「敵は……宇宙戦艦ヤマト。」の意味とは?

皆様今晩は!
製作発表以来全然音沙汰のない次回作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」。
一応ネット上で漏れてくる情報によればしっかり製作は進んでいるようですし、3月に「2202 BD-BOX」が発売される予定なので販促も兼ねて近い将来、大規模な情報公開を期待したいところ。
個人的にはあの新キャラの顔見世を兼ねた特報あたり公開されて欲しいですね(ちょっと難しいかな?)

さて今回は新年初投稿ということで、「REBEL3199」のキャッチコピーである「未来を、変えろ。敵は……宇宙戦艦ヤマト。」の意味を改めて予想してみたいと思います。
このコピーについては以前アップした「「ヤマトよ永遠に REBEL3199」キャッチコピー発表」という記事の中でも分析しましたが、やはりこのコピーで気になるのは「敵は……宇宙戦艦ヤマト。」という文言。
これについては「デザリアム視点なのではないか」「反戦の機運からヤマトを否定する言葉ではないか」などネット上で様々な推測がなされています。
どれも非常に説得力があふれるものですが、私が最近思っている予想としては、地球がヤマトの敵になるということを意味しているのではないかと思っています。

「REBEL3199」の序盤の敵は地球艦隊?

これまで明らかにされている情報を踏まえると、「REBEL3199」の序盤で「永遠に」と同様、地球がデザリアムの電撃作戦によって制圧される流れになる事はほぼ間違いないと思われます。
これはあくまで私の勝手な予想なのですが、この時点でデザリアムは、自分たちの正体が「未来の地球人」であることを明かし、ヤマトの存在がコンゴ地球にとんでもない厄災をもたらすと伝えるのではないでしょうか?
例えば、旧「ヤマトよ永遠に」の設定を使うならば、ヤマト行動によって地球が暗黒星団に包まれることになり、サイボーグ化しなければ生き残れなくなってしまった。自分たちはそのような歴史を修正する為にやってきた、などです。
実際、2205においてもデザリアムが「未来の地球」を思わせる描写が多々あり、それらの証拠を見せながらこのような話をすれば、それを地球サイドが信じる事になったとしてもそこまでおかしな話ではありません。
そして、それを踏まえた上で「未来を修正する」という大義名分のもと、デザリアムはヤマトの撃沈を地球に命じ、地球サイドもその命令に応じる形で太陽系内の地球艦隊にヤマトの捕捉と撃破を命じる流れになるのではないかと思われます。

つまりキャッチコピーの前半である「未来を、変えろ。」はデアリアムが語る「暗黒星団に包まれる未来」を変えるという地球の総意であり、「敵は……宇宙戦艦ヤマト。」はその未来を変える唯一の方法として下された撃破命令であると私は考えます。
そして、おそらくこの命令を下すことになるのは藤堂長官家、芹沢さんだと思われますが、彼ら自身はこの命令に納得しておらず、それゆえ「敵は宇宙戦艦ヤマト」ではなく「敵は・・・宇宙戦艦ヤマト」と命令者の苦悩が「・・・」という形で出ているのではないでしょうか。
ちなみに、次回作「REBEL3199」で登場が期待されている「アリゾナ」や「プリンス・オブ・ウェールズ」「ビスマルク」といった列強艦は、この撃破命令に従いヤマトを追撃するという形で登場することになるのかもしれませんね。

サーシャの存在意義

では何故このような状況に関わらず、ヤマト、というより古代はこのような地球の総意に反抗する形になるのか。
リメイク版の古代の性格を考えるならば、ヤマトの存在が地球に厄災をもたらすというならば、地球の決定に反抗する可能性は少ないと思います。
それができるのは、デザリアムが信用できないという確証が古代にあるからだと思われます。
その根拠となるのがサーシャの存在ではないかと思われます。
私が以前、「「REBEL3199」ではサーシャが二人いる?」という記事の中で、「REBEL3199」では赤ん坊のサーシャとは別にデザイリアムと同じ時間軸のサーシャが2207の時代にやってきており、真田さんや古代たちに接触する流れになるのではないかと予想しています。
この予想は今でも変わってはおらず、このサーシャの情報から古代たちはデザリアムの語る未来が「嘘」(というよりすべてが真実ではない)という確証を得ており、地球の撃沈命令に反抗して太陽系から脱出する決断を下すことになるのではないでしょうか。
旧「永遠に」では雪に変わる新ヒロインという程度の意味しかなかったサーシャですが、このような流れであるなら、彼女の存在は「デザリアムの語る未来を否定する唯一の存在」として物語の根幹にかかわってくる重要な意味合いが出てくるので非常の望ましいのではないかと思います。
まあこれはあくまで私の予想が当っていればの話ですが、せっかく新キャラとして登場させるならば、単なる雪の代替キャラという形ではなく、しっかりと物語に絡んでくる重要な意味が与えられて欲しいですね。

以上が私が考える「未来を、変えろ。敵は……宇宙戦艦ヤマト。」の推論です。
果たしてこれが当っているかどうかは今後の情報次第。
今後出てくるであろう新情報に期待ですね。

コメント

  1. 航宙特務隊 より:

    あけましておめでとうございます!
    具体的にはあれですかね。イスカンダルへの航海あたりで波動砲使い過ぎたためにコスモリバースを受け取れなかった世界線の地球=デザリアムですかね…
    2202以降でわざわざ未来からやってきて撃沈させようとするほどのことやってないのでそこあたりかな…と。

    • yamasiro2202 より:

      航宙特務隊様、明けましておめでとうございます!
      今年もよろしくお願い致します。
      分岐点はやはり2202最終話の国民投票の結果であり、デアリアムは時間断層を残した結果の地球ではないかと思っています。
      ちなみに彼らが真に恐れているのはヤマトそのものではなく、古代進と森雪という彼らの世界では存在しかった人間がヤマトによって作り出す可能性ではないかと睨んでいます。

  2. 伊吹 より:

    「歴史上、日本が占領されたのは第二次世界大戦後の連合国によるもののみ。
    原作シリーズ上、地球が占領されたのは「永遠に」の暗黒星団帝国によるもののみ。」

    上記の共通点を見出した結果、「連合国が日本を占領し、親英米的な国に作り替え、日本国民に旧日本軍への反感を持たせたように、デザリアムは地球連邦を占領し、親デザリアム的な国に作り替えるため、地球国民にヤマトへの反感を持たせようとしてくるのでは…?」 という仮説を考えつきました。

    だから、『敵は・・・・・・宇宙戦艦ヤマト。』なんじゃないかな〜……と。

    • yamasiro2202 より:

      伊吹様、コメントをありがとうございます
      確かに福井さんのこれまでの著作を見ると、戦後日本の在り方をやや否定的な立ち位置で描いていることが多いので、3199では福井氏のそういう側面が前面に押し出される可能性が高いですね。
      あと個人的には揚羽財閥もデザリアムの占領政策において重要な立ち位置(協力者など)になりそうな予感がします。
      いずれにせよ、デザリアムの地球占領は旧作のような単純な力による支配ではなくなりそうですね。