森雪の過去についての疑問

皆様こんばんは。
今回は2199及び2202で最大の問題の一つである森雪の過去について検証してみたいと思います。

個人的には少なくとも2199の段階においては雪はユリーシャのクローンというのが一番妥当な結論なのではないかと思っています。
この森雪クローン説の妥当性については改めて記事にしたいと思いますが、彼女の過去についての最大の問題は、彼女の過去の痕跡が全くと言っていいほど無い事です。
というのも、これまで何度かこのブログでも書きましたが、雪の父親は外務省のトップである「外務次官」であり、そこまで地位にあるならば政界や財界の大物と家族ぐるみの付き合いがあるのが普通であり、必然的に娘である雪のことも知っている人間は多いはずです。
ところが、2199において自分がイスカンダル人ではないかと悩んでいたことを踏まえると、彼女の過去を知る人間は土方以外にはいなかったということであり、また幼いころの彼女の写真なども一切残っていなかったということになります。
ここまでくると、雪の過去は単に記憶がないという話ではなく、そもそも存在していなかったのではないかと疑いたくなるレベルです。
2202では今のところ雪を記憶喪失だった地球人の女性という場所に着陸させたいようですが、ならばこの疑問についてはどう考えるべきなのでしょうか?

森雪という女性は実在するのか

雪の経歴は2199において新見と伊東の会話で少しだけですが判明しています。
この時伊東は土方による経歴改ざんの可能性を考えていましたが、少なくとも外務次官クラスのVIPの家族をねつ造することはさすがに不可能ですので、森次官に「雪」という名前の娘がいたことは事実であると思われます。
問題はこの「雪」という名前の娘とヤマトに乗り込んでいる雪という女性が同一人物であるかということです。
仮に同一人物であった場合、なぜ上で指摘したような問題が生じてしまったのか、いくつか可能性を考えてみました。
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仮定1:帰国子女説

外務省関係者という線から、雪は幼いころから外国で暮らしており、ガミラス戦争を機に母国である日本に帰国したものの、遊星爆弾の攻撃で両親と家を失い、彼女の過去を痕跡はすべて失われしまったのではないか。
そして森次官の古い友人で会った土方が当時幼かった雪(遊星爆弾攻撃の初期にすべて失ったと仮定するならば当時の雪の年齢は11~12歳です)を引き取り、現在に至ったのではないでしょうか。
これならば日本にいなかったため、日本での知り合いがほとんどいなかったこと、そして何年も前に死亡した外務次官の家族を覚えている者など2199年にはほとんどいなかったという両方の理由に説明がつきます。
しかしこれには一つ欠点があります。
そもそも大使ならともかく外務次官が長期間外国で生活するということはまずありません。
したがって父親が外務次官である以上、雪は日本で生活していたという可能性のほうが高いです。
あるいは父親の外務次官就任はガミラス戦争勃発前後であり、それ以前はどこかの国の大使をやっていた・・・という可能性もありますが断言はできません。

仮定2:養女説

森次官がガミラス戦争において戦災孤児になった子供(=雪)を養女にしたものの、その少し後に森次官自身も死亡したため、再び土方によって引き取られたという可能性です。
これでも彼女の子供のころの痕跡がなかったり知り合いがほとんどいない理由も説明が付きます。
しかしこのケースだと雪の経歴には「養女」という記録がしっかり残りますので、新見や伊東はその点に言及するはずです。
ですが二人は何も言っていませんでしたので、恐らく記録上は実子となっていたと思われます。
この点が土方の経歴偽造であったという可能性もありますが、そのような偽造をする意味はあまりないのでこの可能性は低いでしょう。

