2202の私服は雪の趣味ではない?

皆様今晩は!
昨日12月24日はリメイク版森雪の誕生日です。
本来は昨日のうちにブログを更新したかったのですが、ちと仕事で忙しかったもので今日になってしまいました。
残念…

閑話休題

さて今回は雪の誕生日を記念して、2202第2話と第3で登場した雪の私服について少し考察してみたいと思います。
はっきり言えば100%妄想のネタですが、こういう考えも出来るというという視点で読んで頂ければ幸いです。

2202の私服への違和感

実は私はこの雪の私服について、少々違和感を持っています。
というのも、特典やゲーム、作中などで描かれている雪の私服は基本的に白基調や淡い系の色のものがほとんどであり、2202で着ていたような濃い色のものはあまり見ません。

具体的な設定があるのかは分かりませんが、白系や淡い系でほぼ統一されているところを見ると、このような服がリメイク版の雪の好みであると考えても良いと思います。
少なくとも濃いピンクが好きという感じはしません。
このように考えると、2202で着ていた私服は彼女の趣味からは少し外れている気がします。
なぜ彼女はこのような趣味に外れた服を持っていたのでしょうか?

まあメタ的に言ってしまえば、この服はリメイク元である「さらば宇宙戦艦ヤマト」で登場した私服であり、2202でこの服が登場したのも「さらば」へのオマージュ以上の意味はないのかもしれません。
ただ個人的にはこの服は恋人である古代君がプレゼントした服なのではないかと睨んでいます。

古代が選んだと考える理由

私がこの服を古代君が選んだのではないかと考える理由は、古代と再会にわざわざこの服を着てきたという点です。
この服が登場した2202の第2話は12月8日であり、上着は羽織っているものの冬の服装にしては薄すぎるというツッコミが当時からなされていました。
一応、小説版でこの日は冬にしては温かかったというフォローがなされていましたが、日が沈んだ後は冷え込んできたようで、この服では寒かったという描写があります。
古代君とのデートのあとで英雄の丘に行くことは最初から分かっていた事であり、それならば夜に備えてもう少し防寒対策がしっかりした服を選ぶのが普通です。
にもかかわらず、彼女がこの服を着てきたのはやはりこの服に特別な意味があったからではないでしょうか。

これはあくまで私の勝手な妄想ですが、この服はやはり前回のデートの際に古代がプレゼントしたものだったのではないでしょうか。
2202での艦隊勤務の古代君と司令部勤務の雪という二人の境遇を考えると、そう頻繁にデートできたとは考えられず、恐らく前回のデートは夏の終わりから秋ごろとそこまで寒くない時期だったのではないかと思われます。
この時期なら、この服が売られていてもおかしくありません。
そして古代がプレゼントという形で雪にこの服を買い、雪も多少自分の好みからは外れていったもののこのプレゼント自体が嬉しくて、次のデートで絶対にこの服を着てこようと考えたのではないでしょうか。
ただ運が悪い事に、このデートのあとでガトランティスの活動したことでデートの予定がなかなか立てられず、結局、ようやくできたデートにおいて雪は季節に合わない服を着ることになってしまった・・・と考えると、12月に雪がこのような服を着ていた理由としても納得できます。
逆に言えば、自分の好みや季節に合わなくとも、わざわざ恋人の再会の服装として選ぶほど、このプレゼントは雪にとっては非常に嬉しかったことであり、古代に対する深い愛情の表れであったと言えるかもしれませんね。

なぜ古代はこの服を選んだのか

ではこの考察が仮に正しいとするならば、何故古代は雪の好みとは少し違う服をプレゼントする事になってしまったのでしょうか。
この理由は1つではなく複数あると思いますが、主に、
①そもそも雪の私服をあまり見ておらず、好みがあまり分からなかった
②土方さんがプレゼントした車の影響

の2点が大きいのではいかと考えられます。

まず、上でも書いた通り、艦隊勤務の古代君と司令部勤務の雪は勤務外で直接出会うことが少なく、雪の私服姿そのものを古代君自身もあまり見たことが無いのではいかと思います。
その為、古代君自身が女性の服装に疎いこともあって、雪の好みの傾向がよく分かってはおらず、「雪が好きそう」あるいは「雪に似合いそう」な観点からこの服を選んでしまったのではないでしょうか。
そして、この色を雪が「好きそう」と考えてしまった理由としては、2202で雪が保有している車に原因があると思います。

2202第2話で古代と雪が運転しているピンクの車は雪が所有しているものですが、裏設定としてあの車は土方さんが雪に送ったものというものがあります。
出典は覚えていないのですが、なんでも土方さんが雪のプレゼントとして勝手に駐車場に置いていったものであり、その方法から考えるに、恐らく雪にも黙って土方さんが購入したと思われます。
多分ですが、土方さんも雪の好きな色はあまり知らず、購入した時期を考えるとカラーバリエーションもそこまで豊富ではなかったこともあって、「女性だからピンクが良いだろう」という安直な考えでこのピンク色の車を選んだ気がします。
そして雪としても土方さんからのプレゼントでもあるし、この色自体は嫌いではない(特段好きでもないが)こともあって普通に使うことにしたのでしょう。
ただその結果、この車を見た古代君が、「養父がわりだった土方さんが選んだのだから雪はこの色が好きなのだろう」、と誤解してもおかしくはありません。
そしてその誤解に抱いたままプレゼントする服を選んだ結果、本来、雪の好みとは少し違う服を選んでしまったのではないでしょうか。

繰り返しますがこれはあくまで私の勝手な妄想です。
ただこの辺りの設定を詰めていくといろいろ面白いサイドストーリーが作れそうです。
実際、2199から2202の間のエピソードは現時点はあまり補完はされておらず、特に古代と雪の周辺の物語は小説版でもあまり詳しくは触れられてはいません。
アニメにせよとまでは言いませんが、今後、2199と2202を繋ぐ物語も何らかの形で補完されていって欲しいものですね。