松本零士先生追悼上映会に参加しましました

皆様今晩は!
本日、北九州・小倉で今年2月にお亡くなられた松本零士先生をの追悼を目的とした「劇場版銀河鉄道999追悼上映会」が開催されました。
定員は128名であり、参加者多数の場合は抽選になるとのことだったので、参加を申し込んだものの、基本的にくじ運は悪い方なので正直、大して期待はしていませんでした。
しかし結果はまさかの当選!
当選通知が来た時は嬉しいというよりもむしろ驚きました(苦笑)
という訳で、本日、小倉に行ってまいりました。

小倉駅

小倉駅到着は10時ちょっとすぎ。
この土日ではこの追悼上映会以外にも小倉市内各所で松本先生追悼のイベントが行われているという話でしたので、せっかくですので、全部のイベントを見て回ろうとかなり早めの現地入りです。
ついでにJR小倉駅に設置されているという車掌さんの像や、ハーロック、メーテル、哲郎の銅像も見物。
私が最後に小倉に行ったときにはまだこれらの像は設置されてはいなかったので、実物を見るのは初めてです。

写真では何度も見ていましたが実物を見るとやはり感慨深いものがありました。
これだけでも小倉に来た甲斐がありましたね。

小倉城

小倉到着後、真っ先に向かったのは小倉城。
ここでは松本先生の追悼ギャラリーが開催されているとのことでしたので、小倉城見物を兼ねて見てまいりました。

飾られている絵画は999やハーロック、エメラルダス関連のものが大半で残念ながらヤマト関連の絵画はありませんでした。
これはやはり色々難しい事情があるのでしょうが、ヤマトのイメージを完成させたのは松本先生であることは否定できない事実。
少なくとも松本先生が生前に描かれたヤマトのイラストが、公の場で展示される日が来ることを期待したいですね。

北九州市漫画ミュージアム

次に向かったのは「北九州市漫画ミュージアム」。
松本先生はこのミュージアムの初代館長を務めていたこともあり、献花台やメッセージボードが設置されていました。

このミュージアムでちょっと驚いたのは実物大森雪の像があった事。
呉の「街かど市民ギャラリー90」に置かれていたものと同タイプでしたが、巨大なヤマトの壁画と一緒に展示されていました(どちら写真撮影不可)
このようなものがあるとは知らなかったので、これは嬉しいサプライズでしたね。

追悼上映会

遅めの昼食後、本日のメインイベント「追悼上映会」会場に入場。
始まるまでの15分間、ゴダイゴのインストがエンドレスで流れていたのが良かったです。
本編開始前には、北九州市漫画ミュージアムの田中時彦館長と大野光司氏(北九州市漫画ミュージアム関連のイベントに携わっている方)のミニトークが行われ、生前の松本先生の思い出話やいかに先生が小倉の街を愛していたかのエピソードが語られました。

ここで気になったのは田中館長の語られたエピソード。
田中館長が松本先生に会われた時に、松本先生が「僕は2~3年後には宇宙に行くよ」と語られていたそうです。
この時、田中館長は「80を過ぎてもまだ夢を持たれているのか」と感心したとしてこのエピソードを紹介されていたのですが、私はふと思ったのは松本先生はご自身の死期を悟られていたのではないかとです。
松本先生は、生前から「遠く時の輪の接する処でまた巡り会える」と話されていたように、先生は死後の世界を宇宙に喩えていました、。
「宇宙に行くよ」とは、宇宙旅行を夢として持っていたわけではなく、そう遠くない未来に二度と帰らない旅に出ることを薄々悟っての言葉だったのではないか。
勿論、もう松本先生の言葉の真意を確認する術はありませんが、もしかしたら先生にとっての「死」とは、本当に銀河鉄道999で旅に出る感覚だったのかもしれませんね。

ちなみに、「劇場版999」を見たのは久しぶりなのですが、結構細かい所は完全に忘れていましたね。
というより、機械伯爵との戦い以降のエピソードは全く忘れていました(爆)
正確に言えば、この作品は機械伯爵との戦いがクライマックスで、それ以降のエピソードは「さよなら銀河鉄道999」のエピソードだと勝手に思い込んでいました(苦笑)
ですので、機械伯爵が中盤であっさり倒された展開に唖然・・・
いやいやいや、記憶というのは本当に当てにならないものですね。
ただその意味では今回の追悼上映会はかなり楽しめました。

半日かけての小倉旅行はかなり疲れましたが、今回参加できて本当に良かったと思います。
またこのようなイベントがあったらぜひ参加したいですね。