特殊工作員説

この説は軍人になった時にその任務の必要性から意図的に過去の記録や形跡をすべて抹消していた可能性です。
幼いころ両親を失った雪は土方に引き取られた後、徹底的に鍛えられ、軍人になった後、様々な特殊工作を行う極秘任務部隊に所属していたのではないではないでしょうか?
この部隊は「存在しない」秘密部隊であるため、隊員は過去の経歴をすべて抹消されており、その為雪の過去の痕跡もすべて消されていたという可能性です。
この根拠というのは雪の軍人としてのスペックの高さです。
個人戦闘力もそれなりに高く、第二バレラスではノランの協力があったとはいえ破壊工作員顔負けの破壊活動を成功させています。また通信やレーダー操作、情報分析にもたけており、第16話では中継衛星のコンピューターに対してハッキング行為を行っています。
雪は記憶喪失後、土方に鍛えられたと言っていましたが、どう考えても1年そこらで身につくような技能ではありません。
明らかにこれらは記憶喪失前から持っていた技能である可能性が高いです。
これだけの多岐にわたる技能は2199で雪が就いていたような後方任務には必要ありませんので、記憶喪失前は必要とする部署にいたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
また2199の小説版では雪は地球に来たユリーシャの替え玉兼護衛を務めていたという設定が出てきますが、これが正しいとすると雪がVIPの護衛任務を単独で行えるほどの能力の持ち主であったと考えることが可能です。
このケースの場合、記憶喪失によって特殊工作員としての活動が不可能になり、配置換えでヤマト計画のメインスタッフになったものの、特殊工作員時代に徹底的に過去を消していたことが災いして、彼女の存在を客観的に証明できるものは何も残っていなかった。
・・・一番ぶっ飛んでいますが、整合性の観点から言えば案外これが一番正しいかもしれません(汗)
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今回の説はいずれも妄想(あえて言います)の域を出ませんが、雪がクローンでないとするならばこれくらいの設定が必要であると思われます。
ただいずれにせよ、雪はあまり幸福な人生を送っていなかったというのは間違いないでしょう
少なくとも第六章での記憶の回復が古代と出会ってからの4年の記憶と引き換えになったとするならば、とても割に合わないものだったのではないでしょうか。
あるいはそれ故に雪は記憶を回復をした後も、覚えていない幸せの象徴である婚約指輪を外すことができなかったのかもしれません。

コメント

  1. ぺんぺん草 より:

    SECRET: 0
    PASS: 94047f0fa0e021bdba1da17c591162e2
    物語の終焉において、彼女が幸せな未来を迎えることは、揺るぎ無き確定事項なので

    彼女の始まりの物語をあやふやにして、彼女の秘密や謎を明かにしながら、物語の展開に引き込みつつ、既知の結末に観客をいざないます

    森雪の正体は、ユリーシャ・クローンYU・K-01特殊工作員で良いです、過去はどうであれ未来は幸せだから

  2. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 46a0ff064c65cc728eb35bba8d73a39e
    2199でのユリーシャの設定は
    おじさん「なるほど!」って思いました。
    いろんな矛盾が解消されたと膝を叩いたものです。しかしイスカンダルの神秘性だとかガミラスの謎の侵略者感が薄くなったとも思います。イスカンダルではなくガミラスに来てしまったかもという衝撃が無くなったのもその関係にあるのかも。

    話がそれましたが、雪の謎に対しての私の思いつくままの妄想。

    結論から言うと、森雪はユリーシャのクローンかアンドロイド。ただしイスカンダル製。実は地球に来たのは2名のイスカンダル人だった。とか。

    天然系のユリーシャは、スターシャの女王としての立場からの教育や命令がうざくてしようがない。
    イスカンダルではクローン技術を凍結していたにもかかわらずユリーシャは、内緒で自分のクローンを作ってスターシャの指示をやらせていた。
    ユリーシャと違って頭脳明晰で何でもこなせる優秀なクローン。
    クローンは執事的な立場ではあるもののユリーシャとは深い友情で結ばれ、二人で一人という意識のかけがえのない存在になる。
    ユリーシャはスターシャから地球に行く事を指示され、困ったユリーシャはスターシャに黙ってクローンも連れて行く。
    つまりユリーシャとクローンの二人が地球にやってきた。
    テロによる事故でユリーシャは危篤、クローンは記憶喪失に。クローンは意識を取り戻すものの何も覚えていない。
    同時期、森外務次官一家も死亡。
    地球側は、そっくりな二人のイスカンダル人という認識しか持っていなかった。
    クローンを死亡した森外務次官の娘の「雪」として隠蔽。
    クローンは記憶が戻らないまま「森雪」として生きていくことに。保護者として土方竜が立つ。
    クローンは、その後の生活の中で、ユリーシャあっての自分という意識からひとりの自立した女性へと変貌していく。

    ユリーシャと雪のイスカンダルの草原での会話。ユリーシャもクローンに依存するのではなく今までの自分を捨て自立しようと誓った瞬間。そしてクローンとの別れ。

    。。。これで

    スターシャのメッセージカプセルを持っていたこと。
    ユリーシャの「もう一人の私」と言ったこと。
    スターシャやデスラーが見間違えたこと。
    テレサのメッセージが聞こえなかったこと。
    ズォーダーは雪がクローンと見抜いたからあの表情。
    ユリーシャは自分の悪行がバレるからスターシャには言えない。

    つじつまが合ってきてません?

