ヤマト2205‐妄想篇—序章①

皆様こんばんは!
レインマン様の「2205‐新たなる旅立ち‐」予想に触発されて私も「2205」のプロットを製作してみることにいたしました!
もちろん、全部私の勝手な妄想です!
一応、現在まで公開されている2205の情報は取り込んではいますが、公式の作品とは一切関係はございません。
あくまで「私が2205を製作するならこんな風にする」という気持ちで制作するプロットですので、その点をご理解の上楽しんでいただければ幸いです!
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序章①デスラー総統の帰還

-Act1:帰還-
時は2204年、ガトランティス戦役より2か月後・・・
ガミラスは大きな衝撃に見舞われていた。
5年前のヤマトとの戦いで死亡したと思われていたデスラー総統が大艦隊を率いてサレザー恒星系に帰還を果たしたのである。
付き従うのはタラン元国防相とその弟であるタラン上級大将、元銀河系方面軍司令長官ゲール大将、元作戦部長ヒステンバーガー大将、さらには民主化以降、麾下兵力を引き連れて消息を絶っていたグスタフ、ダス・ルーゲンス、シー・フラーゲといった各将軍たちの姿があった。
このデスラー艦隊の出現に対し、ガミラス民主政権もディッツ提督指揮する防衛艦隊が出撃、両者はサレザー恒星系外苑でにらみ合うことになる。
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一触即発のこの事態はイスカンダルの女王、スターシャが仲介することで武力衝突という最悪の事態は免れることになった。
両派閥は話し合いの末「国民投票」により誰にガミラスの未来を託すか決めることとなった。
国民の良識を信じるヒスとディッツの姿に皮肉げな笑み浮かべるデスラー
一方、スターシャとユリーシャはひそかに話し合い、万が一のことを考えてスターシャと古代守の間にできた娘、サーシャを地球に脱出させることを決めた。
幼い娘をイスカンダルやガミラスのもめごとに巻き込みたくないという思いによるものだった
成人するまで地球人よりも3倍のスピードで育つイスカンダル人の特性により12歳の外観を持つサーシャはガミラスの定期船で地球へと送り込まれ、父親の親友であった真田を頼ることとなった。
藤堂長官と話し合った末、真田は彼女に自分の姪として「澪」という名を与えその正体を隠すことにした。
そしてその身柄は佐渡先生に預けられ衛生士としての教育を受けることになる。
彼女が見習い衛生士としてヤマトに乗り込むことになるのは、1年後のことだ。

-Act2:大演説-
ガトランティス戦役より半年後、ついに国民の前でデスラー総統の帰還と国民投票の実施が告知される。
国民の厳しい視線の前に現れたデスラー総統は、少しも動じることなくかつての自分の過ちを謝した後、ガミラスの現状を語り始めた。
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もうガミラス星の寿命は長くないこと。
先の地球との戦いは、新しい移住先を作り上げるためのものであり、それを失った以上、新たな移住先を探す必要があること。
それはガミラス民主政権がひた隠しにしていた事実の暴露であり、ヒス政権が国民の信頼を失うに十分であった。
彼は続ける
今、ガミラスには断固な意思で大事業を成し遂げる指導者が必要であり、そを果たせるのはこのアベルト・デスラーしかいないと。
いつの間にか国民たちは目を輝かせてデスラーの姿を見つめ、その言葉に聞き入る。
それはまさに4年前に戻ったかのような光景だった。
国民たちは熱に浮かされたように口々に叫びだす。
「ガーレ・デスラー、総統万歳!!」と。
そんな国民の姿を絶望的な表情で見つめるヒスたち民主政権のメンバー。
彼らは内心で問う。
「この国民の単純さは何だ、自分たちの4年間は何だったのだ。」と。

-Act3:総選挙-
選挙が開催された。
偶然にもそれは地球で「時間断層の是非」を問う真田の演説が行われたのと同日だった。
結果は圧倒的な投票数を得て、デスラーが再び終身総統に返り咲くこととなった。
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敗れたヒスとディッツは政治から引退。
ユリーシャはイスカンダルへと帰り、ドメル夫人であるエリーザはガミラスを去った。
再び総統制へと戻ったガミラスのもとに、地球から一つの連絡が届いた。
それは、銀河系中心部を探索していた調査船団がガミラス・イスカンダルとそっくりの二連星を発見したというものだった。
いま、運命の歯車が動き出したのだった。

解説

今回は「2205」本編のプロットに入る前、序章のプロットです。
時期的には古代と雪がテレサ空間に飛ばされた半年間に発生したという設定であり、それが2205本編プロットを書く上で必要だったので、本編に入る前に序章として用意することにいたしました。
以前はデスラー総統と民主政権は和解する流れと考えておりましたが、レインマン様のプロットにあった「総選挙で返り咲く」という展開を見て、「これはよいな」とおもい私のプロットでも採用させていただきました。
以下、細かい補足です。

①デスラー派の将軍たちについて
タラン兄やゲール将軍はぜひ再登場してほしいので生存ということにしました
2202で登場しなかったのは、総統派艦隊の再建のために後方の基地にいたからという設定です。
なお、今回登場した将軍たちの名前はⅢや2で登場している将軍たちです。

②真田澪について
2205で登場する新女性キャラはサーシャであると考え、衛生士であることからこのような流れで真田さんや佐渡先生に預けられたと考えています。
本来なら父親の弟である進を頼るのが筋なのにそれができなかったのは、この時点ではテレサ空間にいたので頼ることができなかったという設定です。
ちなみに古代たちを迎えに行ったとき、佐渡先生がヤマトに乗っていなかったのはサーシャの保護者を引き受けていたからという理由づけにしています。

③総選挙について
国民の良識に裏切られる民主政権の指導者たち
ちなみにデスラー総統は国民にそんなものを期待するのは無駄だと知っていたので、この結末は読み切っていました。
皮肉な笑みを浮かべていたのはそのためです。

コメント

  1. レインマン より:

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    山城様

    早速読ませていただきました!
    まだ序の序ですが、実に面白そうです。
    特にデスラーの復権プロセスとガミラス人民の描写は、私のプロットよりもリアリティがあり、今後の展開に深みが出そうです。
    モチーフが同じである以上、山城様の妄想篇と私の想像篇には、共通点もあるでしょうが、それ以上に良い意味で相違点が出そうで、それがとても楽しみです。
    是非この先も読ませて下さい‼︎

  2. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    レインマン様、ご感想ありがとうございます!

    > 早速読ませていただきました!
    > まだ序の序ですが、実に面白そうです。
    > 特にデスラーの復権プロセスとガミラス人民の描写は、私のプロットよりもリアリティがあり、今後の展開に深みが出そうです。

    期待させ回申し訳ないのですが、実は今回の政治劇はガミラスサイドの舞台設定&人員整理という側面が強いので、今後はあまりストーリーには絡んできません(汗)
    むしろ地球サイドやイスカンダルのほうが重要になってきますのでお楽しみに!

    > モチーフが同じである以上、山城様の妄想篇と私の想像篇には、共通点もあるでしょうが、それ以上に良い意味で相違点が出そうで、それがとても楽しみです。
    > 是非この先も読ませて下さい‼︎

    そのようにおっしゃっていただけると本当に嬉しいです。
    今、リアルのほうが忙しいので更新が遅れてしまうかと思いますが頑張って執筆をつづけていこうと思っております。
    最後までお付き合いしてただけたら幸いです!