庵野監督版ヤマト制作決定!!

皆さま今晩は!
本日2024年10月6日はオリジナルシリーズ第1作「宇宙戦艦ヤマト」TV放送開始からちょうど50年目!
というわけで、50周年を記念して行われた特別イベント「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」のライビュビュー in Tジョイ博多に参加してまいりました。

このイベント自体、50年前と同じ19時30分に「宇宙戦艦ヤマト」第1話を見るという貴重な経験に加え、幻と言われた8ミリ編集版やノンテロップOP・EDを見る事が出来たなどヤマトファンにとって上映会そのものも夢のような時間でありましたが、それ以上に興奮したのは上映会後のトークショーで行われた庵野監督による「庵野監督版ヤマト」の制作決定のアナウンス。


この度、株式会社カラーはボイジャーホールディングス株式会社様、代表取締役西崎彰司さんより『宇宙戦艦ヤマト』をベースとした新作アニメ映像を製作する権利を付与されました。
同時に、株式会社東北新社様から著作権の利用の許諾も得ました。
平たく言うと、僕が新作を作ることができるようになった。

以前から庵野監督による「シン・ヤマト(仮称)」の制作があるのではないかとヤマトファンの間で噂されていましたが、それが現実になった瞬間を目の当たりにすると感無量です!
しかもスタッフとして2199の総監督を務められた出渕裕氏も参加されると聞くともう期待しかありません。
どのような内容でいつ頃完成するかについてはアナウンスされませんでしたが、庵野監督の口ぶりから察するにある程度のプロットやスケジュール自体は出来上がっている可能性はありまそうですね。
もっともスケジュールを破ることで有名な庵野監督ですから、仮に完成時期について現時点で予定が出来ていたとしても、守られるかは疑わしいですが・・・(苦笑)
いずれにしても今後の続報に期待です。

ちなみに内容や公開時期についてネット上で既に行われている予想を参考にしつつ個人的に考えてみました。

庵野監督版ヤマトの内容について

今秋、「『宇宙戦艦ヤマト』をベースとした新作アニメ映像」という表現を使った庵野監督ですが、監督自身のオリジナルシリーズ第1作に対する思い入れの強さに加え、以前から「作画だけきれいにしたリメイクを作りたい(意訳)」という発言をしていた事から、庵野監督が手掛ける今回の新作アニメがオリジナルシリーズ第1作の忠実なリメイクになることはほぼ間違いないでしょう。
とはいえ、監督自身が言っていた「作画だけきれいにした忠実なリメイク」だと、オリジナルシリーズ放送当時から言われ続けていたツッコミ部分も残ってしまうので、現在見てあまりにもおかしな設定や描写は変更されていくのではないかと思われます。
個人的には90年代に発売されたPSソフトの「宇宙戦艦ヤマト」をアニメにする感じになるのではないかと思います。
実際、PSシリーズは(ゲーム性はともかく)シナリオ的には「最高のリメイク」とファンの間では高く評価されています。
TVシリーズにあった矛盾点もほぼ解消されているので、今回のリメイクはPSのシナリオをベースにしてアニメ作品として再構成していくのではないかと思います。

庵野監督版ヤマトの公開時期について

今回のイベントでは上にも書いた通り残念ながら公開時期については明かされませんでしたし、出渕監督も「庵野監督は制作時間が長すぎる」とツッコんでおりました。
ただ個人的に少なくとも2~3年後には完成するのではないかと睨んでいます。
その根拠は2つです。

まず一つは今回の庵野版ヤマトは全くの0からつくられる作品ではないということです。
庵野監督としては今回のリメイクをオリジナルシリーズに極力忠実に制作してくと思われますので、必然的に脚本や絵コンテの制作は0から制作するオリジナル作品と比べて大幅に短い時間で完成すると思われます。

もう一つは、今作は権利者である西崎彰司氏と株式会社東北新社から権利を借りて製作するということです。
出渕氏によれば、この権利を借りる期間は契約書にしっかり明記されているとのことなので、製作期間がそこまで長期化するのは契約上ありえないと思われます。

これを踏まえたうえで公開日はいつ頃になると思われるか?

