デザリアムの正体判明?

皆様、おはようございます!
明日はいよいよ2205完成披露舞台挨拶!
私自身は参加できませんが、ネットを通じて新規情報が流れてきそうなので楽しみですね(参加組には厳しいかん口令が敷かれると思いますので、大きなネタばれは無いと思いますが)

さて今回は、以前から度々取り上げてきた2205における最大の謎、「デザリアム」の正体について迫ってみたいと思います。

私自身は、以前アップした「古代アケ―リアス人の真意」の中でデザリアム人の正体は「古代アケ―リアス人そのもの」ではないかと予想致しましたが、最近、ネット上で「デザリアムの正体」について非常に面白い情報を入手いたしました。

デザリアムの正体は未来の地球?

情報源は2202で副監督を務められた小林誠氏が昨年9月に呟いたツイートです。
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このツイートによれば、少なくとも2202の製作段階においては、デザイリアムの正体として「時間断層で軍拡を進めた未来の地球」の成れの果てを考えていたことが分かります
恐らくこのアイディアを出した時期には、続編となる2205の製作が企画されており、そのための構想や伏線が練られていたのではないかと思われます。

実際、2199の劇場版である「星巡る方舟」の企画は、2199第6章の製作中に企画されていました(故に、第6章では桐生さんが顔見せしたり、七色星団におけるランベアの撃沈が不明確など劇場版に繋がる仕込みが施されていた)。
2205もまた2202第6章の製作と同時期に企画が進んでおり、そのための仕込みが2202内に描かれていたとしてもそこまでおかしな話ではありません。
考えてみれば、デザリアム艦と同じ黒の船体色を持つブラック・アンドロメダの登場や、地球人の義体化の話は全て2202第6章でのことであり、デアリアムの正体の伏線としてあえて入れられたのかもしれません。

小林案は没ったのか?

もし2205の製作に小林副監督も参加されていたのならば、間違いなくデザイリアムの正体はこの小林案の構想通りになったと思われます。
しかし、実際は2205の製作に小林副監督も羽原監督も外されており、引き継いだ2205製作スタッフにこの小林案が採用されたのかは不明です。
小林副監督のツイートでも「没った」とありますので、デザリアムの正体の設定は小林案から変更されている可能性はあります。
しかしその一方、あくまで没ったのは「テレサが介入する理由が地球のデザリアム化を阻止する為であった事」であったと考えることも可能です。
実際、2202はかなり設定が詰め込まれた内容なので、その上さらに「地球のデザリアム化」の話が出てきたら余計こんがらがるとしてその動機がカットされたとしてもそこまで不思議な事ではありません。
また、2202におけるテレサの介入は基本的に「滅びの方舟を止める事」に終始しており、そこに「地球のデザリアム化を止めるため」という動機があったとするのは無理があります。
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このように考えると、2202のストーリー的に小林案が没ったのはある意味当然ですが、これをもって「デザリアム=軍拡を続けた地球」という設定そのものが否定されたと考えるのは早計です。

2205に見られる「デザリアム=未来の地球」の可能性

事実、既に明らかになった2205のシーンにおいて、デザリアムの正体が「未来の地球」であるとにおわせるシーンはいくつか存在します。
例えば、私自身は確認していないのですが、「ヤマトという時代」のイベントで公開されたデ―ダ―の初登場シーンで、デ―ダ―が地球のクラシックを聴いている描写があり、福井氏によればこれは重要な伏線であると語られたそうです。

またPVで流された「デザリアム」サイドのセリフも「非常に意味深です。
例えば「歴史に残らぬ弱者どもよ・・・」とのセリフが出てきますが(恐らく発言者はメルダ―ス)、これは考えてみれば少しおかしいです。
このセリフはガミラスに対するセリフだと思われますが、「歴史に残らぬ」というのは明らかに過去に対する発言です。
つまり、彼らの知っている歴史ではガミラスは過去に滅び去った存在となっており、それゆえ、「歴史に残らぬ」と表現したのではないでしょうか。
もしこれが正しいのならば、デザリアムの正体が未来の地球という可能性は十分にあります。

もしデザリアムの正体が未来の地球だとしたら・・・・

以上の理由から、2205においてデザリアムの正体が「時間断層を捨てなかった未来の地球」という可能性は十分にあります。
そしてもしそうであるならば、2205のストーリーはかなり興味深くなります。
とういうのも、2205のメインキャラの一人である土門君は、「時間断層を捨てて古代達を救った大人たちの決断」に反発を抱いている節があります。
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これはあくまでも勝手な推測ですが、土門君としては「時間案層を捨てる」という判断は間違っていると考えており、それゆえ、その原因となった古代に対して憎悪を抱いているのではないでしょうか?
しかしそんな彼が、2205で自分たちの戦っている相手が、「自分が望んだ未来の姿」そのものであると知った時、彼はどのような思いを抱き、そして判断を下すことになるのか・・・・
これはこれで非常に面白そうなストーリーになるのではないでしょうか?

