皆様こんばんは。
今回はヤマトマガジンで連載が始まった「宇宙戦艦ヤマト復活篇」の前日譚小説「アクエリアス・アルゴリズム」第1回の感想です。
思いっきり小説のネタバレをしておりますので、ネタバレが嫌な方は回避をお願いいたします(恐らく全4回が終了した時点で単行本化されると思いますし)
アクエリアス・アルゴリズムのあらすじ
まずこの「アクエリアス・アルゴリズム」のあらすじを簡単にまとめるならば、以下の通りです。
とある理由から軍を退役していた古代進は、艦長職を目指す妻、雪を支えながら専業主夫として娘美雪と共に平凡な日常を過ごしていた。
だが生活は北野と徳川の訪問により終わりを告げる。
匿名の通報によりヤマトが眠るアクエリアスで謎の勢力の暗躍を知った真田がその非公式の調査を古代に依頼してきたのだ。
北野と徳川、そして妻である雪と共にアクエリアスに向かう古代。
美雪が調査船に密航していたというトラブルがありつつもアクエリアスに到着した彼らの前に現れたのはディンギルの騎馬隊だった。
以前から言われている通り、この「アクエリアス・アルゴリズム」は「完結篇」から「復活篇」を物語であり、そのため第1回では当時の地球を取り巻く状況が詳細に説明されています。
特筆すべきなのは以下の4点
まず①については、以前、DVD限定ボックスの特典としてついていた小説版「復活篇」によれば「銀河交差」でガミラスとボラー連邦は完全滅亡、残党を率いてガミラス再建を目指していたデスラー総統も復活篇の時点で完全に行方不明という設定でしたが、その設定については無かったことになったようです。
今回の小説によれば、「銀河交差」によりガミラスもボラー連邦も戦争継続が不可能なほどダメージを受けたものの、共に銀河系から他所の星系に首都を遷都させたことにより、国家としての一定の勢力の保持には成功した模様。
現在は両国とも休戦協定を結び国力の回復に努めているらしいのですが、国境では絶えず小規模な衝突が繰り返され依然として冷戦状態は続いています。
しかしその一方で、ガミラスとボラーの勢力は地球を含む銀河系から完全に撤退していたため、この両国の対立が地球に影響はほぼなくなっているようです。