皆様こんばんは!
むらかわ先生のブログやInstagram、そして公式でも大々的に告知されたむらかわ版2199の復活。
連載再開は12月16日、さらにコミックス最新9巻も12月26日に発売されることが正式に決まり、年甲斐もなく今からワクワクが止まりません。
折角ですからヤマトクルーさんには復活を記念してむらかわ先生のイラストを使用したグッズを販売してくれると嬉しいです。
特に、復活記念でイベントでむらかわ先生が配布されたクリアファイルは是非ヤマトクルーさんの通販で手に入るようにして欲しいですね。
勿論、むらかわ先生の御許可が下りればの話ですが(苦笑)
そんな期待の高まるむらかわ版2199、今回はせっかくですから12月から始まる新章の展開を予想してみたいと思います。
オリジナル展開に突入するむらかわ版2199
先日、アップした「ヤマトマガジンVol.15着弾!」でも触れましたが、むらかわ版2199の物語は基本的にアニメ版の内容は尊重しつつも、オリジナルが強めの展開になっていくようです。
むらかわ先生の言葉を借りるならば、登る山と辿り着く場所は同じだが、その場所に至るルートが違うそうです。
確かに既刊である8巻まででも、アニメ版とは同じイベントが発生しつつもだいぶ設定や人間関係が変更されています。
しかしこれまでの設定の変更は、アニメ版では描かれなかった設定を独自に補足する側面が強く、そこまでストーリーに大きな変化をもたらすものではありませんでした。
またストーリーの変更も
①次元潜航艇との戦闘
②ミレーネル潜入
③総統暗殺事件
④ドメル艦隊との初戦闘
の4つのイベントの順番がアニメ版とは異なっていますが、そこはストーリーの繋がりを考えて変更された形であり、少なくとも今の段階ではルートが違っているとまでは言いにくいです。
恐らくですが、ルートが本格的に変わってくるのは12月から始まる新章からだと思われます。
特に8巻で描かれたイズモ計画派の反乱で星名君と伊東さんの立場が大きく変わったのがその伏線になっているのではないでしょうか。
では具体的にどのような変化が起きるのか。
個人的に以下のような変更が起きるのではないでしょうか。
雪が拉致されない
まず最大の変化が「七色星団篇」で雪が拉致されるイベントが消滅することではないでしょうか。
このように考える根拠は3つあります。
1つ目は雪と山本の関係です。
アニメ版では古代を巡る雪と山本の女の戦いは第5章の時点で決着がついており、以後2人が絡むことはほとんどありませんでした。
しかし、むらかわ版では決着がつくどころか、むしろ互いに恋のライバルとして意識するようになっており決着は当分つきそうにありません。
もしアニメ版同様、七色星団篇で雪が拉致されるのであるならば、ここまで山本の関係を長く、そして綿密に描くでしょうか?
おそらくむらかわ先生は、雪と山本の関係をコミカライズ版の1つの見せ場として描く予定であり、そのように考えるならば「七色星団」での拉致イベントが無くなるというのはそこまでおかしな話ではありません。
2つ目はアニメ版で拉致された前提条件が、むらかわ版では消失している点です。
アニメ版で雪が拉致されるきっかけとなったのは、星名君が不用意に見知らぬ顔のクルーを誰何し撃たれた事です(さらに言えば、それがユリ―シャ覚醒の契機になった)
しかしむらかわ版では星名君はイズモ計画派の主犯として拘束されてしまい、七色星団篇では恐らく独房の中です。
これでアニメの流れで雪の拉致イベントが起こるとは少々考えづらいです。
あるいはむらかわ版では星名君の役割を伊東さんが担うことになるのかもしれませんが、正直言って、伊東さんがアニメのような流れで撃たれるような人物とは思えません(誰何した時点で銃を抜いていそうですし)。
個人的には反乱編で星名君と伊東さんの役割が交代されたのは、アニメ版を知っている人へのサプライズであると同時にコミカライズ版では七色星団篇で雪の達イベントはやらないという伏線ではないかと考えています。
そして3つ目は、そもそもむらかわ先生は七色星団篇をそこまで詳しく描く気はなかったという点です。
これは先日届いた「ヤマトマガジンVol.15」に掲載されていたインタビュー記事であったのですが、当初新章は冒頭でヤマトの波動砲にドリルミサイルが刺さった状態で始め、さっさと七色星団戦を終わらせる予定だったそうです。
つまり、むらかわ先生の構想では七色星団戦はあっさり終わらせても良い戦いであり、本当に描きたいのはそれ以降の物語であると取ることが出来ます。
