皆様今晩は!
今回は先日の土曜日にTwitterで呟いたことをもっと深く考察した内容です。
私をフォローされている方は、もしかしたら既にお読みになられているかもしれませんが、よろしくお願い致します。
これまで当ブログでも何度か、雪の正体について考察してきましたが、以前、どなたかが提唱していた「地球人の魂をユリ―シャのクローンに移植した存在」という可能性も十分にあり得るのではないかと考えるようになりました。
イスカンダルの魂に関する技術
先ずその根拠となるのが、イスカンダルが魂を保管する技術を持っていることです。
このことは2199本編でも描かれており、実際に古代守の魂をCRSの核として保管していました。
ここからはあくまで想像ですが、イスカンダル人にとって肉体は単なる服のようなものであり、自分の魂であれ、他人の魂であれそれを他の器に移し替える技術があるのではないでしょうか。
このように考えると、ユリ―シャが地球人の女性の魂(※オリジナルの森雪)を自分のクローン体に移植したという流れは十分にあり得ます。
ちなみにこの技術は古代アケ―リアス文明由来のものであり、発達した文明が必ず目指す目標、「不老不死」の実現を目的とした研究結果であったのではないかと思っています(その成功例の1つがテレサです)。
雪の魂をクローンに移した理由
Twitterで書いた考察では、「ユリ―シャが地球に来た際に、地球人の信頼を得る為に、その時、遊星爆弾の攻撃などで偶然死にかかっていた高官の娘(オリジナルの森雪)を助ける事でその信頼を勝ち得たのではないだろうか」と書きましたが、よくよく考えたらそれだけでは理由付けとしては小さいです。
そこでさらに考えてみると、オリジナルの雪はユリ―シャを庇って死亡したなどの理由があったのではないでしょうか。
このように考える理由は、ユリ―シャの雪に対する懐き具合です。
ユリ―シャは雪に非常に懐いており、雪がガミラスの手によってさらわれた時は、惑星レプタポーダとバレラスで2度も自ら助けに行こうとすらしています。
元々、雪はユリ―シャの世話役をしていたという設定がありますので、その時に非常に仲良くなっていたと考えることは出来ますが、自分の身を危険にさらしてまで助けに行こうと考える程かというと少し弱い気がします。
むしろ、雪には以前に命を助けられており、だからこそ「今度は自分が」という思いがあったからこそ、あのような無茶な行動に出ていたのかもしれません。
オリジナルの雪の死亡理由を考える
これは完全な妄想ですが、地球に使者として訪れたユリ―シャを、当時の地球首脳は一切信用できず(状況としては当然ですが)、ただ、持ってきた情報が情報なので全く無視や冷遇もい出来ず、とり合えず当時の外交の責任者であった森外務次官にユリ―シャの身柄を預けて、当面様子見をしようとしたのではないでしょうか(森次官に歳の近い娘がいたのも預ける理由になったのかもしれません)。
しかし、ユリ―シャを敵のスパイなどと思い込んでいた軍の一部などが暴走、ユリ―シャを殺害しようと森次官の家を襲撃し、雪の両親は死亡、ユリ―シャを庇った雪も瀕死の重傷を負ったのかもしれません。
このような事態に責任と恩義を感じたユリ―シャはイスカンダルの技術で雪たちを助けようと試みたのではないでしょうか。
魂の保管には「死にかけている状況で行う必要がある」などの制約があり、そのため雪の両親はどうしようもなかったものの、瀕死状態だった雪の魂だけは何とか保管に成功、製造した自分のクローン体(イスカンダル人が短期間で成長するという伏線がここで生きてきます)に雪の魂を移植し蘇生に成功。
この一連の出来事から地球の上層部は、ユリ―シャ(イスカンダル)は信じるにたる存在であると判断し、ヤマト計画の道が開かれることとなったのではないでしょうか。
なお、イスカンダル人の肉体を得てしまった雪はその存在そのものが機密事項となり、記録は抹消(作戦九課配属の際には改ざんされた記録が登録)、さらに、その存在を隠す為、ユリ―シャの影武者兼護衛役としての任務に就くことになったのではないかと思われます。
魂の移植設定の長所
以上が私が考えた「雪の正体は地球人の魂をユリ―シャのクローンに移植した存在」説の根拠ですが、この説に立つならば、
①雪の過去が一切不明
②2202で土方が雪の両親の存在を明言している
③雪とユリ―シャの関係に矛盾が無くなる
といったこれまで謎の部分がすべて説明可能です。
またこの説が成り立つならば、今後、実現するかもしれない沖田艦長の復活もごく自然に行うことが出来ます。
というのも、2202において沖田艦長の魂はヤマトに留まっているような描写が存在します。
もしこの魂がイスカンダルの協力により保管され、秘かに冷凍保存されていた沖田艦長の肉体に再度移植されることで復活という流れならば、肉体の生命活動は停止していたが、完全に死亡には至ってはいなかった、というオリジナル版での設定も(拡大解釈ではありますが)拾う事ができ、しかもオリジナル版の「誤診だった」という展開よりもはるかに説得力があります。
雪がユリ―シャとそっくりな外見の説明がつき、更にはのちの沖田艦長復活の伏線にもなるという意味で、「雪の正体は地球人の魂をユリ―シャのクローンに移植した存在」説は極めて使い勝手が良い設定ではないでしょうか。
個人的にはかなり推したい説ですね(笑)
ところでオリジナルの雪と古代君がどこかでニアミスしていたら面白いですね。
本人たちも思えていないところで一度出会っており、ヤマトでの出会いは実は再会だったというのは、前日譚として結構面白いのではないでしょうか。(笑)
コメント
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確か2199の漫画版にはクローンとするセリフがあったが、元伏線を監督の猛烈な反対と圧力で完結してなかったんですよね。では、一体どこにそのクローン体を作る装置が有ったのか?恐らく地球製では短時間での成長は無理があるので、イスカンダルからの宇宙船に積んであったのではないでしょうか?遠距離および長時間かかる宇宙船の航行にはリスクがつきもので予めクローン装置が積んであれば自分のクローン体を作って魂の転移ができるようにしているなら辻褄があいませんか?しかし、疑問が一つあります。スターシャはその技術があるなら何故古代守のクローンを作って魂を移植しなかったのか?
