皆様おはようございます。
今回は、1章本予告から予想される3199での南部財閥の立ち位置を考察してみたいと思います。
今回の本予告では、デザリアムの侵攻を覚悟を決めた表情で見つめる南部財閥総帥南部康造のシーンが映し出されています。
このシーンでの南部康造の表情からは一切の動揺が確認できないことから、恐らくデザリアムの地球侵攻について事前に知っていたものと思われます。
またこの侵攻にあたって、迎撃に出た地球防衛艦隊の無人艦隊のコントロールシステムがバグを引き起こすなどの現象が発生していることを考えると、防衛設備分野に強い影響力を持つ南部財閥がこのデザリアムの侵攻に協力していた可能性が非常に高いと言わざるを得ません。
恐らくですが、3199において南部康造がデザリアムに協力しているのはほぼ間違いないと思われます。
では何故、彼はそのようなことをしたのか?
結論から言えば、彼は一人息子である南部康夫の命を人質に取られて、協力を強要されたのではないかと思われます。
なぜ父・息子の関係は悪化するのか
既に公開されている3199のキャラクター紹介において、南部康造と息子の康夫の紹介文にはそれぞれ両者との関係悪化が明記されており、特に康造の方には「いま決定的な“断絶”が訪れようとしている。」とすら書かれてしまっています。
両者の折り合いが悪いことは2199第7話での赤道祭のエピソードでも描かれていますが、ただこの時は父、康造は独善的ではあっても息子である康夫の身を真剣に案じており、康夫の方もそんな父親に反発しながらも完全には嫌いになれない(そもそも本当に嫌っていたら通信すらしない)複雑な心境が見とれます。
また2202においても康夫が艦隊勤務を続けていることを踏まえると、なんやかんやと言って康造も息子の生き方を邪魔しようとはしていません(彼の立場なら息子を安全な後方に配置するよう働きかけることも可能)。
このように考えると、2205までは真の意味で両者の関係はそこまで悪くは無かったものと思われます。
これを踏まえると、両者の関係が急激に悪化したのは2205以降であると思われます。
今回公開されたPVで車内で激怒している康夫の姿が描かれていますが、空が青空であることからこのシーンはデザリアムの襲来前のシーンであると思います。
恐らく何らかの理由で康夫は父親である康造に会いに行ったものの、冷たくあしらわれたのではないかと思います。
恐らくですが2205の物語終了直後あたりで、デザリアムから南部康造に接触があり、息子の命を人質に協力を強要されたのではないでしょうか。
そのため康造は息子の命を守るためにデアリアムに協力するとともに、地球の裏切り者になる自分から少しでも遠ざける為に意図的に息子に冷たくあたって関係を悪化させていったのではないでしょうか。
子供を守るためならば地獄に落ちることもいとわないというのは2202で加藤が実践しています。
3199で康夫は艦隊勤務から外され、新都から距離を置く第21航空群基地へ配属されているとのことですが、これも恐らくは康造の働き掛けによるものであり、これまで絶対にしてこなかった人事への介入をあえてすることで息子からのヘイトを買うとともに、デザリアムの攻撃が行われることになる新都から息子を引き離そうとしたと思われます。
ただ息子である康夫はそんな父親の内心など知るすべもなく、(ある意味で父親の思惑通り)決定的な“断絶”を迎えることになるのではないでしょうか。
父子の関係修復はあり得るか?
私個人としては最終的に康造と康夫は和解するとのではないかと思います。
そしてその両者の和解のきっかけとなるのが土門君の経験ではないかと考えています。
現時点では完全な憶測になりますが、土門の父親も康造と同様に息子の命を人質にデザリアムへの協力を強いられ、その結果、命を落とすことになったのではないでしょうか(協力を拒んで自殺、あるいは用済みとして口封じに消された)。
3199において、土門は何らかの流れでその真実を知り、そのことから康造もデザリアムに脅されて協力を強いられているという真実に辿り着くのではないか。
もしかしたら
「自分は父親を助けることができなかったけど、あなたはまだ間に合います!」
といった感じのセリフで土門は南部を説得する展開などがあるのかもしれませんね。
ただ理由はどうであれ康造が地球を裏切ったのは紛れもない事実ですので、恐らくは何らかの形で責任を取るように康造は3199で死亡すると思われます。
それでも(わずかな時間でも)息子と本当に和解できたとすれば彼にとっては悔いのない結末になると思われます。
ちなみに康造も一方的に利用されるのではなく、一矢報いるためにデザリアムサイドにも何かの毒を仕込んでいそうですね。
あるいはそれが地球奪還の決め手になるのかもしれませんね。
コメント
気になってること。
デザリアム人が地球人のなれの果てではないかという考察。では何故デザリアム人は「青い肌」をしているのか?
2205前編でデスラーがガルマン人に言った言葉「これからは青い肌青い血の…」というのが引っかかるんだよね。
私が考えるに、デザリアムというのは遥か大昔にシャルバート教を信奉するガルマン派が自星を離れて別の星を侵攻していた時に、イスカンダルから波動エネルギーの攻撃を受けて別次元に飛ばされたのではないかと。それが1000年先の未来。
2205後編でゴルバがイスカンダルを銀河系方面に運ぼうとしていたけどあれは地球にではなくガルマン星に運んで、波動エネルギーを使って別次元のデザリアムを現次元に移すことを目論んでいたのではないかと考える。
メルダースとデーダーの会話中に流れていた地球のクラシック音楽、あれはどうやってデザリアムは手に入れていたのか?もしかしたらデザリアムは地球が時間断層を廃棄するまでの間にこっそり地球に侵入して様々な情報を入手していたのかも知れない。その役割を果たしていたのが技術将校のアルフォンだったりして。だから「私は帰ってきた」というセリフが出るのも頷けたり。南部重工はその時に接触したか?
