皆様今晩は!
今回は、以前より当ブログを度々ご紹介していただいている鮫乗り様のブログ、「鮫乗りのBlog」で7月にアップされたコラボ記事「火星移民とマーズノイドの謎」に関する御礼記事です!
・・・本当にはもっと早く執筆する予定だったのですが、私生活が忙しくなっていたことと、暑さでやられてしまいここまで遅れてしまいました。相変わらずのいい加減ぶり、スミマセン・・・(汗)
さて、「火星移民とマーズノイドの謎」の中で鮫乗り様は「マーズノイドは遺伝子操作が行われているのではないか」という非常に興味深い指摘をなされていました。
結論から言ってしまえば、私もこの説は「あり」だと思います。
実際、マーズノイドの特徴は白人系・モンゴロイド系といった人種に限らず現れており、しかも「赤い瞳」という特徴は仮にどのような人種と交わっても自然に現れるとは思えない特徴です。
ここには何らかの人為的な原因があったことは間違いないと思います。
しかし一方で、この遺伝子操作説については
①「赤い瞳」が視力障害対策ならば、国連宇宙軍に所属している軍人たちも同様の処置が施されているのではないか?
②マーズノイドのもう一つの特徴である「銀髪」も遺伝子操作の結果なのか?仮にそうなら何の意味があるのか?
という疑問があります。
以下、これらの疑問いついて検証してゆきたいと思います。
「赤い瞳」の疑問
鮫乗り様は、マーズノイドの「赤い瞳」について、宇宙に長期滞在した飛行士が煩う視力障害対策ではないかと考察しています。
しかし、2199において地球は月面基地や国連宇宙軍を所有しており、宇宙に長期滞在しているのは火星移住者に限定はされていません。
もし「赤い瞳」が、視力障害対策とするならばこれらの人々にも施されているべきであり、必然的に「赤い瞳」はマーズノイドの特徴ではなく、宇宙勤務者の特徴といわれるものとなっているはずです。
しかし実際には、赤い瞳をしているのはマーズノイドだけです。
このことから考えて、2199において宇宙における視覚障害問題は遺伝操作に頼らずともすでに解決されているものであり、マーズノイドの「赤い瞳」もこれとは関係ないと考えるのが妥当ではないかと思われます。
銀色の紙について
マーズノイドの特徴には「赤い瞳」のほかに、「銀色の髪」があります。
銀髪は金髪の一種として現代にもありますが、日本人である山本玲が有するにはおかしな髪の色です(※単に山本玲が白人とのクォーターという可能性もありますが)。
また、小説版2202第1巻収録のサイドストーリーに、キーマンがマーズノイドを装う場面がありますが、この時彼は「赤い瞳」と「銀色の髪」を見せることによってマーズノイドであると誤認させていました。
このことから考えて、基本的にマーズノイドは銀髪であり、「赤い瞳」と同様、人為的なものであると思われます。
しかし仮にこの銀髪も遺伝子操作によるものであるとしたら、一体どのような目的によるものなのか。
色々考えてみましたが、髪を銀髪に統一することはマーズノイドとしての同朋意識を強める以外は特にメリットはありません。
しかし案外それが答えなのかもしれません。
マーズノイドの遺伝子操作は地球人の差別化?
これまでの検証から見て、仮にマーズノイドの特徴が遺伝子操作によるものだとしても、何らかのメリットを考えて施している処置とは思えません。
むしろ、自然には生まれない外観を身につけることによって「地球人と差別化を図っている」という点のみに重点を置いているように思われます。
何を馬鹿な、と思うかもしれませんが、もし火星が地球からの独立を考えていたとするならばありえない話ではありません。
まず地球人と明確な区別を作ることによって、自分たちはもはや地球人ではないという意識を植え付け、地球への帰属意識を薄れさせる効果が期待できます。
また「赤い瞳」と「銀髪」というように見た目を統一させることで、マーズノイド間の連帯を強くすることも可能です。
瞳をあえて火星をイメージさせる「赤色」にしたのも、火星への帰属意識を強くさせる理由によるものだとしたら納得できます。
なお、このような理由があるならば、「内惑星戦争」後、全マーズノイドを地球に移住させた理由も納得ができます。
マーズノイドにとってもはや火星は聖地というべき場所であり、彼らをこの聖地にとどめておいてはいつまでたっても反乱の温床はなくなりません。
ちょうど、ローマ帝国が反乱を起こしたユダヤ人を聖地エルサレムから強制移住させたのと同じ理由で、内惑星戦争に勝利した地球は、マーズノイドによる反乱防止のために、宇宙開発が遅れることを覚悟の上で全マーズノイドを地球に強制移住させたのではないでしょうか。
勿論これも鮫乗り様の検証と同様の仮説であり、必ずしも正しいとは限りません
しかし、可能性の一つとしてはありえると思っています。
コメント
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山城2199様、おはようございます。
確かにご指摘の通り、マーズノイドしか遺伝子操作されていない理由が必要ですよね。
そのあたりは漠然と考えていた事柄はあるので、うまくまとまったら記事にしたいと思います。
マーズノイドの特徴の由来は、実のところ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
にある気がしています(笑)
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鮫乗りさま、今晩は!
