皆様こんばんは。
今回は昨日アップした「何故二度手間にしたのか」という記事を書いている最中に「サーシャ・イスカンダル」について少し気になることがありましたので、今回はそれについて考察してみたいと思います。
その疑問というのは、何故スターシャは雪をサーシャと間違えたのか、ということです。
もちろん、これはオリジナルにあったイベントゆえのお約束と言ってしまえばそれまでなのですが、オリジナルの設定にそれなりの納得のいく理由付けを作り出していた2199だけにこのスターシャの勘違いもそれなりの理由があったのでないかと思い考えてみました。
そっくりではなかった雪とサーシャ
本編ではすでに死亡していたサーシャですが、劇場先行販売BDの書き下ろしイラストで生前の彼女が描かれており、それを見る限り彼女の外観はスターシャとユリーシャの中間という感じであり、雪と間違えるほど似ているわけではありません。
事実、サーシャを実際に見た古代と島は雪と初めて出会ったとき「似ている」という感想は抱いていましたが、「そっくりだ」とは思ってはいませんでした。
のちにユリーシャがヤマトクルーの前に現れた時は「船務長と同じ顔」という表現が使われていましたので、サーシャの場合の「似ている」はあくまで「面影がある」レベルであったと思われます。
つまり外観上では雪とサーシャが間違われる要素はなかった訳です。
むしろ24話における謁見シーンではスターシャはユリーシャが2人いることに困惑を覚えるべきであり、雪をサーシャを間違えることは「あんた、妹の顔を覚えていないの?」といえるレベルの話だったわけです。
雰囲気が同じだった?
何故、スターシャが少なくとも外観上はそっくりではなかった雪をサーシャと間違えたのか。
考えられる理由の1つは、外観上は二人は「似ている」というレベルだったが、「雰囲気はそっくりだった」という可能性です。
人間はその人物が誰かを判断するときに外観だけではなく、その人物が持つ雰囲気も重要な判断材料の一つになっています。
例えば外観はそっくりな一卵双生児でも見分けることができる人がいますが、これは双子が持っている雰囲気の違いから判断しているケースがほとんどです。
また逆のケースとして、顔はそれほど似ていないのに他人と間違えられる人がいます。
この場合は本人が持っている雰囲気が間違えられた人物とそっくりだったということが多いです。
恐らくサーシャは雪と性格的にはよく似ており、雰囲気的にはそっくりだったのではないでしょうか。
その為、スターシャも雪を見て髪を切ったサーシャであると勘違いしてしまったのではいでしょうか?
なお、ユリーシャはいくつかの言動からサーシャと非常に仲が良かったことを伺わせます。
ユリーシャが雪に非常に懐いていたのは雪がサーシャと似た雰囲気を持っていたことも一因だったのかもしれませんね。
本当に顔をあまり知らなかった可能性
考えられるもう一つの可能性としては、スターシャが本当に妹たちの顔をあまり知らなかった可能性です。
これは普通の姉妹としてはありえませんが、スターシャと妹二人の関係が君主と臣下という枠にあるのであるならばあながちあり得ない話ではありません。
つまりイスカンダル王家は当主であるスターシャが絶対君主であり、妹であるサーシャとユリーシャは姉妹というよりも臣下という立場が強く、二人がスターシャに会うことは滅多になかったのではないでしょうか。
事実、スターシャやユリーシャの言動を見ていると互いに肉親の情があるようにはあまり感じられません。
例えばスターシャは古代からサーシャの死を聞かされた時、それなりのショックは受けていましたが、すぐに話を切り替えており、その後彼女の死を引きずっているようには見受けられません。
はっきり言えばこの時のスターシャの態度は肉親を失ったというよりも、「惜しいやつを失ったな~」程度の反応に近いです。
一方、ユリーシャもサーシャについては「お姉さまが来たんだ」や「一緒に帰りたかった」と二人が仲が良かったことを連想させるセリフを言っているのに対し、スターシャに対してはほとんど言及せず、本人対しても常に一線をひいた話し方をしています。
一応「お姉さま」と呼んでいるものの、ユリーシャのスターシャに対する態度は君主に対する臣下のそれと言ってもいいでしょう。
このことから考えても、あくまで臣下である妹たちが、君主であるスターシャに滅多に会うことはなかったということは十分に考えられます。
結論を言えば、スターシャが雪をサーシャと間違えたのは、そもそもスターシャがサーシャに会った回数が少なかったため、彼女の顔自体あまり知らなかったこと、そして雪がサーシャと似た雰囲気を持つイスカンダル風の女性であったという要素がいくつも重なって起きたのではないでしょうか?
コメント
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山城2199さん。おはようございます。
ガミラスにいた雪を、ユリーシャと誤認
してたようですし、雪、サーシャ、
ユリーシャは、髪型とメイクで見間違える
程度のそっくりさん?
ガミラスにいたはずのユリーシャが、
ヤマトと共にやって来たことに疑問を
持っていない様子なので、ユリーシャ
から簡単な連絡は入っていたのでしょう。
だから、ユリーシャ → サーシャの順で
声をかけた。
サーシャが地球の服を着てるのも気に
してない様子。視線を動かしていない
から、たいして見てない?
確かに、普通の姉妹には見えませんね。
て言うか、ユリーシャ、サーシャが
ヤマトと行動を共にするのが、当初の
救済計画だったから、当然のように
声をかけた?
であれば、波動砲無しでイスカンダル
までたどり着けるという勝算があった
のでしょうか?
一番いやな妄想としては、サーシャも
ユリーシャもスターシャのクローン体で
使い捨ての駒にしか過ぎなかったから
だとしたら…
ガミラスの親衛隊でクローン技術が普通
に使われているようなので、
実質、滅亡しているイスカンダルで
王家存続の手段として、クローン体を
使っていても、おかしくはない?
