【第1章本予告分析その①】生きていたあの二人組!

皆様こんにちは!
本日より7月公開予定の「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」のムビチケカード第2弾が発売開始。
それと同時に、メインビジュアルと60秒の本予告が公開されました。
特に後者はデザリアムによる地球占領の様子が詳しく描かれており、1分程度の短さでありながら非常にテンションが上がる内容になっていましたね。

■『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』本予告 <2024年7月19日(金)上映開始>(Youtubeへのリンク)

折角ですので今回から何回かに分けてこの特報第二弾で気になったポイントをあげながら、「REBEL3199」の展開を予想してみたいと思います。
まず今回は予告冒頭で登場したあのボラーの2人組についてです。

再登場のボローズ&レバルス

2205前章の冒頭でガルマン星の総督として登場したボローズとその側近であるレバルスの2人組。
2205では速攻で物語から退場する事になったものの特に死亡したシーンも無かったので生存説がささやかれていましたが、今回のPVで目出度く(?)2人の生存が確認されました。

2205前章冒頭でのデスラー総統の演説シーンで、ガルマン星から離脱しているボラー空母の姿が描かれていましたが、やはりデスラー総統からボラー連邦への宣戦布告を伝える使者として命は取られずにこの艦で強制退去させられたということなのでしょうね。

ちなみに今回の更新でこの2人のキャラクター紹介も公開されましたが、

■ヴィルキ・ボローズ
もとガルマン星総督
現・辺境巡視艦隊584 政治将校
総督として支配していたガルマン星をアベルト・デスラー率いるガミラスに奪い去られて早や2年。ボローズはいま、辺境の星間国家“地球”に領海侵犯を繰り返す、極めて小規模な艦隊の監督、指導を行う政治将校に身を落としていた。自分を挫折させたガミラスへの恨みとその友好国地球への苛立ちを持て余す中、ボローズは想像だにしていなかった“未知の敵”に遭遇する。

■チェフ・レバルス
もとガルマン星総督付き秘書官
現・辺境巡視艦隊584 政治将校付き秘書官
かつてボローズ総督子飼いの秘書官として権力をほしいままにしていた男。
現在は失脚同然のボローズに手を焼きながら、中央に返り咲く日を夢見ている。

2205で退場した後、非常に気の毒な状況になっていることが判明。
私自身もこの2人は3199で何らかの形で再登場するのではないかとは思っていましたが、まさか物語開始早々にこんな感じで再登場を果たすとは流石に予想外でした(苦笑)

ただまあ、集結させていた艦隊を一方的に撃破された、しかも重視していなかった辺境の開拓惑星とはいえ、ボラーの支配領域を奪われるというのは、大国であるボラーの面子を激しく傷つけるものであったことは想像に難くなく、生還した総督のボローズが責任を取らされるのは当然ともいえます。

むしろこれだけの失態を犯したにもかかわらず、責任者の2人が処刑されることなく、降格処分&辺境の小艦隊への配属で済んだのは、逆に言えば、ボラーにとってガルマン星&駐留艦隊の喪失はその程度の処分で済む程度の損害であったと言えるかもしれません。
2205では一方的に敗北したボラーですが、やはりその実力はリメイク世界においても相当高そうですね。

ボローズは3199のキーキャラ?

さて、意外な形で再登場する事になったボローズ達ですが、今回も、登場早々に地球に向かうデザリアムのグランドリバースに遭遇する事になるなど、またしても悲惨な目にあうことが確定。
もしかしたらボローズはリメイクシリーズにおいて最も運のない男と言えるかもしれませんね(苦笑)

ただ、個人的にはこのボローズは3199で意外に重要な役割を果たすことになるのではないかと思っています。
その理由としては、彼がデザリアムに関する情報を持っているということです。

今回のPVにおいてもグランドリバースに遭遇したボローズが、「あの光、銀河の中心にあって宇宙を凍てつかせる魔女の吐息・・・ウラリアの光」というセリフを呟いています。
恐らくボラー連邦はデザリアムについて具体的な情報は有していないまでもその存在そのものは認識しており、元総督であったボローズも当然その情報を持っているものと思われます。
これはあくまで予想ですが、ヤマトはのちにこのボローズの小艦隊に接触を持ち、ボローズから得た情報から「デザリアムの正体に迫るカギは銀河中心部にある」ということを知るのではないでしょうか?