    クローンとしての記憶が戻ってしまった雪が「雪って誰?ユリーシャはどこ?」なんてセリフがあればね。

    2202でクローンとしての記憶が戻りユリーシャがいないと生きていけない女性に戻りかけている。テレサの「わすれないで」は、クローンであっても人は人。自立した女性としての生き方を忘れるなという事じゃないかな。

    クローン時代の記憶と森雪としての記憶が統合される。古代は雪がイスカンダル人のクローンだった事を受け入れ愛を取り戻す。

    サブストーリーとして、実はイスカンダルのとあるクローンの自立の物語ってのはどうでしょう?

    どうなりますことやら。長文ご容赦。

  3. 鮫乗り より:

    SECRET: 0
    PASS: 1a538da28fe818e3944eeb2efef15a36
    |氏名 森雪
    |所管 国連宇宙軍極東管区
    |部隊 BBY-01
    |所属 船務科
    |    (前所属 幕僚監部作戦部9課)
    |官等級 一等宙尉

    |2198年4月1日 入隊
    |2198年9月7日 極東管区幕僚監部作戦部9課に配属

    |本籍 極東管区日本地区大東京市
    |生年月日 2180年12月24日
    |保護者 森 直之(故人) :続柄 父
    |後見人 土方 竜

    2199年
    メ号作戦(1/17) ~ ヤマト地球へ帰還(12/8)

    ですから、2199当時19歳というのは、誕生日前の年齢。
    入隊時が18歳で・・・ あれっ、生まれた年が1年おかしい!

    本人が入力した電子情報が元ならこんなミスあり得ないから、
    経歴改竄者がミスを犯したのでしょう(笑)

    赤道祭が2月の下旬で、その1年前だと入隊前から
    土方さんに育ててもらっていることになりますね。

    保護者が土方さんではなく故人になっているのは、
    入隊直前に父親が亡くなったからでしょうか?

    ユリーシャが来たのがメ号作戦の1年前(2198/1)頃だと、
    到着後、そんなに間がなく雪と共に事故に巻き込まれてる?
    →特殊工作員説は時系列的にちょっと苦しくないですか(笑)

    やはり、イスカンダル製のユリーシャ・クローン
    YU・K-01で、匿名さんのコメントにあるような事情で
    経歴が作られたというのが、一番しっくりくるのでは?

    まぁ、大帝の「皮肉な…」については、副のつぶやきを
    信じるなら、ちょっと違ってくるかな。

    ちなみに、2199放映時、ユリーシャが言った「もう一人の私」
    は岬百合亜のことだと思ってました。
    エレメントは、「…あなたたちは来た【ヤマト】と共に」とか、
    スターシャのセリフから、素直にヤマトだと思ってました。

  4. yoshirinn より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    山城2199さん、こんにちは。

    雪の正体は2199のようにぼんやりとさせておいて、ファンの判断に任せる方が良かったと思いますので、2202は「余計なことをしたな(笑)」と思いますが。

    ユリーシャのクローン説は、当時の地球に記憶を備えた完全な成年クローンを作り上げる技術があるのか?という欠点があるのでは?
    ガミラスは親衛隊をクローンでまかなっていましたから、当然イスカンダルにも成年クローン技術があり、それがユリーシャにより何らかの事情でもたらされないと難しいですね。

    他の方が書かれているように地球に来たのはユリーシャとイスカンダル製のクローンにする必要があります。ガトランティスでさえ、サーベラーなどごく一部の例外を除いて成年クローンは一般的でないのですから(こうした2199の設定をあまり重視していないところが2202を私が好きになれない理由のひとつですが)

    ガミラス戦争は、人類がかつて体験したことが無いような過酷な戦争だったので、雪のような人がいてもおかしくないのでは?実際メ号作戦終了時に、島が事故で亡くなれば古代を知るのは土方一人(それも数多い学生のうちの一人)となるし、私が旅行中に故郷が核爆弾で消滅したら私を知る人はほぼいなくなってしまいます。

    確かに外務次官の娘を誰も知らないのはおかしいのですが、本人ならともかく娘を知らないことは、決して不思議なことでは無く、それほどガミラス戦争は過酷だった。ということでいいのではないでしょうか?