南部父子の決定的な確執は何か、自分はもしかすると雪さんが関わるのかもと思ってしまいます。
3199では旧作ヤマトⅢで行われなかったヤマトが揚羽財閥に占領されるネタを使って、南部財閥がヤマトを占領するのではとれみるちょり氏を始めとして色んな人や予測を立てました。
ならいつ占領されるのか、おそらくデザリアムが地球占領後でしょう、デザリアムが南部財閥に南部親子の身の安全を盾に地球の希望であるヤマトの鹵獲、それが出来なければヤマトのリーダーたる古代の女である雪さんの捕獲を命じるかもしれません。
南部財閥の案内の元と南部財閥の機動部隊がアルフォン少尉と共にイカリスを襲撃する、勿論ヤマト占領には失敗します、だが雪さんを捕獲できた。
雪さんを捕らえようとしたのはヤマトの情報を手にれるためや古代への人質に使うためと言うのもありますが、デザリアムにとって雪さんは地球人を知るための必要な素材とされる可能性もあります。
これなら南部は父親と確執を持ちます、けれど修正不能な出来事がもう一つあるのでと思います。
自分は旧作のデザリアムこと暗黒星団帝国が鍵となると感じます。
暗黒星団帝国は脳以外全てを機械化したため生物として衰退しきり種として滅亡が迫っている状況だったので生身の肉体を得るために脳を破壊する重核子爆弾を地球に置いたのはご存じの通りです。
そのためか科学では作れない芸術や文化と言った心に響く物に関心を持っています、リメイク版のアルフォン少尉が愛を知るために雪さんを手に入れたのもそれに当たります。
それが何なのかと言うと、この事実が話のネックだと思います。
劇中の暗黒星団帝国のメンバーを見ると男性ばかりで女性は聖総統スカルダートの側近であるサーダしかおりません、これは単に暗黒星団帝国の未来となる子供を生む女達を戦争に巻き込まいように首都惑星デザリアムのどこかに避難させて守っていたのか、或いは暗黒星団帝国が滅亡寸前という描写から女性がいなくなってしまったという意味も含まれているのか・・・
前者なら重核子爆弾使用後に女性の体も手に入れたでしょう、けれど劇中でサーダ以外の女性の描写がありません、ならば後者と言う可能性が大きいかもしれません。
暗黒星団帝国は子を産める女性が大勢捕獲して重核子爆弾の影響がない宇宙に連れて行かれ、女達は生き残る代わりに暗黒星団帝国の未来となる子供を産まされることになるでしょう。
大切な母体の損失を防ぐために、自殺したり反抗できないように肉体を制御する改造を施されて成すがままにされるでしょう・・・
序に言えば科学で作れない物への憧れから出産適齢期だけでなく美しい美貌を持つ女性を、特に心が綺麗な女性を優先的に選別して確保したと思います、恐らくリメイク版のアルフォン少尉が愛を知るために雪さんを選んだのも美貌が理由として含まれると思います。
一応根拠があります、地球を占領した暗黒星団帝国は重核子爆弾を中々爆発させませんでした、肉体が欲しいのならさっさと爆発させればいいはずです、なのに地球を脅迫するために使用しました。
パルチザンの必死の抵抗で爆発させる余裕がなかったのもあるでしょうが脅迫のために使ったことを考えると、暗黒星団帝国の未来となる子供を産む女性を選別して確保する時間を稼いでいたのではと思えてなりません、それがパルチザンに勝利する隙を与えてしまい破れてしまった・・・
もしもこの事がリメイク版でも適用するならば雪さんは素材は素材でも女性を調べるために捕らえられたと言う事になり、何れはデザリアムの子供を産まされることになります。
之だけでも南部にしたら「ふざけんな!」になるでしょう、けれど問題なのはもっと深い部分にあります。
雪さんや選別された女達は人工授精による産む機械にされる訳ではなく、科学では作れない物に憧れるデザリアムは自然生殖、男女のまぐわいによって子を作ろうとしているのです。
アルフォンが愛を知ろうとしているのは、生物として終わっているデザリアムが人になるには愛が必要だと感じたからです、故に愛による男女のまぐわいによって子を作る、之をデザリアムで定着させようとしているのではと思います。
暗黒星団帝国の面々は、ヤマトシリーズの今までの敵達と比べると意外に身内同士の絆があるとされますので男女の愛も定着させやすいのかもしれません。
またこの事でヤマトを倒す一助になる可能性もあります、もしも雪さんがアルフォンを愛して添い遂げ子を成したら、地球人からしたらヤマト艦長の女が堕ちたと言うのは動揺を呼びます、地球の希望であるヤマトの勝利を疑問視してデザリアムに跪く者が増えるでしょう、パルチザンも分裂する筈です。
勿論デザリアムを倒すために戦っているヤマトクルー、特に雪さんと親しい者達の動揺は凄まじいでしょう、特に必ず雪を助けると誓った古代は愛する雪さんが地球を奪った敵を愛して添い遂げたと知ったら絶望は必須です、それでも助けに行ったはいいが別れを切り出されたら古代が自殺を選んでも疑問に思いません。
そう言ったメリットがあると同時に身内に甘いデザリアムはアルフォンが愛を知ることとデザリアム全体に愛を定着させることを許したのではと思います。
この事で南部は父親と修正不能になると思います、自分が片思いした雪さんが自分が認めた古代ではなく地球を占領した敵兵と結ばれる、南部の脳内には愛し合う雪さんとアルフォン少尉の男女のまぐわいを想像してしまい・・・最早南部は怒りのあまり父親を殺すまで父子の関係は修正できなくなってしまうでしょう・・・