皆様こんにちは!
当ブログがいつもお世話になっているますYoutube番組「しんまちTV」において、先日、「創られた種族ガミラス 創造主イスカンダル? 考察 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」という非常に興味深い動画がアップされました!
イスカンダルのルーツについては以前から書こうと思っていたネタだったのですが、先越されてしまいましたね(苦笑)
ですが、ちょうどよい機会ですので、この「しんまちTV様」の考察に便乗して、イスカンダルだけではなく2199の世界観そのものについてまとめてみたいと思います。
ちょっと長い考察になりますので、数回に及ぶ内容となりますがよろしければ最後までお付き合いください。
まず「しんまちTV」様の動画で疑問が提起されている「イスカンダルが崇拝されている理由」についてですが、結論から言ってしまえば「イスカンダルはアケ―リアス文明の後継者」だからではないかというのが私の結論です。
もっと正確に言えば、大小マゼラン銀河にやってきた古代アケ―リアス人の末裔がイスカンダル人ではないかと考えています。
何故このような結論に達したのか。
それを説明するには、まず「古代アケ―リアス人」について私なりの考えをまとめたいと思います。
古代アケ―リアス人の考察
2199及び2202本編において古代アケ―リアス文明やアケ―リアス人について断片的ながら以下のような事実が判明しています。
①宇宙に散らばる人型生命体の祖
②(最低でも)天の川銀河・大小マゼラン・アンドロメダ銀河にまたがった広大な文明
③もはや魔法レベルともいうべき超科学を有していた
④突然歴史から消えた
ところで私は以前から1つ疑問がありました。
2199の世界において、天の川銀河方面は地球以外には特段の知的生命体は確認されていない辺境とされていましたが、この銀河にはワープゲートやシュトラバーゼの遺跡など非常に多くの古代アケ―リアス文明の痕跡が残されています。
なぜこれほど古代アケ―リアス人が存在した痕跡があるにもかかわらず、天の川銀河はマゼラン銀河と比べて非常に文明レベルが遅れた銀河となっていたのか。
この疑問ついて長いこと解答を見つけ出せませんでしたが、最近、ふと気がついたことは「実は逆だったのではいか」という事です。
つまり、2199では辺境とされている天の川銀河ですが、古代アケ―リアス文明が台頭していた時代では、むしろこちらが全宇宙の中心部であり、ワープゲートを伝って大小マゼランやアンドロメダ銀河に進出していたのではないでしょうか。
そして何らかの理由で本国である天の川銀河のアケ―リアス文明が崩壊した(消滅?)した結果、進出先であるマゼラン銀河やアンドロメダ銀河が新たな文明の中心となった。
こう考えると、古代アケ―リアス人が存在した痕跡があったにもかかわらず、天の川銀河が非常に遅れた辺境の地となった理由にも説明がつきます。
ちなみにマゼラン銀河に進出した古代アケ―リアス人は後に「イスカンダル人」や「ジレル人」と呼ばれるようになり、アンドロメダ方面に進出した古代アケ―リアス人達は「ゼムリア人」と呼ばれることになったのではいかと私は考えています。
イスカンダル人・ジレル人・ゼムリア人の共通性
イスカンダル人・ジレル人・ゼムリア人は非常に多くの共通性を有しています
まず第1に、非常に高度な科学技術を有しているという点。
その科学力で強大な星間国家を築いたイスカンダルは言うまでもなく、ジレル人は真田さんをしてオーバーテクノロジーと言わしめた「種まく方舟」を運用しています。
この「種まく方舟」そのものは「古代アケ―リアス文明」の遺産であることは判明していますが、それを運用できるという一点でジレル人が「古代アケ―リアス文明」の技術を理解していたという事になります。
また、ゼムリア人も人工生命体「ガトランティス」を作り上げるなど高度な技術を有していたことは間違いありません。
ほぼ同時期にこれだけの超科学力を独自に生み出せる文明が誕生できるとは思えませんので、これらの知識は「古代アケ―リアス文明」由来と考えるとしっくりきます。
第2にイスカンダル人・ジレル人・ゼムリア人は強弱はあれど精神関係に関する特殊能力を有しているといういことです。
イスカンダル人であるユリ―シャは遠く離れた雪を知覚できるなどの能力が描かれました。
ジレル人たちは強いテレパシー能力の持ち主であることが2199及び星めぐる方舟ないで描かれています。
そしてゼムリア人のクローンであるサーベラーや桂木透子はテレパシーで会話したり、遠くに離れた人物を知覚できる描写があります。
これらも古代アケ―リアス人特有の特徴であると考えれば納得できます。
そして第3に、本編に登場したイスカンダル人・ジレル人・ゼムリア人の女性たちは皆、似たデザインのドレスを身につけているという事です。
このように並べてみるとわかりますが、若干の違いはあるものの、完全に同一人物がデザインしたのではないかと思わせるデザインです。
宇宙にも流行のデザインがあるというなら別ですが、これも古代アケ―リアス人由来のデザインではないかと考えれば彼女たちが似たデザインであると考えるならば説明がつきます。
以上のことからイスカンダル人・ジレル人・ゼムリア人は天の川銀河から他の銀河へと移り住んだ古代アケ―リアス人たちの末裔なのではないかと考えることが可能です。
ちなみに彼女たちの風貌がだいぶ異なりますが、これは長い年月や環境による変化、あるいは地球人にも「ラテン系」や「スラブ系」、「東洋系」といった民族があるように、古代アケ―リアス人達にも様々な民族がいたのかもしれません。
イスカンダル人とジレル人は非常に仲が悪いですが、これはよくある民族対立が原因なのかもしれませんね。
イスカンダル人が崇拝されている理由
さて、最初の疑問に戻りますが、もしこの考察通りイスカンダル人が「古代アケ―リアス人」の末裔であるならば、崇拝されている理由も納得ができます。
古代アケ―リアス人は「宇宙に散らばる人型生命体」を作り出した存在と言われていることから、その末裔であるイスカンダル人は言ってしまえば実在する神に等しい存在です。
かつて日本では天皇陛下を「現人神」として崇拝されていましたが、「古代アケ―リアス人」の伝説が残るマゼラン銀河においては、イスカンダル人はまさに「現人神」なのではないでしょうか。
これならば、ガミラスではなく、同じマゼラン銀河に母星があるザルツ人達からも崇拝されていることが説明がつきます。
ちなみに2202ではガミラス内であからさまにイスカンダルを尊敬していない者がいる描写がありましたが、これも大日本帝国時代の天皇陛下と照らし合わせるとおかしなことではありません。
当時の一般的な日本人からは「現人神」として崇拝されていた天皇陛下でしたが、政府や軍部の上層部には「利用するだけの権威」としか見ていない者もたくさんおりました。
遠くから「現人神」として崇拝しているだけの国民と、その「現人神」を現実とすり合わせていかねばならない権力者とでは認識に違いが出るのも仕方がないという事です。
また、ジレル人であるセレステラやミレーネルがイスカンダル人を崇拝していないのは、同じ古代アケ―リアスの末裔であることに加え、自分たちとは違って成功したイスカンダル人に対す嫉妬があるからかもしれません
少し長くなりすぎたので一度ここで切ります。