皆様こんばんは!
今回は昨日に引き続き、ヤマトマガジンで連載が始まった「宇宙戦艦ヤマト復活篇」の前日譚、アクエリアス・アルゴリズム第1回の感想を述べたいと思います。
昨日は、大筋&世界観について語りましたので、今回はキャラクター別の感想です。
なお、例のごとくネタバレ満載の内容ですので、ネタバレが嫌な方は回避をお願いいたします。
古代進について
まずは主人公の古代進について。
古代君について前回でも少し触れましたが、現在、予備役になり、半ば退役状態で専業主夫として生活中。
この予備役入りの理由は、地球政府から与えられた静観の指示に逆らい、独断でガミラスとボラー連邦の内紛に介入したことの責任を取らされたという実にオリジナルシリーズの古代君らしい事情でした(苦笑)
軍人の独断専行に対してしっかり責任を取らせるようになった点で、地球防衛軍はある意味、組織としては健全化したといえますが、古代君が介入しなければ状況はもっと悲惨なものになったらしいのでなかなか難しいところです。
実際、藤堂長官が現役ならば責任は問われなかったかもしれないというのが旧ヤマトクルーの共通見解のようですので、藤堂長官という後ろ盾を失ったことにより、旧ヤマトクルーは冷遇されるようになったということなのかもしれませんね。
当の本人は、むしろ「(犠牲を減らすために)もっと早く介入すべきだった」と反省しており、これがのちのアマールにおける決断の
伏線になっているのが興味深いですね。
また現時点では、復活篇で美雪が言っていた「ヤマトにとりつかれている」様子は一切なく、娘との関係も極めて良好。
もしかしたらこのアクエリアスでの調査によるヤマトとの再会が、古代君と娘の関係を変えてしまうことになるのでしょうか?
古代雪について
一方、妻である古代雪は現在、艦長職を目指して軍のエリート街道を驀進中(笑)
「復活篇」における描写では、古代が軍に残り、雪が予備役入りしていたような様子でしたが、実際は逆だった模様です。
美雪ちゃんが「雪が家で寂しそうにしていた」とか言っていましたが、正直、何を見ていたのでしょうか?
夫婦仲もかなり良いようですし、どうも「復活篇」における美雪ちゃんの言動は思春期特有の反発であった可能性が高そうです。
古代美幸について
現在11歳のパパ大好き娘
好きが高じて、探査船に密航しアクエリアス調査に同行することに。
はっきり言って本当にこのストーリーは復活篇につながっているのか?と疑問に思うほど別人です(苦笑)
・・・・なぜ数年後にあのような可愛げのない娘に成長してしまうのか、現時点では完全な謎です。
北野&徳川について
真田さんの命令でアクエリアスの調査に同行することになった二人。
北野君は運転手、徳川君はヤマトの調査要員という役割のようです。
正直なところ、この二人は軍において結構昇進しているはずなのですが、パシリに使われているのがある意味気の毒
まあ、旧ヤマトクルーにとっては、現時点の階級よりもヤマトにおける立場のほうが優先されてしまうというなのでしょう。
ちなみに、今回の調査以来のため、二人で古代の家に行ったとき、美雪から「北野お兄ちゃん、徳川おじちゃん」と呼ばれ、徳川君がショックを受けているのには笑いました。
どうやら徳川君はお父さんに似て老け顔になり始めているようです(笑)
折原真帆について
(美雪を除く)復活篇出身のキャラで唯一登場したのが人気の高い折原真帆ちゃん。
趣味で軍のコンピューターをハッキングしているうちにアクエリアスで暗躍するディンギルの残党の動きをつかみ、匿名で真田さんに伝えるという、ある意味今回の物語のきっかけを作り出した重要キャラとして登場。
他にもトラブルで航行不能になった古代君たちの調査船をコンピューターを通して支援するなど今回一番活躍したキャラです。
この作者さんは真帆ちゃんが好きなのでしょうかね?
ちなみに、なんと学生時代の彼女はメガネっ子であることが判明!
復活篇では眼鏡をしていませんでしたが、コンタクトに変えたのでしょうか?
まとめ
この第1回だけ読むと、本当にこの作品が「復活篇」につながっているのか疑問に思う内容が結構多かったです(特に人間関係)
ここから復活篇の人間関係のような状況にどのように変わっていくのかもこの作品の見どころなのかもしれません。
とくに現時点で良好な古代家の絆にひびを入れてしまうのは一体何なのか、気になるところですね。
第2回が今からとても楽しみです。
以上、アクエリアス・アルゴリズム第1回の感想でした!
コメント
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復活編、公開から10周年だからかも知れませんが、ディンギルの残党を出すならSUSの先見隊で良かったような(^^;
まぁ。これはこれで「宇宙戦艦ヤマト」なので、楽しみたいです。
楽しめれば良いのだけど…w
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新作小説のご紹介ありがとうございます。<(_ _)>
この事件を経て古代は今の地球に自らの
居場所がないと悟り外宇宙へ・・・という展開に
なるのでしょうか?
その際真田さんが(こんな事もあろうかと?)
科学局に関連する貨物船の船長のポストを
用意しておき、旧知であった大村さんを
引き合わせる・・・なんて話を空想妄想したりします。(^^)
娘の美雪ちゃんはアクエリアス氷塊で、自分の
知らなかった父親の別の側面を見てしまい、
不信感や反感を持ってしまうのかもしれませんね。
若くして厳しい戦いを生き抜き、数多の人の死を
背負ってしまった戦士としての古代の姿は
まだ幼い少女には受け止め難いものなのも
無理からぬ話で・・・(^。^;)
お話の続きが楽しみです。
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鹿嶋少将様、コメントをありがとうございます!
> 復活編、公開から10周年だからかも知れませんが、ディンギルの残党を出すならSUSの先見隊で良かったような(^^;
昨日12月12日でちょうど10年だったらしいですね。
一体いつになったら第二部が製作されるのでしょうか?(苦笑)
ちなみには地球は復活篇本編になるまでSUSの存在を一切知らなかったようなので、流石に先遣隊を出すのは厳しかったのではなかと愚考します。
個人的にはゲームネタをもってきて白色彗星の残党でも面白かったのではないかと思います。
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行き過ぎる風様、コメントをありがとうございます!
> この事件を経て古代は今の地球に自らの
> 居場所がないと悟り外宇宙へ・・・という展開に
> なるのでしょうか?
ああ、なるほど
考えられる展開ですね!
それに今回の小説を読む限り地球はとにかく他所の星についての情報をあまり熱心に集めてはいなくなっているようなので、今回の事件を契機に、輸送船の船長という名目で情報収集をやっていたのかもしれませんね。
むろんそのようなことは大っぴらに言えませんから、美雪から誤解されてしまったのかもしれませんね。
> 若くして厳しい戦いを生き抜き、数多の人の死を
> 背負ってしまった戦士としての古代の姿は
> まだ幼い少女には受け止め難いものなのも
> 無理からぬ話で・・・(^。^;)
ディレクターズカット版で追加されたシーンで、新キャラたちが「父親である軍人であることをとった父親を嫌っていた」みたいな話をしていましたから、行き過ぎる風様のご指摘は正解かもしれません。
何はともあれ、次回が楽しみです!