「ヤマトという時代」冒頭文字起こし篇

皆様今晩は！
今回は先日放送されました「オールナイトニッポンゴールド：宇宙戦艦ヤマト」という時代』スペシャル～」の中で流された「ヤマトという時代」の冒頭を文字起こしし、特報やPVの画像を用いて「こういう感じなのではないか？」と私的に再構成してみたいと思います。
この冒頭部分についてはネタバレ満載であるため、未視聴者の為に公開（あるいは冒頭映像解禁）まで言及しないでおこうかと思っていたのですが、放送された「オールナイトニッポンゴールド」が誰でも再視聴可能な状況であること、そして複数のヤマト系のブログの中で文字起こしやネタバレが行われている状況であることを鑑み、当ブログでもこの冒頭部分のネタバレを解禁する事に致しました。
なお、公開までネタバレが嫌である方は回避をお願いします。
また使用しているシーンはあくまで私の勝手な推測に基づいています。
もしかしたら違うシーンが使われているかもしれませんので、その点はご了承ください。

Scene1：アポロ11号打ち上げ

【ケネディ大統領の演説】
We choose to go to the moon. We choose to go to the moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard,
the moon and the planets are there, and new hopes for knowledge and peace are there.
（訳）
我々は、月に行くことを決めました。我々は、今後10年以内に月に行き、そしてさらなる取り組みを行うことを決めたのは、それが容易だからではありません。それが困難だからです。
そこに月が、そして惑星があるから、英知と平和への新しい希望がそこにあるからです。

※注釈※
これは1962年9月12日、ケネディ大統領がライス大学で行ったアポロ計画についての一般向け演説です。
「ヤマトという時代」でも流されている “go to the Moon”の部分はこの演説の中でも特に有名な下りとして有名です。
ちなみにこの演説はかなり長く、前半の「We choose to go to the moon.」の部分と、後半の「the moon and the planets are there,」の部分はかなり離れています。

【沢城ナレーション】
20世紀末から人類はいくつもの危機に直面した。
環境破壊、疫病の流行、富の集中による経済の格差と、激しさを増す思想・宗教・国家間の対立。
人類はそれらを乗り越えることに成功した。
中でも最も誇るべきは人類全体が争う世界大戦を20世紀以来200年以上にわたって回避してきた事だった。

Scene2：第二次世界大戦終結二百年祭

【沢城ナレーション】
人類同士が争った時代を忘れない、二度と再び争わないという誓いを込め、世界各地で式典が行われた。
かつての戦争遺物の復元、極東で選ばれたのは・・・

【沢城ナレーション】
そして鎮魂。
船は再び永遠の眠りにつくはずだった。

だが前世紀の末、人類はかつてない試練に見舞われた。
地球外知的生命体との初めての接触が人類を絶滅の淵に立たせることになった。
しかしそれは人類が次の時代を迎えるきっかけでもあった。
人類を救うべく未知の宇宙へと旅立った船、宇宙戦艦ヤマト。
そのヤマトが開いた歴史の新たな1ページとは。

Scene3：内惑星戦争前夜

【真田独白】
地球人類が早くから異星人の存在に気付いていた事は確かだと思います。
大昔のＵＦＯ騒ぎの事ではありません。
もっと疑いようのない物証が宇宙に進出して間もない我々を待ち受けていました。

【沢城ナレーション】
火星。人類が宇宙に築いた最初の植民地。
この物体がいつ火星のどこに漂着したのか、すべての証拠が抹消された今は確認するすべがない。
しかし・・・

【真田独白】
火星で作られた船は地球のそれよりはるかに進んだ技術を有していました。
火星政府が秘密裏に異星文明の残骸を入手したとする説は当時の地球には笑いごとで済まなかったでしょう。

Scene4：内惑星戦争

【沢城ナレーション】
火星の自治権を巡る争いは二度にわたる内惑星戦争に発展する。
地球での全面戦争を回避してきた人類の知恵と忍耐は宇宙という新世界では発揮されなかった。
国連は宇宙海軍を創設、地球の各地には避難用の地下都市建設が進められた。

【真田独白】
「今にして思えば内惑星戦争は予行演習だった。」そんな風に言う人もいます。
火星側が回収したとされる船は明らかに戦闘用のものでした。
この宇宙に我々より進んだ文明を持ち我々と同じように争う事を知っている宇宙人が存在する。
火星の反乱を利用して地球は来るべき悪夢に備えようとしていたのではないかと。

～冒頭終了～