オリジナル版「ヤマトよ永遠に」では、(時間の都合というメタ的な事情もあって)いきなりヤマトは銀河中心部に向かう流れとなりますが、流石に今作においても何の情報もない状況で銀河中心部に向かう流れになるのは説得力を欠きます。
その整合性をつけることになるのがボローズの情報であり、その情報を得たことによってヤマトは、デザリアムの謎を求めて銀河中心部への探査航海に向かうことになるのではないかと思われます。

ちなみにボローズがヤマトに情報をもたらす理由としては、彼の艦隊をヤマトが助けることになるのではないかと思われます。
例えば、今回のグランドリバースとの接触で彼の乗る旗艦が酷い損傷を受けてしまい宇宙を漂っているところをヤマトによって救助されるという展開などは十分にありそうです。
地球に対して含むところはあるとはいえ、助けられた以上、ボローズもその感謝から知っている情報をヤマトに教えるのではないでしょうか。

なお、ここでボローズ達を助けたことによって、地球(というよりヤマト)はガルマン・ガミラスから裏切ったと判断を下されてしまう流れになると思われます。
勿論、デスラー総統ならばそれが普通の救援活動であると認識して問題視しないと思われますが、デスラー総統とヤマトの関係を知らない上、総統への忠誠心が過剰なキーリングあたりが独断でヤマト撃破を計画してもおかしくありません。

3199がヤマトⅢもベースにする以上、ヤマトとガルマン・ガミラスとの戦いが描かれることはまず間違いありませんが、その理由を考えるならば、忠誠心過剰な部下の暴走とするのが一番妥当ではないでしょうか。

逆襲のボローズ

また、ガルマン・ガミラスとボラーとの戦いをどう決着つけるかについても、ボローズの存在がカギになりそうです。
あくまで3199はデザリアムとの戦いがメインであり、ボラーとの戦いにそこまで尺を取る事ができません。
また、勢力的に考えても2205で大ダメージを受けたガルマン・ガミラスが大国であるボラーを倒しきる事も不可能であり、ガルマン・ガミラス有利で和平という流れが一番しっくりきます。
そこで親地球&ガルマン・ガミラス派の代表として和平を締結する事になるのがボローズの最終的な役割なのではないでしょうか?

ボローズとしても現在の中央政権が存続する限り自分が返り咲くことは不可能であることは悟っているでしょう。
そこで、自分が中央に返り咲く方法として、ガルマン・ガミラスや地球と手を組んで現政権に反旗を翻す方法を選ぶのは何らおかしい事ではありません。

デスラー総統としても目的はあくまでガルマン星の独立である以上、ボラーに親ガルマン政権が樹立して共存できる道が出てくるならその手を取らない理由はありません。
こうして考えると中央に返り咲きたいボローズと独立したデスラー総統の利害は実は一致しており、その両者を結びつけるのがヤマト(というより古代)になるのではないでしょうか。

もしこの予想が当るとしたら、「ヤマトⅢ」では一方的にベムラーゼに切り捨てられたボローズとレバルスが、リメイク版では切り捨てたベムラーゼに反逆することになり、まさに3199の「rebel」というテーマに相応しい流れと言えるかもしれませんね

コメント

  1. 航宙特務隊 より:

    こんにちは!航宙です!
    まさにヤマトが結ぶ縁… この二人が出るだけでオリジナルの様々な要素がつながるとすればまさに「かすがい」ですね!
    ところでこの二人オリジナルシリーズにも出てたんでしょうか? オリジナルシリーズ見たことないですしリメイクでの追加キャラだと思ってたんですが…

