皆様こんばんは。
昨日は予告なく更新をストップして申し訳ございません(汗)
リアルのほうでちょっと色々ありましたもので(苦笑)
さて、新星篇公開開始より3日目。
そろそろほとんどの方が一回目の乗船を済ませていると思われますので、今回からネタばれありの感想を4回に分けてアップしてゆきたいと思います。
まだ乗船しておらずネタばれが嫌だと言う方は申し訳ございませんがここで回れ右をお願いします(笑)
23話「愛の戦士たち」感想
【公式あらすじ】
ズォーダーの傀儡たるミルが、キーマンに突きつけた「悪魔の選択」。
しかし古代はその選択を拒絶し、逆にガトランティスへの投降を申し出る。
戦いを終わらせる為に、引き金を引かない。それが古代の選択だった。
その答えに激高して、銃を放つミル。刹那、銃弾は雪の身体を貫いて──。
記憶を失ってもなお身を挺して古代をかばった雪の姿に心揺さぶられるミル(と大帝)。
公開前から2にけるデスラーの「愛し合う二人の姿に改心する」という流れがミルに割り振られるのではないかと言われていましたが、まさしくドンぴしゃりでした。
しかしミル君、薄々ながら大帝の発言は何かおかしいと思っていたんですね。
ですがこれは考えてみれば当たり前です。
私は大帝は半ば不死で人間を激しく呪った初代がずっと生き続けているのかと思っていましたが、しっかり代替わりしており、新しい大帝が誕生するたびに初代の記憶をインプットされ、強制的に人類を呪うようになっていた模様。
これは言ってしまえば過去の亡霊に取り付かれて動かされているようなものです。
実際、第7章でプロトタイプではないかと言う私の予想を外し、ガイレーンが先代の大帝であったことが判明しましたが、どうも初代以外は本来そこまで人類に対して強い憎しみを持っていなかったようです(自分の経験ではないから当然ですね)。
大帝であったときには初代の記憶と感情に突き動かされて激しく人類を呪っていたものの、記憶の継承が終わり本来の自分を取り戻したときは、「あれ、何で俺はあんなに人類を恨んでいたんだ?」という感じだったのでしょうね、きっと・・・(苦笑)
第20話のサブタイトルは「ガトランティス、呪われし子ら」」というものでしたが、彼らは本当に初代の呪いにとらわれ続けていた訳です。
そんなガトランティスのあり方に疑問を持ち、滅び以外の未来があるのではないかと希望を持ったミルは古代に自らの銃を差し出し和平の道が開けた・・・
と言う展開には当然ならず、タラン君がやらかしてくれました。
独断で派遣した総統救援艦隊の兵士がミルを射殺。
この愚行は救援対象であった総統本人にすら「なんという愚かな事を」と呟かせるほどでした。
ちなみに、ミルの死によりガトランティスとの共存の道は完全に消滅してしまいましたが、やはり大帝も古代と雪が示した愛には思うところがあったようです。
このあと白色彗星は最終防衛艦隊を一蹴し(やられるシーンすらなかったのが気の毒)、地球に迫りますが、なんと大帝に全面的に従うという条件付で地球人の命は救うと約束します。
一応、時間断層に価値を認めたと言っていましたがそれは口実に過ぎないと思われます。
時間断層だけに価値があると本当に考えていたのならば、技術者のみを残してほかの地球人は皆殺しにしても問題はありません。
にもかかわらず、逆らわない限りは生存を約束したということは、それは地球人そのものにもそれなりの価値を認めていたことにほかなりません。
むしろ無限に近い時間を持つガトランティスにとって時間断層はそれほどの価値はありません(あれば便利という程度)。
大帝の本音としては古代と雪のような愛をはぐくむことができる地球人を殺したくなかったというのが正しいのではないでしょうか。
さて、ガトランティスとの戦いは避けられないことになりましたが、デスラー総統との間には休戦協定が結ばれたようで、総統は古代に向けた白色彗星攻略の助言をキーマンに託して艦隊を引き連れ去り、ヤマトもまた白色彗星との最終決戦に向います。
失うもののみ多かった今回の戦いですが、透子がミルの遺志を継ぎヤマトに全面協力を約束したことと、総統が古代を「ヤマトの坊や」といわなくなった事がせめてもの慰めです。
23話突っ込みポイント
実は第7章においてこの23話が最もシナリオが良いと思います。
古代やミル、デスラーの感情の変化が上手く描けており2202では珍しく人間劇として成功していました。
とはいえ、そんな23話においても以下のような突っ込みポイントがあります
・デスラー救援艦隊が来たとき、外のヤマトは何をしていたの?
