皆様今日は!
最近よく遊びにいっております鮫乗り様の「鮫乗りのBlog」で、非常に興味を引かれる「2202第15話「ガミラスの寿命と遊星爆弾による環境の改造の謎」という記事が掲載されました!
主にガミラスフォーミングとガミラスにおけるコスモリバースの有効性を検証記事ですが、読んでいるうちに私なりの考えが浮かんできましたので今回から2回に分けてまとめてみたいと思います。
なお一部、鮫乗り様の検証の反論となってしまいますがご容赦ください m(_ _;)m
遊星爆弾はガミラスフォーミングとは無関係?
鮫乗り様の検証によれば遊星爆弾攻撃はあくまでも人類抹殺を目的になされたものであり、惑星改造とは関係ないというのが結論でした。
確かにガミラスの環境はあくまでも太陽に関係しているものである以上、「地球に移住するのであれば太陽の環境改造が必要」であるとの鮫乗り様の指摘は一理あります。
しかしそれでも私は遊星爆弾はガミラスフォーミングの一環であったと考えます。
何故そのように考えるのか。
それは第1に「ガミラスに太陽を改造することは可能か?」という疑問があること、そして第2に「遊星爆弾攻撃はガミラスフォーミング」の第一段階ではないか、と考えているからです。
ガミラスに太陽を改造することは可能か?
前述しましたが「地球に移住するのであれば太陽の環境改造が必要」であるとの鮫乗り様の指摘はもっともです。
しかし一方で、そもそも地球よりもはるかに高度な科学力を有しているガミラスとはいえ、太陽の改造は果たして可能なのでしょうか?
この点について、2199、2202では明確に描かれていませんが、私は不可能であると考えています。
なぜなら、そもそも「太陽の改造」が可能であるならば、ここまでデスラー総統が苦労することはないからです。
ガミラスは多くの有人惑星を版図内に持つ巨大な星間国家であり、惑星だけの条件で考えたならば移住可能な惑星は複数存在していることは判明しています。
これらの惑星への移住が失敗しているのはやはり太陽の問題であり、もし太陽の改造が可能であるならば、その移住可能な惑星がある星系の太陽を改造してしまえば済む話です。
それをしていないところをみると、いくらガミラスの科学力とはいえ太陽そのものの改造は不可能なのではないかと考えます。
ちなみにオリジナルシリーズの「ヤマトⅢ」では、デスラー総統は部下のフラウスキー技術少佐に命じて実際に太陽を制御しようとして一時は成功したものの結局失敗しています。
2199世界のガミラスの太陽制御もこのレベルであると考えても良いと思われます。
ガミラスフォーミングにおける遊星爆弾の意義
では何故、デスラー総統は太陽系の地球に目をつけたのか。
ここからは完全な仮説ですが、太陽系の太陽はサウザー系の太陽と同じ性質を持っており、そのままで移住できなかったのは太陽系の各惑星が持っている性質、例えば空気成分が微妙に違うなどが原因だったのではないでしょうか?
