皆さま今晩は!
昨日から9月スタート!
そして「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第四章 水色の乙女」の公開まで遂に40日を切ることになりました!
長かった待期期間もあと少しの辛抱!
しかも公開日が近づくにつれて公式からもいろいろと新情報が出されると思いますので、待つのもそこまで苦にならないのではないはず(多分‥‥)
残暑がまだまだ厳しく何かと体調を崩しやすい季節ではありますが、しっかり体調管理に気を付けて、元気に公開初日を迎えたいものですね!
皆様もどうぞご自愛ください!
さて今回は、前回アップした「【3199考察】南部社長は本当にデザリアムの協力者なのか?」の中で、私は揚羽会長がデザリアムの真の協力者ではないかという可能性を書きました。
揚羽会長については、第3章までの描写で判断する限り、むしろ反デザリアム派に協力的であり、公式のキャラクター紹介でも「デザリアムとは距離を置き、藤堂長官らに同調する。」と書かれています。
ただ個人的には、これは推理ものでよくある、主人公にやたらと親切だったり、協力的なキャラが実は「事件の真犯人」というケースではないかと睨んでいます。
また本編内の描写についても、
①北野艦長を通じて息子の揚羽武がヤマトに乗っていることを把握でき、さらに揚羽会長自身がデザリアムに対して非協力であるのに、何故か揚羽財閥に対してノーマークで警戒もしていない
②地球の周囲をゴルバ型自動惑星で囲んでいるのに、地下シェルターから恒星間通信を自由に行えている
と、よくよく考えるとおかしな部分があります。
特に、通信については、イカルス天文台でアスカから放たれた短い通信をヤマトサイドはちゃんと気づいたのに、地球軌道を完全に押さえているデザリアムが、地上から宇宙に向けて放たれているそれなりの長さでやり取りされている通信に全く気付いていないのは流石に変です。
むしろ、デザリアムはこの恒星間通信に気づいているものの、意図的にスルーしている(ただし、第2章でヤマトが11番惑星宙域に移動すると藤堂長官に報告した後、グロデーズの攻撃を受けていることから、通信の内容自体はしっかり把握されている)と考えるほうが自然です。
そして、もしそうであるならば、このように明確に反デザリアム派に協力しているにことが気づかれているにも関わらず、揚羽財閥がデザリアムから警戒もされず、好き勝手出来ているのは、揚羽会長の行動自体が、デザリアムの了承の下で行われているからではないでしょうか?
デザリアムにメリットの多い揚羽会長の協力
実は、よくよく考えると、揚羽会長の協力は反デザリアム派よりデザリアム陣営により有利に働いています
まず、上でも書いた通り、揚羽財閥所有の恒星間通信の使用で、デザリアムは所在のつかめないヤマトの情報を取得できるほか、反デザリアム派の今後の動きを把握することが出来ます。
次に、揚羽会長が地下シェルターという拠点を反デザリアム派に提供したことで、デザリアムからの監視を容易にしています。
実際、これは非常に大きいです。
もし、地下シェルターという拠点が無ければ、反デザリアム派は少数で分散して地下に籠ることになるため、デザリアムにとっても彼らの所在や動向を把握することは非常に骨が折れる仕事になります。
ところが、揚羽財閥が地下シェルターという拠点を得たことで、反デザリアム派の主力はその拠点に集結することになり、デザリアムとしてはそこを監視していれば良いという状況になっています。
しかも、地下シェルターという施設上、どうしても出入り口は限定されるので、そこさえ押さえてしまえば、集まっている反デザリアム派を一気に殲滅することも可能です。
このように考えると、揚羽会長の協力は、反デザリアム派の殲滅を最終目的に行われているようにすら思えてしまいます。
なお、第3章で地球残留組による対デザリアム反抗作戦が失敗に終わりましたが、これも作戦内容が揚羽会長を通じてデザリアムに全て筒抜けだったからではないかと思われます。
実際、「脳死状態に置かれている第11護衛隊クルーの現状」やゴッホの名画「星月夜」を使ったデザリアムの嘘の告発など、反抗作戦で用意していたカードはことごとく、スカルダードの語りと神崎恵という生きた証拠で無効化されてしまいましたが、私としては作戦を事前に知っていたからこそできた反撃であるように思えてなりません。
特に神崎さんは「第11護衛隊クルーの現状」が話題になることを知っていなければ、パーティ―会場に待機などさせていないはずです。
逆に言えば、神崎さんが登場したことで反抗作戦の内容は事前にデザリアムに漏れていた証拠であり、揚羽会長の内通の事実を伝えるものだと思われます。
なぜ揚羽会長はデザリアムに協力しているのか?
揚羽会長がデザリアムの協力者であることは間違いないとして、ではなぜ、彼はデザリアムに協力しているのか?
その動機は、ズバリ、妻の復讐です。
そもそもの話、地球人の暴徒によって最愛の妻を殺された揚羽会長が地球人のために動くこと自体おかしいと思っています。
もし私が揚羽会長の立場ならば、恩知らずな地球人に対して激しい怒りと憎しみしか持てませんし、その原因を作り出したガミラスに対しても好意的になれません。
そして、地球人とガミラス人に復讐するために彼はデザリアムに協力しているのではないでしょうか?
3199でのデザリアムの目的は旧来の地球人を一掃し、自分たちが新しい地球人になることだと思われますが、もしそうであるならば、デザリアムは揚羽会長からすればまさに歓迎すべき存在ですし、一方で、デザリアムにとっても、地球人でありながら地球に激しい憎悪を抱く揚羽会長は自分たちの計画を進めるうえで願ってもない協力者です。
揚羽会長とデザリアムは、「旧地球人を一掃する」という目的で手を組んでいるビジネスパートナーというべき関係なのかもしれませんね。
ちなみにデザリアム世界でも揚羽会長はデザリアムと手を組んで彼らの地球の侵攻の手引きをしたのではないかと思っています。
その証拠が、グランドリバース内にある「星月夜」です。
南部はこの「星月夜」を存在を偶然と考えているようですが、むしろデザリアム世界で揚羽財閥が手を組んだからこそ、デザリアムはこの名画を入手しているのではないか、そう考える事も出来ると思います。
第4章では揚羽美術館で大きな事件が発生することが本予告で明らかになりましたが、もしかしたらこの際、揚羽会長の真意も明らかになるのかもしれませんね。