【勝手にコラボ】デスラー砲開発に関する一考察

皆様今晩は!
いつもヤマト考察に関して素晴らしい考察動画をアップされているれみるちょり様が、先日、「デスラー砲はなぜ開発されたのか【宇宙戦艦ヤマト】【波動砲】」という非常に興味深い動画をアップされておりました。

「2199」から「2205」までに登場したデスラー砲搭載艦に着目し、その開発の歴史を詳しく分析した素晴らしい動画であり、私も非常に納得できる部分が多数ある内容でした。
相変わらず素晴らしい考察をされる方ですね。
この動画の詳しい内容については実際に見ていただくのが一番ですが、ただ1点だけ、「なぜ、デスラー砲が開発されていたのか」、その動機だけはれみるちょり様のものとは意見を異にします。

れみるちょり様は、「デスラー砲」の開発は、ガトランティスの侵攻に危機感を抱いていたタラン軍需国防相らが大小マゼラン銀河の防衛力強化を図るべく開発していたとしていましたが、私自身は、むしろ近い将来予定している「天の川銀河」への遷都における対ボラー連邦用の決戦兵器ではないかと考えます。
その根拠はデスラー砲が移動要塞というべき「第2バレラス」で開発されていたということです。

私は以前アップした下記の記事の中で、「2199」が始まる以前に、天の川銀河に進出したガミラスとボラー連邦は衝突しており、結果的にガミラスが天の川銀河中心部から撤収する形で決着がついたのではないかと考えています。

「2199年の銀河系情勢を妄想する」
「ドメルの銀河系方面軍赴任は2度目?」
「ガルマン星とデスラー総統」

これらの記事は2205前章公開前に書かれたものであるので、その後に判明した設定から見ると間違っている部分もありますが、移住先を求めて天の川銀河に進出した結果、ボラー連邦と小規模な衝突が発生したという点については今でも意見を変えていません。

実際、大小マゼラン銀河内で移住先を発見できなかったデスラー総統にとっては、残された手段は他の銀河に移住先がある事を賭けて侵出するしかなく、天の川銀河への遷都及びボラー連邦との戦いは既定路線になっていたと思われます。
この準備については「ガルマン星とデスラー総統」の中で詳しく触れていますが、いずれにしてよデスラー総統は予定されている対ボラー戦に備えて移動要塞「第2バレラス」の建造及び決戦兵器「デスラー砲」の開発を進めていたのではないでしょうか。

単純にガトランティスの侵攻を防ぐ為なら、デスラー砲のような決戦兵器は必要とせず、例えば艦隊戦力の強化や次元潜航艇艦隊の編成などで十分に対抗できます。
実際、ヤマトが登場するまで名将ドメル将軍が大小マゼランの防衛に当たっており、その防衛は鉄壁でした。
その防衛網が突破されることになったのは、ヤマトの登場と名将ドメル将軍の戦死という予想外の出来事が発生した結果にすぎず、少なくともガミラス視線で大小マゼラン防衛だけを考えるならば、「デスラー砲」の開発は特に必要なかった状態であったと言えます。
それにもかかわらず、あえてデスラー砲を開発する動機を考えるならば、ガトランティス以外の敵勢力との戦いを想定していたからと考えるのが妥当です。

そしてこのように考えると、動画内で指摘されていた「デスラー砲開発」の遅れも説明がつきます。
まずデスラー砲の開発をデスラー総統が決断したのは、天の川銀河への遷都を決断し、ボラー連邦との戦いを覚悟してからであり、恐らく第2バレラスの建造と同時に開発計画をスタートさせたからではないかと思われます。

ただ、
①ガミラスには真田さんのような天才がいなかった。
②開発責任者のタランは第2バレラスの建造の監督に加え、瞬間物質移送器や次元潜航艇の開発などいくつものプロジェクトを同時進行に勧めていたので、デスラー砲の開発は遅れ気味になっていた。
③イスカンダルに隠れての研究だったので十分な実験などができなかった。

といった事情が重なり、2199終盤でようやく試作兵器のレベルに到達できたという感じだったのではないでしょうか。

もっとも、デスラー総統からすれば、大小マゼラン銀河内においては試作兵器として完成すれば合格点であり、兵器としての完成はガミラスフォーミングが完了した地球に移動後、十分な実験を行って完成度を高めていけばよい程度に考えていたのかもしれません。