これはちょうど、「水が合わない」と同じ様なものだと思われます。
一応飲めはするものの、実際に飲んでいると体を壊すため、長期にわたってそこに定住することが出来ないということです
ただ幸い(?)にも、ガミラスの科学技術は太陽の改造は難しいものの、惑星改造自体は「ガミラスフォーミング」の名前ですでに確立しており、地球の改造さえ済ましてしまえば純粋ガミラス人ですら恒久的に住める環境になったのではないかと思われます。
さてここで問題となるのが「ガミラスフォーミング」の方法です。
これも想像ですが2199世界の惑星改造とは恐らく「その惑星の環境を一度リセットする」という内容なのではないでしょうか。
しかしこれは別におかしな話ではありません。
何故なら、惑星の大気はその惑星が長い年月を経て作り出してきた自然環境(特に植物)が生み出しているものです。
大気成分を入れ替えるならば、一度、地球の自然環境をリセットし、ガミラスと同じような自然環境になるようにしなければなりません。
このことを踏まえると、2199世界の「惑星改造」は次のような複数のステップで成り立っていると思われます。
第1ステップ:本来の自然環境のリセット
第2ステップ:自分たちにあった自然環境づくり
第3ステップ:生活できるように微調整
勿論こんなことは有人惑星でやったらとんでもないことになりますから、基本的には無人惑星、あるいは条件がそろっていれば第2ステップから始めるのが仏なのではないかと思われます。
そしてこのステップで考えた場合、遊星爆弾は第1ステップと第2ステップを兼ねていたのではないかと思われます。
つまり、遊星爆弾によって地球本来の自然環境を徹底的に破壊すると同時に、爆弾内に仕込んだがガミラス産の植物の種が地球上に散布、それらが成長し、大気成分を変えていくことで、ガミラス星と同じ自然環境となる。
恐らくこのような流れだったのではないかと思われます。
ただしこの惑星改造は実際のところ成功率はそれほど高くは無いのではないでしょうか?
当たり前ですが、ある程度は誘導することは可能であるものの自然が自分たちの思い通りに形成されるとは限りません。
ガミラス産の植物がまったく適合しないということもありますし、変異を起こして毒素を撒き散らしてしまうという可能性もあります(おそらく地球でが毒性植物が大量発生していたのはこれが原因だったのではないかと思われます)。
そのためデスラー総統は「あっ、これは駄目だな」と早々に見切りをつけて地球に対する興味を失ったのかもしれません。
一方で、総統としては第二ガミラスの移動先として太陽系を考えており、地球のガミラスフォーミング自体は失敗したと判断しても冥王星基地に遊星爆弾攻撃を続けさせていたのは、引越し前の害虫駆除感覚だったと思われます。
あるいは第二ガミラスを太陽系に移動させてからもう一度地球の改造はやろうと思っており、続けさせていたのかもしれません。
どちらにせよ地球人にとっては迷惑な話ですね(笑)
コメント
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陽当たりの悪いマンションのベランダのプランターでは、土壌も悪く、元気に育たないので、園芸高校の家庭菜園を借ります
陽当たりの良い肥沃な土壌に、適量の水と栄養価の高い肥料、そして愛情を込めて育んだことにより
辺り一面見渡す限りのぺんぺん草の薬園になりました
ガミラスフォーミングを私個人レベルで行うと、こんなもんになりますよぉ
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ぺんぺん草様。
おお、家庭菜園をなされているのですか!?
> 辺り一面見渡す限りのぺんぺん草の薬園になりました
って、駄目じゃないですか!!(笑)
ところで、地球に生えたガミラス産毒性植物はガミラスでは普通に生えているのでしょうか?
もしそうならばガミラスは結構恐ろしい星ですね。
個人的にはあの毒性植物は人工的に作られた生物兵器なのではないかと考えておりますが
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こんにちは!
ま~た、面白いネタをやってますね!こういうの大好物です。
わたしの中では遊星爆弾はガミフォーミングには関係ないと思っています。あ~、ちょっとだけあるか。2199後半に森雪拉致事件で判る様にガミラスと地球は何も手を加えなくても移住は可能でしょう。後に2202でもガミラスの民間人と思わしき人々が地球人と混じってますし、キーマンも必要なのは翻訳機と肌色の偽装だけでホイホイ出歩いていますしね。
でわ、遊星爆弾は何か?うん。ただの長距離隕石爆弾。多くの人は反射衛星砲を見たとき「兵器」と見ていますが、あれそのものは衛星を射出するための設備ですね。シュルツも本来の使い方ではないみたいな趣旨の発言もしてますね。遊星爆弾の出来方も簡単でした。衛星に反射衛星砲のエネルギー弾ぶつけてできあがり。何か「仕掛け」のあるものには見えません。
でわ、でわ、あの毒を吐く植物は?
