皆様今晩は
今回も昨日に引き続き「コスモタイガーシリーズ開発の考察」についてまとめたいと思います。
なお、昨日の記事の中で書いたツヴァルケとコスモタイガーⅡの「機首のくびれ」についてコメントで思い切り突っ込みを入れられてしまいました(苦笑)
しかしそれらのコメントを読むと「なるほど」と頷く点がありました。
そこで今回は本来「コスモタイガーⅠ」に重点を当てるつもりでしたが、予定を変更して「ツヴァルケ」と「コスモタイガーⅡ」の「機首のくびれ」について考察してみたいと思います。
そもそも「くびれ」はあるのか?
コメントで指摘されていますが、「ツヴァルケ」に関しては確かに「くびれ」はありません(爆)
正面や斜め上から見るとくびれているように見えますが、真横から見ると実は水平です。
これはコックピットの位置による目の錯覚であり、コスモタイガーⅡも機種のくびれも本当は無く見る角度による目の錯覚によってくびれているように見えているだけという以前より広く言われていた解釈が正しかったのではないかと思われます。
しかし「コスモタイガーⅡ」のくびれが設定資料として描かれている以上、わたしは2202の世界においては「存在する機首もある」と考えております
これは少し言い訳になりますが、2202では設定が統一されておらず、「設定資料で描かれていること=本編で採用されているもの」、ではないということがいくつかあり、2202の考察はその点で少し苦労します。
そこで私は基本的に公式設定は「アニメ本編」、「小説版」、「設定資料」のいずれかに書かれており、内容に矛盾がないのであるならばそれは存在する公式設定として扱っております。
今回の「コスモタイガーⅡ」の機首のくびれについても設定試料としてしっかり描かれている以上、くびれている機体もあると考えるのが妥当であると思われます。
2種類のコスモタイガーⅡ
コメントの中に「派生型ではないか」という指摘がありましたが、私もこの意見に賛成です。
これは完全に私の妄想になりますが、コスモタイガーⅡで、
機首がくびれているものは「先行量産タイプ」
くびれていないものは「正式採用型」
ということになるのではいかと考えております。
では何故、最初に作られた「先行量産タイプ」の機首はくびれているのかと考えるならば、恐らくコスモタイガーⅡの設計・開発の初期の段階ではコスモタイガーⅠと同じ設計図が使われていたのではないかと思われます。
コスモタイガーⅠとコスモタイガーⅡはコンセプトの違いによって別開発になったということは昨日の記事の中で書きましたが、恐らく新型機開発の初期段階ではこのようなコンセプトの対立は起こってはおらず、普通に1種類の機体(「コスモタイガー試作型」と仮称)の開発が進められていたものと思われます。
ところがある段階において、急に開発コンセプトを巡る対立が生じ(あるいはこの時点で、新型機に求める要望が追加されたのかもしれません)、開発チームが分裂、その時点で完成していたコスモタイガー試作型の設計図を元にそれそれが「コスモタイガーⅠ」と「コスモタイガーⅡ」を設計することになったのではないでしょうか。
恐らく「コスモタイガー試作型」の段階で機首部分がくびれており、そのため、「コスモタイガーⅠ」と「コスモタイガー2」も機首部分がくびれるという共通性を持つことになったのではないかと思われます。
何故、くびれていたのか
それでは何故、機首部分がくびれていたのか。
それは昨日の記事でも書いたとおり、ツヴァルケの後継機になることを想定していたため、似たデザインになることを求められたからではないかと思われます。
しかし「コスモタイガー試作型」の設計が進められた時点では、恐らく開発メンバーに本物のツヴァルケをじっくりと見たものがおらず、数少ない資料から上で書いた目の錯覚による「くびれ」を本当に「機首部分がくびれている」デザインと思い込んでしまったのではいでしょうか。
そしてその勘違いに気がつかないまま、コスモタイガーⅠ及びコスモタイガーⅡ先行量産タイプが開発されてしまったものと思われます。
ただ、これらの機体が月面基地に配備された段階で、流石にその勘違いに気がつき(おそらく元ヤマト航空隊から突っ込まれたのではいか)、とくにこのくびれにデザイン以上の意味が無かったことから正式量産タイプでは機首が水平になるよう改良されたのではないでしょうか。
時間断層がありながらコスモタイガーⅡへの機種変換がすべて完了したのは第5章の段階です。
これは波動砲艦の量産を優先したこともあるかもしれませんが、もうひとつには設計図見直しによるタイムラグがあったからかもしれません。
コメント
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については、御案内のとおり、以下の説明がなされています。
試製艦載戦術戦闘攻撃機 コスモタイガーI
