皆様今晩は。
以前書いた原稿はすべてアップいたしましたので、2199の考察も完全書き下ろしになります。
そのため、更新のペースは少し落ちるかもしれませんがよろしくお願いいたします。
さて今回は2199第3話に登場した浮遊大陸基地について考察してみたいと思います。
浮遊大陸基地はどうやって木星に運ばれたのか
昨日アップいたしました記事に対するコメントで、あのような巨大な外殻をどのようにして木星に運んだのかという疑問を頂きました。
確かにあれだけの質量をガミラスから遠く離れた太陽系に運ぶのは考えてみれば非常に大変です。
コメントにもあったように艦隊が曳航したという可能性は勿論ありますが、オーストラリア大陸ほどの質量がある大陸を曳航するにはかなりの艦数-下手をすれば基幹艦隊のすべて-が必要になると思います。
辺境惑星の攻略にいくらなんでもそんなコストがかかる事はしないでしょう。
また、瞬間物質移送機が使用されたという可能性もありますが、あれが転送できるのはワープ光線に包まれたものに限定されており、浮遊大陸全体を包み込むような光線を作り出すのは無理であると思われますので実際のところこの可能性も低いです。
残された可能性は一つ
浮遊大陸そのものが巨大な移動要塞であり、自力で木星までやってきたという可能性です。
一見ぶっ飛んだ考えのように思えるかもしれませんが、実は当時のガミラスの事情を考えた場合、ありえない話ではありません。
浮遊大陸基地は第二ガミラス建造の実験?
当時ガミラスではデスラー総統の命令により巨大な軌道移動要塞「第二ガミラス」の建造が行われていました。
恐らくガミラスにとってこれほど巨大な移動要塞を建造する事は初めてであったことは間違いなく、建造するにあたっては当然その建造に必要な様々な技術の実験が行われていたはずです。
特に「移動要塞」である以上、巨大なワープエンジンの開発・実験は不可欠です。
そのためまずは無人の外殻を第二バレラスに見立ててワープエンジンを取り付け、実際に移動やワープ実験を繰り返していたのではないかと思われます。
さらに大規模質量のワープは恐らくガミラスでも初めてのことであり、ワープ後、周囲に与える影響を考慮してその主な実験はガミラス本星から遠くはなれた銀河系方面で行われる事になり、浮遊大陸は銀河系方面軍の管轄下に置かれる事になったのではないでしょうか?
廃物利用だった木星浮遊大陸基地
さてこのような理由で銀河系に移動した浮遊大陸はそこで様々な実験が行われ、第二ガミラス建造に必要なデータを提供する事になりました。
しかしここで問題になったのは実験が終了したあとのこの浮遊大陸をどうするかということだったと思われます。
そこで地球をガミラス化することを考えていたデスラー総統はガミラス星植物の養殖プラントとしてこの浮遊大陸を利用する事を思い付き、恐らくガミラス星植物の育成に最も環境が適していた木星に移動させたのではないでしょうか。
地球はキープの一つ?
なお2202で地球のガミラス化を企んでいた事が判明しましたが、浮遊大陸を利用するほどの手間暇をかけているにもかかわらず、デスラー総統にとってはこの地球のガミラス化は同時進行で行っていたプランの一つでしかなかった可能性が高いです。
この浮遊大陸の活用にしてももとりあえず銀河系で遊ばせておくのももったいないから程度の廃物利用だったのでしょう。
何故なら、地球への移住が確定事項であるならばそのような重要な事を2級線部隊に任せるのはあまりにおかしいです。
当時のデスラー総統にとっては、地球はとりあえず「改造できる条件を満たしていた」から改造を試みたにすぎず、成功すれば儲けもの程度だったのではないでしょうか?
要するにキープですね。
もしこれが正しいのであるならば、遊星爆弾で死んだ人々は死んでも死にきれませんね。
コメント
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山城2199さん、おはようございます
浮遊大陸に関する考察記事、ありがとうございました。
私も、曳航やワープ光線でないとすると、自力航行だとは思っていましたが、第2バレラスと紐付ける発想はなかったです♪
第2バレラスの制御室で、やけにデカイ波動コアが出てましたが、あれはイスカンダル製よりも性能が劣るからではなく、大陸規模の要塞用に開発されたバージョンなのかも?
