小林副監督の復帰はあるか?

皆様今晩は!
本日10月25日は1944年に行われたレイテ沖海戦が終わった日です。
10月20日から5日間にわたって行われたこの太平洋戦争最大の海戦において、日本連合艦隊は、戦艦武蔵、山城、扶桑、そして歴戦の空母、瑞鶴など多くの艦艇と人命を失い、事実上壊滅しました。
この戦いで散った多くの人々のご冥福を改めてお祈りいたします。

さて、今回はヤマトファン界隈でちょっとした騒ぎになっている「小林副監督がヤマト作品の制作に復帰する」という噂の真偽について取り上げてみたいと思います。
この騒動の元々の発端は、本日、Twitter上で、零式艦上戦闘機五二型(@IJNA6M5)という方がなされた以下のような呟きでした。

この引用されている呟きは匿名掲示板「5ch」にある「【副監督!】小林誠47【奇襲に賭けろ!】というスレ板(模型版)でなされていたものです(以下が、オリジナルのつぶやき)

5chは「匿名掲示板」というその性質上、流言飛語が多く、ソースのない情報は信用してはならないというのが鉄則ではあります。
ただそうであるにもかかわらず、この発言が注目されたのは、このスレ版は小林副監督が立ち上げた板であり、書き込みをしている人物の大半が本人であるということが判明しているからです。

当然、この発言も小林副監督本人が書き込んだものであり、そうであるならば、この発言も完全にデマであると否定する事は出来ません。
というのも、2202時代の小林副監督の発言を振り返ってみてみると、この手の暴露はわりと本当であったケースが多いです。
多少の誇張は入っているかもしれませんが、少なくともヤマト関連の仕事で何らかのオファーが小林副監督に来ていると考えてもよいと思います。
問題は、その作品が何かということです。

一番考えられるのが、副監督として自身も制作に関わり、まさに現在、続編である「ヤマトよ永遠に REVEL3199」が制作中のリメイクシリーズです。
ですが結論から言ってしまえば副監督がリメイクシリーズに復帰する可能性はほとんどないと思われます。

その理由は2つです。

一つは、福井さんや岡さんなど、リメイクシリーズの制作の中心メンバーとの関係が非常に悪いということです。
特に福井さんとは関係が最悪であり、噂では2202の終盤で小林副監督が事実上の更迭となったのは、、福井さんとの関係の悪化が原因であったという話も聞きます。
副監督自身も、福井さんのことを「ブンゴー」というあだ名をつけて自身のTwitterや5chで思いっきり罵倒しているので、恐らくこの噂は真実ではないかと思われます。
一方、岡さんとはこれまではそこまで関係は悪くなく、副監督も「岡さんは人格者だ」と珍しく好意的な態度を示していたのですが、先日の福山イベントを境に突然、岡さんを罵倒し始めています。
一体何があったかは分かりませんが、少なくとも現時点で副監督と岡さんとの関係は決して良好とは言えません。
リメイクシリーズ製作の中心メンバーとこれほど関係が悪化しているのに、副監督を再び製作現場に呼び戻す可能性は非常に低いと思われます。

またもう一つの理由として、リメイクシリーズのファンの間では小林副監督の名は完全に悪いイメージがついてしまったということです。
勿論、2202の問題点の全部が全部、小林副監督の責任とは私も思いませんし、中には逆に「良い仕事をしてくれた」と思うこともされています。
ただ、2202に批判的な方の多くは、その最大の戦犯を小林副監督とみなしています。。
そのため、リメイクシリーズに再度、小林副監督が復帰するという話が出た場合は、その時点でとんでもないマイナスのイメージがついてしまいます。
「ヤマトという時代」、「2205」を経てようやく2202の悪印象を払拭しつつあるのに、ここにきてまた小林副監督を起用して、ファンの反感を買う決断をするとは思いません。

以上の2点から、少なくとも小林副監督がリメイクヤマトに再び参加する可能性は低いと考えます。

では、「小林誠ヤマトに参加するらしいぞ」とは何を意味しているのか?
ここからは完全に根拠のない私の勝手な想像になりますが、小林副監督が参加する「ヤマト」はリメイク版とは別に動いている企画ではないかと考えます。
組そしてその企画の正体は、庵野監督が主導する「シン・宇宙戦艦ヤマト」(仮)ではないか。

実は5chの掲示板で小林副監督は以下のような非常に気になる呟きをしています。

この呟きを見る限り、庵野監督の下で「シン・宇宙戦艦ヤマト」(仮)の企画が動いていてもおかしくはありません。
むしろ、熱烈なヤマトファンとして知られる庵野監督がヤマト誕生50周年を迎える来年2024年に、何も動きを見せないとは考えられません。
水面下で「シン・宇宙戦艦ヤマト」(仮)の企画が実際に動いており、小林副監督もその企画のスタッフとして招かれたのではいか?
そのように考えると、これまでほとんど庵野監督について言及してこなかった小林副監督が、いきなり親しく庵野監督の名前を出してきた理由も納得できます。

いずれにしても小林副監督の動向は注意深く見守ったほうが良さそうですね

コメント

  1. 伊吹 より:

