皆様、こんばんは!
本日、6月5日は太平洋戦争の完全な転換点となった「ミッドウェー海戦」が起きた日です。
開戦以来、快進撃を続けていた日本海軍でしたが、この海戦で「赤城」「加賀」「飛竜」「蒼竜」の虎の子の4空母をすべて喪失し、以後は転がるように敗戦への道を突き進むことになりました。
日本海軍軍艦好きの私としては、ある意味で8月15日の敗戦の日以上に辛い日ですね。
なお、最近でこそ再評価されつつありますが、長らくこの海戦の敗戦の戦犯と目されていた南雲提督は本当に気の毒でした。
この海戦の敗北によって南雲提督は戦後、レイテで謎のUターンをした栗田提督とともに無能の提督の代名詞とされ、初期に出た架空戦記での扱いは本当に酷いものがありました。
もちろん、この海戦で南雲提督自身もいくつも失敗は犯してはいますが、改めてこの海戦を調べ直すと、そもそもこの作戦の主導した山本五十六連合艦隊司令長官とその幕僚団のやらかしの方が大きく、
ただ、当時から名将とされていた山本五十六大将に敗北の責任を負わせるわけにはいかず、南雲提督ら現場にその責任を押しつけた印象を受けます。
その意味で、近年になって南雲提督の再評価が行われ、必要以上に叩かれなくなったのは本当に良いことだと思います。
過去、「ミッドウェー海戦」を描いた戦争映画はいくつもありますが、それらは山本五十六大将を主役にしたものがほとんど(例外としては第二航空艦隊司令官である山口提督を主役にした「太平洋の嵐」がありますが・・・)
せっかくですから南雲提督を主役にした映画なんかも作られて良いのではないかと思ってしまいますね。