デザイリアムの正体とは？（2022年2月22日版）

皆様今晩は！
最近転職を致しましてリアルが非常に忙しい毎日になっております。
色々書きたいことは多いのですが、なかなかまとまった時間が取れない状況です。
更新がすっかりご無沙汰になってしまい大変失礼いたしました。
時間を見つけて何とかこれからもコツコツと更新していこうと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、2205後章ではイスカンダルとそれを巡る過去の全てがほぼ明らかになりましたが、その一方で謎のままに終わったのはデザリアムの正体。
後章においてもデザリアムの正体に迫れるようなヒントがいくつか描かれていましたが、むしろそれらのヒントのおかげでデザリアムの正体は更に謎が深まったと言えます。
ネット上でもデザリアムの正体については、

①時間断層を残す決断をした異なる世界線の地球
②時間断層内に取り残された地球のAI
③シャルバート関係

の3つが有力説となっていますがいずれも5章で描かれたヒントで否定される部分があり、「これだ！」と確信できるものがありません。
ちなみに私は後章の公開前は①の「時間断層を残す決断をした異なる世界線の地球」説をとっていましたが、現在においてはこの確信は揺らいでおります。
そこで改めてデザリアムの正体について考えてみました。
結論から言ってしまえば、現在私は①～③の折衷案ではないかと考えています。

デザリアム人の正体

2205の後章においてデ―ダ―やメルダ―ズといったキャラの描写から以下のことがわかります。

・イスカンダルに否定的である
・波動エネルギーに対して否定的である
・感情をあまり良いものと思っていない
・完璧ではない存在

もしデザリアムの正体が「時間断層を残す決断をした異なる世界線の地球」であるとすると、あそこまで波動エネルギーやイス間dなるに否定的なのは流石におかしいです。
また、全体的にデザリアム人は感情が乏しく、感情的になる事に対して否定的です。
しかしその一方で、感情を持つことは「完璧な存在になる」には不可欠と考えている節もあります。

ここでやはり気になるのはデザリアムが言う「完璧な存在」です。
私は恐らくこれは「人間」の事であり、逆に言えば、デザリアム人は「人間ではない」ということになります。
そしてその条件を満たす存在は何か、と考えるならば、「時間断層を残す決断をした異なる世界線の地球」のAIから誕生した人工生命体であると考えます。

これはあくまで私の勝手な妄想ですが、「時間断層を残す決断をした異なる世界線の地球」は波動エネルギーの暴走などが原因で人類は滅んでしまったと思われます。
しかし創造主を失ったAIは死に絶えた地球人の代わりとして自分たちの人工知能をベースにした人工生命体を生み出し、地球を復興しようと試みたのではないか。
その結果として誕生したのが「デザリアム人」と呼ばれるアンドロイド人間たちであり、彼らはデータに基づく思考を得意とする一方で、失われた地球文明を取り戻し、本物の地球人となるべく、レコードで過去のクラッシクを嗜んだり、感情というものを理解しようとするなど地道な努力を続けているのではいでしょうか。
ちなみにデザリアム人が波動エネルギーに対して否定的なのは、波動エネルギーで創造主たる地球人が絶滅してしまったからであり、それを地球にもたらしたイスカンダルに対しては「否むべき星イスカンダル」と嫌悪感を持つようになったのではいかと思われます。

ただここまで読んでお気づきかもしれませんが、デザリアム人の目的はあくまでも地球の復活であり、本来、そこまで危険な存在ではありません。
2205で彼らがあのような行動を起こしたのは、彼らの思考を誘導した別の勢力が存在したのではないでしょうか。
そしてそれこそがイスカンダルと対を成す「シャルバート」です。

謎の女の正体

2205後章においてメルダ―ズに命令をしている謎の女が登場します。
シナリオによればあの声は「聖総統」ではなく「デザリアムの高官」らしいのですが、それはともかく、彼女の話を聞くとちょっと奇妙な事に気がつきます。
それは、「感情を取り込むのです」など彼女の発言にはメルダ―ズたち、デザリアム人達に教えを諭している部分があることです。
ハッキリ言えばあの発言は「感情」が一体どのようなものかちゃんと分かっている者のセリフです。
もし彼女がメルダ―ズと同様、AIから誕生したアンドロイド生命体だとすると、あのような発言が果たして出てくるでしょうか？
このように考えると、あの女性はメルダ―ズたちと同じ地球出身のアンドロイド生命体ではなく、異なる存在であると考えるほうが妥当です。
そして、その正体を考えるならば、前章冒頭部でその存在が描かれていながらどのように関わってくるのか分からなかったシャルバート関係者という線が一番濃厚です。

デザリアムとは？

恐らく「デザリアム」とは「シャルバート教」を国教とするイスカンダルと同じ第一世代の人間たちにを中心とする巨大な星間国家であり、「時間断層を残す決断をした異なる世界線の地球」はその支配下にあるのではないでしょうか。
そしてメルダ―ズたちはデザリアムの先兵として2205世界に派遣された、ガミラスでいうところのザルツ人部隊に相当する存在と考えると2205の描写もいろいろと納得できるものがあります。

これはあくまで勝手な予想ですが、スターシャが第一世代であるイスカンダルを「強欲で気まぐれな長男」と自嘲していたように、デザリアムもまたこのような気質を持つ人種であり、イスカンダルとデザリアムは宇宙の覇権を巡るライバルとして争っていたものの波動エネルギーを持つイスカンダルに敗北、その残党は長い年月、宇宙のどこかに隠れ住んでいたのでしょう。
そして、白色彗星の暴走やボラーとガルマン・ガミラスとの星間戦争での混乱に乗じて一気に表舞台に返り咲き、一大勢力として天の川銀河を支配する巨大な星間国家となったのではないでしょうか。

ただしこの世界の宇宙は波動エネルギーの使い過ぎで既に寿命を迎えつつあり、何らかの対策をとる必要がありました。
そこでまず考えられたのが、CRSでの宇宙規模の再生だったのではないでしょうか。

その為、デザリアムは波動実験で滅亡した地球で細々と地球再生に従事しているアンドロイド軍団に目をつけ、地球人に代わる新たな創造主として地球を支配下に置き、イスカンダルの確保を確保すべく2205世界にメルダ―ズたちを尖兵として派遣したのではないでしょうか（恐らくこの世界のイスカンダルは既に失われていたため）。
メルダ―ズたちがイスカンダルそのものの輸送に固執したのも、宇宙規模の再生にはイスカンダルそのものが必要であったと考えると納得です。

以上が私が現時点で考えるデザリアムの正体です。
なお、デアリアムの黒幕がシャルバートではないかということは、Youtubeで様々なヤマト検証動画をアップされている「れみるちょり」様が2205後章の公開前からすでに提唱されていました。

【参考動画】
・【宇宙戦艦ヤマト3199】真の敵はあの女神！？旧作永遠に、新たなる旅立ちの設定資料から予想！【ゆっくり解説】
・【宇宙戦艦ヤマト2205/3199】デザリアムの正体とは…!?今ある資料を結集して徹底考察！【ゆっくり解説】

上記の二つの動画は非常に興味深いのでまだご覧になったことが無い方は是非この機会にチェックしてみてください