皆様今晩は。
昨日、久しぶりに2199第1話を見返していたのですが(久しぶりに見るとやはり面白いですね~)、その時ふと思いついたことについて今回の書きたいと思います。
第1話Bパートで、雪が子供たちに現在の地球の状況について語っているシーンがあります。
これは2199ではナレーションがないため、子供たちに語るという形を借りて、視聴者に状況説明をするためのシーンである事は当初から判明しています。
しかし作中の設定においては、雪が何故子供たちの面倒を見ているのかその説明はありません。
事実、南部は「司令部付で子供たちの面倒まで見て大変だね」と雪に話しかけています。
この台詞から判断するに、本当ならば司令部の人間が子供の面倒を見るのはかなり異例のようです。
これについてむらかわみちお先生の漫画版2199では子供たちの未来を考えて彼女自身が望んでやっているように描かれています。
彼女自身が望んでやっているという点につきましては私も同感ですが、当時の彼女はヤマト計画の中心スタッフの一人であり、第一艦隊壊滅の事後処理やヤマト出航に向けての準備などで色々忙しかったはずです。
そんな彼女が時間を割いて子供たちに接し、司令部(ヤマト計画本部)もそれを許容していたのか。
これは単純に「子供たちの未来を考えて」という理由だけではなく、雪がこれをしなければならない事情が別にあったのではないかと考えられます。
そこですこし考えたのですが、この子供たちとの交流は雪にとっては精神治療の意味合いがあったのではないでしょうか?
雪が半年前に謎の事故によりそれまでの記憶を失ってしまっているということは後の章で判明しますが、むらかわ版では赤道祭のエピソードで、「記憶がないから情緒不安定なところがある」と古代に話をしています。
アニメ版の彼女もまた語られていませんが記憶喪失により情緒不安定になっているところがあったため、子供たちの交流を通じて情緒の安定を図っていたということも十分に考えられます。
実際、雪には両親を始め縁故のある人間がほぼおらず(考えてみればこれもおかしいのですが)、完全に孤独でした。
そうした彼女にとって無邪気な子供たちのとの交流は数少ない気が休まる時間だったのかもしれませんね。
コメント
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初見は違和感ありましたが、2199良いですよね。
このシーン、雪はボランティア精神の豊富な女性と考えていました。女性キャラが増えていますから、彼女がヒロインであることを示すための女子力の高さの演出(玲との対比がよくあります)。精神治療とすると、記憶喪失やクローン設定などもありますし、子供を通しての疑似体験や記憶の定着化なども含まれていたのかもしれませんね。
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薫は士郎の嫁(希望) 様
> 初見は違和感ありましたが、2199良いですよね。
実は私がヤマトにどっぷりはまったのは2199が原因です。
それまではむしろガンダム派でした(笑)
> このシーン、雪はボランティア精神の豊富な女性と考えていました。女性キャラが増えていますから、彼女がヒロインであることを示すための女子力の高さの演出(玲との対比がよくあります)。精神治療とすると、記憶喪失やクローン設定などもありますし、子供を通しての疑似体験や記憶の定着化なども含まれていたのかもしれませんね。
当初はクローン設定は本当に採用が考えられていたようなので、「子供を通しての疑似体験や記憶の定着化」という要素は本当にあったかもしれません。
結局2199では雪の正体は有耶無耶になってしまったので、各所に張られていた伏線らしいシーンも説明されないままになってしまいましたが・・・
はたして2202では雪の正体について明確な答えが描かれるのでしょうか?