事実、デスラー総統からすれば、天の川銀河への移動は地球が滅亡した1年後以降の話であり、さらに地球に移動後、ボラー連邦と本格的な開戦に至るまでにはある程度の時間的余裕があると考えていたはずです。
その間に地球圏に移動させた第二バレラス内の工廠でデスラー砲搭載艦の開発と量産をすすめ、一気に天の川銀河を制圧するというのが彼の最終計画だったのではないでしょうか。

その彼の壮大な計画を文字通り粉々に粉砕したのが地球が生み出した波動砲搭載艦だったというのは何とも皮肉な話ですね。

コメント

  1. ABARTH より:

    前回ゴメント投稿では名前が落ちてて申し訳ございません。単なるミスです。自分の考察としてはデスラー砲搭載が第2バレラスだったのかが重要だったのだと思います。デスラー自身は第2バレラス遷都の目的がガトランティス対策ではなく反デスラー派の弾圧が第一でイスカンダル降下前にバレラスタワーに仕込まれたイスカンダルへの楔であるコアシップを取り除くことを目的にタランに命じて秘密裏に開発されたと思います。冥王星の反射衛星砲が遊星爆弾発射用のものをシュルツが転用したのも波動砲並の兵器を辺境のガミラス第2市民が手にしたらそれこそ反デスラー派のにとっては渡りに船です。味方とはいえ、デスラーが信頼を寄せている部下はドメルやタラン兄くらいでしょうから、危ないものは持たせたくないし、開発もさせない。デスラー砲という名前を冠したのも勝手に搭載させないことを目的にしていると思います。ボラー連邦とは地球開戦以前に戦闘を交えているのなら、ボラーが先に波動砲に匹敵する兵器を開発していてもおかしくはないようにも思えます。存在は知っていてもボラー対策のためは二の次ではないでしょうか。ガルマン星開放には確かに効力を発揮しましたが、ボラー将校の言葉から、デスラー砲の存在を掴んだのはガトランティス戦後だと思います。地球の動向にも余り関心を持ってたとは思えず、波動砲のようなチートな兵器は必要ないとして、搭載する艦をガルマン星に常駐してなかったとも思えます。もし、ヤマトとの決戦に勝利し、ガミラスが地球を占領しても、デスラー自身が移住しない限りデスラー砲搭載艦の開発はないでしょうね。さらにはガミラフォーミングしたとしても、サンザー系の太陽とは異なる地球は仮の移住先に過ぎないでしょう。とはいえ、ボラー対策も考慮の上のチート兵器として開発されたのであれば、火炎直撃砲のように技術流出を防止しなければならぬ、それ故の第2バレラスでの開発、搭載とも言えますね。

    • yamasiro2202 より:

      ABARTH様、コメントをありがとうございます
      また非常に面白いご意見をありがとうございます。
      実際、ボラー連邦が波動砲(正確にはデスラー砲)の存在を知ったのはガトランティス戦役後、スターシャからのリークで天の川銀河中心部にあるガルマン星を確保するために接触した時で間違いないと思います。
      私自身はボラー自体とはガミラス戦争以前日に一度交戦していたと思いますが、その時は時系列的にデスラー砲は計画もされていなかったと思われますので、通常の艦隊戦力で戦うことになり、かなり不利な戦い撤退を強いられたのではないかでしょうか。
      恐らくですが、モデルのソ連のようにボラーは人海戦術を行ってくる戦い方であり、その数の暴力に対抗できなかったのではないでしょうか。
      そのため、大軍対抗できるようデスラー砲の開発を決断したのではないかと考えています
      ちなみに個人的にはデスラー総統は2199の時点でバレラスを含む大マゼラン銀河から別銀河への大遷都は既定路線だったと思います。
      そのため彼は基本的にその準備と準備が完了するまでの時間稼ぎに徹していたと思われます。
      ただヤマトの存在でその計画が狂ってしまい、その狂いを力任せに解決しようとしたのが第7章における一見支離滅裂におもわれる行動に繋がったのではないでしょうか。

  2. sakurai より:

