝手な想像ですが、2205での沖田艦長の復活は2202において沖田艦長の魂がヤマトに宿っているという描写があることがキーとなるのではないでしょうか。
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2205における沖田艦長の復活

コスモリバースの核として地球の再生とともに消滅したと思われている沖田艦長の魂ですが、実際のところはヤマトそのものとしていまだに現世にとどまっているようです。
この状態は2199前半でのユリーシャの状態に似ており、もしかしたら宿るべき肉体があればユリーシャ同様に戻ってくることが可能なのではないでしょうか。
もしかしたら真田さんあたりが(サーシャ(澪)に沖田艦長の魂が健在であるという話を聞くことにより、偉人として冷凍保存されていた肉体orクローン技術で作った肉体を用意し、再び沖田艦長の魂をその肉体に戻すことになるのではないでしょうか?
一見、オカルトじみた展開ですが、すでに魂だけの存在がありえることは2199で描かれているうえ、沖田艦長の魂を肉体に戻すためにはイスカンダルの技術が必要だったという縛りを設ければ、これまで復活できなかった説明にもなります。
単なる仮死状態というよりもこちらの方が復活劇としては自然な流れではないでしょうか。

また個人的にはこの沖田艦長の復活劇は暗黒星団の目的と対になるのではないかと考えています。
少し長くなりましたのでこの点については次回まとめてみたいと思います。

コメント

  1. ミー君 より:

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    2205での沖田館長復活はあると思います。

    一番ありえるパターンは、

    ・2199の後、森雪とサーシャが眠っていた装置で仮死状態で凍結。
    ・2202で加藤の活躍により翼君が治った薬で沖田館長の遊星爆弾症候群も治った。
    といった伏線回収で、蘇生ってパターンが新シリーズならありだと思います!

  2. L·岡本 より:

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    リメイクヤマトシリーズにおける沖田艦長の復活劇ですが。
    2205の次回作にてデザリアム軍の地球侵攻の後に地球側の勝利の後ならば充分あり得る話かと思います。
    これは旧作のヤマトよ永遠にの暗黒星団帝国人の首から下は機械の体という設定をリメイク版も踏襲していればの話ですが・・・・
    デザリアム軍打倒の副産物として鹵獲したデザリアム兵士の体を地球側が入手していればコールドスリープ状態の沖田艦長の肉体をサイボーグ技術で修復可能かと思われます。
    頭部さえ無事ならば体は作り物でOKなんていうトンデモ技術ですから。

  3. 山城2199 より:

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    ミー君様、コメントをありがとうございます。
    また返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。
    復活があるとしたら「新たなる旅立ち」の次以降になりそうですね。
    個人的には、沖田艦長の魂がヤマトに残っているので、それがキーになるのではいかと思っています。
    あるいは肉体的には復活せず、2199終盤で古代守が幽霊として出没していたようににっちもさっちもいかなくなった時に、助言を与える役として目の前に現れるという感じになるかも。
    正直、22058で古代君はわりと艦長として成長しているので復活は旧シリーズのオマージュ以上の意味は持てないのではないかなと考えちます。

  4. 山城2199 より:

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    L·岡本様、コメントをありがとうございます
    2205後章の内容次第ですが沖田艦長の復活なら、クローン技術による肉体再生+CRS技術を応用してのヤマトに宿る沖田艦長の魂のサルベージの合わせ技あたりが妥当ではないかと思っています。
    ただ地球のクローン技術はそこまで完成はしていないようなので、もしかしたら白色彗星帝国のサーベラーのように時間制限のある復活であり、その最後の力を使っての活躍という感じになるかもしれません。
    ちなみに個人的には復活後の沖田艦長はヤマト艦長として就任するのではなく、ヤマト艦隊の司令官に就任するという感じが良いなと思っています。