ガイペロン級多層宙母の真実③

皆様今晩は
昨年からずっと忙しかったのですが、ようやく一息つきそうで来週あたりからはぼちぼち更新頻度を増やせそうです。
今後とも当「ヤマトな日々」をよろしくお願い致します。
といっても、現時点では情報自体があまりないのですが・・・(苦笑)

さて今回は以前から書いていた「ガイペロン級多層宙母」の考察の続きを書いてみたいと思います。
※ちなみに以前の考察はこちら↓

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以前から思っていたのですが、このガイペロン級はそもそも純粋なガミラスの戦闘艦なのでしょうか?
というのも、このガイペロン級は他のガミラス艦と比べた場合、あまり共通性を有していません
事実、このガイペロン級にはガミラス艦の最大の特徴である「目玉」が存在せず、また地球軍の空母といっても違和感がない外見もガミラスの中では浮いています。
何故この様なことがおきたのでしょうか?
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結論を言ってしまえば、このガイペロン級はガミラスが設計・開発した戦闘艦ではなく、他の星(例えばザルツなど)を併合した際、その星が有していた空母に目をつけて、「ガイペロン級」と名前を与えてそのままガミラス軍の戦力に組み込んだ可能性が高いです。
実際、2202においてガミラスは地球が開発した空母型アンドロメダを「ノイ・バルグレイ級」の名前を与えて自軍に組み込んでいますが、この際、塗装やレーダーをガミラス仕様に変更しただけで外観はほぼ従来の空母型アンドロメダを踏襲しています。
まあこのケースは、すでに完成していた空母型アンドロメダを地球側がセンサー類と塗装のみを変更して引き渡しただけという可能性もありますが、他の星が設計した戦闘艦にガミラス風の艦名を与えて運用することがあるということを示しています。

ここからはあくまで私の勝手な想像となりますが、従来のガミラス軍には空母という艦種は存在していなかったと思われます。
しかし何らかの理由で空母の必要性を感じ、接収したガイペロン級の設計図をもとに空母を建造するようになったのではないでしょうか。
この場合、基本設計はガミラスではなく他の星が行ったものなので、このガイペロン級にガミラス艦の特徴がないのも納得できます。
そしてこのガイペロン級を量産することで得た空母建造技術を使い、ガミラス軍独自の空母として「ゲルバデス級戦闘空母」、そしてポルメリア級強襲空母を設計・開発したものと考えられます。
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ギムレーの親衛隊が自らの艦隊の航空戦力としてガイペロン級ではなく、ポルメリア級を利用しているのは、ポルメリア級が地上攻撃能力を有しているからという理由だけではなく、純粋なガミラスの軍艦ではないという事情が背景にあるのかもしれませんね。

コメント

  1. kazu より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    図星だと思います。コメもどうしようかと思うくらい。笑
    ガルマン・ガミラスの艦船も戦闘空母ですら目玉がありませんから、仰るとおり以外の何ものでもないのでしょう。
    しかし、完結編ですら目玉のある駆逐型ミサイル艦が運用されているので、バージョンアップさせて熟成させていたところをみると、大ガミラス上は決定版であったことは言うまでもないのかもしれませんね。

  2. 山城2199 より:

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    kazu様、コメントをありがとうございます

    > ガルマン・ガミラスの艦船も戦闘空母ですら目玉がありませんから、仰るとおり以外の何ものでもないのでしょう。

    この記事を書いていて思ったのですが、地球もこのガイペロン級を地球軍仕様として配備しても面白いのではないでしょうか。
    不人気な空母型アンドロメダを使用するよりも人気が出そうです。
    この場合の艦名はやはり「アカギ」「カガ」がよいですね

    > しかし、完結編ですら目玉のある駆逐型ミサイル艦が運用されているので、バージョンアップさせて熟成させていたところをみると、大ガミラス上は決定版であったことは言うまでもないのかもしれませんね。
    デスラー艦なども結局、ガミラス帝国時代のデザインに戻っているところを見ると、ガルマン艦は使い勝手が悪かったのでしょうか?
    ヤマトⅢ→完結編間のガミラス帝国の設計思想をいろいろ想像すると結構面白そうですね

  3. kazu より:

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    地球もこのガイペロン級を地球軍仕様として配備しても面白いのではないか。ですが、魔改造しそうである意味恐いかもしれませんね。笑

    ところで完結編のデスラー総統は辺境の国境の巡視に行っていてたまたま難を逃れたんでしたよね。
    まだ自国の支配下であれば、ボラーとの小競り合いに備えたどこかの方面艦隊を参集でき、また、完結編のデスラー砲=ハイパーデスラー砲だとすれば、エボリューションを重ねた駆逐艦をあれだけ随行させていれば一先ず心配はなかったのではないかと考えています。2199でのドメル指揮下の戦いぶりから、真っ向から戦うにしてもなかなか優秀な艦だと思わざるを得ません。