もし七色星団戦で雪が拉致されるのであるならばそこまであっさりと終わらせることはできないはずです。
逆に言えば、むらかわ先生は拉致イベントを描く予定が無いからこそ、七色星団戦をあっさり終わらせる気だったのではないでしょうか。
結局、七色星団戦はまるまる1章を使って描くことになったそうですが、同時に当初のプロットはそこまで変えてはいないと思いますので、むらかわ版の七色星団戦は、2199版よりもオリジナル版に近い純粋な戦いとして描かれることになるのではないでしょうか。
星名君と岬ちゃんの途中リタイア
またこれはストーリーに大きな変化をもたらすものとは思いませんが、むらかわ版では星名君と岬ちゃんの運命がアニメ版と全然違うものになる気がします。
星名君に関してはすでに反乱の首謀者として拘束されると、アニメ版とは180度異なる結末となっていますが、それに伴い、恋人である岬ちゃんの運命も暗転するのではないでしょうか。
これはあくまで私の勝手な予想になりますが、以前、むらかわ先生がコミカライズ版で復活させたいと言っていたダイヤモンド大陸ネタば、星名君と岬ちゃんの結末の地として描かれる気がしています。
具体的には、このダイヤモンド大陸はイスカンダルではなく別の星にあり、補給か修理の過程でその惑星にヤマトが寄った際に、拘束されていた旧イズモ計画派のメンバーが脱走するという事件が発生するのではないでしょうか?
旧作ではその際に雪を拉致しますが、コミカライズ版では岬ちゃんを拉致し(というより、岬ちゃんが星名君たちを脱走させて一緒に逃げるのではないか?)、この惑星に居住しようと試みますが色々あってその試みは失敗、脱走したイズモ計画派は全滅し、その犠牲者の中に岬ちゃんと星名君(ついでに藪の名前)があるという結末を迎える気がします。
ある意味で救いのない結末にと言えるかもしれませんが、反乱の首謀者として極刑は免れない星名君とそんな人物を愛してしまった岬ちゃんにとって、最期の瞬間、一緒にいられるのは一種の救いかもしれません。
あるいは2人は実は生き残っており、古代と雪がそれ気づくもののあえて見逃し、2199では再現できなかった「二人はこの星のアダムとイブになるんだ」という旧作ネタを入れてくるかもしれませんね。
いずれにせよ、むらかわ版では星名君と岬ちゃんは途中リタイアという形で出番を終える気がします。
雪の死因はコスモリバースの発動?
私が考えるもう一つの変更点としては、帰路での雪の死因が変更されるのではないかということです。
アニメ版では、ヤマト艦内で捕虜になっていたセレステラを庇って撃たれるという流れでしたが、むらかわ版では自らコスモリバースの核となることで一時的に死亡する事になるのではいかと睨んでいます。
このように考える理由は2つあります。
1つは、上で述べたとおり、むらかわ版では「雪拉致イベント」が消失する可能性がある事です。
もしこれが当っているならば、雪はセレステラやデスラー総統と面識を持つことがないため、セレステラを庇って撃たれる流れにはならないと思うからです。
そしてもう1つが、むらかわ版で雪の正体がユリ―シャのクローンであることが明確に描かれたことです。
この事実は12月26日に発売される第9巻で語られますが、連載版では何故、ユリ―シャのクローンを作る必要があったのかまでは説明されていません。
この理由をあえて考えるならば、ユリ―シャが命じたからではないでしょうか。
そしてその目的は作り出したクローンの魂を使ってCRSを動かす核にするためであると思われます。
CRSがアニメ版と同じ設定であるとするならば、その発動には人間の魂が必要です。
ただ星を救うために誰かが犠牲になれ、というのは余に酷です。
そこで、イスカンダルとしてはCRSの供与と共にそれを発動させる【人間】の生成を行ったのではないか。
CRSで必要なのは、あくまで「その星で生まれた生命体の記憶」である以上、それがユリ―シャの細胞を使ったクローンであっても地球で作られたのならば問題はないはずです。
すなわち最初からCRSを起動させる核として作り出された存在こそ森雪なのではないか。
これは非常に残酷な話であり、そしてビーメラのボルゾン王もイスカンダルにそいう非人間的な側面がある事を知っているからこそ、あえて古代に「イスカンダルをあまり信じるな」と忠告したのではないでしょうか?(心を読むことが出来るボルゾン王なら、古代を通して雪の存在を知ることが出来たでしょうし)。