  5. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ぺんぺん草様、コメントありがとうございます。
    > 物語の終焉において、彼女が幸せな未来を迎えることは、揺るぎ無き確定事項なので

    いやいや、確定事項とは限りませんぞ。
    現在「さらばルート」寄りですからそうなると雪の運命は・・・(汗)
    あるいは実写版みたいなラストの可能性も。
    現時点においてはすべてある得る可能性ですから古代君と雪の運命には結構心配しています。
    1つだけ確実に言えることは第7章でもう一山波乱があることは間違いないでしょうね。
    >
    > 森雪の正体は、ユリーシャ・クローンYU・K-01特殊工作員で良いです、過去はどうであれ未来は幸せだから
    全部でしたか(爆笑)
    それにしても「YU・K-01」ということは「02」や「03」も登場する可能性があるのでしょうかね?
    複数そっくりさんがいる中で雪を見分けるというネタはありがちですがちょとみてみたい気もします。

  6. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます!
    考察も楽しく読ませていただきました!!

    > 結論から言うと、森雪はユリーシャのクローンかアンドロイド。ただしイスカンダル製。実は地球に来たのは2名のイスカンダル人だった。とか。

    私もクローンであるとしたらイスカンダル製であると考えております。
    その理由は別の記事で詳しく書きたいと思います。
    あと

    > ズォーダーは雪がクローンと見抜いたからあの表情。
    これについては愛の宣伝会議で「雪が記憶を失っていたことに気が付いてびっくりしていた」と脚本の福井氏が解説をしています。ろくにクローン云々は関係ないみたいですね。

    > 2202でクローンとしての記憶が戻りユリーシャがいないと生きていけない女性に戻りかけている。テレサの「わすれないで」は、クローンであっても人は人。自立した女性としての生き方を忘れるなという事じゃないかな。

    テレサの「忘れないで」は未来を見通しているテレサだからこそ雪が記憶を失うことを知っていたのではないか。
    だからこそせめてもの忠告(あまり意味はないのですが)として雪に「忘れないで」という言葉を送ったのではないか・・・と私は解釈していました。
    しかしこういう解釈もありですね!

    > クローン時代の記憶と森雪としての記憶が統合される。古代は雪がイスカンダル人のクローンだった事を受け入れ愛を取り戻す。
    きっかけはなにかはわかりませんが、記憶の統合は私も起きると思っています。
    劇場版予告で「古代さん」ではなく「古代君」と呼んでいたのがヒントでしょうね。

  7. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    鮫乗り様、コメント&鋭い突っ込みありがとうございます。

    > →特殊工作員説は時系列的にちょっと苦しくないですか(笑)

    特殊工作員説であった場合、今回書き出していただいた経歴自体嘘なのではないかと思っています。
    本当の入隊は16歳くらいで、第9課に配属された折に特殊部隊所属という過去を隠すために入隊1年目という経歴に改ざんされたのではないかと。
    あと生年月日は製作時のマジミスらしいです(苦笑)
    第5章公開後に計算が合わないとファンから指摘され、製作サイドが間違いを認めていた記憶があります。

    > やはり、イスカンダル製のユリーシャ・クローン
    > YU・K-01で、匿名さんのコメントにあるような事情で
    > 経歴が作られたというのが、一番しっくりくるのでは?

    私も今回の記事で少し触れていますがクローン説が一番正しいと思っています。
    本当にユリーシャのクローンであるならばいろいろな辻褄が合うんですよね。

    > ちなみに、2199放映時、ユリーシャが言った「もう一人の私」
    > は岬百合亜のことだと思ってました。
    > エレメントは、「…あなたたちは来た【ヤマト】と共に」とか、
    > スターシャのセリフから、素直にヤマトだと思ってました。

    こういう解釈もあるんですね~
    このような解釈は思いつきませんでした。
    目からうろこです

  8. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    yoshirinn様、今晩は。
    コメントをありがとうございます。

