【ネタバレ注意】第4章冒頭簡単レビュー+考察①

皆さま今晩は!

もうご覧になった方も多いとは思いますが、一昨日の10月3日についに「『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女』 冒頭7分映像」が公開されました。

■『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女』 冒頭7分映像(Youtubeへのリンク)

少し出遅れた感もありますが、今回から数回に分けて簡単ですがこの冒頭部分のレビューと考察をしてみたいと思います。
なおネタバレ満載なので、ネタバレが嫌な方は回避をお願いいたします。

バース星とウラリアの魔女


まず語られるのは、バース星を取りまく厳しい環境。
急激な寒冷化が進み、人が住めない環境になりつつなっているようで、しかも原因となったのは「ウラリアの魔女」であるようです。
確かに第1章の冒頭において、グランドリバースを目撃したボローズが「銀河の中心にあって宇宙を凍てつかせる魔女の吐息・・・ウラリアの光」と言っていましたので、バース星もウラリアの光によって寒冷化をもたらされたのかもしれません
この時点では、ボラー連邦にとって「ウラリアの魔女」は一種の伝説として認識されていたのかと思っていましたが、ガッツリ現在進行形で被害を受けていた模様。
確かにこういう事情があるのならば、太陽系で新たに「ウラリアの光」が観測されたとなれば、ボラー連邦が過剰に反応したともいうのも納得です。

なお、この寒冷化の原因については、恐らくはウラリア(デザリアム)が惑星やコルダール機関などのエネルギー発生機関のエネルギーを奪ってた結果なのではないかと思われます。
これはあくまで私の勝手な予想になりますが、そもそもこの宇宙で主流となっている波動エネルギー機関を使っていないデザリアムにとって、この宇宙で活動するためには別の形でエネルギーを調達せねばならず、その方法として選んだのが星々からのエネルギーの強奪なのではないでしょうか?
実際、2205においてもイスカンダルをワープするために、ガミラス星をはじめとする星々を破壊することで、ワープエネルギーを確保していました。
バース星の場合は、用途がそこまで大がかりではなかったため(時期的に考えて2205での軍事活動用のエネルギーの調達だったのではないかと思われる)、即、惑星そのものが破壊されるまでには至らなかったものの、星の寿命を大幅に縮めるという形でエネルギーを奪われたのではないでしょうか?
このように考えると、ウラリア(デザリアム)にとって、基本的に星々はエネルギーを調達するためだけの道具であり、それゆえに、ウラリアは宇宙に破滅をもたらす厄災となっているのかもしれません。

ところで、遂に登場したラム大公ですが、食料を手に入れることが出来なくなっているバース星の民のために、食糧庫を開放するなどまさしく名君のと呼ぶにふさわしい高潔な人物でした。
オリジナルシリーズの「ヤマトⅢ」に登場した彼も高潔な人格者でしたが、非常に良い形でリメイクされましたね。
オリジナルシリーズでは、バースの誇りを守るために最後まで戦て戦死を遂げたラムですが、この31989では果たしてどのような運命をたどることになるのか気になりますね。

ラム大公の出撃


上記のようにバース星そのものが大変な状況に置かれている中で、対ガルマン・ガミラスへの参戦を決めたラム。
星の状況を考えると戦争どころではない気もしますが、「バースの大地は必ず守る」と述べていることを考えると、この参戦(あるいはガルマン・ガミラスを打倒)と引き換えにボラー連邦から多数の支援を受ける事の約束を取り付けているのかもしれません。
特報や本予告を見る限り、ラムはほぼ捨て身の作戦でガルマン・ガミラス本星(というよりデスラー総統)を討つ気でいるようですが、バース星自体がヤバい状況で、助かるにはボラー連邦の支援を受ける以外になければ、そら、必死になって戦うというのも納得です。

なお遂に登場したラム大公のラジェンドラ号。
オリジナルシリーズでは色違いの量産戦艦という感じでしたが、旗艦にふさわしいなかなか重厚な姿に生まれ変わっていました。
1/1000は難しいかもしれませんが、ぜひメカコレでの立体化を期待したいところです。

またラジェンドラ号の艦橋に飾られているベムラーゼ首相の肖像画。
どうやら、ボラー連邦の艦はこの肖像画を飾るのがルールとなっているようです。
ただ、もしかしたらこの肖像画はただの絵ではなく、「ドラえもん・のび太の小宇宙戦争」に登場したギルモア将軍の肖像画のように、監視装置も兼ねたものなのかもしれません。
実施あ、ラム大公も演説をしている時にこの肖像画を意識していましたし、あの演説は部下の士気高揚と共に、ムラーゼ首相にバース星の忠誠をアピールしていたのかもしれませんね。