恐らくですが、雪はイスカンダルでその事実をユリ―シャたちに教えられ、核になる方法も伝授されるのではないでしょうか。
その為、雪は古代に対する想いと自分の使命の間で悩むことになりますが、デスラー総統の襲撃を機に、古代たちを守るために自ら核となってCRSを発動させる・・・というのがむらかわ版での雪の死因になる気がします。
何故このような流れになるかはあくまで妄想に過ぎないのですが、襲撃の際にヤマト艦内に地球をむしばんでいる毒性植物の吐き出すガスをまき散らし、迎撃に出た古代たちがピンチに陥いるのではないでしょうか。
そのため雪は自らCRSの核になりCRSを発動させてその毒素を取り払う事に成功するものの、その場に残されたのはCRSの前に倒れた雪の死体という流れになるのではないかと予想します。
ただ幸いだったのは、おそらくこの時の発動は発動時間が短かったため、アニメ版での古代守のように魂が粒子の海に消失する事は無かったものでしょう。
その為、彼女の魂はCRSの中で保管され続け、沖田艦長が死亡し、その強い意志で沖田艦長がCRSの核になったことで押し出される形で雪の魂が肉体に戻った。
・・・このような流れならば沖田艦長の死と雪の復活が同じタイミングであるのにも納得できます。
むらかわ版は2199と旧作のハイブリッド
個人的にむらかわ先生が、2199のコミカライズでやりたいことは、旧作要素を極力復活させることはないかと睨んでいます。
コミックアンソロジーにも参加していたことからも分かる通り、むらかわ先生はオリジナル版の熱心なファンであり、既刊の8冊にも旧作ネタがかなり仕込まれています。
2199は第6章以降、オリジナル版と非常にかけ離れた内容になっており、これはこれで良かったと思いますが、やはり旧作の名シーンがいくつもなくなったのは不満の声も少なくありません。
その為、むらかわ先生は自ら描くコミカライズ版で、2199の設定を踏まえつつも、極力、旧作に寄せようと考えているのではないでしょうか。
もしこの予想が正しいのであるならば、むらかわ先生ご本人がコミカライズ版を旧作でも2199でもない、第3の物語と表現するのも納得です。
この予想が正解か、それとも大ハズレかは現時点では分かりませんが、いずれにしても様々な可能性を考えることができる、むらかわ版2199.
果たしてどのような物語を紡がれることになるのか、興味深く見守りたいと思います。
コメント
個人的今年ナンバー1で嬉しいサブライズでしたね!👍🎊💖
自分も半ば諦めていたので某ロボアニメ最終回のセリフじゃないですけどこんなに嬉しいことは本当ないですよ!😭😭😭
しぎねみ様、コメントを、ありがとうございます。
先週は本当に忙しくて返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。
正直、半ばあきらめていたので私も本当に嬉しいです。
来月が待ち遠しいですね♪
こんばんは。
雪のユリーシャのクローンは駄目だろう。一年で18歳まで成長って・・・
もし、クローンで話が進むなら、むらかわ版では方舟編以降を書かないで欲しいし、劇場版2205と辻褄が合わなくなる。
もう、これ以上、宇宙戦艦ヤマトをぐちゃぐちゃにしないで欲しい。
コメントをありがとうございます。
私は納得できるシナリオならばこのような展開もありだと思っていまが、この辺りは好みの問題だとおもいます。
否定される方も気持ちは分からないわけではありませんが、そもそもむらかわ先生自身が「異なる展開になる」と断言していると思いますので、ひおあきら版、あるいは石津嵐版的な存在と考えればよいのではないかと思います。
やっと連載再開ですか、続きが読める事を期待して待つ事にします。
話は脱線しますが、11/8の皆既月食中の月を見ていたら、
ヤマトの話中に出ている赤く染まった地球は
こんな感じに見えるのかな?
と見物中思ったりしてました。
せいじん様、コメントをありがとうございます!
先週は本当に忙しくて返信が送れてしまい大変失礼いたしました。
今更ながらですが8日の皆既月食中の赤く染まった月は私も見ました。
私も思わず脳裏に「無限に広がる大宇宙」のテーマが流れましたが、考えることは皆同じのようですね(笑)
いいですね!旧作との融合への予想、とても面白そうです!!
1216,1226,とても楽しみです!!
勘助様、コメントありがとうございます。
ええ、本当に再開されてよかったです。
3199の情報が本当に無くてヤマトロス状態でしたが毎月の楽しみができたのが本当に嬉しいですね
これで3199も数年は待てます(笑)