2202で、イスカンダル製の手のひらサイズより若干大きい量産型の波動コアが出てきますが、時間断層があるとは言え、数十年で複製量産できたものが、何百年も星の海を渡って活動してきたガミラスに作れないわけないですよね。
あるいは、技術提供されたガミラス製の量産型なのかも…
ガトランティスがテレザートを覆い、テレサの力を組み上げるための岩盤を運んだ来た技術も、第2バレラスと同じものが使われている?
であれば、潜入させた蘇生体の情報で、第2バレラス建造責任者のタラン兄に目をつけ監視しており、25話の戦いの後で科学奴隷にするため速やかに回収。
第2バレラス落としで死にかけたタラン弟が、再び総統と共に戦っているのも、とらわれの兄を奪還せんがため…なんて妄想したり(笑)
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おお!
先ほど前の記事に書き込みをしたのですが、そのあとこれを読みましたが、第二バレラスとの対比ありですよね、、、
2199当時思っていたのが、ガミラスのあの本星の穴です。旧作は老朽化した星のなれの果てっぽい感じでしたが、2199の浮遊大陸を観て、大陸(大地)をボッコンと抜き取ったあとのように思えまして。あるいは初期バレラス、、、いろいろまた思いが触発されます。
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鮫乗り様、コメントをありがとうございます。
> 私も、曳航やワープ光線でないとすると、自力航行だとは思っていましたが、第2バレラスと紐付ける発想はなかったです♪
あれだけ大きな移動要塞を建造する以上、絶対に前段階のものがあるはずだと考えてたどり着いたのが浮遊大陸でした。
> 第2バレラスの制御室で、やけにデカイ波動コアが出てましたが、あれはイスカンダル製よりも性能が劣るからではなく、大陸規模の要塞用に開発されたバージョンなのかも?
ああ、それは初めて気がつきました。
あの巨大な波動コアは要塞制御用に特化されたものだから波動砲としての使用は威力が小さいという可能性は確かにありますね!
>
> 2202で、イスカンダル製の手のひらサイズより若干大きい量産型の波動コアが出てきますが、時間断層があるとは言え、数十年で複製量産できたものが、何百年も星の海を渡って活動してきたガミラスに作れないわけないですよね。
> あるいは、技術提供されたガミラス製の量産型なのかも…
ちょっと波動コア増やしすぎですよね(爆)
あれだけ量産されてしまうと命を賭して届けたサーシャがバカみたいになってしまいます。
しかしあれけ量産できるという事は原理が分かれば比較的に簡単に生産できるということなのでしょうかね?
気になります。
> ガトランティスがテレザートを覆い、テレサの力を組み上げるための岩盤を運んだ来た技術も、第2バレラスと同じものが使われている?
> であれば、潜入させた蘇生体の情報で、第2バレラス建造責任者のタラン兄に目をつけ監視しており、25話の戦いの後で科学奴隷にするため速やかに回収。
> 第2バレラス落としで死にかけたタラン弟が、再び総統と共に戦っているのも、とらわれの兄を奪還せんがため…なんて妄想したり(笑)
タラン兄、再登場して欲しいですね・・・(ついでにゲール君とオマチーズも)
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勘助様
> おお!