・なんで救援艦隊の兵士は問答無用にミルを撃ったの?
・総統とキーマンの別れのシーン、二人とも宇宙服を着ろや!
・宇宙空間に風が吹いているよ(笑)
・雪は一体どこを撃たれたの?傷がないのにまた死にかけているんですけど・・・(汗)
まあ最初の「デスラー救援艦隊が来たとき、外のヤマトは何をしていたの?」というのは、救援艦隊とヤマトの間に、何もいわず総統を救出させる代わりに、ヤマト及びヤマトクルーには一切攻撃しないという停戦が成立していたのかもしれません。
この場合恐らく古代にも連絡があったと思われますが、突入作戦での戦闘で通信機が組み込まれたヘルメットを失っていたのが致命傷でしたね。
ほかの点に関してはフォロー不可能です(苦笑)
深く考えたら駄目なのでしょうね、きっと・・・
次回、最終決戦の前編である第24話の感想にいってみたいと思います。
コメント
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23話がベストには同感ですね。冒頭9分の映像はあそこでぶった切っておいて正解。
以降のシーンには結構入り込んで見られましたから。
救援艦隊の兵士が問答無用にミルを撃ったシーンには、あれ?少なくともアベルトはそこまでミル(ガトラン)と敵対していたわけでもなく、逆に共同戦線でしたよね?古代を撃つならともかく。
総統とキーマンの別れのシーンで宇宙服を着ていないこと、ノーヘルでOK、マントがたなびいているのは、ガミラス人は昔から剝き身でも宇宙空間に居られることを新たなる旅立ちでも実証済みですね、たしか。意外と不思議に思わなかったです。
雪は、弾の直撃はなかったけれど当たった衝撃と相当激しく床に倒れ込んだときに脳震盪でも起こしたのかなと思っています。
そういえば、私としては、雪の顔は、7章が最高です。さすがメインヒロイン。最初は野郎どもの顔の陰影が濃かったので心配でしたが。
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デスラー総統を殺してガミラスと地球を生かすか否か、という"悪魔の選択"を、古代の誠意と森雪の愛により、和平に至る相互理解への道という"人間の選択"へと導く寸前に、ミルの銃殺によりどちらかが滅亡するまで戦い続ける"修羅の選択"を強制されてしまいました
この最悪の選択が、古代艦長を最後の選択に誘うことになったと、ぺんぺん草は思います
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・なんで救援艦隊の兵士は問答無用にミルを撃ったの?
→敵艦内部の会話ですら聞こえてしまうのがヤマトワールドですから、
ガミラス艦同士なら間違いなくミルに総統が打たれたことも、
悪魔の選択も、タランに状況筒抜けだったのでしょう。
・総統とキーマンの別れのシーン、二人とも宇宙服を着ろや!
