皆様こんにちは
昨日の「AnimeJapan 2024」での新規キャスト&キャラクター発表及び公式サイトの更新で、一気にヤマト界隈は盛り上がりましたね。
正直、今回明らかになった情報は第1章のイントロ部分程度の内容だと思いますが、それでもすごく濃密な内容。
以前、福井さんが「3199は過去最大の濃度になる」と言われていましたが、その言葉はまさに真実でしたね。
ちなみに昨日の「AnimeJapan 2024」での新規キャスト&キャラクター発表の実況はアーカイブで見られるようです。
仕事や外出などの予定があって生配信を見られなかった方は是非!
■『ヤマトよ永遠に REBEL3199』新規キャスト&キャラクター発表(AnimeJapan 2024)アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=6U843w_APPQ
さて、少し間が開いてしまいましたが、今回は1月に公開された『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』特報分析第2弾として、特報でデザリアムとボラーとの戦いを取り上げたいと思います。
デザリアムとボラー連邦は対立するか?
1月の特報で一番衝撃を受けたのは、やはりこのデザリアムのグランドリバースと交戦するボラー艦隊のシーンでしょう。
オリジナルシリーズでは登場作品が異なることもあって一切かかわる事が無かった両陣営ですが、2199でのガミラスvsガトランティスのようにこのようなドリームバトルが描かれるというのは、リメイクシリーズの魅力だと思います。
さて、このシーンについては特報公開当初、地球と同時期に「ボラー本星」にもグランドリバースが送り込まれるのではないか、などの考察がネット上で行われていましたが、昨日、公式サイトで公開された「ヒュウガ」の紹介文において、3199では「(地球は}ボラー連邦から頻繁に領海侵犯を受けている」という記述が確認されたことから、恐らくここでグランドリバースと交戦しているボラー艦隊は、領海侵犯を仕掛けたところ、たまたま地球に向かうグランドリバースに遭遇してしまった不運な艦隊のようです。
ボラーの方はデザリアムをどのように認識しているかは不明ですが、グランドリバースも攻撃しているボラー艦隊を無視しているあたり、少なくともデザリアムの目的はあくまで地球だけで、ボラーやガルマン・ガミラスは眼中になさそうです。
また、ボラーとしてもガルマン・ガミラスと全面的な戦争を繰り広げている以上、むやみに敵を増やしたくないでしょうし、デザリアムサイドからボラーに対して何らかのアクションがない限り、今回のような遭遇戦のような状況以外では積極的に対立することは無さそうですね。
ちなみにこの説明文において気になるのは、地球はボラー連邦から「領海侵犯を受けている」という点。
あえて「攻撃を受けている」ではなく、あくまで「領海侵犯を受けている」と書かれているあたり、2207年時点の地球とボラー連邦は緊張関係にはあっても、直接的な戦闘状態には突入していないことが伺えます。
この関係はちょっと面白いと思います。
2207年における地球とボラー連邦との関係は?
これはあくまで私の妄想ですが、少なくとも「REBEL3199第1章」の時点では、地球もボラー連邦も本音を言えば開戦したくないという点で一致していると思われす。
まず、ボラー連邦ですが、ガルマン・ガミラスと軍事同盟を結んでおり、恐らくは補給などの面で側面支援している地球は放置できないものの、補給線の長さや地の利の不利を考えると地球との開戦はリスクがでかすぎます。
また強大な星間国家であるボラー連邦とはいえ、動員できる兵力にはやはり限界があり、ガルマンガミラスと全面戦争している状態で、もう一つ戦線を作り、戦力の分散させなければならない状態は極力避けたいというのが本心でしょう。
このように考えると、ボラー連邦による領海侵犯は、挑発行為や攻撃を目的としている訳ではなく、地球に圧力をかけることで、地球の中立化、上手くいけば、ガルマンガミラスとの同盟破棄させ、自身の陣営に組み込むことを意図した政治的な示威行為の意味合いが強いのではないかと思われます。
実際、地球の状況を考えれば、この示威行為はあながち間違っていません。
そもそも地球は「ガミラス戦争」と「ガトランティス戦役」という二つの大戦を経て疲弊している状況であり、ボラーとの戦争は是が非でも避けたいということは2205の本編内でも語られています。
