皆様こんばんは
今回は前々回にアップした「有人艦と無人艦の見分け方」という記事について、おーすけ様と行き過ぎる風様より非常に面白いご指摘をいただきましたので(お二人とも、コメントをありがとうございました!)、今回と次回でその指摘について検証してみたいと思います。
今回はおーすけ様のご指摘された「17話のエンケラドゥス守備隊のドレッドノート級は有人ですが窓はオレンジでしたね。」と点についてです。
この記事の中で「有人艦の窓の光は青色であるのに対し、無人艦の窓の光はオレンジ色で統一されているそうです。」と書きましたが、2202第17話に登場した尾崎徹太郎司令率いる「エンケラドゥス守備艦隊」所属の2隻のドレットノート級の窓はともにオレンジ色でした。
この2隻のドレットノート級は、1隻は尾崎司令の乗る「エンケラドゥス守備艦隊」旗艦であり、もう一隻もイーダー1の攻撃を受けて爆沈する直前、有人であることが描かれています。
この描写により、「エンケラドゥス守備艦隊」所属のドレットノートは「窓の光はオレンジ色」であるにもかかわらず共に有人艦であり、上の「「有人艦の窓の光は青色であるのに対し、無人艦の窓の光はオレンジ色」という法則はおーすけ様のご指摘通り崩れます。
しかし一方で、この「エンケラドゥス守備艦隊」所属のドレットノートについては、そもそも「窓の色がオレンジであること」それ自体が非常におかしいです。
というのも、このノーマル塗装のドレットノートは本来、窓の光は青色です。
これは第5話で火星宙域での演習に参加しているドレットノート級を見ると分かります。
何故、「エンケラドゥス守備艦隊」所属のドレットノート級の窓の色はオレンジ色なのか、このあたりがこの問題を解決するカギになりそうです。
そこでいくつか私なりに仮説を立ててみました。
仮説1:オレンジの色は戦闘色
もともとドレットノート級はガミラスのガイデロール級をベースに開発された艦という設定ですが、元になったガミラス艦は通常時と戦闘時で目玉部分の色が緑系からオレンジ系に変わるという特徴を持っています。
ドレットノート級もその特徴を引き継いでおり、通常時の室内灯は青だが、戦闘時には室内灯がオレンジ系に切り替わるのではないでしょうか?(火星での訓練は戦闘中ではないため切り替わっていなかった)。
この切り替え機能は有人艦・無人艦関係なく搭載されていると思われますが、ただし「無人艦」は戦闘時以外はスリープ状態で室内灯が点灯されていないため、結果的にオレンジの室内灯を点灯させた有人艦はあるが、青色の室内灯を点灯させた無人艦は存在しないということになっているのではないでしょうか?
仮説2:もともと無人艦だった
「エンケラドゥス守備艦隊」所属のドレットノート級はもともと無人艦であったが、尾崎司令達は有人艦として運用したという可能性があります。
というのも、地球防衛軍の無人艦は艦ごとに搭載された人工知能が運用しているとの設定ですが、少なくともこの土星海戦の段階ではこの人工知能あまり優秀ではなく、簡単な命令(例えば前進と砲撃)しか実行できなかったのではないでしょうか?(事実、山南艦隊所属の無人艦と思われるドレットノート級は回避行動をとらず大戦艦に衝突するという事象も起きている)
「エンケラドゥス守備艦隊」にとってはこのドレットノート級2隻は戦力の要であるためそのようなポンコツ人工知能に任せるわけにもいかず、設定を切り替えて有人艦として運用していたのではないでしょうか。
幸い、アンドロメダ改でも分かるように地球防衛軍では無人艦といっても有人艦として運用できる設備は残していたので、このような運用も可能だったのでしょう。
しかし元々は無人艦であったため、室内灯は有人艦の青い室内灯ではなく、オレンジの室内灯だったのではいかと思われます。
ちなみになぜ有人艦と無人艦とで室内灯が違うのかという点については、有人艦のほうはクルーの為に目に優しい「LED照明」を採用、無人艦のほうはクルーが乗ることは前提にしておらず、また、量産コストの削減の意味合いから常夜灯レベルの照明を搭載しているためではないかと思われます。
今回の謎について仮説1と仮説2のどちらでも合理的な説明が付きますので判断が難しいところ。
皆様はどちらのほうが正しいと思われますか?
