森雪の艦長就任はおかしいか?

皆様今晩は!
先日アップされた「「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2021年の宣伝会議〈其の参〉」において、2205に関する新情報が多数公開されました。
その中で、ついに以前から気になっていた森雪(2205ver)の全身図も公開!
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以前考察したとおり、艦長コートの下は白の艦内服を着込むようです。
この通称「白雪」は以前から見たいと思っていたので、今回実現して非常に嬉しいですね。
2205における彼女の役割は今回はっきりとは言われませんでしたが、ヤマトと戦隊を組む「補給艦アスカ」の艦長になるという事はほぼ確定であると思われます。
ネット上の他の方がなされている考察でもこの点についてはほぼ一致していますが、一部に雪の艦長就任は彼女のキャリア的におかしいのではないかという意見も散見されます。
2199や2202の序盤において、雪は後方の司令部要員として勤務していたことがその根拠となっているようですが、果たして雪の艦長就任はおかしいのでしょうか?
そこで今回は、雪の艦長就任について検証してみたいと思います。

雪が艦長に就任する4つの理由

まず結論から言ってしまうと雪が艦長に就任すること自体は、
①ヤマトの船務長に就任し、実務を経験している
②ガミラス戦争・ガトランティス戦役による深刻な人材不足
③AIによるサポートが可能
④本人の希望

といった理由から、そこまでおかしなことではないと思います。

■ヤマトの船務長に就任し、実務を経験している


雪は確かに司令部要員としての勤務も多いですが、イスカンダル航海中のヤマトにおいて船務長として艦隊勤務の実務と実戦を経験しています。
また雪が就任した「船務長」は、現在の海自においては専任の副長不在の時は副長を兼任することになる高級幹部であり、恐らくヤマトにおいても、艦長の沖田、副長の真田に次ぐ序列第3位の幹部クルーだったと思われます。
このヤマトの勤務においても能力や勤務態度に特に問題はなく、大所帯である船務科をしっかり取りまとめヤマトの航海成功に寄与しています。
このような経歴の持ち主ならば、艦長職への就任はむしろごく自然なことではないでしょうか。
ちなみに戦術長の古代君とは同格であり、何らかの理由で艦長と副長が共に指揮をとれない時は、戦闘時においては古代君が、平時においては雪が艦の指揮権を有するという関係だったのではないでしょうか。

■ガミラス戦争・ガトランティス戦役による深刻な人材不足


また、ガミラス戦争とガトランティス戦役という2度の大きな戦いによって、地球は経験豊富な指揮官を大量に失っており、深刻な人材不足に陥っています。
雪の艦隊勤務の経験は確かに1~2年程度ですが、ガトランティス戦役後においては実戦経験を持っている貴重な上級士官の一人であることは間違いなく、不足している前線指揮官の穴を少しでも埋める為にも雪の艦長就任は状況的にもごく自然です。

■AIによるサポートが可能


さらに、ガトランティス戦役の最中に開発が進んだAIの存在も雪の艦長就任を後押ししたと思われます。
ガトランティス戦役時、銀河の艦長として火星戦線の防衛を担当していた藤堂早紀艦長も前線指揮官を務めるにはやや経験が不足していたようでしたが、戦術AIを駆使することによってしっかり火星戦線を支えていました。
時間断層の崩壊によるマザーコンピューターとのアクセス切れにより、ガトランティス戦役時ほどの大規模な判断はAIに望めないようですが、それでもAIからの最低限のサポートは望めると思います。
恐らく2205時点では作戦立案能力などの戦術・戦略部分はAIによって補う事が可能であり、逆に艦長として求められているものは、とっさの判断力とクルーに対する統率力なのではないでしょうか。
そして、ヤマトの2度の航海での実績から雪はその二つの能力をしっかり満たしていると判断されたのだと思います

■本人の希望


そして最後に、アスカへの艦長就任は本人の希望もあったのではないかと思われます。
というのも、時間断層と引き換えに現実世界に戻った古代君はその代償の大きさに責任を感じており、恐らく地球の平和にその身を捧げる事を決意したのではないでしょうか。
そしてそんな恋人の姿に、雪もまた安全な後方いるのではなく、前線に出て古代とともに戦う事を決断し、その結果が補給艦「アスカ」への艦長就任だったのではないかと思われます。

ちなみに彼女の指揮するアスカは、真田が指揮するヒュウガと比較しても武装が少ないように感じられます。
勿論それは補給艦であることも理由の1つでしょうが、個人的には銀河のように強力な波動防壁を展開でき、アスカ自身だけではなくヤマトやヒュウガを守ることが出来る、防御に特化した艦なのではないかと思われます。
最愛の男を守るための船
それが補給艦アスカの正体であり、古代と共に戦う決断をした雪が望んだ力そのものなのではないでしょうか。
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コメント

  1. kazu より:

    SECRET: 0
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    2202冒頭のカラクルム級が地球に突入してきた際のどう見ても間に合わないと思える状況でも、少しでも地球人を助けるため、怯むことなく避難を開始すると決めたり、古代が選択を迫られた時には古代に選ばせないと身を呈することができる、冷静かつ適切な判断力を持ち合わせており、適性があるかと。もっとも、仰る通りヤマト第一艦橋クルーは、ガミラス戦やガトランティス戦などをくぐり抜けてきた猛者であって、他の地球人の誰よりも経験値が高いので、戦闘艦の艦長は務まるのではないかと。

    島、しゅんらんが待ってるかもよー
    早紀の方がスタイル良いかな〜。すみません

  2. 山城2199 より:

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    kazu様、コメントをありがとうございます!
    また返信が遅れてしまい大変失礼いたしました

    島君も本来なら艦長職就任もおかしくないのですが、今回ちょっと冷遇されてしまいましたね(苦笑)
    他の方の検証で2202序盤の島君は予備役だったのではないかとの指摘を頂きましたが、それなば同期の古代君と比べて昇級が遅れている理由としても納得ですので、公式でもそのような設定になっているのかもしれません。
    果たして島君が艦長になる日は来るのでしょうか?
    個人的には、無人戦艦をコントロールする展開があるのかという方が気になりますが(笑)

    雪に関しては着やせなんじゃないかなと思っています(実際、他のイラストで描かれている雪はかなりスタイルが良いです)
    あるいは胸が邪魔にならないようにスポーツブラなどで押さえているのかもしれませんね。