皆様今晩は。
今回は以前から気になっていた新見さんと藤堂早紀さんの関係を私なりに考えてみましたので、それを発表したいと思います。
第19話において、あまりにも非人道的な作戦を淡々と推し進める早紀に対して、新見さんは「本来の貴女は・・」と早紀の過去と本来の優しい性格を指摘しようとし、早紀さんは「薫」と名前を呼ぶ事でそれを牽制しています。
非常に短いやり取りですが、これは2人が個人的に親しい関係であったことを示しています。
一方で、新見さんと非常に親しい関係である真田さんは藤堂艦長の事をあまり詳しくは知らないようですので、新見さんと早紀さんの関係は真田さんの関わりないところ、少なくとも研究所や士官学校での知り合いではなさそうです。
では2人は一体どこで知り合ったと考えるべきか。
この答えとして、私はこの2人を結びつけたのは「イズモ計画」ではないか、と考えます。
いうまでもなく銀河の最重要任務とされている「G計画」は2199で計画されていた「イズモ計画」の発展版です。
イズモ計画の総責任者は芹沢であり、イズモ計画の中心メンバーの一人に新見さんがいた事は2199で語られています。
一方、明言こそされていませんがイズモ計画の発展版である「G計画」もまた芹沢によって推進されていたと思われ、その計画実現の鍵である銀河が任されていた早紀は当然ながら芹沢派閥に組していたと考えるのが妥当です。
これは完全に私の推測ですが、2199年においても早紀さんは新見さん同様イズモ計画推進派の主要メンバーであり、2人はそこで同志として親しくしていたのではないかと考えます(年齢も近く、新見さんは酒好きであるようですので、2人は飲みに行っていてそこで新見さんは早紀さんの口から家族の事を聞いていたのかもしれません)。
なお余談ですが、早紀さんとその腹心の部下である神崎さんがヤマト計画の選抜メンバーに選ばれなかったのは、芹沢派の軍人であり、かねてよりよりイズモ計画の推進を強硬に主張していたからではないかと考えます。
2人とも新見さん以上のリアリストであり、不確定要素の多いヤマト計画よりも確実な(と思われている)イズモ計画の推進を唱えていたというのは非常に納得できます。
そのため能力以前に思想面で沖田艦長にはねられてしまったのではないでしょうか。
早紀さんが新見さんに対して「薫」と苛立った口調で名前を呼んだのは、触れて欲しくない傷に触れようとした事だけではなく、「感情」に左右されて転向した彼女に対して、かつての同志としての苛立ちがあったからとも考えられます。
ただ、のちに早紀さんもまた土方さんの演説であっさり転向してしまいます。
やはり新見さんと親しくしていただけあって結局彼女も新見さんに非常に良く似た性格だったという事でしょうか(もし伊藤が見たら「これだから女は」とため息をついたでしょう)
あるいは新見さんはイズモ計画に固執していたときの自分を「道に迷っていた」と表現していました。
もしかしたら早紀さんもまた母親の死後ずっと「道に迷っていた」人間であり、土方さんの演説でようやく道を見つけることができたのかもしれませんね。
コメント
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はじめまして。いつも楽しみに拝読しております。
小説版で設定が明かされるのでしょうけど(笑)、
新見さんと早紀さんの母親が姉妹で従兄弟同士という
設定は出来過ぎでしょうか。
新見家と藤堂家は家族ぐるみで親しい付き合いがあり、
子供の頃から二人は姉妹のような関係だったと・・・(^。^;)
尺の関係もあるのでしょうけど、あの二人の会話は
背景事情の説明を端折り過ぎた唐突の感を否めないですね。
(山南艦長と安田艦長のエピソードもそうなのですが。)
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ゼムリアのサーベラーはコピーだとして
ズウォーダー大帝はクローン?
ガイレーンが先代?
1000年の間 どうやって記憶を紡ぐのか?
もしや…タイプ ズウォーダは不死?
クローンの生体部品を移植している?
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桂木透子としてヤマトに乗艦中。大いなる和の縁の繋がりにどう関わるのか、ヤマト側に付くんでしょうか。
白色彗星にいたコピーはズォーダーを説得していましたからね。最後にキャラが変わるんじゃないかと。無いですかね。
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行き過ぎる風様、こちらこそ初めまして。
コメントをありがとうございます
> 小説版で設定が明かされるのでしょうけど(笑)、新見さんと早紀さんの母親が姉妹で従兄弟同士という設定は出来過ぎでしょうか。
ぶっちゃけシュレティンガーの猫ですね。
私の考察もそうですが、早紀さん周辺の設定で公式に確定しているものは少ないですので、今後どんな設定が飛び出しても驚きません。
従兄弟説についても公式で否定されない限りは、「ありえる」設定だと思います。
> 尺の関係もあるのでしょうけど、あの二人の会話は
> 背景事情の説明を端折り過ぎた唐突の感を否めないですね。
> (山南艦長と安田艦長のエピソードもそうなのですが。)
本当に尺の関係でしょうが、2202では人間関係の描写が少なすぎるんですよね・・
この辺は小説版での補完を私も期待したいですね。
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masa様、コメントをありがとうございます。
> ゼムリアのサーベラーはコピーだとして
> ズウォーダー大帝はクローン?
> ガイレーンが先代?
> 1000年の間 どうやって記憶を紡ぐのか?
> もしや…タイプ ズウォーダは不死?
> クローンの生体部品を移植している?
大帝とガイレーンはオリジナルっぽいですね。
2520という作品に出てくる「セイレーン連邦」のブローネ皇帝とその腹心であるマスカネン元帥はクローン再生で若返っているという描写が出てきます。
2202では2520の設定が色々使われていますのでこの設定がズウォーダに使われていても不思議は無いと思っています。
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kazu様
> 桂木透子としてヤマトに乗艦中。大いなる和の縁の繋がりにどう関わるのか、ヤマト側に付くんでしょうか。
> 白色彗星にいたコピーはズォーダーを説得していましたからね。最後にキャラが変わるんじゃないかと。無いですかね。
透子さんは6章で機密をぺらぺらしゃべっているあたりもう寝返っていますね(笑)
あるいは夢でもう大分オリジナルの記憶を回復しているようですので、オリジナルの意志として大帝を止めたい(=救いたい)という感じなのかもしれませんが・・・
コピーのほうは最後まで人形のままでいそうな気がします。
キャラの役割が透子さんと被ってしまうのも問題でしょうし。