2205カラーリング考(森雪編)

皆様こんばんは!
今回は前回に続きとして2205における森雪のカラカラーリング設定につて深く考察してみたいと思います。

2205において艦長風のコート姿で描かれた雪については、ネット上で多くの方が様々なカラーリングを試みられていますが、コートの色とインナーの組み合わせでかなり意見が分かれています。
ただこれらの組み合わせも基本的には
①藤堂艦長服風
②完結篇風
③PS2「暗黒星団三部作」風

の3パターンがベースとなっているようです。

可能性①:藤堂艦長服風

一番有力なのは2202で登場した「銀河」の藤堂早紀艦長と同タイプのシルバーのコートにインナーの組み合わせです。

20210403_img005.jpg

これは、前作2202で実際に使用されていること、そして2205の雪の服のデザインが藤堂艦長のそれとよく似ていることから、同タイプではないかと考えられたからだと思われます。
ただこの説に立つ場合は、インナーで意見が分かれるようです。
藤堂艦長はインナーとして銀河クルーを示す黒の艦内服を着こんでいましたが、2205での雪は、船務科の黄色の艦内服か、2202で透子が着込んだ白い艦内服かのどちらかではないかと言われています。

当ブログがいつもお世話になっています鮫乗り様の「鮫乗りのBlog」に掲載された「2205:進と雪の最新情報に寄せて-その3-」には、下のようにインナーが黄色い艦内であるもとの白い艦内服であるものがコラとして製作されていましたが、組み合わせとしては白い艦内服の方が良いですね。

20210403_img006.jpg

2205での雪は流石にヤマト船務長の地位は後任(西条さんあたりか?)に譲っていると思われますので、船務科の艦合服を着ているのは少しおかしいですが、し一方で白い艦内服が、「透子用に作られた特注品で正式採用されてはいない」という可能性もありますので、どちらであるか決め手を欠きます。
もしかしたら全く違う色、例えば銀河の黒地ベースの艦合服を着こんでくる可能性もありますので難しいところですね。

可能性②:完結篇風

この「完結篇風」は、雪が改めてヤマトに着任する際に着ていた登舷礼式と同じ配色です。
20210403_img004.jpg(※中央イラスト:十三様「ヤマトイラスト館」(Pixiv)より拝借)

①の藤堂艦長風と似ていますが、コート色がシルバーではなく白地である点に違いがあります。
個人的にはこの組み合わせが一押しです(笑)
雪という名前であることから彼女に白は良く似合いますし(実は旧シリーズでも白艦内服の雪が一押しです)、何より黒い艦長服を着ている古代君と並ぶと両者が互いに引き立ちます。
ただ一番の問題は、これまで誰も着ていなかった白いコートをどういう名目で登場させるかということですね。
あるいは白い艦内服が透子さんの服として2202で唐突に登場したように、特に説明もなく普通に着ているということになるかもしれませんね(苦笑)

可能性③:PS2「暗黒星団三部作」風

また、2205が暗黒星団篇のリメイクであることから、同作品のリメイクであるPS2ソフト「暗黒星団三部作」の「暗黒星団の逆襲」(2作目)~「二重銀河の崩壊」(完結篇)で雪が着ていた青いコート姿を考えている方も結構多いみたいです。
20210403_img008.jpgコートのデザインも2205の雪が着ているものと似ていますし、このゲームをプレイしたことがある方にとってはこの配色の方がなじみ深いのかもしれませんね(ちなみに私は1作目の「イスカンダルの追憶」で操作性の複雑性に慣れず挫折)。
上でも引用させていただきました「鮫乗りのBlog」「2205:進と雪の最新情報に寄せて-その4-」でも「古代君が艦長を務めるヤマトの副長として艦長服を着た雪ちゃんが登場するのが、地球編でお馴染みのこのシーン(注:別れのシーン)につなげるための伏線」との見解を示され、今回のリメイクにはPS2版の要素も入ってくるのではないかと予想されています。
PS2の「暗黒星団三部作」は、「新たなる旅立ち」&「永遠に」の不満点をほぼすべて解消した完璧なリメイクと評されるほど評価の高い作品であり、私も今回のリメイクにおいてこの作品の要素が入ってくる可能性は高いのではないかと考えています。
この意味では、今回の雪の服が三部作準拠という指摘にも納得できるものがありますね。

ちなみに私自身は、「新たなる旅立ち」は良いとしても、もし「永遠に」篇の製作があるとしたら、そのシナリオはだいぶ変わるのではないかと思っています。
せいぜい忠実なのは暗黒星団による地球制圧程度で、今作では古代と雪は離れ離れにならない可能性が高いのではないかと思っています。
というのも、2199と2202で「離れ離れ」ネタは散々やってしまったため、今作でまた「離れ離れ」となると、流石に「またか」となります。
また、2202製作時に福井氏が「リメイクの雪は古代と肩を並べて戦うイメージ」という趣旨の発言をしておりましたが、2202ではそのストーリー上、そういったシーンはほぼなかったのでその要素は今作で描かれるのではないかと睨んでいます。
これは半ば私の願望も含まれていますが、2199のアクティブな雪が好きだっただけに、今作では実現して欲しいですね。

さて雪のカラーリングについて様々な説をご紹介させていただきましたが、はたしてこの中に正解は存在するのでしょうか?
恐らく次の情報公開で色のついた古代と雪の設定画が発表されるのではないかと思っていますが、答え合わせできる日が本当に楽しみです。
それにしても、たった1枚の設定画から様々な議論が起きていますが、やはりそれは2205が期待されている証拠だと思います。
是非、そのファンの期待を裏切ることがないよう、2205が繰り返し見たいと思える作品であることを期待したいですね。