ラダム樹みたいだ。素体テッカマンが出てきたら笑うんだけどねw おそらく地表を攻撃、偵察している部隊がせっせと胞子をばら撒いているのでしょう。胞子を蒔く奉仕活動・・・ちがうか。
ガミラスの方針は服従か死かが基本ですので、いきなり先制攻撃した地球人には抹殺ルートでこうなるでしょう。何で恒星間弾道ミサイルではないのか?それは担当しているのが不当な評価第一位のザルツ人の部隊だから。そんな高価なものはちょっぴりしか支給されませんし、惑星破壊が目的でないしね。侵略が完了したら即、緑化事業に入らないと、ガミラスの入植団の到着に間に合わない。彼等にとって後始末のラクな毒攻撃なのでしょう。
じゃあ、木星の浮遊大陸の基地は?これは完全に想像ですが、浄化用植物と管理施設。あとはちょっぴり保養施設、酒保的なもの?うん。謎だ。
じゃあ、じゃあ、デスラーはなんで地球移住についてあのような態度なのか。ポーズなのか本気で「ノリ気」でないのか、計りかねますが、距離と未踏破地域ではないかと考えます。一般市民全ての移住となると軍の作戦行動とはかなり違ってきます。それなのにこの距離。そして、これまで収めてきた版図の外である。さらに徘徊するガトランティス。どーすりゃいいの?滅びの方舟が欲しくなるデスラー君ですね。
こうして見ると、ガミラスから見た地球の時間断層工場の消失は移民船確保の上からもかなりの痛手だったでしょう。それは「涼宮ハルヒ」以上であるのは想像に難くない。え?ちがう?
わたしは考察のための設定資料集めはやめてしまって単純に作品を見て気楽に「あーだ、こーだ」言っていますので、違う点が沢山あると思ってます。ご容赦くださいね。
ところでガミラスは何が原因で星の寿命を迎えるのでしょうね。見る限りかなり地盤沈下が進んでいるように見えますがもしかして星の重力に引かれて地盤沈下してない?ガミラスさん、君の所の重力かなり重くないかい?
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パステヤージュ様、今晩は!
コメントありがとうございます
> わたしの中では遊星爆弾はガミフォーミングには関係ないと思っています。あ~、ちょっとだけあるか。2199後半に森雪拉致事件で判る様にガミラスと地球は何も手を加えなくても移住は可能でしょう。後に2202でもガミラスの民間人と思わしき人々が地球人と混じってますし、キーマンも必要なのは翻訳機と肌色の偽装だけでホイホイ出歩いていますしね。
そうなんですよね。
このあたりをどう解釈するかで色々解釈が生まれるとおもっております!
毒性植物が生物兵器と言うのは十分ありえる解釈だと思っております。
というよりも色々遊星爆弾設定が難しくなったのは2202の移住設定が後付で復活したためなので、2199の段階ではこれが正解だったと思っています。
ちなみに自分はこの説に立つならば浮遊大陸基地は生物兵器の開発拠点だったのではないかなあ~と思っています(笑)
> わたしは考察のための設定資料集めはやめてしまって単純に作品を見て気楽に「あーだ、こーだ」言っていますので、違う点が沢山あると思ってます。ご容赦くださいね。
いえいえ、とんでもないです。
熱いご意見ありがとうございました!
コメントのご指摘が結構参考になりますので是非またよろしくお願いします!
> ところでガミラスは何が原因で星の寿命を迎えるのでしょうね。見る限りかなり地盤沈下が進んでいるように見えますがもしかして星の重力に引かれて地盤沈下してない?ガミラスさん、君の所の重力かなり重くないかい?
このあたりはオリジナル版から一切説明がありませんよね。
福井氏が脚本をつとめたキャプテン・ハーロックと言う映画でも似たような設定が出てきましたが、そちらでも南下し欄が住めなくなるという感じでしたからね(笑)