やはりヤマトファンで知られる小説家の吉田親司先生はTwitter(現X)上で、「劇場版宇宙戦艦ヤマトの50周年である2027年になるのではないか?」</strong>と予想されていましたが私もこの意見に賛成です。

2027年だとちょうど3年後ですし、「劇場版宇宙戦艦ヤマト」50周年記念作品として宣伝に結び付けやすいです。
また現在、リメイクシリーズとして3199の完結は2026年~2027年上旬ごろになると思われますので、ヤマト作品同士でバッテイングせず、公式としてもリソースを一つの作品に絞れます。
以上のことから、庵野版ヤマトの公開は2027年の夏ごろになるのではないかと思われます。

今回のイベントで以前から告知されていた「宇宙戦艦ヤマト展」が来年から具体的に動き出すそうです。
今回の予想はあくまで私の勝手な予想にすぎませんが、このヤマト展に合わせてある程度の情報公開が行われることになるのではないかと睨んでいます。
実際、過去に開催された「ウルトラマン展」や「仮面ライダー展」はのちに公開された「シン・ウルトラマン」や「シン・仮面ライダー」の宣伝を兼ねていましたので、来年から始まるとされる「ヤマト展」にも似たような役割が与えられるのではないかと思われます。
公開時期が反笑みするかまでは分かりませんが、少なくとも作品の傾向はこの展示を通して見えてきそうです。
いずれにせよ、50周年の本番は来年になってからになりそうですね。

コメント

  1. 大地 より:

    こんにちは。
    既にご存知だと思いますが、庵野企画ヤマトもう既に動き出しましたね。
    『鉄は熱いうちに打て!』ですかね。
    やはり、第一作目を中心には間違いないようですね。
    これからも目が離せません(笑)

    話は変わりますが、私も2次創作ですが実写版ヤマトの続編を書いております(苦笑い)

  2. 土門くんしなないで より:

    8ミリ編集版、短いながら感動で泣けました。ガミラス星での出来事が、次の映画のラストの伏線となったのが分かり易い。某機動戦士への想いについては少しハラハラしました。

  3. GEN-6 より:

    こんにちは。
    8ミリ版は3巻のみ未見でしたがまさかスターシャどころかデスラーまで生存版だったとは…1977劇場版とは完全に別物なんですね。
    個人的に一番嬉しいのが聖コミカライズ版の単行本化です。これがもう少し早期に出版できてたらよかったのですが…
    庵野版ヤマトについては1977年版や実写版のように一本で完結する劇場版とはならないでしょう。作るのは「作品群」とありますから。
    しかも出渕氏のみならず氷川氏まで参加するということでイスカンダル編まるごとをストレートに再リメイクするとは限らないように思います。
    私は、庵野版ヤマトは、旧作1974年版において打ち切りのため当初の39話構成案から削除された部分を、新作で復活させるような気がします。宇宙戦艦ヤマト20.5話とか22.5話等として、小マゼラン雲ゲルニューム基地、女工作員潜入、総統暗殺計画、絶対防衛線の対波動砲システム等々のエピソード群で1974年版ヤマトを補完させるものと予想します。そこでの庵野版ヤマトのOPは旧作完コピにプラスして、今回発掘された「謎惑星の海面を割って浮上するヤマト」のカットを加えてくるでしょう。
    庵野版ヤマトは「2199から続くリメイクシリーズとは別物になる」といわれてますが「旧作シリーズと別物」とはいわれてないのが浅い根拠です。
    まぁビジュアル面、音声面等旧作との統合は極めて困難となるでしょう。またハナから統合など考えてないかもしれません。「各話の作監毎にキャラ描写のバラつきが極端なのが旧作の味」とも発言してましたし。

    これは庵野版ヤマトにたいする私の個人的な予想というより妄想です。ハズレたら笑ってやってくださいませ。

  4. グレイス より:

    わたくしグレイスと言います。
    わたくしとしてはTVシリーズの『2』をリメイクして欲しいと願っています。何故なら、あの『さらば』のリメイクである『2』が非常につまらなく駄作に思えるからです。無理やり26話にした結果、水割りを更に薄めたような内容にはガッカリさせられました。
    『2』が大好きな方には申し訳ないですが。

  5. 大地 より:

    第37回東京国際映画祭にて11月3日に上映される「宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター」の舞台挨拶に、麻上洋子さんの御登壇が決定したそうです(((o(*゚▽゚*)o)))

  6. 匿名 より:

    庵野ヤマトに関する予想なんですが「打ち切りにならなかったTV版」を作る気なんじゃないかと
    簡単に言えばハーロック登場版

    8mm版が発掘されたのもオリジナルの資料を探しての副産物なのでは
    下手すりゃ、主人公も小竹忍だったりしてw