    彰司さんたちも小林氏をリメイクシリーズから切り離しはしたものの、完全にヤマトから追放することは望んでいないのかもしれませんね。『2205』とは別の、小林氏主導のヤマト企画もありましたし。仮に小林氏が『シン・宇宙戦艦ヤマト』制作に参加しているとすれば、どのようなポジションなのかが気になります。「ヤマト愛に於いて右に出る者はいない」と言われるほどの庵野さんが主導しているのなら問題ないとは思いますが…。

    話は変わりますが、何気なく見ていた庵野秀明展の公式サイトの「庵野秀明の原点と彼がリスペクトするもの」という項が気になりました。そこには「『ウルトラマン』や『仮面ライダー』、『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』」と記されているのですが、どうもこの並び順には意味があるように思えて仕方ないです。現在、シン・シリーズは『シン・ウルトラマン』→『シン・仮面ライダー』という順番で制作されてきました。今後のシン・シリーズがこの並び順通りに進むのならば、次は『シン・宇宙戦艦ヤマト』……!実現すれば、ヤマト界隈が熱狂すること間違いなしですね!!

    • yamasiro2202 より:

      伊吹様、コメントをありがとうございます。
      また返信が遅くなってしまい、大変失礼いたしました。
      復活篇関連で小林副監督が復帰されるならそれはそれで大歓迎したいと思っております。
      実際、DS版では本当に素晴らしい仕事をしてくれましたし。
      間違いなく才能は本物から、しっかり手綱を持てる人がいればよいのですけれどもね・・・汗
      庵野秀明の宇宙戦艦ヤマトは私も本当に見てみたいですね。
      また庵野秀明展は私も大きなヒントになっていると思います。
      特にヤマトは今月25日から長野県立美術館で開催される「庵野秀明展」で、『宇宙戦艦ヤマト』のセル画など本編資料も展示されることが決まっているのでどうしても勘繰りたくなりますね。
      4Kリマスター版のイベント上映決定以降、色々良いニュースが続いているヤマト、是非「シン・ヤマト」も実現して欲しいものです。

  2. taka より:

    3199の監督がいまだにアナウンスされない事について、理由として考えられるのは以下の3つではないかと思います。
    ①監督が降板しちゃったので、次の人がきまるまで発表できない。
     3話までのアフレコが10月中に行われる予定との旨が先日のフクヤアニメ6で発表されたそうですから、そこまでは作画が進んでいる。監督が降りたのでそこから先が中断中。
    ②監督はいるが業界での評判が悪い人物なので、ギリギリまで発表が伏せられている。
     この場合は小林makomako氏だったりして。
    ③まったくの素人が監督をやっているので、反響が怖くてギリギリまで発表が伏せられている。
     福井ブンゴー氏は違うとフクヤアニメ6で話があったそうです。
     残るは復活編に倣って西崎養子氏ではないかと。この場合本業が焼き鳥屋の西崎養子氏をフォローする為に、小林makomako氏が副監督に復帰というのはどうでしょう。

    本命①、対抗②、穴馬③と予想します。いやあどれに当たっても最低ですなあ。

    • yamasiro2202 より:

      taka様、コメントをありがとうございます。
      また返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。
      この監督問題については何故公表されないのか本当に謎ですよね。
      まあ来年1月にスタッフも含めてすべての情報を一挙公開とのことなので、現時点では大抵のことは決まっているとは思いたいですが‥‥
      個人的には、今回の3199は宣伝や発表時期などかなり気を使っている気配があるので、本格的に広告会社を入れて情報公開はスケジュールができているんじゃないかなと思っています。

  3. TORA より:

    とりあえず元副監督は5chで否定している様なので一安心。
    これだけもったいつけてるから羽原氏、安田氏以外なんでしょうけど。
    まぁ元副監督だったら、もう金払って見ることはありませんけどね。

    • yamasiro2202 より:

      TORA様、コメントをありがとうございます。
      また返信が送れてしまい大変失礼いたしました。
      わたしも5chの書き込みを見ましたが急に激しく否定していましたね。
      偉い人に怒られたor流石に公式委員会から抗議がきた、というところでしょうか?
      以前、小林副監督主導のヤマトの企画があったが副監督のリーク癖が原因で流れたという噂がありますし、話半分に聞いたとしても、公式員会と度々もめているというのは間違いなさそうですね。

  4. 夢見るポエム より:

    問題の発言には矛盾点があって「完結篇をスキップする」「ヤマトIIIから完結篇を結合する」とあります。スキップするのに何処に結合するのか?という点、ヤマトIIIと統合して単体の作品としてはスキップするとも解釈できますが、ならばオリジナルスタッフでもない小林誠氏を参加させる必然性は皆無です。となれば上記は単なるタイプミスで本当は「完結篇をスキップして復活篇に結合する」と書きたかったのはないか?これならば復活篇のオリジナルスタッフである小林誠氏を呼び戻す理由としては自然です。

    正直、復活篇に思い入れがあるのは故西崎氏と小林誠氏くらいだと思うので、そうならばどうぞご自由にというのが個人的な感想です。心置きなくスルーさせて頂きます。

    • 匿名 より:

      追記: とはいえ数十年ぶりの公式な続編であった復活篇にはそれなりに期待(外れでも)はしていたし、完結編と復活篇の間を描いたノベライズは楽しませて貰いました。仮にですが復活篇を小林氏が中心となってリメイクした場合に、彼が否定的な胎動篇は無きものにされて故西崎氏という防波堤も無くなった今は、より小林色が強い復活篇になると予想されるのでそれはやっぱり嫌かな。