【ネタバレ注意】第2章冒9分簡単レビュー!

皆さま今晩は!
早いもので「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第二章 赤日の出撃」 の公開まであ4日。
7月の第1章から約4か月、当時は随分先だと思っていましたが、経過してしまえばあっという間でしたね。

さて、昨日ついに「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃」の冒頭9分映像が公開されました!

■「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃」冒頭9分映像(リンク先:youtube)

すでにご覧になった方も多いと思いますが、わずか9分という長さに関わらず、映像・セリフともに情報量がすさまじく、かつて福井総監督が「3199の情報量は過去最大」と断言したのも納得でしたね。
今回はこの9分の中から気になる部分をピックアップして簡単な感想を述べたいと思います。

当然ながらネタバレ満載なので第2章を事前情報0で見たい方は回避をお願いいたします。

地球に残された人々のその後


前章で地球から脱出し損ねたヒュウガや空間騎兵隊は、武装解除を命じられたものの、のちに判明するように、あくまでも「デザリアムは地球の同胞」という体裁を保つ意味もあってか、オリジナル版とは異なり、別に捕虜扱いはされなかったようです。
恐らく前章でデザリアムと交戦した部隊は、従順な者はそのままお咎め無し、反抗的な者も更迭や閑職への移動、あるいは軍からの強制除隊程度で済むのではないでしょうか。
とはいえ、旧65護衛隊組については親デザリアム派から危険分子とみなされることになるでしょうから、藤堂信乃の支配下にある情報部によって厳重な監視下に置かれることになりそうですね。

ちなみになにげに空間騎兵の倉田勝再登場!
実は前章にもちゃんと登場していたようですが、顔出しとしては2章が初です。
空間騎兵のメンバーの中ではかなりキャラ立ちしている好きなキャラなので、再登場は嬉しいです。
恐らく今後も空間騎兵隊の主力メンバーとして登場することになるでしょうが、ぜひ最後まで生存してほしいものですね。

グランドリバースに招かれる藤堂達


藤堂信乃によってグランドリバースの内部を案内される藤堂と芹沢。
信乃の言葉から二人が事前に詳細な説明を受けていることが分かりますが、微動だにしない藤堂と、絶えず周囲を見回している芹沢の対比が興味深いです。
恐らく藤堂の方は実妹である信乃からデザリアムの正体について以前から十分すぎるほどの説明と証拠を見せられていたのに対し、芹沢の方は情報としては知っていたものの、デザリアムの正体の証拠を今回初めて目にすることになったため、このように絶えず見回すような反応になってしまったのではないかと考えられます。

また興味深いのは信乃との問答。

これまで一切の感情を表に出してこなかった信乃ですが、デザリアムの地球制圧の過程で地球人に多数の死者が出たのは本意ではなかったのか、その点を突かれた時は流石に、動揺を隠しきれていませんでした
しかしその一方で
・ガミラス星の破壊→やむを得なかった。むしろヤマト艦隊の介入が事態を余計複雑にした。
・地球制圧時の犠牲者→不幸な事故。むしろ抵抗の姿勢を見せた兄さんたちがいけいない。

と、頑なにデザリアムの行為の正当化と責任転嫁を図っているのが気になりました。

まあ、彼女からしてみれば地球のためと信じてデザリアムに協力しているわけですから、デザリアムが間違っているという事実は認められないというのは分かります。
ただ、なぜそこまでデザリアムを妄信しているのか、また、デザリアムがガミラス星破壊をどのように正当化したのか気になるところですね。

聖総統スカルダートとサーダ


オリジナル版では傲慢なキャラであった聖総統スカルダートですが、3199では非常に紳士的なキャラに代わっていました。
ただこれが素なのか、それとも地球人を信頼させるための演技なのかは現時点では判断できませんね。

一方、表面的にせよ藤堂らに友好的に接する聖総統とは対照的に傍らにいるサーダは愛想笑いすら浮かべていないのが気になります。
普通、上司が友好的に相手に接していれば、自分もそれに合わせた態度を示すものですが、このサーダにはそのような雰囲気は欠片も無く、我関せずの態度を示しています。
設定では彼女は「聖総統スカルダートの優秀な補佐官」とありますが、果たして彼女はオリジナル版のように聖総統に忠誠を誓っているキャラであるのか?