    • yamasiro2202 より:

      航宙特務隊様、コメントをありがとうございます。
      また返信が遅くなってしまい失礼いたしました。
      オリジナル版では収容惑星であるバース星の総督と警備隊長として登場しました。
      以前、ヤマトがラム艦長を助けたこともあって、偶然この星に訪れたヤマトを好意的に歓迎してくれたのですが、運悪く収容されていたシャルバート信者たちが暴動を起こしたことが原因で2人とも命を落とすことになってしまいました。
      ボラー勢力ではラム艦長と並んで話の分かるキャラだっただけになんtのも気の毒な話です。

  2. ヴェネター級ヒューベリオン より:

    ボローズとレバルスにクーデター起こさせて地球とガミラスはボラーと和平を締結する、中々な興味深いです

    そこ自分は考えてしまうのですが、ボローズ政権下のボラーとの和平はいつまで続くかです。

    更新されたキャラ紹介にも書かれている通り、ボローズは自らの行いが原因とは言え自分を挫折させたガミラ
    スとその盟友地球を恨んでいます、地球とガミラスのおかげでボラーの支配者になれたら復讐するのに必要な手札、この場合はボラー連邦の支配権とその軍事力、を得たと考えてしまうかもしれません。

    恐らくデザリアム戦と並行してボローズによるボラー乗っ取りも行われるでしょうが、和平が成立して国力を回復させた数年後、ボローズ政権下のボラーが和平条約を破棄して地球とガミラスに戦争吹っ掛けるかもしれません。

    そこからヤマトⅢリメイクに繋がるのではないかと自分は思います。

    • yamasiro2202 より:

      ヴェネター級ヒューベリオン様、コメントをありがとうございます。
      ずっと続く平和というのはなかなかな無いですから、一種の冷戦状況として対立構造は続いていくかもしれませんね。
      その場合は波動砲艦隊を持った地球が一種のバランサーになり、小競り合い程度はあっても本格的な武力衝突にはいたらないという未来もあるかもしれません。

  3. ABARTH より:

    旧作Ⅲではボラーの存在を知らずに旅立って接触したのですが、今回は既に中立の立場を取りつつも既に敵星間国家として認識しているので、ヤマトと絡むのはラム艦長なのではと思います。このボラーの2人はデザリアムの噛ませ犬として撃沈されるのではと思います。

    • yamasiro2202 より:

      ABARTH様、コメントをありがとうございます
      ラム艦長がヤマトと絡むのはまず間違いないと思いますが、ボローズも元「総督」という肩書は結構重要な伏線になっているのではないかと思います。
      実際、一艦隊の指揮権しか持たないラム艦長が反乱の旗印となったところで同格の艦隊司令達が協力する可能性は低いですが、元総督のボローズならば同調する艦隊司令達も出てきそうですし。

  4. 銀河の風 より:

    「銀河の中心」と言えば、『復活篇』で
    移動性ブラックホールの発生地点であり
    異次元人も其処から来ているらしい描写
    がありましたね。地球消滅編では銀河の
    中心へブラックホールに吸い込まれた
    地球は移送されていました。
    『3199』では『復活篇』までのリメイク
    再構築を見据えて「銀河の中心」を物語
    の重要なポイントにしていくのではない
    のか…と思えて来ました。
    福井氏たちスタッフはどんな仕掛けを
    繰り出して来るのか?楽しみですね。

    • yamasiro2202 より:

      銀河の風様、コメントをありがとうございます。
      「復活篇」は一応続編製作の予定があるのであまりネタが被らないようにするとは思いますが、何らかの形で3199でもブラックホールは絡んできそうですね。
      果たして福井さんたちはどのような仕込みをしてくるのか、予想がd系ない分、本当に楽しみです。