次期主力艦載戦術戦闘攻撃機として競合試作された機体の一つ。多岐にわたる兵装を可能な限り搭載できるよう複葉式となり機体が大型化、また過激な操縦特性のため艦上機としての運用が難しく不採用となった。しかし月面基地における試験運用が決定し、山本玲の愛機として新人育成に活躍している。
1式空間戦闘攻撃機 コスモタイガーII
[波動砲艦隊構想]に基づく新たな地球連邦艦隊が運用する新型艦上戦闘攻撃機。高機動ユニットの通常装備でコスモファルコンより攻撃力、格闘性能が格段に向上した。本機は当初より派生型の展開が考慮されており、複座仕様の攻撃特化型、背部に動力銃塔を増設した雷撃型三座(または複座)、電子戦機などが開発予定であった。
IIは、Iのアイデアから機種を曲げたversionが比較的初期の頃に存在していたのではないか考えてもおかしくないと思います。
さらに、後期には、複座式もしくは無人型まで想定した派生型があったとしても不思議ではないとは思います。
ただ、このBRのpackageのイラストには一言だけ、機首を下げるまでは良いとしても機銃の発射口まで下向きになるのはおかしい、飛行方向がどちらに向いているのか錯覚を招く元。首の方向ならアフターバーナーの噴射方向とずれるから、これもおかしい。とは書かせていただきます。
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IとIIが先のとおりなら、IがF2かと思いましたが支援戦闘機でなく要撃機なら現時点ではF35、IIが制空戦闘機のF15といったところでしょうか。
ただ、ステルス機はXASMがデカくて積めないためXASM改の運用が半端になってますが、F2は搭載実績があり沢山ミサイル抱えている姿はコスモタイガーIに近いんですがねー。
あ、こう考えると、地球側の艦載機はステルスは関係なさそうなスタイルなんですね。すみません、全くの蛇足になってしまいました。
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kazu様、遅くなりましたがコメントをありがとうございます!
いえいえ私は根っからの軍艦マニアで、航空機については最低限の知識しか持っていないのでkazu様の指摘は本当に助かります!(まあ、それでコスモタイガーの考察をやっているのですから無茶もいいところなのですが)
以前から小林誠氏はミリタリー的な知識は乏しく、とにかくデザイン優先するので、実用性で考えた場合、変なことが多いと言われているようです。
案外本当なのかもしれませんね・・・
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山城2199さま、ありがとうございました。
いつも造詣の深さに楽しく拝見させていただいています。
ところで、ネット上に大鳳に関する記事がありましたので少し載せさせていただきました。
「乗りものニュース」からの引用ですが、大鳳については、日本海軍では初めて飛行甲板と艦首が一体化した「エンクローズドバウ」という形式を採用。艦の全長は260.6mとなり、空母「信濃」「赤城」に次ぐ巨大さながら高さは低く抑えられ、特徴的な艦首形状もあいまって、なかなかの見目麗しさ。とあります。
私が遊んでいるゲームで、初期〜中盤までの間、相手艦隊全てに爆撃してくれる非常に頼もしい相棒だったんですが進むにつれ、アイオワ改 や 信濃のレベルアップ艦でないと通用しない厳しい事態となり、すごく気に入っていたんですが泣く泣く廃艦にしたばかりのこのタイミングで記事に出くわしたもんですから、この場をお借りしてupさせていただきました。
軍艦がお好き ともありましたので、スレ違いはお詫びいたしますが、ご容赦してください。
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kazu 様、こちらこそいつもコメントをありがとうございます
>
> ところで、ネット上に大鳳に関する記事がありましたので少し載せさせていただきました。
> 「乗りものニュース」からの引用ですが、大鳳については、日本海軍では初めて飛行甲板と艦首が一体化した「エンクローズドバウ」という形式を採用。艦の全長は260.6mとなり、空母「信濃」「赤城」に次ぐ巨大さながら高さは低く抑えられ、特徴的な艦首形状もあいまって、なかなかの見目麗しさ。とあります。
大鳳は私も好きな艦です
特に「装甲空母」という呼び方には心を擽られるものがあります(笑)
私もWW2のゲームをするときは大抵艦隊旗艦として生産します。
もっとも大抵艦載機の数が少なく設定されているので戦力としてはあまり期待しておらず、信濃の登場と共に退場の憂き目になりますが(苦笑)
信濃もまあ空母としてはあれなのですが、大きいは正義ですね(笑)
ところで大鳳といえば甲板が板張りなのか鉄板なのかいまだに決着がついていません。
私としては見栄えがいいので鉄板説が好きなのですが、真実が気になりますね。