個人的には3199でのスカルダートとサーダの力関係は逆であり、スカルダートの補佐官であると同時に、デザリアムのトップと思われるマザー・デザリアムの代理人として、マザー・デザリアムの意思をスカルダートに伝える役割を担っているのではないかと睨んでいます。

謎のデザリアムキャラはグレートエンペラー?

ところで、この冒頭では聖総統スカルダートが地球に降下してくるシーンがありましたが、気になるのは傍らにいるの謎のおっさん。
オリジナルには該当するキャラはいませんでしたが、果たして何者なのか。

立ち位置的にはスカルダートと同格という雰囲気であり、もしかしたらオリジナル版「新たなる旅立ち」で登場したグレートエンペラーという可能性も…?
実際、「デザリアム=未来の地球」ではなく、「デザリアム=地球を含む多数の軍閥の集合体」であり、スカルダートはあくまで地球閥のトップというならば、スカルダートと同格の存在が多数いてもおかしくはありません。
例えばスカルダートの地球帰還を確実に成功させるために、マザー・デザリアムの命の下、グレートエンペラーの軍閥が援軍として派遣されていた可能性も考えられます。
まあこのキャラについてはいずれ本編で詳しく語られることになると思いますので、続報を待ちたいと思います。

コメント

  1. 土門くんしなないで より:

    何だか続きが気になり過ぎて、、、公開が待ち遠しい。 
    地球にデザリアム本体(本物?)が来ちゃうと、物語自体がまるで連続ワープしたようにショートカットになるけれど、今回の敵は嘘つきの前科があるから、また何か企みか?
    これで、ガルマンとポラーが地球に来る理由もできるし、、、でも、これだけで終わるはずが無いよな。

    • yamasiro2202 より:

      土門くんしなないで様、コメントをありがとうございます。
      また返信が遅くなってしまい大変申し訳ございません。
      本当ですよね。
      第2章が過去最高にストレスの残る終わり方だったので、4月の第3章が待ち遠しくてたまりません。
      次章こそはスカッとする内容であってほしいですね(苦笑)
      デザリアムの正体については第2章で語られた内容についてはかなり疑っています。
      全部が嘘ではないでしょうが肝心な部分に嘘が入っている気がするんですよね。

  2. kan75 より:

    アップでスカルダートの口の中が紫なのは
    デザリアム人は地球人にとは違うのと実は変装しているのを両方匂わす意味深なカットだと思いましたね。

    • yamasiro2202 より:

      kan75様、コメントをありがとうございます!
      また返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました
      スカルダートの口が紫色であることは第2章公開前にデザリアム人=地球人ではないという事の根拠としてよく挙げられておりました。
      ただ今章でデザリアム人の体は義体であることが公開されましたので、地球人ではない事の根拠とするには薄くなった気がします。

  3. mars より:

    横に並ぶ美術品は桐生さん徳川くんのお宝鑑定団による査定結果が気になりますね。
    シノさんの反応がある意味重要だと思います、ここまで作り込まれていると「安直な実は良い人」描写とは考えにくいです。ここでマーズノイド説だと「薄ら笑い」、本当に未来人だと完全な確信があるか洗脳されてる場合「無反応」、後は咄嗟に表情を取り繕う筈。

    • yamasiro2202 より:

      mars様、コメントをありがとうございます!
      徳川君が今回鑑定ネタに関わるかは分かりませんが、桐生さんに芸術鑑定のスキルが追加されたことを考えると絶対に作中で絡んでくることは間違いなさそうですね。
      果たしていつどのように絡んでくるかは分かりませんが、かなり重要な要素になってきそうです。
      もっとも仮に美術品が模造品でも単に聖総統がインチキ美術商に騙された・・・という可能性もありますが(爆)