【第1章本予告分析その①補足】ボローズの早期退場はあるか?

皆様おはようございます!

先週アップした「【第1章本予告分析その①】生きていたあの二人組!」で頂いたコメントで、ボローズ達は「方舟」に登場したバンデベルのようにグランドリバースとの遭遇で退場するのではないかとのご意見を頂きました。
果たしてボローズ達はこのグランドリバースとの遭遇戦で退場する可能性はあるのか、今回はこの点について検証してみたいと思います。

結論から言ってしまえば、少なくとも第1章での退場の可能性は低いと思われます。
根拠はPVの中にあるこのシーンです。

グランドリバース遭遇戦の流れ

ボローズが指揮する艦隊は11番惑星近海でグランドリバースに遭遇するようですが、PVでの描写を見る限り、

①ボローズ艦隊の後方からグランドリバースが現れる
②ボローズ達は接近してくる未知の飛行物体(グランドリバース)の存在に気付き、慌てて攻撃を行う
③主砲の集中攻撃にびくともせず、ボラー艦隊を蹴散らしながら通過
④太陽系中心部(地球の方向)に向かって姿を消す

という流れのようです。

ここでポイントとなるのはグランドリバースが画面の左から現れて右に姿を消すという動きで描かれていることです。

上記の驚愕しているボローズのシーンをよく見るとボローズは右側を向いており、またグランドリバースから放たれている赤い光も右上に描かれています。
これはつまり、このシーンはグランドリバースがボローズの乗る艦の上を通過中、あるいは通過後の後ろ姿を見送っているシーンであり、しかもこの光もかなり薄いので、通過中というよりも、通過後の余韻の光である可能性が非常に高いです(通過中なら、赤い光はもっと濃い色であるはずなので)。

まとめるなら、このシーンは、ボローズは地球の方向に姿を消すグランドリバースの後ろ姿を茫然と見送りながら、それでも赤い光から「ウラリアの光」と、その正体に気づくという流れであると思われます。
恐らく第1章でのボローズの出番はここで終わりであると思われますので、グランドリバース遭遇戦でボローズの退場はないと思われます。

使い勝手が良いボローズ

では、2章以降はどうか?
これについては今後の情報次第で変わると思いますが、個人的には2199でのゲールのように、なんやかんやと言って第7章まで生存するのではないかと思います。
その理由は、「元総督」という彼の肩書が物語を作る上で非常に使い勝手が良いからです。

前回の記事でも書きましたが、私は3199において「ボラー連邦」の戦いは、現政権のトップであるベムラーゼ首相(仮)が倒されることはあっても、国家そのものは存続していくと思っています。
実際、オリジナルシリーズでも「ガルマン・ガミラス」と「ボラー連邦」は復活篇の時点においても存続し続けていることは「黎明篇‐アクエリアス・アルゴリズム‐」で語られており、リメイクシリーズでもこの設定は踏襲されるのではないかと思います。

では、ベムラーゼ首相(仮)が倒れた後、誰がボラー連邦のトップに立って、ガルマン・ガミラスと和平を結ぶのか。
1つの可能性としては、出番が確定しているラム艦長という可能性もありますが、正直に言えばせいぜい一個艦隊の司令官に過ぎない彼がいきなり大国の指導者になるのは無理があると思われます。
そこで白羽の矢が立ついのがボローズです。

2205においてボローズはデスラー総統との交渉を独断で判断していたあたり、彼はかなりの大権が与えられていた重鎮であったことは間違いありません。
またかなりの大軍を動員できていたことから、もしかしたら彼はガルマン星だけではなく、それらを含む一つの星系の支配者だった可能性があります。
もしそうであったならば、彼がベムラーゼの対抗馬として、反ベムラーゼ派の神輿になるだけの資格は十分にあります。

現政権が続く限り、自分が再び返り咲くことはできないということはボローズも理解しているはずです(だからこそ酒におぼれるしかなかった)
ならば、ヤマトやガルマン・ガミラスの支援を受けて、ラム艦長ら反ベムラーゼ勢力を集めて一発大逆転を狙うという展開もあるのではないかと予想します。
現在公開されている設定では、ボローズはデスラー総統や地球に対して深い恨みを抱いているとありますが、この理由は自分がボラーでの地位を失うきっかけになったからです。
逆に自分が返り咲く後押しをするならば、わりとその恨みはあっさり忘れ去りそうですね(笑)

ちなみにリメイク元である「宇宙戦艦ヤマトⅢ」では、ボローズ、レバルス、それてラムの3人はいずれもヤマトに対して好意的に接触したボラー人です。
このリメイク版でもこのあたりの関係が拾われる可能性はありそうですね。