戦艦大和最後の24時間

皆様今晩は!
もうご存知の方も多いと思いますが、本日4月6日は戦艦大和が沖縄に向けて最後の出撃をした日です。

今から77年前の1945年4月6日、軽巡矢矧を旗艦とする第2水雷戦隊と合流した大和は2度と帰らぬ航海に出ました。
正確に出航した時間は分かりませんが、

①午前6時、矢矧以下の第二水雷戦隊が大和に合流
②偵察のB29が、午前9時30分に呉西方を行動中の駆逐艦6隻と大型艦の行動を捕捉
③日没後にアメリカ潜水艦SS295「ハックルバック」が豊後水道通過中の艦隊を発見

以上の時系列を踏まえると第2水雷戦隊と合流後、燃料補給などの準備が整い次第、すぐに合流地点の徳島沖を出撃したと考えたほうが良さそうですね。

ところで、旧ヤマトではこの大和特攻が「決断」を彷彿させる短いアニメとして描かれていますが、最初の大和を目撃する漁師の親子はよくよく考えるとどこで漁をしていたのでしょうか?
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考えられるタイミングとしては6日の朝と翌7日の早朝の2つの可能性があります。
徳島の漁師が6日の出撃直後の大和を見たと考えた場合、徳島沖にしばらく停泊していた大和を子供が全く見たことが無いというのはおかしいので、6日に目撃された可能性は低そうです。
7日の場合は午前6時には艦隊は大隅半島を通過し外洋へ出ていますが、夜半から早朝にかけて九州南部を沿岸に沿うようにして航行していますので、もしかしたらこの辺りのポイントで漁師の親子が目撃したのかもしれませんね。
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