コメント
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いつも拝見しております。
仮説2かなと思います。
理由は2202第5話時点で無人艦の技術は確立しておらずアンドロメダを含む全てが有人艦だったと思うのです🧐
あと、戦闘時に照明の色を変えるなら、ガミラスのようにもっと外から明確にわかる部分を変えなきゃとも思います。
で、仮説2に一票です。
ただ、第5章までの間には大きな戦闘も無く、尾崎司令達が通常運用している艦があった訳で、それで戦うのが一番とも思うのですが、無人艦同士をリンクして艦隊行動させるには、有人艦では仕様が古く無人艦を運用せざるを得なかったのかもしれませんね
説明不足が多い2202ですが、単にスタッフの校正漏れのような気も😅
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山城2199様、おはよう。
アシェッヤマトでは以下のように説明されてます。
→艦長室から第二艦橋に加え、アンテナや各所の武装などのディテールも設定どおりの造形で実現。照明は通常時のブルーに加え、戦闘時のオレンジにも点灯させられます。
http://www.hcj.jp/2202/home.html
時代が進んで、完結編や復活篇のヤマト艦橋がオレンジ色なのと絡めて妄想すると面白いかも(笑)
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佐渡酒蔵様、コメントありがとうございます!
> ただ、第5章までの間には大きな戦闘も無く、尾崎司令達が通常運用している艦があった訳で、それで戦うのが一番とも思うのですが、無人艦同士をリンクして艦隊行動させるには、有人艦では仕様が古く無人艦を運用せざるを得なかったのかもしれませんね
あと考えられるのは、無人艦のコントロールシステムが意外に大きくて、コンゴウ改型クラスなどでは搭載できなかったという可能性もありますね。
それにして白色彗星の進路を予想していた割には「エンケラドゥス守備艦隊」の戦力は以外に弱小。
もう少し主力戦艦を増援に回してもよかったのではないかと思います
> 説明不足が多い2202ですが、単にスタッフの校正漏れのような気も😅
・・・正直なところ、なんとなくこれが正解な気もします(汗)
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鮫乗り様、今晩は!
コメントの連投誠にありがとうございます
>
> アシェッヤマトでは以下のように説明されてます。
> →艦長室から第二艦橋に加え、アンテナや各所の武装などのディテールも設定どおりの造形で実現。照明は通常時のブルーに加え、戦闘時のオレンジにも点灯させられます。
> http://www.hcj.jp/2202/home.html
ああ、やはり戦闘時はオレンジの照明なんですね・・・
しかしこの設定は本編にあまり反映されていない気も(汗)
なんか2202は設定は存在しても有効に使用されていないというところが本当に多い気がしますね。
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2202においては4つのカラーバリエーションがあり、4話に登場するお馴染みの薄いグレーに近い艦体色でクリーム色ラインの通常色。5話では明らかに艦橋の色はグリーンです。
一方、土星沖会戦でアンドロメダに帯同する同艦体色に黒ラインの山南艦隊所属艦、ヤマトと同じ軍艦色の艦体に赤いラインの地球防衛戦線仕様、赤い艦体色に黒ラインの火星防衛戦線仕様があるかと思います。
初期のクリーム色が有人艦、黒ラインとその他も無人艦なのではないでしょうか。艦橋の色は戦闘警戒時にはオレンジになるかは分かりませんが。
時間断層で無人化が進んだタイプが中盤以降に大量生産されて登場してきたと思われます。
またよく考えると、波動砲口のスプリッターの導入は初期からあったことから、出力の低さ(各艦の波動エンジンの出力は比べられませんが)を補って拡散波動砲の効果を高めていたとしたら、最先端の技術が導入されていたことになると思います。
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書き込み忘れです。
土星沖会戦で尾崎艦長が乗艦した艦と随伴していたもう1隻は帯がクリーム色ですので、この2隻は有人艦で、山南旗艦率いる艦隊所属のドレッドノート級は黒色の帯でした。ぶつかるまで何の操艦もしない動きでしたので仰るとおり無人艦だったと考えています。
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kazu様、コメントをありがとうございます!
> 初期のクリーム色が有人艦、黒ラインとその他も無人艦なのではないでしょうか。艦橋の色は戦闘警戒時にはオレンジになるかは分かりませんが。
恐らくこの分類が正しそうですね!
公式の設定でもドレットノートの解説は驚くほど少ないので、2205で主力空母が登場するのを機にもう少しドレットノート級に関する詳細な設定を用意していただきたいところです!
> 時間断層で無人化が進んだタイプが中盤以降に大量生産されて登場してきたと思われます。
個人的には第5章で白色彗星の戦力を確認したヤマトの報告を受けて、無人艦隊の建造とその大量生産にかじを切ったのではないかと思っています。
確かにあの戦力を見たらそら対抗できるだけの戦力を用意したくなりますし(苦笑)