恐らくは守の意志で、クローンへの魂の移植を拒み、スターシャは守の最後の願いを聞き入れたのかもしれません。
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こんにちは。
クローン説。否定はしませんが、果たしてCRSを引き渡すか否かを見定めるユリーシャが、姉スターシャの許可も無く、魂の保管技術を教えたでしょうか?これについてはNOだったと思います。
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森雪のクローン説について、以前の管理任様の投稿を見返しました。
テロシーンの画像をあらためて見返すと、テロの時点で森雪の風貌・髪型は現在と同じ(ユリーシャと瓜二つ)ように見えるので、テロで危篤から魂移植・クローン誕生説は難しいのかも。。
もしくは管理人様の説のように、先にクローン化してて、さらにテロに遭った(最初の事故?テロ?は秘匿情報)のが、この本編上のテロでしょうか。
(過去記事)
http://yamashiro150.blog.fc2.com/blog-entry-184.html
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こんにちは
細かい所は別にして、私も以前、クローン&魂移植を考えたこともありましたが、2202にて記憶が戻ったり無くなったりで、今は予想がつかなくなっています。
岬がユリーシャの魂に支配されていると記憶は残らない様なので、雪が記憶なくした(戻った)時点を境に別な魂になっていた?それはオリジナル雪と別の誰?(クローンユリーシャ?)2202最終話で記憶は無くす前も無くした後のことも全て蘇った?となると人格融合?とまだ不明点が残ります。
単に魂移植で記憶が無くなる可能性があるとすると、沖田復活時に記憶無くなっていたら意味ないし、記憶が戻っちゃたら復活後の記憶がなくなる様ではやはり役に立ちません。
雪の正体については着地点をどうするか凄く注目しているのですが、「誤診じゃった」レベルの方向修正が無いと回収できないのではないかと。有耶無耶になりそうな気がします。
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ABARTH様、コメントをありがとうございます。
ご指摘の通り、シェヘラザードはかなり巨大な船ですのでそのような施設が搭載されていてもおかしくはないと思います
特にユリ―シャの船は一切言及されていないので、その施設を使ったという設定も十分に使えると思います
古代守の移植ですが、もしかしたらするつもりでクローン体を作っているものの、地球人は成長が遅いため、ヤマトが来た時点では移植できる程の状態にはなっていなかったと考えられます
あるいはイスカンダルのクローン技術はイスカンダル人のクローンに特化したもので、他の惑星の肉体は生成することが出来なかったのかもしれません。
事実、地球人のクローンが出来るならば、ユリ―シャは自分のクローンに雪の魂を移すのではなく、雪の本来の体のクローンに魂を移植するはずですし。
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ユキカゼ様、コメントをありがとうございます
このクローン説自体可能性の1つに過ぎません。
こういう考えもあり得る程度に思っていただければ幸いです。
ちなみに魂の保管および移植は地球に教えたわけではなく、ユリ―シャ自身が雪を助けるために独断でやったのではないかと思います。
この時点ではまさか雪がヤマトに乗ってイスカンダルに行くとはユリ―シャも思っていなかったでしょうから、もしかしたらスターシャには黙っているつもりだったのかもしれません。
深読みすれば2199第24話で、スターシャは雪をサーシャと間違えた時に、ユリ―シャの言葉からそれがユリ―シャの仕業と気がつき、その説明を求める為にユリ―シャをその場に残したのかもしれません。
また、22話で「帰ったら話さないといけない」とユリ―シャが遠い目をしていたのは、スターシャに雪の事を話さないといけないという事だったのかもしれませんね
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おーすけ様、コメントをありがとうございます。
ご指摘の通り、「魂移植説」に立つならば雪とユリ―シャは2度テロにあったと思っています。
1度目のテロは雪のみが瀕死になり、無事だったユリ―シャが雪の魂を自分のクローンに移植するという流れ
2度目のテロでは雪とユリ―シャが共に巻き込まれ、雪は記憶喪失に、ユリ―シャは意識不明の重態になったのではいかと考えています。
なおあくまで勝手な妄想ですが、2度目のテロ犯は1度目のテロを起こしたグループの残党であり、1度目のテロの結果、すべてを失ったことで、「地球がどうなろうと知った事か!」という感覚で引き起こしたのではないかと思っています。
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TORA様、コメントをありがとうございます。
魂云々は関係なく、
記憶喪失前の雪(A人格)
記憶喪失後の雪(B人格)
となっていただけだと思います。
普通の記憶喪失でも本来の記憶が回復すると、記憶喪失間の記憶が消滅するというのはよくある事なので、2202で雪に起きたことはそこまでおかしなことではありません。
むしろ魂がB人格の記憶もしっかり覚えていたことを考えると、A人格もB人格も紛れもなく雪本人であったと言っても良いと思われます。