勿論、あくまでこれは「デザリアム=未来の地球」という設定が採用されていた場合の話ではありますが、ちょっと見てみたい気がしますね。

コメント

  1. ABARTH より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    旧作ではさらばと2の2つの結末があります。つまり、ヤマト不在の未来とヤマトの今後が描かれる未来です。2202では25話でさらばの結末、つまりヤマト不在の未来へ進む結末となり、26話でその未来を継続するかヤマトを帰還させて別の未来へ進む(テレサにはこちらが正しい未来と言ってましたが)を選択させました。ここで、もし、ヤマト不在の未来となったらどうデザリアムと結びつくのかを考えてみました。旧作ならば、デスラーも死亡してるので、ガルマン帝国も存在しなくなります。つまり、新たなる旅立ちには繋がらないので、ガミラスが破壊されないのでスターシャはそのまま生存しているわけです。2202
    ではヤマト不在でも、デスラーはガルマン帝国を建国できるわけです。ガミラス人の移住することは変わりません。デザリアムとの抗争もあり、ここにヤマト亡き後にどう関わるのか?銀河を派遣しても役には絶たないでしょうからデスラーはここで命を落とし、ガミラスもイスカンダルも滅びてしまう可能性があります。と、すると地球が同盟であるガミラスを失い、地球侵攻を開始したボラーとの戦いのために人体を機械化して行くのでしょうか?旧作完結編ではボラーも滅んでますから、この未来はボラーも滅んでなく、長きに渡る戦いがおきたのかもしれません。

  2. 銀河の風 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こちらにも勝手な空想妄想を…

    デザリアムは千年前に大マゼラン星雲で
    イスカンダルと覇を争い敗れた種族
    なのではないかと…
    追っ手を逃れるためにブラックホール
    近傍等の過酷な環境の星域に隠遁し、
    限られた人数で生き残るために
    科学技術を動員し人体改造を積み重ねてきた。
    (しかし生体としての限度に近づきつつあった)
    波動砲に対抗出来る技術の開発に成功し、
    再度大宇宙に覇を唱え歴史に名を刻まんと
    サレザー恒星系へ来襲する…なんてどうでしょう?

    今度の新作でゴルバ戦まで行くのか?
    次作は『永遠に』的な展開になるのか?
    デスラーとガミラスの運命は?
    この先のリメイクシリーズの展開も
    目が離せまさんね。

  3. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ABARTH様、返信が遅れて申し訳ございません!
    コメントをありがとうございます

    デザリアムがヤマト未帰還の時間軸というご指摘は非常に納得できますね。
    確かに2202の第26話を見る限りヤマトの帰還は重要なファクターになっていると思います。
    もしヤマトは帰還が無ければ地球は時間断層を捨てるきっかけもなく、ただガトランティス戦役の戦訓からより強力な力を求めたという事は疑いありません。
    その結果がデザリアムへの道というのは十分にあり得ると思います。

    ちなみに個人的にはボラー連邦は地球サイドが手を出さない限り、戦争になるとは思いません(地球の位置がボラーの支配領域からあまりにもかけ離れているため遠征しても得るものが少なく、下手をすれば補給の問題から敗北の恐れすらり、うまみが少なすぎます)
    ただ同盟国であるガミラスが消滅したことで、恐怖から地球サイドが暴発してしまうというのは十分にありそうですね。

  4. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    銀河の風様、コメントをありがとうございます
    非常に面白い設定ですね
    これはこれでちょっと見てみたい気も・・・

    ちなみに非常に近い設定として、「スーパーロボット大戦V」で登場した「超文明ガーディム」というオリジナル勢力を連想しました
    ネタバレになりますが、彼らはイスカンダルと対立していた勢力(とある理由より最終的に自滅しましたが)で、ゲーム内では2199年に黒幕が率いる艦隊がタイムスリップしたことにより、全銀河を「超文明ガーディム」の支配下におこうと活動しています。
    もしこの「超文明ガーディム」をヤマト作品に落とし込むならば、ご指摘のようなストーリーになりそうですね。

    あとあくまで私の予想ではありますが、前章ではGプレアデスとの決着も厳しそうな予感がします。
    ゴルバが登場するのは間違いないと思いますが、多分、最後の最後に顔見せ程度に登場するだけではないかと睨んでいます。
    それにしても是非次回作「永遠に編」が実現して欲しいですね。

  5. kazu より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    デザリアム=未来の地球
    地球人を残してもロクな未来が待っていないことに気がついたデスラーが、遊星爆弾かデスラー砲で地球を滅ぼしそうな気がしてきました。
    そして、2199の冒頭にループする無限の循環になってしまいそうな。

  6. 山城2199 より:

    SECRET: 0
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    kazu様、ご無沙汰いたしております!
    コメントをありがとうございます。

    まあ、2202のラストで良い未来に分岐しましたから総統閣下もご容赦をという事で(爆)