> 先ほど前の記事に書き込みをしたのですが、そのあとこれを読みましたが、第二バレラスとの対比ありですよね、、、
> 2199当時思っていたのが、ガミラスのあの本星の穴です。旧作は老朽化した星のなれの果てっぽい感じでしたが、2199の浮遊大陸を観て、大陸(大地)をボッコンと抜き取ったあとのように思えまして。あるいは初期バレラス、、、いろいろまた思いが触発されます。
流石に2199のガミラスはオリジナルのようなとんでも惑星ではなくなっていましたが、ああいう描写でオリジナル版を踏襲している姿勢が素晴らしかったと思います。
2202も2199の半分でいいから「飛ぶ理由」ではなく「ヤマト」を尊重して欲しかったです。
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ヤマト2199第八話を観ていて気付いたのですが、ガミラス星の映像とデスラー総統の演説の時に会場にあったガミラス星のモニュメントには、大きな穴が四つありました
木星以外に、あと三つ浮遊大陸の運用実験が為され、実験大成功を公示していると推測されます
豪大陸は全長約四千㎞、旧ガトランティスが15㎞、ウルクが20㎞、SWの死の星(メカコレ所有)は120㎞となり、第二バレラスの全長はデウスーラとの比較と、7章のパンフレットの挿し絵により、前述の宇宙要塞都市位と推測されます
浮遊大陸での各種実験は、ガミラスの為の惑星環境改良実験だと考えられます、
しかし、第二バレラスの建造及び運用の為の実験と云う線は細いと、ぺんぺん草は自分勝手妄想します
だがしかし、残りの三つの外殻を第二のガミラスの大地に環境改良し、更に恒星間移動能力を付ける為の、運用実験ならば、スケール的に合うと思います
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ぺんぺん草様、コメントをありがとうございます。
> 浮遊大陸での各種実験は、ガミラスの為の惑星環境改良実験だと考えられます、
> しかし、第二バレラスの建造及び運用の為の実験と云う線は細いと、ぺんぺん草は自分勝手妄想します
> だがしかし、残りの三つの外殻を第二のガミラスの大地に環境改良し、更に恒星間移動能力を付ける為の、運用実験ならば、スケール的に合うと思います
あくまで私なりの解釈ですからね。
当然ながら見当外れということもあるわけです(苦笑)
あるいは逆だったのかもしれませんね。
第二ガミラス建造のために浮遊大陸を作り出したのではなく、移住のために浮遊大陸を切り出していたことから第二ガミラスの構想ができたのかもしれません。
つまり移住できる惑星がないなら自分で作ればいいじゃない、という考えです。
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2202冒頭の浮遊大陸基地が8つ目なら、結構運んでますよね。
それにしても、サイズの話で言うと、2202の超巨大戦艦は1/1000モデルでも全長140キロメートル?
つぶやきを読んだと言う記事を読んだけど、桁違い過ぎてイメージわかない(^^;
公開されてるビジュアルだとそんな大きさには見えないけど…
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鮫乗り様、情報提供ありがとうございます。
> それにしても、サイズの話で言うと、2202の超巨大戦艦は1/1000モデルでも全長140キロメートル?
> つぶやきを読んだと言う記事を読んだけど、桁違い過ぎてイメージわかない(^^;
マジですか!?
300m級のヤマトなんてそれこそ虫けらじゃないですか(苦笑)
正直、どうやって倒すんだというレベルのはないですね。
> 公開されてるビジュアルだとそんな大きさには見えないけど…
ビジュアルは結構嘘が描かれていると製作サイド言っていた記憶があります。
本編にあるかどうかは関係なくあくまでイメージ優先だとか。
事実、6章ビジュアルのヤマトと銀河の2ショットは劇中にはありませんでしたしね・・・
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自分は軍の訓練の一環で小惑星帯やオールとの雲で現地調達して作った工作物の可能性で考えました。前線の兵士を慰安するための故郷の自然を再現した植物園兼研究施設だったとか色々妄想しました。
続編の映画でガミラスがあっさり復興しているところを見ると移民完了している惑星が既に多くあり…充分な移民先を抱えていても際限なく拡大を続けていたからイスカンダルが介入を決意(イスカンダルは拡大期にテレサの制裁を受けた恐怖の記憶があるかも)とか。
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コメントをありがとうございます!
また素晴らしい考察有り難うございます!
>前線の兵士を慰安するための故郷の自然を再現した植物園兼研究施設だったとか色々妄想しました。
あの浮遊大陸基地は本編内で「補給基地」と言われていましたので、この可能性は高いですね!
>続編の映画でガミラスがあっさり復興している
オリジナル版はともかく、2199ではガミラスの被害は最小限でしたのでそこまで復興に苦労したわけではないと思います
ただいくつか植民惑星を手放さなければならないあたり、国力は減少してしまったことは間違いないですね。
それがたった1隻の戦艦にもたらされたと考えると恐ろしい話です(苦笑)