    初めまして。デスラー砲開発についての記事、興味深く読ませていただきました。
    ただ気になったのがいくつかあったのでお聞きしたいのですが、

    >~といった事情が重なり、2199終盤でようやく試作兵器のレベルに到達できたという感じだったのではないでしょうか。
    もっとも、デスラー総統からすれば、大小マゼラン銀河内においては試作兵器として完成すれば合格点であり、兵器としての完成はガミラスフォーミングが完了した地球に移動後、十分な実験を行って完成度を高めていけばよい程度に考えていたのかもしれません。

    ということですけれども、まず「第2バレラスのデスラー砲」と「ヤマトの波動砲」は破壊力に大きな差が有り(※1)、砲身にしろコアシップとの比較から全長4~5㎞と巨大、求められる科学力・工業力は段違いだと思うのですがどうでしょう?
    また問題が生じてもヤマトと違って早期発見+短時間で修復できていましたし、「出力を絞る。ピンポイントで狙う」といった出力や照射範囲を変えた運用が可能。デウスーラ2世として独立運用することで亜光速目標にも精密射撃を行える様にしている(by2199公式HPメカニック、公式設定資料集GARMILLAS)辺り、兵器としての完成度は非常に高いレベルにあるとも思うのですが。

    (※1)第2バレラスのデスラー砲は、50光秒(1500万㎞)以上の距離から着弾したガス惑星の大気や内郭をほぼ消滅させ、(大量のガスを取り込む程の重力を持つ=その質量やサイズは地球の数倍~十数倍以上ある)中心核に巨大な貫通痕を残して崩壊させます。対して、ヤマトの波動砲は2万3千㎞の距離から浮遊大陸を大爆発させるものの貫通しきってはいません。

    >私も非常に納得できる部分が多数ある内容でした。相変わらず素晴らしい考察をされる方ですね。この動画の詳しい内容については実際に見ていただくのが一番ですが、ただ1点だけ、「なぜ、デスラー砲が開発されていたのか」、その動機だけはれみるちょり様のものとは意見を異にします。

    ということですが、あまりに絶賛されるので当動画を見てみたものの、中途半端に2199の要素を取り込み、それでいて2199の設定描写の多くを無視もしくは矛盾が生じても放置している印象を受けます。(※2)
    他にも「恒星系を跨いで星を破壊可能」「射程は公式の匙加減」な理由にホーキング輻射で生じるのがタキオン粒子という仮定のもとそれが減衰するかどうか怪しいということを挙げていますが、その辺はどう納得しているのでしょうか?
    後者に関しては、開放された余剰次元のもつ重力エネルギーが、BHのホーキング輻射(真空の量子的な効果により発生する熱的な エネルギー放射。そのBHも最後は全ての質量をエネルギーに変えて消える)のようなエネルギー放射として変換されきったら粒子同士の反発や熱放射等々で拡散・減衰していくのではないか?と思うのですが。

    余剰次元の開放が艦首付近でしか起きないような説明も、惑星を吹っ飛ばすほどのエネルギー放射を全て艦首付近で発生させたら熱放射(放射エネルギーが温度の4乗に比例するというシュテファン=ボルツマンの法則:5.67×10^-8×T(絶対温度)^4[W/m^2]から常温程度であればエネルギーは無視できるが、超高温になればなるほど対流や熱伝導より加熱が激しくなる)だけでも瞬時に自沈すると思いますし。

    (※2)
    まず、第2バレラスのデスラー砲がヤマトの次元波動爆縮放射機より圧縮性能は低いということについて、動画の拡大画像では隠れてますけどその真田さんのディスプレイに「LARGE SCALE FLUCTUATION(直訳で大規模な変動)」とあります。
    重力場の変動・重力波も含めた複数の波形データ(例:4章で見せたような次元振の波長データ。実際シナリオ集p.223・23話部分でデスラー砲について「強力な次元波動が検出されている」と真田がモニターのデータを見て言っている)を表示している可能性がある上、そもそも手前のデータがデスラー砲なんてシナリオ集にもなく、可視光スペクトルで考えれば青色より波長の短い紫色であるデスラー砲の方がエネルギー密度が高いです。

    シナリオ集の古代のセリフは、沖田艦長が「あの質量(推定質量6千万t・質量だけで言えば小惑星イトカワ約2個分の工場区画)を破壊できるのは波動砲を置いて他にない」と言ったことから予想できますが、陽電子ビーム等の”通常兵器では到底考えられない一撃の破壊力”がある=ヤマトでいう波動砲の様な兵器の可能性を考えただけではないでしょうか。