更に、「ガミラス戦争」と「ガトランティス戦役」は地球にとっては防衛戦争であったのに対し、このボラーとの戦いは完全に同盟国であるガルマン・ガミラスに巻き込まれた戦争であり、仮に勝ったところで地球には特にリターンも見込めません。
このような状況では、弱体化したガルマン・ガミラスとの同盟を破棄して、中立化ないし、ボラーと提携したほうがメリットがでかいと考える者達が出てもおかしくはありません。
おそらく、「REBEL3199第1章」の地球ではガミラスとの同盟維持派と中立派+ボラーとの同盟推進派で世論が分裂しており、どっちに転んでもおかしくない状況なのでしょう。
そして、そのような地球の世論をボラーも知っており、それゆえ、ボラーも示威行為を繰り返しているのではないでしょうか。
ちなみに、このようなボラーの行動に対して地球も艦隊の増強など強気の姿勢を示していますが、やはり本心ではボラーとの開戦を望んでおらず、ボラーの示威行為を「侵攻」や「攻撃」とは言わず、「領海侵犯」と表現して、何とか話し合いの余地を作っているのではないかと思われます。
昨日公開されたキャラクター紹介で、南部が3199で父親と決定的な亀裂を生じさせるという記述が確認できましたが、案外、裏でボラーと交渉しているのが南部の父親(政府関係者が直接交渉すると不味いので、政府に顔が効く経済界の重鎮が間に入っているという構図)なのかもしれませんね。
3199でのボラーの立ち位置
以上のことから、3199でのボラーはあくまでガルマン・ガミラスとの戦争を繰り広げているだけで、地球やデザリアムにはあまり積極的には関与しないと思われます。
ただし、地球を占領したデザリアムに対し、「敵の敵は味方」理論で同盟を持ち掛ける可能性は十分にあります。
勿論、互いに相手を利用したいだけの信頼性皆無な同盟でしょうが、もしこの同盟が成立したた場合、ボラー艦隊がヤマトの敵として立ちはだかる展開になるかもしれませんね。
またもう1つの可能性として、そもそもボラーは最初からデザリアムに操られているケースも考えられます。
もしかしたら、ボラー連邦が頻繁に領海侵犯を繰り返すのは、それにより、地球艦隊の主力を誘い出し、手薄になった地球をデザリアム軍が制圧するという計画に基づくものかもしれません。
ただ、グランドリバースにボラー艦隊が攻撃を仕掛けているあたり、末端のボラー軍人達はデザリアムという存在そのものを知らない可能性が高いです。
あるいは、銀河英雄伝説における地球教とフェザーンの関係のように、ボラーの首相を傀儡にして陰からボラーを操っているのかもしれませんね。
現時点ではボラーの情報は全くと言っていいほどないため、これ以上は推理を進めることが出来ませんが、案外、3199最大のトリックスターはボイラー連邦なのかも・・・
このあたりは続報を楽しみに待ちたいと思います。
コメント
このコメントは管理者だけが見ることができます
ABARTH様、コメントをありがとうございます。
また返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。
私もリメイク版でのディンギルの扱い方は非常に気になっています(完結編のリメイクがあればの話ですが)。
可能性の1つとしては、リメイク版ではデザリアムとディンギルの設定が統合され、3199の直接の続編としてデザリアムとの最終決戦を描く「リメイク版完結編」が作られる可能性もあるのではないかと思っています。
実際、オリジナルシリーズの両者はかなり統合しやすい設定をしているんですよね。
ディンギル帝国は旧作完結編を見てもあまり大きな勢力とは考えられず
むしろ地球が初めて衝突する自分と同格の敵という描かれ方で登場し
自力で星間問題に立ち向かう姿を描くことでリメイク版シリーズの完結編とするのではないでしょうか?
匿名様、コメントをありがとございます。
あくまで私の勝手な予想ですが、リメイクでのディンギル帝国は3199でのデザリアムに統合される気がしています。
実際、オリジナルシリーズから暗黒星団帝国とディンギルは似た設定を有していますので、統合させやすいんですよね。
3199でデザリアムは全滅・・・したかに見えたが実は聖総統を中心とした残党が逃げ延びており、回遊惑星アクエリアスを使って地球に逆襲しかけてくるのではないかなと思っています。