コメントをありがとうございます!
> 確かにご指摘の通り、マーズノイドしか遺伝子操作されていない理由が必要ですよね。
> そのあたりは漠然と考えていた事柄はあるので、うまくまとまったら記事にしたいと思います。
おお、それは楽しみですね!
更新される日を心よりお待ちしております!!
> マーズノイドの特徴の由来は、実のところ
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
> にある気がしています(笑)
この作品は知りませんでしたが、2199は昔のSFのオマージュが大量に使われているので、マーズノイドの元ネタおっしゃる通りは間違いなくこれですね(笑)
それにしても2199世界の火星の諸設定はもう少ししっかり設定して欲しかったですね。
おかげで、2202の小説の執筆を担当している皆川先生が滅茶苦茶苦労しているようです(苦笑)
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仮に火星で暮らしやすいように遺伝子操作をしたならば何故このような容姿になるのか、確かに謎ではあります、他の肌の色も目の色も他に選ぶことはできたはずなのに。
しかし自分は紅瞳についてのみ思い当たる節があります。
結論としてマーズノイドの赤い目、それはボラー人に肖ったのではないか。
前提としてブログ主さんも見ておられる「れみるちょりのようつべちゃんねる」で提唱された「火星の謎の宇宙船=ボラー説」が正解だと仮定して話す必要があります。
火星は謎の宇宙船を回収したと言われますが果たして宇宙船だけなはずありません、その宇宙船を操縦していた宇宙人または宇宙人の遺体も当然回収されてるはずです。
UFOの回収=操縦する宇宙人又は遺体の回収は定番と言えます。
自動操縦だった可能性もありますがそれがボラーの艦で手動操縦だった場合、旧作においてボラー人の大半は紅瞳と設定されていたことを考えると説明が付きます。
いずれにしても火星入植者とその子孫は謎の宇宙船のおかげで独立のチャンスを得たことになります。
となればその宇宙船の持ち主たる宇宙人(生きてるか死んでるかは別として)への敬意の表れとして或いは宇宙人の力に肖るために態々紅瞳を選んで遺伝子操作したかもしれません。
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ヴェネター級ヒューベリオン様、コメントをありがとうございます。
また毎度のことながら返信が遅くなってしまい大変失礼いたしました。
2つほど補足を
>火星の謎の宇宙船=ボラー説」が正解だと仮定して話す必要があります。
まずあの遺物がボラー艦であることは公式で肯定されています(設定画にボラー艦と注釈があった)
>マーズノイドの赤い目、それはボラー人に肖ったのではないか。
2205冒頭に登場したボラー人は特に赤目ではなく、また2199でメルダに遭遇するまでヒューマノイド型異星人の存在は知られていなかったことから、ボラー人の遺体を回収していたとは考えにくい(回収したのは火星政府でも何らかの記録は残っていても不思議はない)
以上の事から考えると、あの赤い目は宇宙放射線対策など火星環境に定住する為の必要な処置だったのではないかと思います。
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ふと思ったことです、何故マーズノイドの肌が褐色である必要があるのか。
別に他の色でもいいはずなのに態々褐色にする必要があったのかと。
それである事に気が付きました、実は基にした作品があるんじゃないかと。
これは作品設定と言うよりヤマト2199制作スタッフ陣の意図と元にした作品についての話です。
完全に突発的です、内容もぶっ飛んでます。
2199が当初予定されたテレビ放送は2012年でしたが、実際に放映されたのは2013年4月7日です。
その代わりに放送開始日のちょうど1年前の2012年4月7日から先行イベント上映会が行われてます。
それで先行イベント開始の少し前に魔法先生ネギま!と言う作品の連載が終了しました。
以後、ネギまと呼称します。
ネギまの具体的な内容は、
主人公のネギ・スプリングフィールドは立派な魔法使い(マギステル・マギ)になることと、行方不明の父親を捜すことを目的としており魔法学校卒業後の課題として日本で学校の教師になる物語です。
しかし後半に行くにつれ世界の命運をかけることになっていきます。
ネギまは、2003年から2012年と言う長期連載中に一世を風靡し連載終了した今も根強いファンが絶えない。
連載中にはアニメや実写ドラマが放送されライブイベントまで開催された程の熱狂ぶりでした。
連載終了から数年後には舞台化までされてます。
2021年には続編が完結しました。
作品だけでなくキャラそれぞれのファンを合わせると想像を絶する人数になるのは難くありません。
キャラソンの確立に貢献した作品でも言われます。