    それとホーキング輻射(熱的な放射)がタ粒子制御装置と重力波圧縮室を通して変換しないと発電にすら利用できないのは効率が悪過ぎますよね。と言うのも、場所の問題で言えば後方の推進ノズルがタ粒子制御装置を通さずにエネルギーを利用出来ています。

    加えて科学考証担当自体が消えたり設定変更のあった2202以降はともかく、タ粒子発振増幅制御装置は徳川機関長のマニュアルや公式設定資料集vol.3のp74に説明があり、
    「主機関の反応を制御する手段として、亜光速より速度が落ちることのないタキオン粒子の性質と、反物質を一定時間単位において維持保存を可能にする大出力の磁場を用いる。」
    「タキオン粒子発振増幅制御装置はその反応抑制を補う制御区画であり、粒子の振動を増幅する磁気アンプユニットと、それを機関の炉であるリアクターに~(字が潰れかかっているのでここの三文字は読めない)~で影響距離を調節する動作ユニットに区分される。」
    と、要は炉心内で起きる反応抑制のためタキオン粒子を制御する装置です。

    なお、これだけだと勘違いされるかもしれないので一応書きますが、
    何故本来イスカンダルへの遷都に使用する軌道都市に過ぎない第2バレラスに、惑星を破壊出来る物騒な兵器を装備されているのかについては表向きの理由を作っていただろうというのは同意です。

    同じくデスラー総統の勅命で開発されていた物質転送器と組み合わせ、艦載機群による先制攻撃で予想外の位置に敵が移動しないよう牽制・高い運動性を生かして敵の移動を妨害or扇動する→集結した敵をデスラー砲で殲滅。といった「PS2 宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」みたいな考えだったのかもしれません。
    無論、デスラー総統の台詞通り「ちょっとした思い付き」で作っているのであって軍事的な必要性があって作っている訳ではないから開発は後に回されていた。というのもよく聞きますけど。

    長文乱文失礼しました。

    • yamasiro2202 より:

      sakurai様、初めまして!
      非常にご熱いご意見ありがとうございます!
      今回のご意見も、非常に参考になりました。
      また返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。

      まあ身も蓋もない事を言ってしまえば、この手の考察は公式が「公式がこうである」と言わない限り、どれが正しい、どれが間違っているとは言えないんですよね。
      それこそよほどの矛盾が無い限りどの説も正解である可能性が均等にあるわけでして。
      私の説にしてもこういう考え方ができる程度で楽しんで頂ければ幸いです。

      勿論、今回のような反論や「私はこう考える」みたいなコメントは大歓迎です!
      デスラー砲の開発にしても、第二2バレラスの建造にしてももっと突き詰めればもっと面白そうな説が出てきそうですね。

  3. sakurai より:

    ご返信ありがとうございます。
    「そう言えば、前回どのように書いたかな?」という感じで久しぶりに覗いてみた所、正直返信されているとは思っておらずビックリしました。

    少々判らないところがあるので教えてください。
    >この手の考察は公式が「公式がこうである」と言わない限り、どれが正しい、どれが間違っているとは言えないんですよね。
    >よほどの矛盾が無い限りどの説も正解である可能性が均等にあるわけでして。

    Yamasiro2202さんはいつの間にか考察が正しい・間違っているかといった二つの区分で話をなさっていますが、ご自身の立ち振る舞いを含めてどういう考えでいらっしゃいますか?

    公式設定に対して「明らかに矛盾している」「あり得ません」などの表現を使った批判記事も掲載する此方のサイトで、「公式がこうであると言わない限り~」などと言い始めるのはyamasiro2202さんに都合が良すぎる考え方ではないかと思います。
    そもそも「公式がこうであると言わない限り」とは、人によって判定基準がかなり曖昧な言葉です。
    また、均等に可能性が有る云々は説得力の有無を誤魔化したいのだろうかとも思えます。
    例えば、デスラー砲の威力に関して、ガス惑星の中心核に後ろの宇宙空間が見える程の巨大な貫通痕を残すデスラー砲・巨大要塞砲――ガス惑星というのは全記録集vol.3や脚本集の「ビームがガス惑星に命中。」「惑星中央に巨大な弾痕が広がり渦を巻き、エピドラは崩壊し始めた。」という記載から。また崩壊する際に中心核の存在を確認できる――の一撃<<<浮遊大陸を横合いから貫通しきれない波動砲の一撃と云うのでしょうか。
    ホーキング輻射を利用し対閃光防御を必要とするなど、明らかに射線方向以外へエネルギーが拡散しているにもかかわらず、波動砲の射程が「無限」だと考えているのでしょうか。(※1、2)
    これらは科学的検証を無視した暴論の様に思えます。全て一緒くたにするのは少々乱暴な考え方と云えるでしょう。

