「未来への航路」は3199の伏線?

皆様今晩は!!
残り少なくなった2023年、いかがお過ごしでしょうか?
私は、久しぶりに『宇宙戦艦ヤマト 未来への航路』をプレイしていました。

今年の2023年6月にリリースされたこのブラウザゲームは、久しぶりに登場したヤマトを題材としたゲームとして私も大いに期待していたのですが、正直、面白みに欠ける作業ゲームであるので、昔、プレイしていたヒロレコほど熱中できていません。
ただ、不定期でアップデートされているため、実装された新規イラストを見るついでに時々プレイしています。

で、本日、久しぶりにプレイしたところ、これまで存在していなかったプロローグが追加されていること気が付き、さっそく見てみたのですが、これがまた非常に興味深い内容でした。

主人公の所属と背景が判明

この「未来への航路」ではオリジナル主人公を採用しているにもかかわらず、そのキャラの背景や設定はゲーム内ではほとんど語られていませんでした。
しかし、このプロローグでは、主人公が、コスモタイガーⅡのパイロットで、非常に奇妙な経緯でヤマトに乗りこむことになったエピソードが描かれていました。



ここで描かれたエピソードを簡単にまとめるならば以下のような内容です。

①コスモタイガーⅡのパイロットとして地球に侵攻してきたガトランティス艦隊の攻撃に参加
②戦闘の最中、白色彗星の超重力に引きずり込まれる。
③気が付いたら別の宇宙空間におり、ガトランティス艦隊と交戦しているヤマトを発見。
④戦闘後、ヤマトに合流しクルーたちと会話したところ、どうも話が嚙み合わないことから自身が並行世界に来たことに気が付く。
④元の世界に戻る手段が見つかるまでヤマトと行動を共にすることにする。

この「別の宇宙に行く」というのは、この手のゲームのシナリオでは珍しくなく、例えば、以前ご紹介した「ヒロレコ」と「シドニアの騎士」のコラボ「アストロキングス」と「宇宙戦艦ヤマト2205」のコラボのエピソードでも「パラレルワールド」設定が採用されていました。
ただ、別作品のキャラを登場しなければならないコラボイベントではなく、ゲームのメインストーリーとして並行世界を出してくるのは非常に珍しいですね。

正直、単にヤマトキャラとオリジナル主人公を絡ませるならば、別の艦の艦長候補であるオリジナル主人公が研修でヤマトに着任した・・・という設定でもよいはずです。
にもかかわらず、なぜわざわざ「並行世界」という設定をこのゲームのメインストーリーに持ち込んだのか?

3199の伏線?

ここで気になるのは、この「未来への航路」に「2202」以降のシナリオを担当されている福井さんがガッツリ絡んでいるという話があるということです。
まあソース元が某副監督であるので信ぴょう性に疑問があり、本当に福井さんが「未来への航路」に関与しているのかはわかりません。
しかし、もしこの噂が本当であり、そしてこのエピソードを考えたのが福井さんであるならば、この並行世界設定はリメイクシリーズ、とりわけ次回作「REVEL3199」でガッツリ絡んでくるのかもしれません。

特にオリジナル主人公がヤマトクルーとの会話で、自分がワープしたわけではなく、並行世界に来たと判断できるあたり、彼(ないし彼女)が知っているヤマトは全く違う運命をたどっている可能性があります。
デザリアムの正体が「時間断層の継続」を選んだ地球という説は以前から言われていますが、もしかしたらこの「未来への航路」の世界こそ、この「デザリアム」化する地球の世界線なのかもしれませんね。

はっきり言って、この「未来への航路」はゲームとしては全然面白くありません。
ただし、1つの物語としては十分に魅力があると思います。
ぜひ今後、ノベライズ化とかコミカライズ化して欲しいですね。