それがどうしたかと言いますと、ここで繋がりが見えてきます。
ネギま後半の舞台となる魔法世界こと裏火星の住民には魔族がいます。
人間に近い容姿を持っていて、角や動物のような耳、尻尾などがある以外では肌の色は褐色が基本です。
主人公の受け持つ麻帆良学園女子中等部3-Aにも生粋の魔族の生徒と人間と魔族のハーフの生徒が在籍して劇中で活躍してます。
当然二人とも肌の色は褐色の色です。
ついでに言えば片方は髪色が白、もう片方は目の色が赤です。
2199の制作が始まったのは丁度ネギま連載期間とぴったり一致しますので制作陣の中にもネギファンが複数いたとしてもおかしくありません。
山本玲を始めとするマーズノイドの肌の色は、もしかするとスタッフ陣の何割かがネギまファンで火星=魔法世界と言う価値観に毒されきってたためにそう設定されたのではないでしょうか。
それだけならただの偶然とも思えたのですが、もう一つ繋がりが見える設定があります。
ネギまには本編から100年ほど後に火星独立戦争が起こると言う設定があります。
その未来に起こりうる火星独立戦争の時代から来た未来人がネギの受け持ったクラスに生徒して紛れ込んでいます。
ネギはその生徒の火星独立戦争が起こらない未来作るための方法に反対して対立します。
結局はネギが勝利しますが別の方法を模索することになりそれが後半への物語に繋がっていきます。
この2つを見ても、ネギまの2199への影響は偶然とは言い切れないような気がします。
後、これは他の作品でもよくある話ですがこの二つの作品は相対的にエロいことも挙げられます。
水着シーンとかは当然ありますが特にヤバいのが、ネギはくしゃみしたら自身の魔法の影響により周囲にいる女の子達のスカートがめくれてしまうと言うシーンがちらほらあります。
終盤に至っては今までの活躍や修行の成果により魔法の実力もが上がったためくしゃみ一つで周囲にいる子達の衣装を吹き飛ばして全裸或いはパンツ一枚に・・・。
勿論ネギ自身には何の影響もありません。
2199に関しては言わずもがなです。
これに気づいたのはホントに偶然です、自分も当時ネギまを読んでましたがこの関係性には気が付きませんでした。
ネギま続編の完結を起に一気読みしたことからふと気が付いたのが今回投稿した理由です。
もしかしたら2199にはネギま要素がちらほら隠れているのかもしれません・・・
良ければ読んでみてください、長編ですので全購入はそれなりに高くつきますが。
ついでを言うとネギま作品は並行世界の存在が重要なカギを握りますのでドラえもんとかを読んでるとわかりやすいかもしれません。
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ヴェネター級ヒューベリオン様、長文による熱いコメント、誠にありがとうございます!
「ネギま」ですか。
タイトルは知っているのですが、これまで読んだことが無かったですね。
情報提供、ありがとうございます。
2199は様々な他作品をオマージュとして取り込んでいますので、ご指摘のネギまネタが入っていても不思議ではないと思います。
機会があればぜひ読んでみたいと思います。
あと、独立戦争ですが、これは火星に限らず地球と移住先の星が独立を巡って戦争というネタはよくあるので、必ずしもネギまネタではないと思います。
むしろ、火星軍が地球にマスドライバー攻撃をしていたという設定がある事を考えるとガンダムの1年戦争がモチーフである気がします。
内惑星戦争についてはまだまだ謎が多いので、機会があればぜひ作品化をして欲しいですね。
・れみるちょりのようつべちゃんねる氏の火星に関するとある考察動画について
この前、仮想戦記についてコメント欄に書いてからまだまもないです。
それを機に紺碧の艦隊の動画を見ようと調べていたられみるちょり氏が紺碧の艦隊の解説動画を作っているのを思い出したので動画を見に行きました。
そしたら火星に関しての動画が上がっていましたので見たのですが衝撃的でした。
自分はこれを見たとき鳥肌立ちました、まさかこんなことあっていいのかとすらも・・・
自分の考えていた仮説の一部が動画内容にも交じっていたのが鳥肌が立った一番の理由だと思います。
勿論誰にも話していませんがれみるちょり氏ならいずれはたどり着くだろうとは思ってました。
一度見てみることをお勧めします。
こちらがURLです。
https://www.youtube.com/watch?v=p-IOo3L3uQQ
ヴェネター級ヒューベリオン様、コメントをありがとうございます!
また私のリアルの都合で返信が送れたこと、大変申し訳ございません。
先日、私もようやく件の解説動画を見ました。
相変わらず素晴らしい考察をされる方ですよね。
正直、この設定は本編に逆輸入されてもおかしくはないなと思うレベルです。
内惑星戦争や火星との関係はリメイクヤマトでもまだまだ謎が多い事の1つだけに、それこそ3199に大きく関わってきてもおかしくないですね!