皆さま、今晩は!
今回も引き続き先週金曜日に公開された「『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女』 冒頭7分映像」の簡単な感想と考察をしてみたいと思います。
例の如くネタバレ満載なので、ネタバレの嫌な方は回避をお願いいたします。
また、過去の記事についていくつかコメントをいただいておりますが、現在、記事作成を優先していることもあって返信が遅れております。
コメントをして頂いた皆様、大変申し訳ございません。
返信は、この冒頭レビューが終了次第(次回の記事で完結の予定)、再開する予定です。
もう少しだけお待ちください
タラン将軍と会話をするヤマトクルー
ガルマン・ガミラス政庁でタラン将軍と話す山南艦長をはじめとするヤマトクルー達。
何気にヤマトクルーがタラン将軍と会話をしているのは(少なくとも本編の描写としては)初めてではないでしょうか?
タラン将軍の声に違和感を感じましたが、詳しい方の情報によると2199からガデル・タランを演じていられた中村浩太郎さんが、2023年頃よりご病気のために声優業を休業されていたことが原因みたいです。
幸い中村さんは現在はご回復されて、復帰されているとのことですが、この第4章のアフレコ収録の際にはまだ休業中であって代役が起用されたのか、あるいは復帰後は仕事を押さえられているなどの事情もあって代役の起用になったのか、このあたりの事情は分かりませんでしたが、いずれにしてもリメイクヤマトシリーズも10年以上の長期作品になってしまったこともあって、声優さんの交代が目立つようになってきましたね。
もし3199の後に完結編のリメイクが予定されているのならば、メインキャラの声優さんは変更がなく乾燥して欲しいところです。
閑話休題
さて、タラン将軍と話をするヤマトクルー達ですが、この場にいるキャラの人選がちょっと謎です
第一艦橋のメインスタッフやサーシャとの関係から佐渡先生たちがこの場にいるのはわかるのですが、なぜ、機関科や技術科の一般クルーである徳川や坂東までがいるのか?
考えられる理由としては、ヤマトから政庁に移動するにあたって多人数が乗れるコスモハウンドが使用され、その運用要員としたという感じでしょうか?
このあたりは本編で明らかになるかもししれませんね。
また、古代が通常の艦内服に着替えたうえで山南艦長の隣に立っており、土門は後方にいる事から、古代は正式に戦術長に復帰したのでしょうか?
もっとも、ヤマトにいる際は一貫してパイロットスーツを着ており、ガルマン・ガミラスに到着した際も第一艦橋ではなく展望ルームにいたことから、もしかしたら古代本人としてはまだ復帰したつもりはないのかもしれませんが、周囲としてはすでに古代のことを戦術長として扱っているのかもしれませんね。
実際、第4章では古代がヤマトの指揮を執る描写も多くなりそうですし、このあたりの事情も本編内でしっかり描かれそうですね。
一方、ガルマン・ガミラスにイスカンダル由来の遺跡が数多くあることについて語るタラン将軍ですが、「ボラーはろくに調査もしなかったようですが、中には‥‥」と、非常に気になるセリフを口にしたところで、その話はサーシャの乱入によって強制終了(涙)。
一体、タラン将軍が言おうとしていたことは何だったのか?
間違いなく、これは今後の物語に深く関わってくるものだと思いますので非常に気になりますね。
まあ、これについては10月10日の本編公開のお楽しみにという所なのでしょうね。
サーシャとの再会
少し前の憂いた表情で入港してくるヤマトを見ていた姿は見る影もなく、満面の笑みを浮かべて部屋に乱入し、古代に飛びつくサーシャ。
思わず別人か?と思ってしまうほどの変わりようですが、実はこの態度は2199でのユリ―シャそっくりなんですよね。
彼女もまた、何も考えていないような天真爛漫な態度で、ヤマト艦内をフリーダムに行動していましたが、実はその態度や行動で相手の反応や本音を探っているところがありました。
2205でユリ―シャが最後までサーシャのことを気にかけていたことを踏まえると、2205本編では描かれていませんでしたが、ユリ―シャはサーシャに日常的に語りかけており、その交流を通してサーシャの気質や性格は、母親であるスターシャではなく、叔母であるユリ―シャに近いものになっているのかもしれません。
サーシャのこの天真爛漫な態度が完全な演技とまでは言いませんせんが、あえて、無邪気な態度で古代たちに接することで、古代たちの反応を確認していたり、あまり見せたくない本心を隠しているという側面がありそうですね。
ただタラン将軍の反応から察するに、サーシャのフリーダムなところは(叔母のユリ―シャ同様)割と素である可能性は高そうですが・・・(笑)
ちなみにサーシャに抱きつかれた古代が、彼女を一瞬、「雪」と言いかけて、すぐに「サーシャ」であることに気づく流れは、オリジナルシリーズでのサーシャを雪と言い間違えた古代を踏襲しつつ、他者を外見ではなく中身で判断しているリメイクシリーズでの古代をうまく描けているシーンだと思います。
とくに、事実上の育ての親として古代以上に長くサーシャに接してきたであろう真田さんすらすぐには気づけなかったことを気づいたというのはポイントが高いです。
古代が会える時間は少ないものの、ちゃんとサーシャのことを家族として真剣に接してきた証といえますね。
ただ、ファーストコンタクトは悪くなかった古代とサーシャですが、本予告を見る限り、この後で2人の関係は少しこじれそうです
何故2人の関係はこじれてしまい、そして「ありがとう、叔父様、信じてくれて」とサーシャが涙を流す展開になるのか、このあたりが第4章での一番の見せ場になりそうです。
ところで、もし真田さんの発言が正しいとすると、サーシャと一緒に拉致られた新見さんは・・・・(;^ω^)
新見さんのためにもサーシャの急成長の理由には何らかのフォローが入って欲しいですね
一方、地球では‥‥
一方、地球ではカザン氏による告白タイムスタート。
時空結節点の発見について、これまでしてきた説明がすべて真実であったわけではないという爆弾発言を藤堂長官と芹沢さんに放ちます。
具体的な内容については、今回の冒頭では明らかにされず本編待ちとなりますが、正直、ヤマトからの報告や地球での反デザリアム派の行動で、これまでの説明にほころびが出てきたので、軌道修正に入った感しかしません。
実際、純粋に「過去へとつながる時空結節点を発見した」という話は、前章で南部が指摘していたように「親殺しのパラドックス」が説明できず、冷静になった地球人の中から「おかしくね?」という流れになりかねませんので、今回の説明ではその部分をフォローする気がします(特報の「繰り返す必要があったのです」というセリフに繋がる?)
気になるのは同席していた藤堂信乃の態度。
カザンの言葉に対して、怪訝な表情を浮かべる藤堂長官と芹沢さんに対し、彼女はにわずかに目を細めただけであったことから、今からカザンがする話そのものはすでに知っていることは間違いありませんが、このシーンが始まってからずっと顔を伏せており、もしかしたらその話自体が茶番であることすら知っているのかもしれません。
彼女は前章で反デザリアム派対策として北野艦長と共に大きな行動に出ることをにおわせていましたが、もしかしたら今回のカザンの話もその謀略戦の一環なのかもしれません。
顔を伏せているのは緊張から身を固くしているからであり、カザンのセリフに目を細めたのも「始まった!」という本音が出てしまったからかもしれません。
実際、これでの彼女を描写を見ると、情報畑の人間とは思えぬほど直情的な性格であり、内心が露骨に態度に出ていることが多いです。
そう考えると、これから行われるカザンの話は話の中身よりも、それを聞いている信乃の態度に注意していた方が良いかもしれませんね。