    ・国立科学博物館―宇宙の質問箱―木星編
    https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/jupiter/jupiter02.htm
    ・GPU、巨大ガス惑星形成の謎に迫る/NVIDI
    https://blogs.nvidia.co.jp/2015/11/06/gpus-gas-giant-mystery/

    なお先のコメントは、考察以前の背景の話(前提条件の決め方や矛盾点への解釈)が主で、言ってしまえば何故yamasiro2202さんがこの様な考えを抱くに至ったかについての質問です。
    文章として掲載する限りはある説得力がものを言うでしょうし、収まりが悪く書けなかった裏構想・解釈があるのかなと思ってコメントしたのですが、上記の返信内容だとそこが一切書かれなかったのでもう少しご意見をいただければと思います。

    (※1)ホーキング輻射に関しては艦首付近で全て開放していると紹介動画では言われていますが、頑丈とは言え、ヤマト自体の耐久力は波動防壁越しでも反射衛星砲の2~3発で大損害を被りますし、小惑星開拓用のドリルミサイルが内部で爆発すると沈みます。
    惑星破壊クラスのエネルギー放射を全て抑え込んで制御出来るとは思えませんし、ビームに触れた部分が大爆発を起こし木星の大気を抉るほどの巨大火球を生み出した3話と、ビームに触れた部分から数十m程度しか爆発しない23話を見比べると判りますが、波動砲は遠距離と近距離でかなり威力が異なります。
    タキオン粒子が炉心内の反応・余剰次元の開放等を抑制している設定と同様、タキオン粒子を利用する波動砲(2199第3話、8話、10話)は自爆しないよう艦首付近だと余剰次元の開放量等が抑えられているのでしょう。

    (※2)ぶっちゃけ波動砲の射程が無限というのは、小林誠氏がX(旧twitter)で発信する独自設定を支持しているだけだと思います。
    土星沖会戦で判りますが、その設定が公式採用されているならば土星のリング上へワープアウトするはずがありません。無限の射程に物を言わせ、土星からもっと離れた位置へ布陣して一方的に撃ち続ける(無限遠からあそこまで綺麗にワープアウト出来るのですから狙えない訳が無い)なんて戦い方も可能になってしまいますから。。。

    ・「先ず波動砲ですね射程が無限大なので」2018/4/28
    https://twitter.com/makomako713/status/990116511707611136
    ・「波動砲の射程問題、別に無限でも良いのでは?」2023/10/4
    https://twitter.com/wSuXVLrJfPULSBC/status/1709577301762150502

    もう一つ疑問なのですが、第2バレラスを方舟扱いするのは無理がありませんか?
    改めて上記の考察や紹介動画等を見返して感じたのですが、稼働率80%で(コアシップとの比較から)長径25㎞程度の軌道都市だと、方舟と言うには余りに小さ過ぎます。

    2202全記録集・シナリオ集P.298、299でも方舟(此方はガミラス星の軌道上で永住するため)とされている上、第2バレラスに続く人工都市の数が用意できないから人減らしの意味を含めて大量虐殺を~なんて書かれるので「公式がこうであると言わない限り~」にも繋がる話ですが、それなら最大長3622㎞もある浮遊大陸基地を用いる方がよほど現実的でしょう。
    別に公式設定であろうと、上記の事を始め2202で描かれることは2199の設定描写とは違うのです。
    そもそも2202は2199の正統続編を謳う割に、古代進・主人公がまるで昭和の青年将校の様な性格に変更することを公言する方々へ制作陣が変更している関係上、身も蓋もないことを言うなら考察が正しい・間違っている以前の問題だと思います。

    ・第三章「純愛篇」羽原信義×福井晴敏×岡秀樹 鼎談
    https://yamato2202.net/special/special1_3.html

    長々と失礼しました。