でも、ゴレムが歌い始めると、造られし
命であるイスカンダルもまた消え去る
ことになって、都合が悪いですね
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私が思うに、スターシャは雪とはじめて対面した時、既にサーシャではないと感じていたように思います。(似てはいるけど……)
そこで、わざと「"サーシャ"も」と声を掛けたのだと。それは地球へ波動コアを届けたあと、本来なら別の目的を遂行するはずだったと、私は推測してました。
それは旧作に当てはめるなら、イスカンダルもまた、死期が近い事は既に解っていたので、サーシャには先行して、移住先に行かせるはずだった。そして、ユリーシャは地球人を引率した後、その地へ向かわせるはずだったのでは。と。
スターシャに関しては、2199では定かではありませんが、産まれてくる児をユリーシャに託し、スターシャ本人はイスカンダルに残ると決めていたのだと思います。
なので、はじめに声を掛け、違うと解って素っ気なくしたのだと。
だがら、最初は、"波動砲"を開発してしまった地球に(ヤマト)コスモリバースシステムの譲渡は渋ったのだと。
それを確信したのは、あの茶番劇とも思えるデスラーの演説です。
はじめはユリーシャと雪を見間違えましたが、偽物と気がついてしまった訳です。
デスラーはコスモリバースシステムが欲しくて、こんだけ手の込んだ茶番劇を作ったのだと。
だけど、古代の名とユリーシャからの説明で、茶番劇ではない事を知り、ヤマトをコスモリバースシステムのエレメントにする条件で、譲ったと思います。
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誰しも逢えない人の面影を追い掛けてしまうことがあります、理性では違うとわかっていても、心が走りだして、止まらなくって
スターシャが雪を妹と見間違えたのは、妹を想う心の先走りを、理性が抑え斬れなかった為だと思います
桐生美影を見てメリアに会えたと、歓び燥ぐバーガーの心が、復讐から協力へと、方舟の物語を良き結末に導きました
雪を見て生存を誤認してしまう程の、妹へのスターシャの想いが、ヤマト2199でのイスカンダルの歴史に何を遺すのか?
ぺんぺん草が夢に望む幸せなイスカンダルの未来は、"ユキおばさん"です
そして、君の名は
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鮫乗り様、今晩は。
コメントをありがとうございます。
> 一番いやな妄想としては、サーシャも
> ユリーシャもスターシャのクローン体で
> 使い捨ての駒にしか過ぎなかったから
> だとしたら…
実際、イスカンダル姉妹がクローンである可能性はあると思います。
そもそも古代が来るまで男性がいた形跡がありませんので、クローンを繰り返す事でイスカンダル人の純粋性を保ってきた可能性も。
しかし流石に遺伝子が劣化してしまい、これ以上のクローン生成が難しくなっており、滅亡は時間の問題になっているとか。
うん、これ「ルパン対クローン人間」ネタですね(笑)
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亜様、毎回鋭い突っ込みありがとうございます!
>わざと「"サーシャ"も」と声を掛けたのだと。
ということは、あの時点でスターシャ様は檄オコだったということですね。
怖いっす(ガクブル)
あとデスラー総統がコスモリバースを欲しがっていたと言うのはどうでしょうかね?
2199では特にそんな描写はありませんし、2202でもコスモリバースについては懐疑的でしたからあの茶番劇とjコスモリバースシステムは関係ないと思います。
むしそあの茶番は本編で描かれた通り「大統合」のための宣伝工作だったのではないかと思います。
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ぺんぺん草様、コメントをありがとうございます
> 誰しも逢えない人の面影を追い掛けてしまうことがあります、理性では違うとわかっていても、心が走りだして、止まらなくって
> スターシャが雪を妹と見間違えたのは、妹を想う心の先走りを、理性が抑え斬れなかった為だと思います
成程、そういう解釈もありですね!
私の解釈はダークサイドですが、こちらのほうはライトサイドという感じですね。
どちらが正解であるか、あえて答えを出す必要はないでしょうね。
> 桐生美影を見てメリアに会えたと、歓び燥ぐバーガーの心が、復讐から協力へと、方舟の物語を良き結末に導きました
> 雪を見て生存を誤認してしまう程の、妹へのスターシャの想いが、ヤマト2199でのイスカンダルの歴史に何を遺すのか?
オリジナル版では薄幸の生涯となってしまったサーシャ(2代目)ですが、2199の世界では幸せになって欲しいですね~
もし十数年後の世界で続編が製作されるならばヒロイン抜擢でも良いと思います。
余談ながら永久にで生き残ったサーシャが復活篇で真帆ちゃんのポジションについていた方がよかったなと思います。従兄弟の美雪と色々絡みも作れそうですし。
> ぺんぺん草が夢に望む幸せなイスカンダルの未来は、"ユキおばさん"です
> そして、君の名は
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ユリーシャが地球にやってきて
雪とともにテロ(事故?)に会うまでの過程ってどんなだったのだろう?
どのような交渉がされたのだろう?
人類にとっては敵か味方かわからなかっただろうにw
なぜ人類はユリーシャを信用できたのだろう?
大マゼラン星雲にあり
イスカンダルとガミラスは二連星だと言うことを伝えなかったのだろうか?
地球にやってきてテロに会うまでの期間ってどれぐらいあったのだろう?
色々妄想します。
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今晩は、コメントをありがとうございます
>
> 色々妄想します。
2199前夜は本当に気になる設定が多いです。
出渕総監督は続編よりも前日譚を製作したいと言っていたと聞いていますが、実現してほしかったですね。
それともこれからでも実現は可能でしょうかね?