第4章感想(11話)

皆様、こんばんは。
1週間ぶりの更新です。
間が空いたのはリアルが忙しかったこともあるのですが、公開が始まったばかりの段階で第4章のネタバレ満載の感想を書くのも流石にどうかと思い更新を止めておりました。
しかし、公開も第2週目に入りましたので情報封鎖解禁とし、第4章の感想をネタバレ満載でいきたいと思います。
今回は第11話「デスラーの挑戦」の感想です。

いろいろな意味で、格好いいデスラー総統復活です。
2199第七章でどん底まで落ちたデスラー総統の株をどのようにあげるのかと思っていたのですが、あれは「愛や感情に狂わされた故の暴走」とし、11話で描かれた続けた冷静沈着で策士な姿こそ本来のアベルト・デスラーとしたことでうまく株上げに成功したと思います。
また、2199では完全に「自業自得」や「自滅」という言葉がぴったりな終わり方をでしたので、これでオリジナル同様にヤマトに執着していたら単なる「逆恨み男」といわれるところでしたが、ヤマトへの執着は見せ掛けで、実は本当の目的は別のところにある・・・という変更もなかなか良かったと思います。
本来の目的が一体何なのか明確に語られておりませんが、これこそがタラン弟をはじめとする切り捨てた部下たちの忠誠を再び取り戻すことが出来た理由なのでしょうね。

余談ながら、ガミラス国歌をバックミュージックに合流を果たしたタラン将軍(この合流シーンは11話最大の名シーンだと思います)にデスラー総統が「代わらぬ忠誠に感謝する」と言った時、タラン将軍が一瞬、表情を変えます。
私はこれを「本心は別なんだけどやむを得ず従わざるをえない」という複雑な心情が顔に出たのだと思っていたのですが、「愛の宣伝会議⑤」によれば、あのシーンは「感極まって涙をこらえている」シーンだそうです。

現在、ガミラスを掌握しているディッツ派閥の重鎮であるタラン将軍がここまで心変わりするとは本当に何が・・・?
ヒス=デイッツ政権が駄目すぎて「これならばデスラー総統のほうがはるかにマシだった」という心境に達したのかでしょうか?
確かに、2202で断片的に語られている情報によればガミラスは民主制に移行している一方で、「破壊解放軍」をはじめとするテロ組織の横行や旧植民惑星の独立運動の活発化など結構混乱しているそうです。
この「混乱」というのが丁度、独裁政権が倒れたあとのエジプトやリビア、イラクのように一応、政権は存在しているが、かろうじて掌握できているのは中央のみで、他はすべて無政府状態という洒落にならないレベルなのかもしれません。
これならば「デスラー総統は正しかった」として総復帰論が出てくるのもうなづけます。
何はともあれ、第5章でははもう少しガミラスの内情についての詳細が描かれることを期待したいです。

11話における他の見せ場

・まさかの「ちくわ」登場wwww
第10話のほたるイベントはかなり無理やりすぎましたが、ちくわイベントの回収はうまくストーリーになじんでいたと思います。
今回もやっぱりガトランティス艦ともどもデスラー砲に吹き飛ばされてしまいましたが(笑)

・ミル君、冒頭10分以後の境遇が気の毒すぎ!
冒頭10分以降のミル君の道化ぶりは正直、見ていて同情したくなるほどでした。
結局拘禁されてしまいましたが、毎日シーツを代えてもらえるといいですね・・・

・総統閣下のお酒
何気に気になるシーン。
総統閣下が愛用のグラスで優雅にお酒を飲むという何てこともないシーンなのですが、実は意外な謎があります。
2199でお酌していた女衛士や侍女がいない状況で、このお酒は一体誰が用意したのでしょうか?
デスラー総統が自分で用意するともお思えないので、案内、ミル君が用意する羽目になったのかもしれません。

デスラー総統「ミル君、ヘラクレス座M13製赤ワインを持ってきてくれたまえ。」
ミル「このような脳の働きを鈍らせる毒物、飲まれることは正直ゾッとしませんね・・」

みたいな会話があったのかもしれません(笑)

・雪の正体判明
「愛の宣伝会議」で壮大なネタバレがありましたが、土方との会話の中で実にあっさりと雪の正体が正真正銘の地球人であることが明示されました。
さんざんひっぱった割には本当にあっさりしすぎです(苦笑)
ここまであっさりだと、もう一回どんでん返しがあるのではないかと勘ぐりたくなります(よく考えてみれば、土方は「お前の両親」といっただけなので「養父母」という可能性があるんですよね・・・)

ところで話は全く変わりますが土方と話をしている雪の後姿はすさまじくエロいと思います。

1517117516803.jpg

ふたばの「ヤマトスレ」で第4章の感想を語り合っていた時、同様の感想を抱いている方が結構な数おり、思わず笑ってしまいました。

・総統と合流するガミラス艦隊

イメージ420

上でも書きましたが、ガミラス国歌とともにデウスーラと合流するガミラス艦隊のシーンはこの11話における屈指の名シーンだと思います。
初めてみた時、正直からだが震えました。
ただゲルバレス級はヤマト2にならって緑色のほうが個人的によかったですね。
製作サイドとしては「新たなる」に登場したデスラー戦闘空母が念頭にあったのかもしれませんが、2199におけるゲルバレス級の赤色は「試作艦塗装」という設定でしたので、この設定からもここで登場するゲルバレス級は「方舟」に登場したニムバレスのような緑色であったほうがしっくり来るのですが・・・
まあ細かいことではあるのですがね。

さて、11話の感想はこのくらいです。
次回の更新では(おそらく三連休に入ってからになります)では12話について述べていきたいと思います。