3199における芹沢さんと山南さん

皆様今晩は！
本日（正確には昨日ですが）台風14号が福岡に上陸しましたが、思っていたほどには被害が出なくて一安心でした。
とはいえ、この台風で被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

さて今回は、以前アップした「【コラボ記事】3199で古代はヤマト艦長を辞めている？」について、コメント欄で航宙特務隊様より「おそらく古代君たちはなんにもお咎めなしではないでしょうか?　彼らを処分するならそれを黙認した芹沢さんもなんらかの処分かあるはずです。」という非常に興味深いご指摘いただきました。
折角ですので、この点について深く掘り下げてみたいと思います。

芹沢さんと山南さんへの処分はあるか

まず2205の命令違反について芹沢さんと山南さんが何らかの処分を受ける可能性があるかについてですが、結論から言ってしまえば全くないです。
そもそも、2205でのイスカンダル救助の経緯を見れば分かりますが、両者は（内心はどうであれ）最後まで地球政府の意向に沿って動いており、その結果、無理矢理ヤマトを退艦させられています。
つまりこの時点で両名は命令違反には何ら関わってはおらず、むしろ反乱に巻き込まれた被害者という立場になっています。
これでは両名に命令違反の席を問うのは完全に無理筋です。
強いて言うならば、山南さんは艦隊司令として艦隊を掌握しきれなかったという責任が生じる可能性はありますが、全権大使として偶然にヤマトに乗っていただけの芹沢さんに責任が生じることはないと思われます。
むしろ考えられるとしたら両名が自発的に責任を取る形になると思います。

状況的にヤマトをはじめとする第51護衛戦隊の命令違反が現場の暴走である事実は変えることが出来ないと思われます。
これはあくまで妄想ですが、芹沢さんは軍を退役、山南さんは地球防衛艦隊総司令の地位を退くことで、古代たち若い世代に対する罪を不問、あるいは軽減させるのではないでしょうか？
実際、結果がどうであれ2205で古代たちが犯した反逆行為は大きく（本来ならば軍法会議の上で重罰が科せられるレベル）、それを免責するならば相応の代償は必要となります。
そのため、、古代たちへの処分を少しでも軽くするために芹沢さんと山南さんの両名が自主的に責任をとって現在の地位を退くという可能性は十分にあります。
そして、その人事こそが次回作「REBEL3199」の大きな伏線になっている可能性があります。

「REBEL3199」の大きな伏線とは？

その伏線はいくつか考えられますが、まず1つは、山南さんのヤマト艦長就任です。
旧「ヤマトよ永遠に」において、山南さんがヤマトの第3代艦長に就任する事になっていますが、リメイク版では2202で山南さんが防衛艦隊総司令に就任してしまったことにより、この人事が非常に難しいものになってしまいました。
これまで私は山南さんのヤマト艦長就任は諦め、PS2「暗黒星団三部作」のような総司令ルートが採用されるかと考えていましたが、もし、2205の責任を取る形で総司令の地位を退き、訓練艦隊である第51護衛艦艦隊司令兼旗艦艦長に転任するとしたら「REBEL3199」でのヤマト艦長就任は十分実現可能となります。

2つ目に揚羽財閥の台頭です。
航宙特務隊様はコメントで「時間断層を失ったことでかなり関係が悪くなっている軍需産業との関係を保つためには彼の存在が必要なのでなんにもしない。」と述べておられますが、むしろ逆なのではないでしょうか。
重石であった芹沢さんが軍を去る事により、揚羽財閥という新興勢力が政治的発言力を有するようになり、「REBEL3199」の物語を左右する事になるのではないか考えています。
揚羽財閥は「ヤマトⅢ」に登場する財閥で、政府や軍部に強い影響力を持っていることが物語内で描かれています。
「REBEL3199」で揚羽武が登場する事が確定している以上、揚羽財閥も「REBEL3199」に登場する事はほぼ間違いありませんが、一財閥が短期間で政府や軍部に強い発言力を有するようになる理由として、実力者であった芹沢さんの失脚というのは十分に考えられます。
ちなみに揚羽財閥は「ヤマトⅢ」では主要キャラである揚羽の関連で少しだけ出てくる存在でしたが、初期案では政府に対するクーデターを企画しているなどかなり物語の根幹に関わってくる存在でした。
個人的には「REBEL3199」に登場する揚羽財閥はこの初期案に近い存在として登場するのではないかと睨んでいます。

そして最後に芹沢さんのレジスタンス活動の伏線です。
PS2で発売された暗黒星団三部作では芹沢さんのモデルというべき地球防衛軍参謀長が、暗黒星団帝国地球侵略部隊に対するレジスタンスとして活躍するエピソードが登場しますが、恐らく「REBEL3199」でも芹沢さんは似た感じで地球解放のレジスタンス活動に参加する事になるのではいかと睨んでいます。
例えば、退役して民間に下っていたことにより、デアリアムが地球占領の際に行った高官狩りから逃れることができ、残存兵力を集めてレジスタンス軍を組織する事になるのではないか。
このようなケースも十分考えられるのではないでしょうか。

以上の事から、私は芹沢さんと山南さんは2205での問題で責任を取らされる事は無いが、自主的に責任を取ったことにより「REBEL3199」の物語に大きく関わってくることになる。
このように考えます。