→慣性制御の延長で、艦の回りに空気を留めておく技術が確立しているのでしょう
・宇宙空間に風が吹いているよ(笑)
→ただ、完璧でないため、時折空気漏れが発生して、風が・・・
・雪は一体どこを撃たれたの?傷がないのにまた死にかけているんですけど・・・(汗)
→やっぱり脳震盪でしょうね。
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kazu様、コメントをありがとうございます
> 救援艦隊の兵士が問答無用にミルを撃ったシーンには、あれ?少なくともアベルトはそこまでミル(ガトラン)と敵対していたわけでもなく、逆に共同戦線でしたよね?古代を撃つならともかく。
私もそこが気になりました
もちろんもともとガミラス兵はミルに良い感情は抱いてはいなかったでしょうが、あのシーンでは別にミルを撃つ必然性はどこにもないんですよね
> 総統とキーマンの別れのシーンで宇宙服を着ていないこと、ノーヘルでOK、マントがたなびいているのは、ガミラス人は昔から剝き身でも宇宙空間に居られることを新たなる旅立ちでも実証済みですね、たしか。意外と不思議に思わなかったです。
オリジナル版ではそうなんですが、2199では総統は宇宙に出るときはしっかり宇宙服を着ていましたので気になりました(苦笑)
> 雪は、弾の直撃はなかったけれど当たった衝撃と相当激しく床に倒れ込んだときに脳震盪でも起こしたのかなと思っています。
> そういえば、私としては、雪の顔は、7章が最高です。さすがメインヒロイン。最初は野郎どもの顔の陰影が濃かったので心配でしたが。
やはり脳震盪と言うのが妥当ですよね
しかしその割には佐渡先生の表情が少し深刻だったように見えたのが気になりました
最終決戦においては寝ていただけの雪ですが、25話の特攻から26話は完全にメインヒロインでしたね。
欲を言えば25話の序盤で記憶を回復させて任務に復帰してほしかったですが・・・
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ぺんぺん草様、コメントをありがとうございます
> デスラー総統を殺してガミラスと地球を生かすか否か、という"悪魔の選択"を、古代の誠意と森雪の愛により、和平に至る相互理解への道という"人間の選択"へと導く寸前に、ミルの銃殺によりどちらかが滅亡するまで戦い続ける"修羅の選択"を強制されてしまいました
> この最悪の選択が、古代艦長を最後の選択に誘うことになったと、ぺんぺん草は思います
同感です
ただ古代君としてはゴレム発動まではまだ希望を抱いていたのではないでしょうか。
ゴレムの発動と方舟が真の力を解放したことにより本当に選択肢がなくなってしまったのだと思います。
だからこそキーマンの特攻に対しても半ばやけで自分が変わるとかいったのではないかと思っています。
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鮫乗り様鋭いご指摘ありがとうございます
まあご指摘されたように解釈するのが一番納得できますね。
ただミル君の件に関してはタランはあとで総統から相当叱責されたのではいかと思います。
下手をしたら「手を出すなと言っただろうが~」と3のガイデル将軍がされたような凄まじい叱責だったかも。
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この中では恐らく、一番第7章に批判的と思われる私でも23話を見たときは「ひょっとしたらこのまま盛り返してくれるのでは」と思いました。
・デスラー救援艦隊が来たとき、外のヤマトは何をしていたの?
・なんで救援艦隊の兵士は問答無用にミルを撃ったの?
そうしないと話が終わってしまう(笑)からなんでしょうが、艦隊でヤマトを引き付けその隙に内火艇で陸戦隊を上陸させたというのはどうでしょうか。ミルをなぜ撃ったかは逆さとは言え、あの場で銃をもっているのはミルだけだったからでは。
・総統とキーマンの別れのシーン、二人とも宇宙服を着ろや!