    > 雪の正体は2199のようにぼんやりとさせておいて、ファンの判断に任せる方が良かったと思いますので、2202は「余計なことをしたな(笑)」と思いますが。

    それはありますね。
    というよりもほかの設定が風呂敷を広げたままのですから、雪の過去まで絡ませる必要はなかった気もします

    > 他の方が書かれているように地球に来たのはユリーシャとイスカンダル製のクローンにする必要があります。ガトランティスでさえ、サーベラーなどごく一部の例外を除いて成年クローンは一般的でないのですから(こうした2199の設定をあまり重視していないところが2202を私が好きになれない理由のひとつですが)

    ガミラスの親衛隊はクローン兵士らしいので、ガミラスには結構短期間でクローンを成人にする技術が確立しているのでないかと思います。
    もっともこれは経験不足というマイナス面があるみたいですが。
    ガトランティスがクローンの育成に時間をかけているのは知識や経験の継承に重点を置いているからでないかと思っています。

    > ガミラス戦争は、人類がかつて体験したことが無いような過酷な戦争だったので、雪のような人がいてもおかしくないのでは?実際メ号作戦終了時に、島が事故で亡くなれば古代を知るのは土方一人(それも数多い学生のうちの一人)となるし、私が旅行中に故郷が核爆弾で消滅したら私を知る人はほぼいなくなってしまいます。
    > 確かに外務次官の娘を誰も知らないのはおかしいのですが、本人ならともかく娘を知らないことは、決して不思議なことでは無く、それほどガミラス戦争は過酷だった。ということでいいのではないでしょうか?

    雪が普通の家庭ならばそういったことは普通にあると思いますが、いわば雪は上流階級出身の人間です。
    当然戦争が始まる前は家族ぐるみで社交界にも出ていたと思いますので、結構覚えている人はそれなりにいるのではないかと思います。(もっとも彼らの認識としては森次官の娘さんか・・・程度の記憶かもしれませんが)
    またそのような上流階級の人々はいち早く地下都市に避難していたでしょうから生き残っている確率も高いはず。
    同世代の友人もいたはずでしょうから、さすがに昔の知り合いがゼロというのは不自然なのではいかと思います。

  9. 沙阿弥 より:

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    2020年の9月になってから2202をやっと見たのんびり者です。腰痛には経皮鎮痛剤です。

    さて、色々疑問の尽きない雪さんですが、999のメーテルが黒い服の下に隠しているモノと同様、知らない方が良い(し楽しい)事かもしれませんね。

    でも、色々考えてしまうのがファンの性というか、業というか・・・

    一番楽なのは、ガンダムのミノフスキー粒子の様にアレもコレもみんな

    「イスカンダルのやった事なんだよ!!!」
    ΩΩΩ<「「「な、なんだってー!」」」

    ・・・という身も蓋もない説明かと思います。

    つまり、何もかも雪さん一人の秘密ではなくて、ずっと昔からイスカンダルから地球には観察し、調整し、影響を与えてきた使者が居続けていて、その最期の世代が雪さんなんだという言い訳です。(イスカンダルから来た人々の末裔なんで雪さんが似てるんですね。)

    火星テラフォーミングや宇宙艦隊を実現できる技術的ブレイクスルーには目立たぬゼミ生として参加したり、火星植民をプッシュする啓蒙家兼教育者として政治を動かし、火星独立戦争の前にはタイミングよく夭折して、後の対ガミラス戦争への最低限の軍備を整える・・・

    雪さんの母方の各世代をよく調べるとこういった人材かその妻/恋人が目立たず散見されるんです。怖い、真っ黒、歴史の闇ですね・・・(^_^;

    まぁ、古代文明のシステムによってヤマト世界は「最大多数の最大幸福」を目的に設計されており、フェイルセーフの滅びの方舟からテレサの様な因果律干渉システムまで完備してる凄いシロモノなんで、言い訳も膏薬も使い放題!・・・な分、逆にお話しを面白くするのは大変そうですね。プロの世界は本当に厳しいですね。

  10. 山城2199 より:

    SECRET: 0
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    沙阿弥様、コメントありがとうございます!

    >「イスカンダルのやった事なんだよ!!!」
    >ΩΩΩ<「「「な、なんだってー!」」」

    本当にこういわれてもわりと納得してしまいます(笑)
    まだいろいろ謎が雪さんですが、2205では本当にこの辺の謎をしっかりと描いてほしいですね。
    勝手な妄想を好き勝手に描いている当ブログですが今後ともよろしくお願いいたします。