ドレッドノートとブラックアンドロメダ

皆様今晩は!
すっごく久しぶりの更新です。
前回の記事で、毎日更新すると大法螺をこいてしまい大変失礼いたしました(汗)
実は翌日から色々と忙しくなってしまいまして・・・
なんか正社員から非正規に移行してからの方がやるべき業務が増えたような気もしますね(苦笑)

閑話休題

さて今回は以前から疑問に思っていたドレットノート(以下、D級戦艦)とブラックアンドロメダ(以下、BA)の関係について考察してみたいと思います。

波動砲艦隊計画の謎

2202の地球連邦軍が推し進めていた波動砲艦隊計画において、アンドロメダ級とD級戦艦の2種類の戦艦が開発・建造されました。
艦隊旗艦として高い性能を持つ大型戦艦を小数生産、艦隊戦力として量産に向いた中型戦艦を大量生産するというのは非常に納得できる計画です。
ところが、のちに地球連邦軍はBAと名付けられる量産型アンドロメダの大量生産を行っています。
当然、ここで1つ疑問が生じます。
そもそもアンドロメダタイプを量産できるのであるならば、何故、地球連邦軍はD級戦艦を開発したのでしょうか?
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例えば旧作のように先にD級戦艦が開発され、その後、D級戦艦の拡張版としてアンドロメダが開発されたのであるならば、あとから量産タイプであるBAが登場する事も納得できます。
しかし2202では、先にアンドロメダが開発され、その量産タイプとしてD級戦艦が開発されたという流れです。
はっきり言ってしまえば、D級戦艦がアンドロメダに勝っているのは量産性だけであり、純粋な艦の性能で見た場合、アンドロメダタイプには遠く及びません。
BAが示したようにアンドロメダの量産が可能であるならば、そもそもD級戦艦の存在価値はなくなってしまいます。
何故、地球連邦軍は最初からアンドロメダの量産をするのではなく、性能の劣るD級戦艦を量産していたのでしょうか?

D級戦艦が生み出された理由

その答えは地球連邦軍が使えた「予算と資源」にあるのではないかと思われます。
多分、アンドロメダの量産自体は「資源と予算を無限に使える」という前提があるならば、2202序盤の地球でも可能だったと思われます。
しかしこの時点では、まだガトランティスの構成がそこまで本格化していなかったこともあって、地球としては地球艦隊の再編だけではなく、地球の復興にもそれなりに力を入れていたと思われます。
そのため、波動砲艦隊計画はある程度優遇されていたとは言っても、回された予算と資源には限りがあり、アンドロメダ級のみで艦隊を編成しようとした場合、十分数を揃える事が不可能だったのではないでしょうか。
そのため、多少性能は落ちたとしても、十分に数を揃える事ができるD級戦艦が開発・量産されたのでしょう。
言ってしまえば、D級戦艦のコンセプトは「限られた予算と資源の範囲で量産できる戦艦」だったのではないかと思われます。

BA艦隊は決戦兵力?

なお、BAの量産は、ヤマトからの報告でガトランティスの戦力がとんでもない規模であること、更にガトランティスが地球に向けて侵攻を開始したこと受けて、地球が有するすべての予算と資源を軍事に回した結果、ようやく実現したものと思われます。
ただし、火星戦線が突破されるまでD級戦艦が艦隊主力であったことを考えると、BA艦隊は地球の総力を注ぎ込んで編成したまさに最後の決戦兵力だったものと思われます。
2202の本編を見る限り、土星海戦後の芹沢たちの戦略はあまり見えてきませんが、
おそらく
①銀河を中核とする防衛戦力で白色彗星をできる限り足止め
②その期間にBAを主力とする決戦艦隊を編成
③この決戦兵力を一挙にたたきつけて白色彗星を撃滅する

という内容だったのではないでしょうか。
ただ、この肝心の決戦兵力は、その陣容が完全に整う前に、山南艦長がヤマト救出作戦に使ってしまい、戦力が大幅に消耗してしてしまったことで、芹沢たちが当初考えていた決戦兵力による攻勢での勝利は不可能になってしまったものと思われます。
火星防衛線が突破された時点ではまだ余裕があった芹沢が、最終防衛線に戦力を集めている時点で完全に憔悴しきっていたのは、戦況の不利に加え、勝ち筋が見えなくなってしまったからと考えると納得ですね。

コメント

  1. ABARTH より:

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    プラモデルの展開がなおざりにされたのは、全て副監督小林誠の仕業である。アンドロメダ祭りと称してガトランティス艦の1/1000は皆無。ナスカ級は方舟のときのもの。そして、ブラックドレットノートでは売れないが、ブラックアンドロメダなら複数登場するから、メカコレなら複数売れるはずとけしかけたに相違ない。コスモタイガーⅡの機首曲げもバージョンKなどと勝手にリスって実はこのKは金田じゃなく小林だった。おそらく後付けで設定が変えられて、ドレットノート級空母もアンドロメダ空母に差し替えられた。小林の私物化の象徴がブラックアンドロメダなのである。成形色とパッケージ変えるだけで金型代が浮かせるとでも言いくるめたんだろうことは容易に想像つくから犯罪に等しい。そう、アンドロメダを大量に売り捌く姑息な手段のための産物に過ぎない。

  2. 岡本慎一 より:

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    山城さん、福岡も東京も再延長濃厚ですね。ヤマトという時代はそうならないように。MOVIXのある街に引越してきたのに。前売りも3枚あります。20時まで営業を願います。イベントはオンラインで。

  3. kazu より:

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    お久しぶりです。4月以降異常な忙しさに辟易しています。
    当初は、覇権主義はないものの、ガミラス戦後の人口減少と太陽系の防衛態勢を確保する旗艦アンドロメダ+D級等の有人艦隊を想定していたのではないでしょうか。
    しかし、白色彗星帝国が直接地球に危害を及ぼすことが分かり、しかも、外からの波動砲では無理だと分かり、中に小ワープで飛び込んで叩く(これは完全な特攻ですからAIシステムに任せる)ためだけに生産した。というように考えています。
    というと、途中で派生型アンドロメダが生産されていますが、あんな遊びをしている暇はなかったのではと思われますが。

  4. オールドタイマー より:

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     私はBA誕生の裏には、ガトランティスのキチガイ染みた艦艇動員能力を見たガミラス側が資源の提供と時間断層の使用権一時的な返還をしたことと、あとAIによる無人操艦技術の学習が一定のレベル達した事が有ると思います。

     当事の地球連邦軍の人的資源がかなり枯渇していたのはガミラス大戦(2199)をみれば明らかなんですよね。
     とにかく大型艦と言うのは人手が要るもの。ヤマトの乗員数は当てには成らないでしょうが、未来でもそう変わらないでしょう。
     ですので人的資源の観点からみても本文中にありますように「大型艦の少数生産、中型艦の大量生産」は妥当では無いかと私も思います。
     それが変更されたのはもしかすると本文中の予算と資源が枷から解放された事の他に、無人艦隊が完成の域にある程度は達した事が有ったのでは無いかと。
     大破したアンドロメダとすれ違う先行量産型BA部隊、その後ほぼ無人艦に改造されたアンドロメダ改が率いるBA艦隊はそれを証明している様に思えます、では。