皆様今晩は!!
本日4月7日は、
■1945年 戦艦大和沈没
■2012年 宇宙戦艦ヤマト2199 第1章 劇場公開
と、宇宙戦艦ヤマトにとってまさにとって特別な日です。
しかし、改めて西暦を見直すと、大和沈没から今年で79年、2199劇場公開から12年も経過ししたのですね。
大和沈没はともかく、2199劇場公開が12年前という事実に軽いショック・・・
「光陰矢の如し」とはいいますが、本当に月日の経つのは早いものですね(苦笑)
さて、本日は戦艦大和が戦没した日ということで、「宇宙戦艦ヤマト」第2話「号砲一発!! 宇宙戦艦ヤマト始動」と「アニメンタリー 決断」第24話「連合艦隊の最期」を見直しました。
「宇宙戦艦ヤマト」第2話「号砲一発!! 宇宙戦艦ヤマト始動」より
「アニメンタリー 決断」第24話「連合艦隊の最期」より
いずれも戦艦大和の最期が描かれたエピソードですが、歴史上、戦艦は数あれどこれほどその最期がこれほど繰り返し、アニメで描かれた艦は他に存在しません。
この一点だけでも、戦艦大和がいかに戦艦史上「特別な戦艦」であったかということを改めて痛感させられますね。
ところで、今回この2作品を見返して気づいたのですが、同じ戦艦大和の最期でも、わりと描かれ方に違いが出ていました。
例えば、大和の有賀艦長は「決断」の方では第3種軍装を着ており、大和の沈没時に羅針盤に身体を縛ってはいないのに対し、「ヤマト」の方では第1種軍装姿で、羅針盤に身体を縛っている姿が描かれています。
ヤマトでの描写は吉田満氏の著作『戦艦大和ノ最期』で広がった逸話に過ぎず、現在では、「決断」の描写の方が正しいとされていますが、製作時期は「ヤマト」(1974年)よりも「決断」(1971年)の方が早いのにもかかわらず、「ヤマト」の方が間違っているというのが面白いですね。
まあこれは、「決断」は「ドキュメンタリー」として大和の最期が描かれた作品であるのに対し、「ヤマト」の方はたとえ歴史的には正確ではないにせよ、「宇宙戦艦ヤマト」の世界観にあった逸話が選ばれたという感じでしょうか?
勿論、私はこれはこれで良いと思っています。
さて、来年の2025年は大和沈没からちょうど80年という区切りの年になります。
恐らくは戦艦大和自体にも注目度が上がると思いますので、「宇宙戦艦ヤマト」とのコラボなどが企画されると良いですね!
今年から新シリーズ「ヤマトよ永遠に REVEL3199」もスタートする事ですし、ヤマト製作委員会と大和ミュージアムさんには強く期待したいところです。
コメント
大和の記念碑が、老朽化して最近は立入禁止となって傍に行けないそうですが、一昨日のニュースで修理されるような動きがあるようで、修理されて立ち入りが再開したらいずれは実際に訪れたいと思ってます。ブログの指摘のようにヤマトの方があちこちミスがあるようで、米艦載機を主砲で撃ち抜いて撃墜した事実はないようです。更にいえば大和自体が大爆発の折に艦体が3つに裂けてしまった現実とは違い、大和は穴が空いただけでした。2199ではサイズも異なるので偽装した艦体そのものがレプリカを式典で沈めたものという新たな解釈が加えられてますし、ヤマトの物語はあくまでもフィクションですから、色々と異なっていてもいいように思えます。1つはっきり言えることは、我々はこの話に触れたとき、或いは大和という日本の漢の艦があり、子供たちの未来のために戦って犠牲になったお陰で今日があるということを知り、その大和がヤマトとして地球を救うために蘇る未来があるかもしれない。そう思わせてくれたこの作品はノスタルジーを感じざるを得ないということです。
ABARTH様、コメントをありがとうございます。
戦艦大和は沈没時に大爆発が確認されていましたので、当時からバラバラになっているという指摘はありましたが、それでも夕日に眠る大和のイメージが強くて、実際、海底調査でバラバラになったヤマトの写真を見た時はかなりショックでしたね。
ちなみに私はドキュメンタリーなどに嘘が入るのはマズいですが、娯楽性を重視したフィクションではある程度の嘘は許容されても良いと思っています。
物語にリアルさは必要ではありますが、リアルであれば面白いかと言われればそれもまた違いますからね。
それにしても、大和は大戦中は全然活躍できなかったと言われており、それは確かに事実ですが、その一方で、特攻時に訓示で読み上げられた「帝国海軍海上部隊の栄光を後世に残す」という点だけは間違いなく達成したなと思います。
坊ノ岬海戦で亡くなられた全ての方に改めてご冥福を心よりお祈り申し上げます。
宇宙戦艦ヤマトの1話に舟で漁に出てるところ大和に遭遇するシーンがあり親父が何か言いますが大和と武蔵の存在を日本国民が知ったのは終戦後です。
松岡様、コメントをありがとうございます。
大和が有名になったのは戦後というのは確かですが、大和の母港である呉では建造からその存在を知っていたみたいですね、
実際、あんな大きな艦を隠すことは不可能ですし、「ここだけの話・・・」という感じで艦名程度なら公然の秘密になっていてもおかしくはありません。
ちなみに呉を舞台にした「この世界の片隅で」ではヒロインが夫に大和の話を聞いているシーンがありますが、このようなことはわりと普通にあったのではないかと思います。
なお、ヤマト第2話に登場する調子の親子ですが、時間的に見て大隅半島近辺の漁師と思われます。
呉からかなり離れているので、この漁師が大和をなぜ知っていたかは謎ですね(爆)
地元呉の人は知っていたと言いますし、日本人全員が戦後知ったわけではないですよ。
前田様、コメントをありがとうございます!
実際問題、あのようなデカい艦を隠すことは不可能ですからね。
流石に性能などは知らなかったと思いますが、大和型戦艦の存在はある程度公然の秘密になっていたと思います。