・宇宙空間に風が吹いているよ(笑)
これは「新たなる旅立ち」のオマージュだから(笑)。ただ、こうなると続編(あるとして)で古代とデスラーに友情が芽生えるという展開は難しいかな。
・雪は一体どこを撃たれたの?傷がないのにまた死にかけているんですけど・・・(汗)
その後、包帯もしていないのでヘルメットで直撃は免れたのでしょう。でも土方さんや佐渡先生の様子では重傷のような感じがしましたが?雪の症状について誰でもいいから一言説明してくれたらよかったんですが。
7章全体に言える事ですが、「何が」「どうなったか」ということをはっきり描いていないことが多かったです。23話は比較的少なかったですが、それがもやもやした感じが残った原因なんです。
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やはりミルにデスラーの役割が割り振られていたんですね。今回のミルはオリジナル版より好感が持てたので死んでしまうのはちょっと残念な気がしました。
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そう言えば、出ては来たけど、どこがどう偽装された武器なのかわからなかった
(; ̄ー ̄A
> 副:その上、あの発射台が実は偽装した武器だなんて誰にもいっちゃダメだよ
> https://twitter.com/makomako713/status/836894016612495366?p=v
> 副:あの発進ドックは偽装なのです
> https://twitter.com/makomako713/status/999625073181917184?p=v
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yoshirinn様、コメントをありがとうございます
> 7章全体に言える事ですが、「何が」「どうなったか」ということをはっきり描いていないことが多かったです。23話は比較的少なかったですが、それがもやもやした感じが残った原因なんです。
第7章の欠点はまさしくこれなんですよね。
もう少し一つ一つの描写を丁寧に描いてくれれば全然違った評価になったと思うだけに本当に残念です。
なお今回、デスラー総統は古代のことを対等の人物として認めていたようなので、友人とはいわなくとも一目置く人物としてそれなりに友好的な関係になるのではないかと思っています。
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通りすがり様、コメントをありがとうございます
> やはりミルにデスラーの役割が割り振られていたんですね。今回のミルはオリジナル版より好感が持てたので死んでしまうのはちょっと残念な気がしました。
冷静に見えて表情豊かな面白キャラでしたからね。
本当に退場は残念です。
今回は全滅ルートではなく、一部のガトランは生き残り、新しい大帝となったミルに導かれてどこかに去るという展開でも良かったのではないかと思っています。
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鮫乗り様、情報をありがとうございます
> そう言えば、出ては来たけど、どこがどう偽装された武器なのかわからなかった
> (; ̄ー ̄A
>
> > 副:その上、あの発射台が実は偽装した武器だなんて誰にもいっちゃダメだよ
> > https://twitter.com/makomako713/status/836894016612495366?p=v
>
> > 副:あの発進ドックは偽装なのです
> > https://twitter.com/makomako713/status/999625073181917184?p=v
副監督、こんな発言をしていたんですか?
確かに武器には見えませんが、昔のドイツ軍が開発していたムカデ砲のようにコスモパフォーマンスが悪すぎます。
普通に考えてこんな計画は却下されると思いますけどね・・・
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>>なんで救援艦隊の兵士は問答無用にミルを撃ったの?
我々は俯瞰視点で物語を見ているから冷静でいられる。
>>総統とキーマンの別れのシーン、二人とも宇宙服を着ろや!
劇場で同じ事を考えましたが宇宙服着ているのと着ていないの
どちらが納得するのか?と問われるとね…。
>>宇宙空間に風が吹いているよ(笑)
上と同じく演出として受け止めました。
>>雪は一体どこを撃たれたの?傷がないのにまた死にかけているんですけど…(汗)
脳震盪。てっきりこれで記憶が繋がるのかな?と思いかけたんですけどね。
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Spiegel様、丁寧な考察ありがとうございます。
> >>なんで救援艦隊の兵士は問答無用にミルを撃ったの?
> 我々は俯瞰視点で物語を見ているから冷静でいられる。
あの時点で敵はヤマトでミルは一応客分という扱いなのですから、救援艦隊の兵士が何も知らなかった場合むしろ撃たれるのは古代君のほうだと思うのですが・・・
> >>総統とキーマンの別れのシーン、二人とも宇宙服を着ろや!
>
> 劇場で同じ事を考えましたが宇宙服着ているのと着ていないの
> どちらが納得するのか?と問われるとね…。
>
>
> >>宇宙空間に風が吹いているよ(笑)
>
> 上と同じく演出として受け止めました。
演出というのは分かりますが、2199では宇宙に出るとき総統が宇宙服をしっかり着ていますからね。
どうしても突っ込みポイントになってしまうわけです(笑)
> >>雪は一体どこを撃たれたの?傷がないのにまた死にかけているんですけど…(汗)
>
> 脳震盪。てっきりこれで記憶が繋がるのかな?と思いかけたんですけどね。
脳震盪は確定みたいですね。
しかし私もあれで記憶が戻ると思っていました。
ミルではありませんが「このイベントを使わずしてなんとする!?」です。